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逝年（せいねん）　　石田依良



石田依良さんの本は好き

みずみずしい表現力に魅了されるから。

思わず音読してしまいたくなる

主人公の20歳のリョウは
御堂静香に見出され、「娼夫」に

その二人の究極の関係は～ラストが切ない

恋愛ものでもあり、
娼夫ということから、
きわどい描写もあるが、

都会の風の中で、センス良くまとめられている。

大人の女性が素敵に描かれている

描写されるインテリア、ファッション、などがドラマを見るように伝わってくる。

まさに、
本の中に、
文庫本という1冊の小さな世界に入り込んでしまう。

この前作ともいえる
娼年（しょうねん） という小説もあって、
こちらから、読むべきだった。

ラストを先に読んでしまって、ちょっと、残念な気がする。