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2005.01.03
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カテゴリ: Thoughts
●今津干潟へむかう
 久々にマイルドな天候でここ数日のうちでは、暖かい日になった。今年の正月は、遠出をせずに海三昧!と思っていたが、年末に風邪で体調を崩したため、大事をとって自宅待機。あまりの運動不足と外の空気が恋しくなったせいもあり、海でも見に行くか~と西へ向かう。途中、今津干潟を通過したので、ちょっと寄り道して、干潟でもみようと思ったが、ビノキュラスがない・・・。いや、あった!車に常時搭載の安物小型ビノキュラスが!仕方がないので、これで干潟とその後背地を観察。短時間での簡易な観察だったが鳥類42種を記録。途中、500mmの望遠片手にクロツラヘラサギの飛翔写真を狙うO君と偶然あう。正月早々何やってんの??と思ったが、それはお互い様笑。

●今津干潟の抱える問題
 今津干潟は、後背地も考慮すると、和白に比べて自然が豊かな場所(ただし自然海岸とそれに連続するヨシ原は和白の方が残っているが)。和白に比べ都市部から離れているため開発の影響が少なかったためであろうが、今後、九大の近隣地への移転事業に伴って急速に都市化の波が押し寄せてきそうな場所でもある。また、近年、同地域周辺は、福岡市の西のベットタウンとして人口急増地域でもあるため、今後、水質問題等が懸念されている地域でもある。

●干潟と稲作漁労文明~人類存続へのキーワード~
 これらの干潟が位置する博多湾とその周辺の玄海灘は、沿岸漁業がさかんな地域である。その豊富な海洋資源の重要な「ゆりかご」となっているのが、和白や今津に代表される干潟なのだ。
 ある研究者によれば、今後の地球環境問題の深刻化と現代文明の崩壊を回避する際、重要なカギを握るのは、アジア型の「稲作漁労文明」であるという。森と水とともに生き、大切にしてきた文明こそが、永続的にその土地に受け継がれていくべき、智恵と資源の循環文明であるという(もちろんアメリカやオーストラリアなどは気候の違いがあるため単純にアジア型の「稲作漁労文明」へ移行することは無理があると自分は思うので、この場合、西洋はネイティブアメリカンやアボリジニなどの原住民の智恵を参考にすべきであると思うが)。同様に干潟という水の循環の重要な一基点を保全し未来へ受け渡すことは、単に生物保全の観点からだけではなく、人類の文明の存続にもつながる重要課題である。

●博多湾のガイヤ(干潟)が警鐘を鳴らしている
 加えて、生物保全の観点から博多湾の干潟は、東アジアで鳥類の2つの渡りルートが交差する国際的に重要な地域である。また、人間側の立場からは、住民の憩いの場となるべき100万都市に残された数少ない貴重な自然である。ただ、懸念すべきは、ここ10数年で一部を除いて博多湾に渡来するカモ類などの水鳥の数が明らかな減少傾向にあることだ。たかが、鳥というなかれ。そこには、鳥を取り巻く生態系の仕組み、すなわち「命のつながり」があるのだから。これら多くの鳥類を支えるために博多湾の干潟には、餌となる豊かな底生生物(1平方メートルあたり1万~3万個体といわれている)が生息する。その他、干潟は、動植物プランクトン、稚魚の成長の場、水質浄化等々といった役割を果たし、それらが一体となって1つの有機体を形成しているのである。様々な細胞が連なって1つの有機体を形成している人間の体と同じである。
 風邪は万病の元というが、(よいたとえではないかもしれないが)人間でいうと風邪が体の不調を知らせる前兆と同じで、鳥の数が減るということは、我々の文明への警鐘なのである。
 博多湾の干潟は、いずれもラムサール条約(特に水鳥の生息地として国際的に重要な湿地に関する条約)の基準を満たしている。博多湾の干潟保全では、まずは、この登録を1つの目標にすべきであり、そこを基点として国際的な視点に立った環境教育と持続的可能な開発および賢明な利用のあらゆる方法論をすべからく検討・実践していくべきである。

●人類のすぐれた能力
 人類は、2つの「すぐれた能力」をもつ特徴的な生物である。そのすぐれた能力とは「(戦争に代表されるように)破壊する能力」と「(これまでの地球と生物の歴史から見てとれるように)困難な問題を克服する能力」である。我々人類が地球という奇跡の惑星に誕生した、その数奇な運命と存在意義に対して感謝と誇りをもって生きていこうとするならば、今こそ後者の能力を存分に活かし、すべての英知を発揮して人類文明と地球上のすべての生命の存続を真剣に考え、行動する「時」であると思う。また、我々一人一人には、潜在的に、それを可能にする善なる勇気があると信じてやまない。

Field note 2005/Jan./3
Place:Imazu tidal flat and its surrounding area
Weather:overcast with temporary sunny
Time:12:00~13:30
Wind(m/s):NorthWest(mild-middle)
Air temp.(℃):?
Al.:0m

Avifauna(TOTAL 42spp.)*:introduced
カイツブリ
カンムリカイツブリ
ウミウ
ダイザギ
コサギ
アオサギ
クロツラヘラサギ
マガモ
カルガモ
コガモ
オカヨシガモ
ヒドリガモ
オナガガモ
ハシビロガモ
ウミアイサ
ミサゴ
トビ
ハヤブサ
チョウゲンボウ
バン
オオバン
シロチドリ
タゲリ
アオアシシギ
ユリカモメ
セグロカモメ
ウミネコ
ズグロカモメ
ドバト*
キジバト
ハクセキレイ
ヒヨドリ
モズ
ジョウビタキ
イソヒヨドリ
ツグミ
スズメ
ムクドリ
カササギ
ミヤマガラス
ハシボソガラス
ハシブトガラス





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最終更新日  2005.01.05 01:21:36
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