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マリインスキー歌劇場の公演をいくつか聴いてきました。
12月1日 チャイコフスキー作曲 歌劇「スペードの女王」
12月2日 チャイコフスキー作曲 歌劇「マゼッパ」(コンサート会形式上演)
12月3日
マリインスキー歌劇場管弦楽団公演
3公演とも素晴らしい演奏をでしたが、その中でもサントリーホールで上演された「マゼッパ」公演は印象的でした。
オペラのコンサート形式の公演とは、舞台装置や衣装を使用せず、ステージ上にオーケストラを乗せてコンサートのように上演するものです。
今回の公演でもオーケストラは舞台上に位置し、コーラスはバックステージ席の中央に配されていました。しかし、歌手は衣装こそ自前のものながら譜面台を使用せず、舞台上を幅広く使い(舞台袖に引っ込んだりの演出も)まるでオペラの舞台上演のように迫真の演技をしながらの上演でした。
そのため、まるで通常のオペラ公演のような説得力のある演奏でした。
(コンサート形式上演では譜面台を使用し、演技はしないことが多い)
また、オーケストラはオーケストラピット内の演奏ではなくステージ上での演奏だったため、演奏の細部も良く聞くことができ、また音量の大きな部分の迫力はこれまでに経験したことがないほど。
合唱部分の迫力も素晴らしく、通常のオペラ上演をする会場に比べて残響成分が豊かなサントリーホールの音響特性もあいまって、こちらも圧倒的な存在感。
歌手陣の歌声も、良く響くホールの恩恵を受け、歌声が広がっていく様子が視覚化して見えるかのような残響感のあるものでした。
たぶん歌っている歌手たちも気持ちよく歌えたのではないでしょうか?
今回は1回中央6列目の座席だったため、そのすべてを余すところなく体感することができました。
座席から歌手までも距離も、通常のオケピットを挟んだ最前列席より近いくらいの場所だったため、表情も良く見えましたし、なにより人間の歌声がこれほど存在感を持って響くことを感じることは初めての経験だったかもしれません。
ゲルギエフ指揮のオーケストラも、いつもながら素晴らしい集中力を感じさせる演奏。特に断頭台のシーンと戦闘シーンの迫力は圧倒的でした。
舞台装置のない上演ではありましたが、だからこそ成立した音響効果もあり、ここ数年で一番印象に残る公演だったと言えます。
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