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6月13日から21日まで Regents と呼ばれる試験期間でニューヨーク州の高校生は、決められた Regents の科目に合格しないと卒業することができません。長女は今回、数学の Integrated Algebra と生物の Living Environment を受けることになりました。長女は、渡米以来、よく努力して学習していますが、今でも英語より日本語のほうがはるかに深く理解できます。生物のH先生は「短答を日本語で書いてもよい」と言っていたのに、直前になって「日本語で書いてはいけない。辞書も使用禁止」と告げられた、とのこと。Regents には、中国語、ハイチ語、韓国語、ロシア語、スペイン語の翻訳版があるうえ、さまざまな言語の Glossary (用語集)まで準備されているのに、日本語は何も用意されていません。中学校で数学の全州テストを受けたときは、中学校でたった一人の日本人である長女のために通訳を手配してくれたのにこの高校では一切手配されず、このままでは普通の生徒とまったく同じ条件で受験しなければなりません。長女は、英語学習者の中で少数派だけ差別されていると感じ、Guidance Counselor のSさんに相談しに行きました。カウンセラーは「日本語の用語集は見つからない」と答え(そんなことは最初から知ってるって!)、不公平なのは分かるけど、ガマンしてください、という対応でした。その話を聞いて、親として黙っているわけにはいきません。長女が努力しているのを知っているだけに、なんとかしてやりたいし、なんとかならなくても親としての姿勢を示すべきだと思いました。カウンセラーが何もしてくれないのなら、校長先生と話そうと思い、木曜日に行われた数学のテストの後、長女と一緒に校長先生に会いに行くつもりでしたが試験期間中は学校への出入りが厳しく管理されていて、学校に入ることができませんでした。悩んだ末、ニューヨーク市教育局のウェブサイトから教育局長にメッセージを送ることにしました。学校名はもちろん、長女、カウンセラー、生物の先生もすべて実名で記入、事実の経過を列挙したあと、「これは少数派に対する人種差別だと思います。少数派・多数派にかかわらず、すべての英語学習者を公平に扱ってください」と書き、長女も内容を確認して送信しました。返事がもらえるかどうか分かりませんが、“不満である”という意思表示をすることが一つの目的です。その翌日の金曜日、カウンセラーのSさんから長女宛てに電話がかかってきました。ESL 担当の G先生が辞書をチェックするから、月曜日に持って来なさい、という内容でした。G先生がOKを出せば、持ち込んでもよいとのことで、生物の試験は火曜日なので、さっそく、長女と私とで手分けして、中国語の用語集を基に日本語の用語集を作ることにしました。父の日の週末は何かと忙しく、月曜日当日は長男が熱を出すというハプニングもありましたが、なんとか用語集を完成させて長女と二人で登校しました。受付をすませ、オフィスで「カウンセラーに呼ばれて来ました」と告げましたが、15分待ってもカウンセラーが現れません。取り次いだスタッフに「どれくらい待てばいいんですか?」と聞くとようやく重い腰を上げて確かめてくれたのはいいけれど、「今日、Sさんは欠勤しています」との返事…。“自分が呼んでおいて欠勤とはなにごと?!”とキレそうになるのを抑え、「それでは、G先生に会わせてください。作った用語集を試験に持ち込んでもいいかどうかチェックしてもらいに来たので」と申し出ると、しぶしぶ取り次いでくれたのですが、G先生の返事は「忙しいから会えない」。スタッフによると、翌日の朝、試験が始まる前に用語集をG先生にチェックしてもらってください、と一方的に告げられ、受付に連れて行かれました。スタッフは受付の女性に指示を与えると、オフィスに戻って行きました。ところで、このスタッフ、Glossary という単語も知りませんでしたよ!学校のスタッフとしてはレベルが低いんじゃないでしょうか…。私ははらわたが煮えくり返り、何の罪もない受付の女性に不満をぶちまけましたが、無駄というものです。長女も「何のために来たのか。何もせずにこのまま帰りたくない」と悔しそうです。そこへ、たまたま、数学のR先生が現れました。長女を見つけると「先週のテストはよくできていましたよ」とにこやかに話しかけてくれましたが、私が「実は、困っているのです」と、これまでの事情を説明すると、「校長に話しに行こう」と言って、校長室へ案内してくれました。あいにく校長先生は不在で、次にカウンセラーのオフィスに向かいました。R先生は、しばらく懇意のカウンセラーと話していましたが、「G先生に会いに行きましょう」と言って、2階の教室へ歩き出しました。教室をのぞくと、G先生は女性となにやら話し中でしたが、R先生の話を聞くと部屋に招き入れてくれ、自作の用語集をパラパラと見たかと思うと、即座に「OK」を出しました。“本当にちゃんと見たのかよ~!”と突っ込みたくなりましたが、「試験監督に何か言われたら、私に聞くように伝えなさい」と言ってくれたので、保証をとりつけた気分です。親身になって助けてくれたR先生に何度もお礼を言い、受付の女性に「もうG先生に会ったから、明朝は会わなくてよくなった」と告げ、長女と二人、晴れやかな気分で帰宅しました。「地獄で仏」とは、このことです。涙が出そうになりました。翌日、生物の試験を終えて帰宅した長女の話では、最初、試験監督が全員の持込を禁止しようとしたけれど、後からやってきたスタッフの説明を受けて許可してくれたそうです。試験は難しかったけど、時間ギリギリまでかかって全部答えた、自作の Glossary もけっこう役に立った、とのこと。よかった、よかった。すでに英語学習者ではなくなった次女と長男には長女のような苦労はないと思いますが、普通の生徒でさえ合格するのが難しい Regents ですから、子どもたちが勉強に集中できるよう、できるだけの手助けをしなくてはなりません。
2012年06月20日
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春の二者面談もようやく長女の順番が回ってきました。今回は、長女本人が「先生に聞きたいことがあるから一緒に行きたい」と言うので、自主的に三者面談となりました。午後の部は、13:00~15:00 の2時間で、12:45頃に到着すると、玄関ロビーが保護者や生徒たちでごった返しているのは10月と同じ…。前回と違うのは、長女が教室の配置を把握しているので右往左往せずにすむことです(笑)。長女に教科の優先順を決めさせ、3階→2階→地下 (体育) の順に回ることにしました。というわけで、まずは、3階の3教科。どの教室もあまり列ができていないようなので、先に順番を取りに行くのはやめて、サイン・インして面談し、終わったら次の教室に移動してまたサイン・インして面談することにしました。最初に、はりきって Math の先生に会いに行ったのに、お休みでした。長女は「先生が、同じワークシートを2回出したり、変なアクセントの英語をわざと使ったりするから、文句を言うつもりだったのにー」と、残念がっていました。Social Studies の先生は、「このクラスは中国人、韓国人、ヒスパニックが多いのですが、日本人は一人だけなので、英語以外でおしゃべりできないのは、娘さんにとってはいいことですね」とおっしゃり、「いつも真面目な学習態度ですし、テストも悪くないので手を挙げて発表するなど、もう少し積極的に授業に参加してほしい」とのことでした。長女が気になっている Regents テストについて聞いてみると、「来年(2013年)の6月に受けることになると思います」とのお返事。どうやら9年生が受けるテストは少ないようです。次に ESL の C 先生に会うと、高評価で「このまま努力を続けるように」とのことでした。長女からは、前と後ろに座っている韓国人の生徒が韓国語で話していて先生の話が聞こえなかったり、彼らが物を投げてぶつけられたりしたので席替えを要望すると、「すぐ言いに来ればいいのに!」とさっそく席替えを約束してくださいました。次は、2階の2教科。Science の先生は、欠席したときの実験について長女に尋ね、長女が「実験は終わりました」と答えると、「じゃあ、チェックしておきますね」と、その場でメモをとり、きちんと学生を管理している印象を受けました。Social Studies 同様、Regents テストについて質問すると、「この6月に受けることになると思いますが、ESL の学生は辞書を使うことを許可されます。ただし、電子辞書はダメです。通訳をつけてもらえるかどうかについてはESL の先生に聞いてみてください」とのことでした。もう一人の ESL の F 先生は、どうも長女と相性が悪く、コンピュータ・プログラムを使った課題をどんどん進めているのに評価が低かったり、きちんと提出した宿題をなくされたりして、学校から帰ってくると F 先生の悪口ばかり言っているので、一度、きちんと話しておく必要があると思って、面談に臨みました。開口一番、「2月15日と3月19日に欠席しましたね」と言われたのですが、「3月19日は体調が悪くて休みましたが、2月15日は休んでいません」と私が即答、早くも意見が食い違っています…。長女が、提出した宿題を紛失された件を切り出すと、悪びれない様子で「見つかりました」とのお返事で、いきなり解決。この先生、ESL のほかにスペイン語も教えているらしく(母国語はスペイン語)、ESL の授業なのにスペイン語を使うことで、長女が不快感をあらわにすると「ヒスパニックの生徒がうるさいと、カッとなって、ついスペイン語で注意してしまいました。指摘してくれてありがとう。これからはもっと気をつけます」と、言い訳がましいながらも、改善を約束してくれました。最後に、Science の先生に言われたように、Regents テストについて尋ねると「中国語、韓国語、スペイン語などに翻訳されたテストはありますが、日本語はありませんよ」と、一蹴…。(←知ってますって。)「でも、中学校ではたった一人の日本人生徒のために通訳をつけてくれましたよ」と食い下がりましたが、「日本語はありませんよ」と突っぱねられ、「辞書は使っていいんですよね?」とだけ確認しておきました。不親切!不公平!人種差別だー!!地下に移動して、体育の先生に会いました。近々、ニューヨーク州の ESL のテストがあり、10時間目に補習授業をしてくれるとのことですが、体育の授業と重なっています。長女は、体育を欠席して ESL の補習に出席した場合、体育のポイントが下がるのを心配していて、「両方出席したいのですが、どうすればいいでしょうか」と尋ねると、「Guidance Counselor に相談してみてください」と教えてくれました。1階に戻って Guidance Counselor に会いに行きましたが、あいにく体調不良でお休みとのこと。名前と電話番号を記入して帰宅しました。さて、帰宅して調べてみると、2月15日は C 先生の ESL 授業の一環でマンハッタンまで遠足に行ったことが判明。長女は、まだ当日のチケットを捨てずに持っていましたし、F 先生も承諾の署名をした、遠足に参加するため欠席する旨の書類も保管していたので、アリバイ成立。その日の夜、Science の先生からは、面談のお礼がメールで届き、めずらしくマメな先生だと感心していると、「その先生は、ゴミの分別とか、ちゃんとやりそうな人だから」と、長女。そして、Guidance Counselor からも電話があり、調べてくれたところ、11時間目にも ESL の補習があるとのこと。10時間目の体育の授業のあと、補習に参加できることがわかりました。ただし、補習の先生が誰か、補習の期間などはわからないそうで、やや詰めが甘いものの、3,800名もの生徒を抱えるマンモス校に過度な期待はできないかもなぁ、と思ったのでした。
2012年04月04日
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今年の旧正月は、1月23日でした。毎年のことながら、中国系・韓国系の移民が多いこの地域では、子どもに学校を休ませる親も多く、次女の中学校では「クラスの3分の1くらいが休んでいた」そうです…。一方、高校に通う長女は、事前に先生方が「授業にならない」とこぼしていたにもかかわらず登校して時間を持て余し、最後の体育の授業のため体育館に行くと何かの準備が行われていて入れなかったので1時間早く帰って来ました。やれやれ…。しかも、「Regents テストで火曜から金曜までお休み~」と長女が言うので、「本当に?みんな、旧正月で自主的に休んでいるだけじゃないの?」と確かめると、「フレッシュマン (9年生) は、Regents 受けないし、先生が『来週の火曜日に会いましょう』って言ってたもん」とのこと。長女を信用していないわけではありませんが、学校から何の連絡もないので不安に思っていると、火曜日のお昼になって、やっと学校からメールが届きました。Important InformationJust want to clear up a few misconceptions….Students that are NOT taking a Regents exam, Jan. 24th through the 27th, do not report to school this week. Students will NOT be in attendance on Monday, January 30th due to a Chancellor’s Staff Development Day. All students will report for the start of the spring term on Tuesday, January 31st. Classes 300’s & 400’s will meet at 8:30AM. Classes 100’s and 200’s will meet at 9:30 AM. Students will be picking up their metro cards, new program cards and report cards. A special schedule will follow beginning at 10:10 A.M. for the 2nd period class. The 9th & final period for the day will end at 2:38 P.M. Attendance will be taken.つまり、Regents を受けない生徒は1月24日から27日まで学校に来なくてよろしい。1月30日(月)は職員会議のためお休み (これは事前に案内がありました)。1月31日(火)に指定の時刻に登校し、メトロカード、新しい時間割、成績表を受け取ること。その後、特別時程で10時10分から2時間目開始、2時38分に9時間目と最後の授業が終了。出席をとります。長女にメールを転送すると「新しい時間割?!」と、驚いていました。どうやら高校は、秋学期と春学期の2学期制で学期が替わると科目も変わるようですね…。ということは、先生も変わるのかも?ってことは、二者面談の相手も変わるのか~?それにしても、時間割をもらわないとその後のスケジュールも不明なので、とにかく火曜日に登校してみないことには何もわかりません。夕方になって、電話でも同じ内容のメッセージが届きました。Important Information なら、できれば、事前に教えてほしいものです。6月13~21日も Regents が予定されていて22日は採点のためお休みですが、次回はどうなることやら。
2012年01月25日
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長女がいとこのVちゃんの所属する漫画クラブに顔を出し、「日本人に会った!」と、興奮気味に帰って来ました。3年間通った中学校には1人も日系人がいなかったので、やっと日本語の通じる友だちを発見してうれしかったようです。この高校は生徒数4,000人のマンモス校で、さすがにこれだけ多いと、日系人も4~5名いる模様…。それでも、たったの 0.1% ですから、まだまだ絶滅危惧種並みですね (笑)。日本人の友だちは両親とも日本人でアメリカで生まれたそうです。「いつアメリカに来たの?」と聞かれて、長女が「3年前」と答えると、「まだ新しいんだね」という返事が返ってきたとのこと。「まだ来たばかりなんだね」とか「ずいぶん最近なんだね」などという答えを予想して、“新しい”という言い回しに違和感を覚えた長女、「日本語のうまいアメリカ人と話してる感じ」と、印象を述べていました。長女はまだ漫画クラブに入ったわけではありませんが(そして、今後、入るつもりもなさそうです)、Vちゃんに誘われて、ときどき見学し、新しい友だちとの交流を楽しんでいるようです。
2011年11月28日
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長女が高校から成績表 (Report Card) をもらってすぐ、学校で Parent-Teacher Conferences がありました。高校の二者面談は初めてですが、おおよそ中学校の二者面談と同じです。ただ、生徒数約4,000名のマンモス校なので、先生がどれだけ生徒一人ひとりのことを把握しているか心配しながら参加しました。午後の部は、13:00~15:00 の2時間で、12:45頃に高校に到着すると、すでに玄関ロビーがたくさんの保護者たちでごった返しています。学校側も混雑を考慮して、定刻より早めに入場させてくれました。が、高校の建物に入るのは三度目、中学校もそうですが、教室の間取りがよくわからないので、右往左往…。各教室の前には、受付係の生徒が待機していて順番の回ってきた親を呼んだり、先生に時間を伝えたりしています。少し考えて、3階→2階→1階→地下 (体育) の順番に回ることに決めました。というわけで、まずは、3階の3教科。Business/Computer の先生に会うと、最近実施したテストの点数が以前より低かったとのこと。前日、長女から「先生の言うとおりにタイプしたのにテストの紙に書いてあったことと違っていて減点された」と聞いていたので、「娘はまだ英語力が不十分で、先生のおっしゃることを完全に理解できていないかもしれません」と話しました。すると、「中国人と韓国人の生徒が多いので、英語力が不十分な生徒には、バイリンガルの生徒を隣に座らせて通訳をさせているのですが、日本人はお嬢さん一人だけなので、前のほうに座らせて、理解できているかどうかチェックしてみますね」と先生。そして、「震災後の日本はいかがですか?以前、広島と鎌倉に行きましたが、とてもいいところでした」と話してくれました。Math の先生は「お嬢さんはとても優秀ですよ」とほめてくれました。そこで「もっと Math について学ばせたいのですが、何かプログラムがありますか?」と聞いてみると、「Math Team と Math Research というクラブ活動があります。Guidance Counselor に聞いてみてください」と教えてくれました。Social Studies の先生は、「無遅刻・無欠席で宿題も全部提出していますし、テストも悪くないですよ」とのこと。長女は、中学生の頃から社会科が苦手なので、「英語力が不十分なので、難しいようですが」と切り出すと、「そうですね。でも、これからも努力を続ければ大丈夫ですよ」と、励ましてくれました。次は、2階の2教科。Science の先生に「娘は授業に参加しているでしょうか?質問や発表をしていますか?」と尋ねると「今のところ、プロジェクトもありませんし、手を上げて発言することは少ないようですが、注意深く授業を聞いていますから、心配はありませんよ」とのこと。ESL は2コマあって、F 先生の教室でサイン・インすると、順番まで少し時間があるので、先に1階へ。ESL の先生の教室に行くと、一つの教室に先生が2人待機しています。受付で「C 先生の ESL です」と申し出ると、受付嬢が「C 先生は社会科で、L 先生が ESL ですよ」と言うので、不審に思いながら L 先生に会いました。ESL を受けている長女の名前を言うと「ESL は、C 先生ですよ」と言われ、受付をやり直し。順番まで少し時間があるので、2階へ戻りました。F 先生は、長女の名前を申し出てもすぐに思い出せない様子でしたが、「日本人です」と言うと、ピンと来たようで「以前、日本人の生徒を教えたことがありますが、今年はいませんね。お嬢さんですが、1つ宿題を提出していません」とのこと。帰って話さなきゃ!1階の C 先生のところに戻ると、受付嬢に「名前を呼んでもいらっしゃらなかったので順番が遅くなります」と言われました。ほかの受付では、順番待ちをしている間にほかの教室に行っていても戻ってくると早くサイン・インした人から呼ばれるのに、ちょっと不公平じゃない?と思いましたが、根気よく待つことに。が、前に3家族もいたので、先に地下の Health/Physical Education の様子を見に行ってみました。体育の先生たちは、5~6人待機していて、保護者が会いに来ると廊下で立ったまま話をしています。廊下で声が響くし、ほかの人たちの話し声でうるさいし、ずいぶん落ち着かない環境だなぁ、と思いつつサイン・インすると、受付嬢「担任の先生は席をはずしています」とのこと。いつ戻ってくるかわからないので、やはり1階で順番を待つことにしました。ようやく ESL の C 先生に会うと、10月から1時間早く登校して、授業の準備を手伝っている長女を評価してくれました。が、「手を上げて発言するなど、授業にもっと参加してほしい」と要望がありました。そして、英語の「読み・書き」を伸ばすには、毎日、本や記事を読んで感想を書く練習をするのがよい、とアドバイスしてくださいました。それから、Math の先生が教えてくれたとおり、Guidance Counselor に会いました。Math のクラブ活動は、いずれも現在は行われておらず、来年になってから活動することがわかりました。別れ際「いつでも電話してくださいね」と声をかけてくださり、好感が持てました。また、AP Japanese Language and Culture について知りたかったので、学校がどんな情報を持っているか知るためにも、AP Guidance のオフィスを訪ねました。すると、スタッフが「Language 担当の教頭先生に会ってください」と言うので、2階へ逆戻り。教頭先生に会うと「College Advisor の先生に会ってください」と1階の教室を教えてくれました。やれやれ、たらい回しかよー、と思いつつ、College 担当の先生に会ってみると、「Language 担当の教頭先生に会ってください」と言われたので、「いや、もうお会いしたのです」と、これまでの経緯を説明。AP に関する一般的な問合せ先を教えてくれただけでした。やっぱり自分でやるしかないか~!がっかりしながら、最後に地下に行ってみると体育の先生に会うことができました。約2時間、学校中を歩き回って疲れたのと、周りがうるさくて何を話しているかよくわからなかったのですが、とにかく会うべき人には全員会えました。帰宅して長女と話し、よくがんばっているところはほめ、今後、もっと努力が必要なところは励ましていきます。
2011年10月28日
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いよいよ長女の高校生活が始まりました。と言っても、入学式も制服もなく、事務手続きばかりです。今年度の新学期初日は、小中学校と同じ9月8日ですが、高校から自動音声案内の電話で、前日の9月7日に11年生と12年生は8時30分、9年生と10年生は10時30分に登校するようにとの連絡がありました。あいにく雨が降り続いていたので、車で長女を送っていくと、予想どおり大渋滞…。なにしろ全校生徒4000名のマンモス校ですから、単純計算でも1学年あたり1000名、2学年約2000名が一度に登校するためたいへんなことになっていました。この日は、プログラムカードと呼ばれる時間割表をもらい、通学するためのメトロカードが配布されました。長女には、メトロカードは不要なのですが、学割のメトロカードがもらえました。事務手続きと教室の位置を覚えるため校内を見学して約2時間、雨が上がって晴れ間も出てきたので、歩いて帰ってきました。高校のベル・スケジュールは以下のとおりで、PeriodStart TimeEnd TimeLength 006:51 AM07:26 AM35 min 107:30 AM08:16 AM46 min 208:20 AM09:09 AM49 min 309:13 AM09:59 AM46 min 410:03 AM10:49 AM46 min 510:53 AM11:39 AM46 min 611:43 AM12:29 PM46 min 712:33 PM01:19 PM46 min 801:23 PM02:09 PM46 min 902:13 PM03:02 PM49 min1003:06 PM03:52 PM46 min長女のプログラムカードは下記のようになっていました。Keybord というのは、タイピングのクラスだそうで、月曜日から金曜日まで、毎日同じ時間割です。PeriodCourseProgram3BusinessKeyboard4English CoreESL5English CoreESL6Lunch Time 7Social StudiesGlobal History & Geography8MathAlgebra9ScienceLiving Environment10Physical EducationPhysical Education聞くところによると、中学校在学時に高校からスタッフが派遣されてどの教科に興味があるかについてインタビューが行なわれたそうで、それに基づいてコースとレベルが決められているようです。プログラムが自分のレベルに合っていない場合は、変更を申請できるそうです。長女が友だちとプログラムカードを見せ合いっこしたところ、2時間目から始まる生徒、ランチタイムが2時間ある生徒など、クラスが同じでもスケジュールはまちまちのようで長女は比較的ふつうの時間にランチを食べられて、ラッキーです。ちなみに、ランチタイムが2時間あっても、ランチを二度食べる必要はなく、図書館に行ったり、校内でボランティア活動をしたりできるとか。夜のオリエンテーションには、長女と私が参加したのですが、学校の卒業率やスコアなどの説明に加え、ドレスコードや電子機器についての注意事項 (電子機器は携帯不可のため、見つかると没収、あとで返却してもらえます)、誰に何を相談すべきか、PTA についての説明などがありました。オリエンテーションから帰宅すると、同じ高校に入学するいとこのVちゃんから「今朝、学校に行くの忘れてた」と連絡がありました…。ここ数日、友だちに「何時にどこに行けばいいの?」「何を持っていけばいいの?」と質問攻めにあっていた長女でしたが、「え~、Vちゃんまでー!自分のことで精一杯なのに…」とこぼし、その夜、友だちから誕生日メールが届くまで翌日の自分の誕生日を忘れていたみたいでちょっとショックを受けていました。がんばれ、15歳!
2011年09月08日
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