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ボツリヌス治療から、まもなく3か月になります。
4月中旬、2か月を過ぎた頃から、左右のハムストリングのこわばりや、左足内転筋の緊張によるレッグクロスが少しずつ戻り始めました。
「次の治療まで、まだ1か月半もある。このまま筋緊張が強くなっていったらどうなるのだろう」
そんな不安を強く感じていた時期がありました。
しかし、前回の記事を書いた頃から、その不安は少しずつ変わってきています。
今も痙縮はあります。
左右の脚、特に左脚がビクッと動くこともありますし、トイレやベッドサイド、自動車への移乗動作では、ふくらはぎや腿裏が十分に伸びず、かかとが浮いてしまう症状も出ています。
それでも、昨年11月18日、最初のボツリヌス治療を受ける前の状態と比べると、身体の負担感は明らかに軽くなっているのです。
ボツリヌス治療は、筋肉の過剰な緊張を和らげる治療です。
一般的には、注射後2〜4週間で効果が安定し、約3か月程度で徐々に効果が薄れてくると言われています。
実際、私自身も、2回目のボツリヌス治療後の2月19日から4月中旬までの時期が、もっとも脚の自由度を感じられた期間でした。
現在は、その頃と比べると、確かに筋緊張は戻ってきています。
ですが、不思議なことに、「治療前に戻ってしまった」という感覚はありません。
これは単に薬の効果だけではなく、
こうした積み重ねが、今の身体を支えてくれているのではないかと感じています。
最近、自分の中で大きく変わってきたと感じるのが、
「立ち座りの時に、脚の機能や筋力を使って立てている感覚」
です。
以前は、上半身や腕の力に頼って無理に立ち上がっていた感覚が強かったのですが、最近は脚で床を押す感覚が少し戻ってきています。
もちろん、麻痺や痙縮があるため、健常な動きとはまったく違います。
それでも、
こうした変化は、日常生活の安心感に直結しています。
リハビリの世界では、痙縮だけを「悪いもの」と単純には考えないことがあります。
痙縮によって動きにくさが出る一方で、ある程度の筋緊張が立位や移乗動作を助ける場面もあるためです。
そのため、ボツリヌス治療では「緊張をゼロにする」のではなく、
「生活しやすい緊張のバランスを探す」
という考え方が大切になるそうです。
最近の自分の身体は、まさにその「バランス」を探している途中なのかもしれません。
最近もうひとつ感じているのが、脚のむくみが以前より少なくなってきていることです。
もちろん日によって波はありますが、以前のような強い浮腫感が減ってきています。
これは、
などが関係している可能性があります。
下肢は「第二の心臓」とも言われ、筋肉が動くことで血液やリンパ液を押し戻す働きがあります。
長期間動けなかった脚が、少しずつでも活動量を取り戻してきたことが、身体全体の循環にも影響しているのかもしれません。
次のボツリヌス治療は6月4日。
あと17日です。
以前なら、
「この先また悪くなるのでは」
という不安ばかりを見ていたと思います。
ですが今は、
その繰り返しが、少しずつ身体を変えているのではないかという感覚があります。
ボツリヌス治療そのものが直接「麻痺を治す」わけではありません。
それでも、
「動ける時間を作り、その間に身体へ新しい動きを覚えさせる」
という意味では、私にとって非常に大きな意味を持つ治療になっています。
6月4日の次の治療後の3か月にも、私は大きな希望を持っています。
少しずつでも、
昨日より今日、
今日より明日へ。
身体は、確かに変わり続けている。
今はそんなふうに感じています。
第2回ボツリヌス治療の前後から、効果の変化、リハビリの手応え、そして再び現れ始めた痙縮までを、時系列で記録しています。
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