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昨日、自立生活訓練センターへダンナを送って行ったときのこと。センターは3階建て(フロア3階+屋上)で、ダンナの部屋はその3階にあります。ダンナの移動は車椅子なので部屋へ行ったり外に出たりするには当然エレベーターを使うことになります。そのエレベーターでダンナが言いました。「僕やっぱりおかしいわ」「なんで?」「エレベーターに乗る時にね、 今自分は3階にいることは分かってるし 今から1階に行くことも分かってるねん。 それやのにエレベーターのボタン(上下を選ぶ△▽のボタン)の どっちを押したらいいのかが、すぐにわからへんねん。」はー、なるほど。「で、乗ったら乗ったでね、 自分は1階に行きたいって分かってるのに どのボタン(行き先を選ぶ1、2、3のボタン)を押すのかが やっぱりすぐにわからへんねん。」うーん、これは本人から言ってもらわないと健常者である私には気付けない。「なんでさっさとボタン押さないの?」って思ってしまう。でもこんな「まさか」な話がけっこうあるんですよね。外出先で「おしっこしてくる」とトイレに入って行ったのに、ものすごーく時間がかかって戻ってきたので理由を聞いてみると「トイレの外で子供の話し声がずっとしていて 気が散っておしっこがなかなか出なかった」なんていうのはよくある話。これ、恥ずかしいからじゃないですよ、念のため。これが注意障害ってやつです。さっきのエレベーターの話は注意障害にあたるのかちょっと自信が無いですが、記憶障害 でも遂行機能障害 でも失行症 でも地誌的障害 でも失認症 でもなさそうなのでやっぱり注意障害なのかなあと。持っている物を落とさないように車椅子を操作しつつ適切な位置で車椅子を止めて並んだボタンの中から正しい物を選び出す---という一連の動作を同時にやるのが難しいんじゃないかという気がするんです。で、ダンナが「乗った時さっとボタンが押せなくて困るねん。」と言うので「じゃあ、乗る前から 『3階3階3階…』って心の中で用意しながら乗ったら?」と提案してみました。そしたらなんと、次に乗った時はささっと正しいボタンが押せたんですよ。聞いてみたら「今さっきは3、3、3…って思いながら乗ったもん。」だそうで。この時は1回目と違って娘が一緒だったのでいいところを見せたかったんでしょう、きっと。「いいところ」ってったって、普通の大人なら当たり前にできることなんだけどね。でも、とにかく自分の弱点を知ればこんなふうに先回りして失敗を防ぐことができるようになると思うんですよ。障害と折り合いをつけて暮らしていくには工夫が必要…いや、工夫次第で障害と折り合いをつけて暮らしていけるってことですよね、たぶんね。
2008.06.10
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ダンナが自立支援訓練センターに入所して1ヵ月半が経ちました。実は先週末の金曜日から今日まで久しぶりに外泊で家に帰ってきていました。5月の連休に会って以来ひと月ぶりの再会だったのですが、センターでは毎日けっこうハードな訓練が行なわれているようで前に比べて体がしっかりしたような感じでした。顔つきもほんの少し「しゃきっと」したような…まだまだ言ってることが「???」なことはあるんですが。で、ようやくですが高次脳機能障害の支援プログラムが始まるらしいです。実は私は今回の入所ではこれをいちばん期待していたので「待ってました」という感じです。どんなことをするのか、とても興味深いですね。本人も最近ようやく自分には高次脳機能障害があるとはっきり認識し始めたようなんですね。少し前までは分かってるようで分かってないような感じだったので、自分の障害を認識できるようになったというのは大きな進歩だと思います。ここまでくるのに発症から1年かかりました。まったく、脳の回復のなんと時間のかかることか…でも、こんなふうに長い時間をかければ少しずつ回復するということを現場の医師、看護士が知らなさすぎます。いったん壊れた脳も日々精一杯使ってやれば少しずつ、ゆっくりだけど学習するということも。高次脳機能障害と診断されて「発症から半年経ったので、もうこれ以上の回復は見込めません」と病院から告げられ絶望している方がいたら伝えてあげてください。リハ病院の医師は発症から半年以上経った患者を知らないだけです。なぜなら、それ以降の患者はもうろくに回復しないと決め付けて自宅へ帰すか、老健(老人保健施設)へ放り込んでしまうから。医療制度の問題もあるんでしょうが、医師ならもっと勉強してもらいたいものです。だから医者になんと言われても諦めないことです。リハ病院の医師、看護士だからといって高次脳機能障害について正しく理解できているとは限らないんです。実際、私のダンナがいた2つのリハ病院では高次脳機能障害に詳しいと思える医師、看護士には出会えませんでした。最後にいた病院の入院病棟の看護士なんて、認知症患者と高次脳機能障害患者をまったく同じように扱っていましたから。(あー、今思い出しても腹が立つ!!!)認知症と高次脳機能障害は症状は似ているけれど全く違います。そのことをもっと多くの人に知ってもらいたいですね。せめて医療関係者なら知っていてほしいんですが…
2008.06.09
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