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2010年03月19日
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カテゴリ: 着物

いかにも難しげなタイトルをつけてしまいましたね。

私が着物に今のようにはまったのは4年くらい前です。

着物で山口県萩市の街を歩こうと言うイベントに参加してからです。

小さな時から着物は大好きで、結婚前もお茶のお稽古をしていた為に良く着物は着ていました。

結婚後は子育て等で着物からは遠ざかっていて、着物は特別なときに着るものになっていました。

その後、萩のイベントをきっかけに、子育ても一段落し、自己流で着物を着始め、もっとキレイに着たいと着付けに通い始め

現在の様なスタイルになっております。

私の持っている着物はほとんどが自分の若いときに仕立てたものや母や伯母から譲り受けたもの

帯もそうです。

言うならば昭和の時代のものばかりです。

後、着物にはまってからはリサイクルの着物や帯の購入が多いです。

でも、新しいものやいろいろなものを見てみたいという探求心や好奇心はあり、呉服屋さんをのぞきたいと思います。

実際のものを触ってみたい、見てみたいと思うのは当然と思います。

しかし、これがお洋服のように気軽に店舗をのぞけない

敷居が高いのが実情

だって、呉服屋の餌食にはなりたくないもの

言葉巧みに攻めてくる店員さん

反物を巻き付けられ、がんじがらめにされ、荷物も取られ・・・

なんて話しを良く耳にしますよね。

知識なしに好奇心で行く場所ではない。

そんな印象が呉服屋さんにはある。

それって、着物好きにとっても、呉服屋さんにとっても悲しいことですよね。

私も1度だけ失敗をしました。

着物を着始め、新しい自分サイズがそろそろ欲しいと思い始めた頃、時々行っていた呉服屋さんのイベントをのぞき、餌食にされました。(餌食と言う言葉はキレイな言葉では無くてすみません)

ちょっと見るだけがとうとう根負けしてしまったのです。

仕立て代もパールトーンもサービス。おまけに長襦袢もお仕立てします。と言葉巧みに誘惑

意志は強く、断っていたのですが・・・・

ああいえば、こういう商法

口は達者で、どちらかというとクレーマー気味の私なのに・・・

結局、断り切れずローン組んで購入

それは余裕があるからでしょと言われそうですがね。

焦げ茶色の無地の真綿紬としゃれ袋帯

なんだかまだ袖を通していないのです。

仕立て上がっても悶々とした気持ちが残っていました。

ごり押しされたけれど、まあまあ気に入っていたはずなのに、この嫌な気持ちはナンなのでしょうって感じです。

パート勤務の私にとって決して安い買い物ではありません。

値段だけではなく、多分呉服屋商魂に負けた私の何とも言えない気持ちでしょうか?

そんなことがあったこともあるのですが、担当の方が辞めてしまった事もあり、しばらくその呉服屋さんには近づいていなかったのです。

がある日、小物を探していて、久々に行きました。

イベントや季節のあいさつのお便りは下さっていました。

時代は変わったのでしょうか。

強く勧めなくなりました。

今の家の経済状態ではそんな数十万もする着物や帯は無理ですと毅然と断ると

「お客さんを困らせてまで薦めても良いことは無いからね。」とすっとひいていきました。

「yuzu-chanさんが買える時期がくるまで待ちましょうね」とまで言われたのです。

あのときもピシリと断ったんですが・・・・

態度が全く変わっていました。

びっくり

このお店に対する気持ちが随分変わりました。

私はいつも思います。

本当に着物が好きだったら誰だって、良いものが欲しいと思ってきます。

でも、その人人によって買える買えないはあります。

それはずばり、経済的な理由です。

私世代は高校、大学生の子どもを抱えています。

今は何を第一に考えるかと言うと、私は子どもの学費です。

それも、出来ることに限りはありますが・・・

呉服屋さんも商売だから、売らなきゃいけないでしょうが、長いおつきあいをしたいと思ったら、待つことは大切と思います。

イベントのお便りや、連絡をかかさず、待つ。

それって、しんどいことでしょう。

でも、着物好きの人から二度と着物を着たくないと思わせる態度、行動はして欲しくない。

呉服業界のことははっきり言ってよくわかりません。

でも、長い目で着物のことを知ってもらい、知識を得てもらうって無理ですか?

日本の伝統文化の着物

その文化を廃れさせないためにも考えて欲しいです。

私の紬の着物は自分への戒めでもあるかもしれません。

この春か秋には袖を通したいです。

話がまとまらないでゴメンナサイ。






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最終更新日  2010年03月19日 15時21分10秒
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