小さな幸せ集め時々猫

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2023年06月17日

良かった～（さんちゃん、最大の危機）

(18)

テーマ： ★つ・ぶ・や・き★(540174)

カテゴリ：犬と猫

ポッチと押してくれると喜びます

お父さん、
お母さんのこ゚と愛してる？
言葉の刀で刺さないで。
お父さん
（日本一短い家族への手紙）

危機一髪

歯医者さんに行ったのよ。
ドアを開けたら受付の女の方が
「あら～夢さん、今日は10時からですよ」って。
いつも9時30分の予約時間が２～３年続いてるので
身体が覚えてるのよね。

今回の歯科医院通いはアクシデントで定期健診
じゃないので、空いてる時間に入れてもらってるの。
どんな小さい事でもカレンダーに予定を書くんだけど
見なければ、しょうがないわね。

受付で見たら、診察券の裏にはっきりと「10時」と書いてあるじゃない。
待合室で30分待ってても良いんだけど…
受付のお姉さんと2人は間が持てないし、徒歩５分だから家に帰ったの。

ときに私達が経験する混乱、失意にさえ、
自分では気づかなくてもちゃんとした目的が存在しているのです。
　　　　　　　　　　　　　（みるこ）

これが、胸騒ぎっていうヤツじゃない？
門扉まで来ると黒い猫のおしりが見えたの。
うん！見慣れたおしり。

隣との境の、細い通路を1歩・1歩と向かいの駐車場に向けて
歩いて行くわ。
ドアを見ると鍵をかけたはずのドアが10センチほど開いてるの。

鍵をかけたドアは開かないはずだから、掛けたつもりで
掛かってなかったのね。

ビックリしたわよ。
呼んだって来ない猫だからね。
でも、一応呼んだわよ「さんちゃ～ん」って。
案の定、振り向きもしないわ。

さんちゃんの気持ちを代弁するわよ。
「お母ちゃん、鍵をかけたつもりで掛かってないじゃない」
「外の世界は魅力的だから、ちょっと出てみようかな？」
「でも、怖いな～」
「どっちに行こうかな？」
「いつもベランダから眺めてる駐車場が楽しそうだから～」

一足踏み出したら後ろから美しい声で「さんちゃ～ん！」って。
「このチャンスは逃せないから行くしかないぜ」

さんちゃんは1度も振り返る事もなく駐車場に消えて行きました。
40台ぐらい駐車出来るんだけど、月極だから昼間は出入りは少ないの。
ただね、猫が通った通路は細くて人間はグルっと回って行かなくてはダメ。
焦る心で、駐車場に回ったわ。
猫1匹居ないのよ。
「待てよ、猫の探偵さんが言ってたな～」

家猫は遠くにいかないで、その辺で潜んでいるよ。
それを思い出して車の下が怪しいと、寝転んで見たわよ。
そしたらね、我が家に一番近い車の下、それも一番我が家寄りに
うずくまっていたわ。

私は手をのばして、首根っこをむんずと掴んで引きずり出したわよ。

あのね、あの時間に歯医者から戻っていなかったら～
あの後ろ姿を見なかったら、駐車場に行ってるのが分からなくて
広範囲に探してたと思うのね。

歯医者の時間を間違えたのは必要不可欠だったと思って
神がかりな私？
良かった～
二度とさんちゃんに会えなくなったら…
背筋の凍るお話でした。

長かった？

私の歯はどうなったでしょうか？
まだ、様子見なの。
最悪、抜歯と言われたけど…
先生はいきなり抜歯すると、私のショックが大きいから
余裕の時間をくれてる気もするのよ。
歯茎も腫れてないし、痛みもないので
普通に生活出来てるの。

こんな事もあるんだな～と思っています。