2人目妊娠生活 0
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そういえば、保育園の卒園式で、在園児から卒園児に贈る歌というのがあった。しんみり聴いていると、「sing a song(シーンガ、ソーング)、わすれないー」という歌詞が出てきた。「保育園児が歌う歌詞に『sing a song』ってすごいな」 そうつぶやく夫の横で、わたしは別の意味で驚嘆していた。「ルンバ、その部分を家で『しーんでもー、わすれないー』って歌っていたよ…」「……」 ルンバが間違えて覚えた歌詞を大声で歌わなくてよかったと、そっと胸を撫で下ろしたわたしたち夫婦だった。(ルンバ4歳5カ月/パルタ1歳4カ月)
2005年03月04日
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天気予報で今日が雪ということは聞いていた。聞いていたのだ。 ……が。 ここまでの大雪とは思わなかった。いや、確かに「大雪」の予報ではあったのだけれど。 朝、降りしきる雪がまったくやむ気配がないのに頭を抱えた。ルンバの保育園はわが家から遠い。こんな時いつも、どうやって行こうかと悩むことが多い。仕事が立て込んでいなければ休ませることもある。けれども今日ばかりは休むわけにはいかなかった。 本日は、卒園式&進級お祝い会なのだ。 ただでさえ登園時間は普段より30分早いというのに、この雪だ。タクシーなど当然つかまるわけもない。電話はずっと話し中。バスのダイヤが乱れているのは目に見えているし、仮に乗れたとしても3区間くらいの話で、おりた後バス停から保育園まではまだ相当距離があると来ている。 仕方がないのでルンバは手押し用のバー付き自転車にまたがらせて夫が押し、パルタはベビーカーに乗せて、降りしきる雪の中をせっせと歩いた。到着すると、まだ登園している人は少ない。そりゃそうだ、この大雪だもの。 少し遅れて人が集まり、まずは第一部の進級お祝い会がスタート。0歳児クラスから順に歌や劇の出し物を披露していく。ルンバたち3歳児クラスの「はらぺこむしむし」。 ――お友達のカタツムリをマイマイカブリがさらっちゃった! みんなで助けるんだ!!…というお話。 ルンバはだんごむし役で、「だんごむしの、あかちゃんだよ」というセリフとともに登場。敵であるマイマイカブリに「こちょこちょ攻撃」をしかけていた。劇の最後の合唱ではちゃんと歌っていて、ルンバの成長を実感。子どもたちが一生懸命、劇をやったり歌ったりしている姿は、本当に愛しい。 しかしちょうどルンバたちの出番の時に、パルタがぐずりだしてしまった。来る時にもベビーカーの中で寝てきたのだけれど、どうやら眠りたりなかったらしい。仕方がないのでルンバたちの出しものが終わると同時にホールを出て、外でパルタをあやす。コトンと寝たのは第一部が終わるころのことだった。やれやれ。 休憩の後、第二部の卒園式スタート。毎年、卒園式では涙してしまう。園長先生から卒園証書を受け取った卒園児はまず会場の皆に向かって「大きくなったら○○になりたいです!」と言い、その正面に立っている親(多くはお母さん)のところに歩み寄って、例えば「いつもおいしいごはんを作ってくれて、ありがとう!」という風に感謝の言葉を述べる。今度はそれを受けて親のほうから、子どもへのメッセージを言うというのが一連の流れ。 これで泣けずに何で泣く?という内容じゃないか。 いまから泣けてしまうのだから、ルンバが卒園を迎えた時に正気でいられるのか、いまから不安でしょうがない。 それにしても今年、うちの保育園は行事のたびに見事に悪天候に見舞われました。 7月の夏祭りは40度近い猛暑。10月初旬の運動会は台風で一度中止になり、平日開催になってしまった。10月下旬のバス遠足は、台風のなか行き先を変更して決行。そして、卒園式がこの大雪だ。特に年長さんにとっては、とりわけ思い出深い一年になったに違いない。大変だったけどね。 会は12時で終了。同じクラスの人たちと近くのファミレスに行って食事をした後、すでにぐしょぐしょになった道を、のんびり歩いて帰ってきた。途中、公園を見るなり走って行って、雪と泥にまみれて遊ぶ子どもたち。びしょびしょのぐしゃぐしゃのどろどろになって、キャッキャと大喜び。パルタなんて水たまりにダイブする有様だ。はじめに泥んこになってしまったのでもう止める気も失せて、しばらく好きに遊ばせておいた。子どもは雪も泥も好きだもんなあ。 朝早く家を出たのに帰宅すれば夕方で、もうぐったり。そういえば今日は平日なんだっけ。すっかり土曜日気分のわが家であった。(ルンバ4歳5カ月/パルタ1歳4カ月)
2005年03月04日
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ごめんなさい、日付を間違えてアップしていました。お祝い会の日記は正しい日付に移動します。
2005年03月03日
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3月のはじめに、ルンバの保育園で進級お祝い会&卒園式がある。お祝い会というのは、各クラスで劇などの出し物を行い、「1年間でこんなに成長しました~」と父兄に見せる会だ。その予行演習が本日あるとのことで、朝は早めに登園とのことだった。 もちろんそれは覚えていたのだが、時間を間違えていたらしい。集合時間より30分も遅く、夫とルンバを送り出してしまった。いざ保育園に着いてみたらクラスメートたちはすでに衣装を身に着けた後で、いままさに出番を迎えようとしているところだったそうだ。園を出てから夫が「時間が違ってたよ~!」と電話がかかってきた。す、すみません…。パルタが体調不良で保育室に行けない日々が続いているので夜な夜な仕事をしており、朦朧としていたせいかと…。間に合ってよかった。 さてその予行演習の様子。どうもルンバ、年長さんのすることには興味がなかったらしく、“座席にいる間ポヤーンとしては、「プ」とか「ムー」とか言っていた”と連絡帳に書いてあった。なんなんだその「プ」とか「ムー」とかっていうのは。自分の出番ではいい表情でがんばっていたというのが救いだが、最近のルンバ、ポヤーンとしていることが結構多いんである。母はお祝い会が心配だよ…。(ルンバ4歳4カ月/パルタ1歳4カ月)
2005年02月24日
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身体測定がありました。ルンバ4歳4カ月。身長:101.2cm 体重:17.4kg
2005年02月18日
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連絡帳で知った、ルンバの保育園での出来事。 今日はみんなでマーブリングをやる日だったらしい。マーブリングとは、水面にマーブリングインクを流して少しかき混ぜ、そこに紙を置くと、紙にマーブル模様が写し取れるというものだ。一人ひとり順番でないとできないので、順番が来るまで子どもたちは思い思いに遊んでいたという。 そんなわけで宇宙船ごっこに夢中になっていたルンバのところに、お友達が何度も「マーブリングやっておいでよ」と誘いに来た。ところがルンバ、宇宙船ごっこがよほど楽しかったらしく、打ち切る気になれなかったようだ。「ルンバくんは(マーブリングを)やったよ」 と答えて行こうとしない。 でもマーブリングのところにいる先生は、「ルンバくんは、やってないと思うよ~」。「でもやった!」言い張って遊び続けたルンバ。 最後に先生が片付け始めた途端に、「ルンバくん、まだやってない!」と駆け寄って、やらせてもらおうとしたそうだ。「それはおかしいよね」担任の2人の先生も、お友達も、そうやってルンバに言い聞かせたが、ルンバは泣いて泣いて、なんとかやらせてもらおうと粘った。「少し一人で考えてごらん」 先生にそう言われ、しばらく経った後、ルンバは先生のところにトコトコやってきて、こう言ったのだそうだ。「せんせいにおはなしがあるの…。ごめんなさいって、いう」 自分が嘘をついてしまったこと、それがいけないことだったということが、考えてみてちゃんと理解できたらしい。 連絡帳には「成長しましたよね!」と担任の先生がコメントしてくれていた。嘘をついたことを責めるのでなく、その後どうするかまで見守って、その成長をともに喜んでくれるその姿勢が、本当にありがたいと思った。(ルンバ4歳4カ月/パルタ1歳3カ月)▼マーブリングの道具いろいろ。わたしも子どものころやったけど、楽しいんですよね、これ。美しい模様が紙に写し取れるのが快感です。
2005年02月09日
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ルンバの保護者会があったので、いつもより早い時間に保育園に向かった。みなさん仕事が忙しい時期らしく、出席者は全体の3分の2。全員お母さん。まずは担任の先生から、最近の子どもたちの様子についてお話があった。最近の年少さんたちは、子どもたちのなかでトラブルを解決したり、いけないことをしている子を見つけたら注意して正したりしていこうとする様子が見られるそうだ。以前は喧嘩すると興奮して何を言っているのか自分でもわからないような状態になってしまっていたのに、今は一方がわけわかんなくなってしまっていても、もう一方の子が「でもね、ぼくだってね、…」とちゃんと説明しようとするのだそうだ。 こんなエピソードも話してくれた。お昼の時、子どもたちは自分で一つずつイスを出してきて、それに座る。ところが誰かがイスを2つ出してしまったために、Mちゃんという女の子が座る場所がなくなってしまった。イスを手に持ってポツンと立ち尽くすMちゃん。 先生が「どうしたらいいかなあ?」とみんなに聞くと、しばらくウンウン悩んでいたが、突然Rちゃんが「イスを1こ、しまえばいいじゃん!」とサラリと言ったのだそうだ。「そう! そうだよね!」と先生が言うと、Rちゃん、Mっち、そしてルンバがダダダダーッと立ち上がって余っているイスに駆け寄り、3人でよってたかってたった1脚のイスを片付けて、「Mちゃんどうぞ!」と場所を作ってあげたのだそう。「そんな風に、困っているお友達の姿を見てなんとかしてあげようという様子も、このごろになって見られるようになってきたんですよ。すごい成長ですよね!」 うれしそうに報告してくれる担任の先生。確かにこの1年で、人との関わり方の面でものすごく成長してきたように感じる。 先生からのお話が一通り終わると、フリートーキングとなった。2つのグループに分かれ、テーマについて話し合う。テーマは事前アンケートで寄せられたなかから「反抗期」と「言葉遣い」となった。 わたしたちのグループにはアンケートに「反抗期」のことを書いたというお母さんがいらしたこともあり、反抗期だけで盛り上がっているうちに時間が終わってしまった。今の子どもたちは、2歳の頃のいわゆる反抗期というのは越えて、なにかちゃんと理由があって怒ったり、すねたりしていることが多いようだ。アンケートにそのことを書いたお母さんは、次男にあたるAくんが昨秋ごろから急に怒り出す場面が増えてきたように思い、時には家を飛び出していってしまうことに胸を痛めていた。突然スイッチが入ったように怒りだすというその様子は、ルンバとまったく同じ。ルンバもそうなのだ。さっきまで笑ってたと思ったら、急に怒りだす。なんでこんなことで怒るんだろう?ということで怒るのも同じだ。違うのは、Aくんには反抗期らしい反抗期がそれまで見られなくて初めての体験だということ、ルンバは2歳児クラス(昨年)、教科書通りの絵に描いたような反抗期があって、それが一度落ち着いたと思ったら、現在のように突然すねたり怒ったりするようになったということ。話をしているうちに、「やっぱりお母さんに構ってほしいのかな」 という意見になってきた。 実は先日、例のごとく急に怒りだしたルンバが言ったのだ。「もう! パルくんばっかり!」と。 ルンバがそのセリフを言うのは初めてのことだった。でもきっと今までガマンしていたんだと思う。そう思うと胸が痛んで涙が出そうだった。パルタが生まれたばかりのころは、ルンバが寂しい思いをしないように気を配っていたのに、最近は気が緩んだせいか、無条件に小さいパルタをかばい、ルンバを叱ることが増えていたのだ。「子どもってね、怒ってでもお母さんの注意を自分に向けたいと思うことがあるみたいですよ」 そう言った主任先生の言葉が深く心に響いた。 それから、担任の先生がこんなお話をしてくださった。「園でAくんがわーっと怒ってしまって『どうしたの?』と聞いても話せなかった時に、『じゃあ後でお話できるようになったら、先生に聞かせてね』と言ってその場を離れたら、しばらくしてAくんがわたしのところに『おはなしがあるの。ごめんね』って言いにきてくれたんです」 子どもにも一度冷静になって考える時間を与えてあげると、落ち着いた後にちゃんと説明してくれるのだ。子どもたちは、もうそれができるほどに成長しているのだ。 こういう問題は、なにか一つの正解があるというものではない。それでもこんな風に、いろいろなお母さん、そして先生の意見を聞ける場というのはとても貴重だと感じた。 話し合った内容を各グループごとに発表をして、会は終わった。最後に担任の先生が言ってくれた言葉が、深く印象に残った。「どんなに怒ってしまっても、怒鳴ってしまったとしても、最後にちゃんとハグしてあげるとか、安心させてあげればいいとわたしは思うんです。最後をどうしめるかが大事なんじゃないかと思うんですよね」 本当は怒鳴ったりなどしないほうがいいのかもしれない。けれども親も人間、イライラすることだってある。「最後にハグを」。それをしっかり胸に刻んでおこうと思った。(ルンバ4歳4カ月/パルタ1歳3カ月)
2005年02月08日
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本日はルンバのサッカー大会。先週は病気週間だったので無事出場できるのだろうかとやきもきしたが、ルンバは木曜日には完全復活を遂げて、ほっとした。夫はまだ少し調子が悪そうだ。しかし年に2回しかないサッカー大会である。応援に行かないわけがない。この日のために昨日から実家の父も遊びに来ていた。 それにしても先週は慌ただしかった…。ルンバと夫の体調不良、そしてわたしの仕事は詰まっていた。火曜日の会議までに企画出し、金曜〆切と月曜〆切の原稿が1本ずつ。父が来るので金曜日には掃除もある程度しておかなきゃ……とドタバタし通しだった。 そして無事に迎えたサッカー大会であるが、これがまた大変だったんである。なにせルンバの出場する年少の部は、8時から受付、8時半から開会式だというのだ。いつも練習しているグラウンドでやるのであればこの時間でも構わないが(早いけど)、会場はJ1チームのホームグラウンドにもなっている大きなスタジアムで、わが家からは1時間以上かかるんである。おかげで子どもたちは5時半起き、6時半には家を出るというおそろしい予定。わたしは4時半に起きて、朝ごはんのおにぎりを用意したり、荷物をまとめたり。 しかし子どもたちの支度がスムーズにいかない。先週やたらと早起きづいていて、毎日4時過ぎに起きていたパルタはまだいいが、ルンバにとってはとてつもなく早起きなのだ。昨夜はいつもよりかなり早めに寝たとはいえ眠そうで、なかなか体が動かない。とにかく着替えをさせて家を出たが、この時点でもう6時50分近くになっていた。まずい…。 電車に乗ってしばらくすると、ルンバが「おなかすいた~」と言い出した。乗り換え駅で電車を待つ間、ホームのベンチに座ってみんなでおにぎりを食べる。家で食べる時間はなかったので、途中で食べるつもりで持ってきたのだ。遠足気分で楽しかったらしく、ルンバはすこぶる上機嫌。ようやくスタジアムの最寄り駅に着いた時には、すでに8時20分近く。ぎゃあ、ギリギリだ! スタジアムに到着するやいなや開会式は始まった。滑り込みセーフで間に合ったという感じ。パルタもピッチに立って歩き回り、うれしそうにしている。開会式が終わると各々のコートに向かい、早速試合だ。各コートに4チームずつが割り振られて、総当たり戦をやる。つまり、3試合やってその結果でコートごとに順位を決めるという形式。年少児はキーパーはまだムリということで、ゴールマウスに立ちはだかるのはジェームス(機関車トーマス)とカレーパンマンのパネルである。 すぐに試合は始まった。…と思ったら、途端にパルタが寝てしまった。 さて1試合目、ルンバがドリブルでゴール前まで独走するシーンがあった。「いけ~~っ、シュート!!!」こちらも力が入ったがシュートまで持って行くことはできず、ルンバがはずしたボールをチームメイトのYくんがゴールに押し込んだ。「ぼくがいれたかったのにーっ!」怒るルンバ。同じチームだから本当は喜ぶべきなんだけど、そこは年少児、やっぱり自分でやりたいのである。仲間とはいえ目の前で決められたことが、相当悔しかったようだ。その後もルンバはがんばって走り回っていたが、ついにシュートを決めることはできず、チームも負けてしまった。 それにしても寒い。ちょうど屋根の影になっていて、日がまったく当たらないのだ。動いていても寒いようで、ルンバもガタガタ震えている。休みが終わって2試合目が始まった…と思ったら、ルンバがピッチから出てきてしまった。「どうしたの?」「おしっこ!」 えええ~~っ?! 試合は始まっているのだ。ルンバがトイレに行っている間、一人少なくなってしまうじゃないか。なにせ6、7分程度で終わってしまう試合である。それはあまりに迷惑だろう。「でも、せんせいが、いってきていいっていたもん」 試合の後にしなさいと説き伏せようとしたが、ルンバが泣き出してしまい、仕方なく夫が連れて行った。あーあー…。試合が終わる少し前に戻ってきたけれど、そこからはもうグダグダだ。チームも結局負けてしまった。残るはあと1試合。 3試合目、今度こそ!と思ったものの、ルンバはもう疲れてしまったのか、それとも寒さのせいなのか足が動かない。そのまま時間は過ぎ行き、試合終了。全敗だった。 前回9月の大会も4位だったルンバたち。うーん、残念。しかし、前回は人の後を追いかけてばかりでボールに全然触れなかったことを考えると、ずいぶん進歩したものだ。寒いなか、よくがんばった。 全試合を終え、表彰式が行われ…すべて終わって時計を見ると、まだ10時過ぎなのだった。1日、ながっ。おなかが空いたとルンバが騒ぐのでそのままごはんを食べに行ったら、食事が届く前に眠りそうになるルンバ。なんとか起こして食べさせ、帰途、電車の中で撃沈。そして試合中ずーっと眠っていたパルタは、この時になってようやく目を覚ました。時間差で眠るなよキミたち…。4時半起きでわたしも眠いんじゃ。 家に帰ってもまだ午後2時過ぎくらいだった。いやはや長い1日であった。(ルンバ4歳4カ月/パルタ1歳3カ月)
2005年02月06日
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さて、ずっとお休みして家にいたルンバ、家で動き回って具合が悪くならないようにと、ビデオを見て過ごすことが多かった。すっかりハマってしまったのが「キャプテン翼」。もっともっとルンバをサッカー好きに育てたいという夫がその策略のためにビデオを借りてきたのだが、見事に思惑的中。映画「少林サッカー」も夢中になって見ていた長男、 アニメである「キャプテン翼」にはさらに夢中で、「これは、こどものサッカーのおはなしなんだね!」と食い入るように見ている。 後日、元気になってからお友達とサッカーをしていた時のこと。「おれは、おおぞらつばさだ!」と叫び、ドリブルをし始めた。ルンバは想像ごっこ、なりきりごっこが大の得意で、すぐにいろんなものになりきってしまうんである。いまや彼はすっかり「つばさくん」らしい。 けれども名前を覚えるのが苦手な彼は、他のキャラクターの名前が覚えられないようだ。若林くんを指差しては、「だれにもゴールをゆるさないすごいキーパー」と言う。名前を尋ねてもわからなくて、今度は「あかい(服を着た)キーパー」と答える。若林くん、のほうがよっぽど単語として簡単だと思うんだが。 もっとかわいそうなのは、「まゆげのつながったひとも、なかまなんだよね!」と言われてしまった石崎くんであろう…。それにしても、まさか親子二代で「キャプテン翼」を楽しむことになるとは思ってもみなかった。(ルンバ4歳4カ月/パルタ1歳3カ月)
2005年02月03日
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いつもは水曜日に行われているルンバのサッカー練習だが、本日、振替練習日。 家族4人そろってグラウンドに繰り出した。 ルンバは今日のサッカーを格別楽しみにしていた。というのも、保育園の仲良しKくんが見学に来るというのだ。年賀状でルンバのユニホーム姿を見たKくん、「サッカーやりたい」と言い出したそうで、実際に通うのは難しいかもしれないけれど見学だけでも…と土曜日の今日、来ることになったのである。 グラウンドでKくんの姿を見つけてうれしそうに駆け寄るルンバ。しかしちょっと人見知りなKくんは、知らない子ばかりの雰囲気に臆して練習に混ざろうとしない。ルンバはKくんとやりたくてしょうがなくて、隅っこに座りこんでいるKくんのもとに行って「おいで~!」と服を引っ張り、無理矢理にでも連れて行こうとする。けれどもKくんは頑なに拒むのだ。 とうとうルンバは怒ってしまい、シュート練習で自分の番が来ても「もうヤダ!」とかんしゃくを起こしてやろうとしない。年末までルンバたちを受け持っていた前のコーチがたまたま遊びに来ていたので、そんなルンバを見てなだめに行ってくれた。ルンバの話をしっかり聞いてくれて、再びやる気になるところまで説得してくれて、ただただありがたかった。 さて一方のKくんは、水飲み休憩の間にコーチがうまく声をかけてシュート練習などをやっているうちやる気になったようで、最後の試合ではみんなに混ざって楽しそうに参加することができて、こちらもホッ。いつも感心してしまうのだが、このクラブのコーチたちは子どもたちとの接し方がつくづくうまい。幼い子どもたちが1時間の練習を途中で飽きることなく最後まで楽しくやり続けられるというのは、本当にスゴイことなんである。 練習のシメは特別メニュー、子どもたち全員チーム対パパチームの試合。パパと一緒にサッカーができて、子どもたちは実に楽しそうだった。 練習の途中で近所に住む保育園のAくんもやって来て、友情をあたためていたルンバたちは、無事に練習を終えると隣接している児童公園でぞんぶんに遊んだ。 気がつけばパルタもお砂場で遊んでいる見知らぬ子のところに行き、一緒に遊んでいた。そんな風に子ども同士で関われるようになってきたのだなあ。ボールを蹴ったり、あちこちよじのぼったり、実によく遊んでいた。そうして帰りの自転車に乗った瞬間、コトンと寝てしまったパルタであった。(ルンバ4歳4カ月/パルタ1歳4カ月)
2005年01月29日
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最近、ルンバの破壊活動がものすごい。部屋中のいろいろなものを次々と壊してまわるのだ。カーテンレールを折ってしまったり、ビデオにハンガー突っ込んで壊したり(復活したが)、柱を穴だらけにしてみたり、パルタのエプロンをハサミで切り刻んでみたり、その他イロイロ…。 わけもわからずいたずらしていた赤ちゃん時代とは、もう違う。ルンバは「これをやったらいけない、叱られる」とわかっているにも関わらず、「でもやってみたい…」という衝動にあらがえずに破壊活動に出ている。それがわかるだけに、こちらも「どうしてそういうことするのっ?!」と声を荒げて怒ってしまうのだ。年明けから夫の仕事が忙しく、休日もほとんど出勤しているため、母子家庭状態が続いているのも効いて、トゲトゲした精神状態の日々が続いていた。 なにせ、怒ってばかりというのは疲れるのだ。こちらだって本当は怒りたくない。けれども長男はいたずらをやめない。夫がいてくれれば、片方が怒る時には片方が慰めるという風にうまく役割分担ができて、相方が子どもを慰めている間にこちらも気分転換を図ることができるのだが、一人っきりで子どもたちと向き合っていると怒りをうまく解消できないんである。完全に煮詰まっていた。 昨日、パルタが久々に早く寝たため、長男と2人きりの時間があった。すると長男が酒井駒子さんの『ぼく おかあさんのこと…』という絵本を「よんで!」と言って持ってきた。 「ぼく おかあさんのこと… キライ!」という出だしで始まるこの絵本、実は「キライ」と言っている一番の理由は「ぼくとは ケッコン できないっていう」からという、男の子ママにはなんともたまらない内容。 膝の上に長男を抱っこしてこの絵本を読んでいたら、自然に彼を抱きしめてしまって…、彼のやわらかなモチ肌にすっかり癒されてしまった。溜め込んでいたストレスが、すーっと消えていくのが、自分でもよくわかった。そういえばこのごろ、長男をゆっくり抱きしめてあげることがなかったかもしれない。イライラした時は、子どもを抱きしめるに限る。 (ルンバ4歳3カ月/パルタ1歳2カ月)
2005年01月14日
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今日は鏡開き。サト○の丸餅が中に入っているタイプの鏡餅を飾ってあったので、それを開いて中の丸餅でお雑煮ときなこもちを作り、夕飯に食べた。 残った鏡餅の外側をルンバが持って行ったかと思ったら、油性マジックを取り出して何やらモゾモゾしている。やがてそれをわたしのところに持ってきた。「ママー、ルンバくん、わらびもち(かがみもちと発音できなくて、なぜかこうなる)に、おかおかいたの~。ここにルンバくんのおなまえかいてー」 見てみると、なるほど顔らしきものが書いてある。後ろ側にルンバの名を書いてやるとにっこり笑って、「これ、かざっておいてね」。 おかげで鏡開きしたというのに、わが家にはまだ鏡餅が飾られている。(ルンバ4歳3カ月/パルタ1歳2カ月)
2005年01月11日
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保育園での出来事。 クラスメートのEちゃんが園庭で転んでしまい、つっぷしたままジッと動かなかった。先生が「どうするのかな?」と見ていたら、ルンバがバーッと駆け寄ってきて、「だいじょうぶだよ~」と言いながら起こしてあげて、体についている砂を全部パンパンとはらってあげたのだそう。 先生が驚いて、「ルンバくん、やさしいねぇ!」と言うと、「だって、こうすると、いたくないんだよ!」。「やさしいね、パルタくんにもいつもそうしてあげてるの?」と言われて「ふふふ」と照れ笑いしていたらしい。 このごろルンバは世話焼きなところがあるんである。時折行き過ぎておせっかいになっている場面も見かけるが…。そういえば先日もサッカークラブで試合をやっていて、転んで泣いているチームメイトのところに行き、「おにいちゃんなんだから、なかないんだよ」と言っていた。試合続行中だったので、もしもしボールはあっちですよという感じだったけど。* * * * * パルタの機嫌が最近すこぶるいい。ニコニコしては部屋中歩き回り、あちこちによじのぼり、あらゆるものをいたずらして遊び回っている。「なんか最近、パルタの顔にしまりがなくなったよね。前はクールな感じだったのに」とは夫談。 確かに少し前までは、ポーカーフェイスなあんちくしょうだった。 兄弟で遊ぶ時間も少しずつ増えてきた。とはいえまだまだ破壊魔のパルタに、ルンバはしょっちゅう怒っているんだけどね。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳2カ月)
2004年12月21日
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保育園からの帰り道。ルンバが自転車の後ろでこう言い出した。「ねえ、ママ、こんど おまつりのとき、また びーびーだま かってね」「え?! BB弾?」「うん、びーびーだま!」「BB弾なんて危ないもの買えないよ!」 そう言って怒ったら、ルンバがこう答えた。「あぶなくないよ、おいしいよ!」 ……へ?「なに、それ? BB弾なのにおいしいの? なんのことだかママわからないよ」 するとルンバ、懸命に説明する。「そとがちゃいろくてね、なかが きいろいんだよ」 あ。「わかった! チョコバナナ?」「ちがう!」 えー。じゃあ一体なんなんだ? 味を聞くと甘いと言う。なんだろう、びーびーだま。 そのとき、これまでのキーワードが頭のなかで結びついて、急にひらめいた。 おまつり→そとが茶色→中が黄色→甘い「もしかして、ベ ビ ー カ ス テ ラ ?!」「そうだよ!」 って、ビーしか合ってないじゃん! ……こんなヒントで正解した自分を、心の底から褒めてあげたい。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳2カ月)
2004年12月20日
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4歳にもなると数字や文字を読めるだけじゃなく上手に書ける子がいる昨今だが、ルンバはどうもその手のものに興味を示さない。読める文字は自分の名前に使われている2つのひらがなだけだし、数字に至ってはデカレンジャーに出てくる1~5のみ。それも、「いち」「に」じゃなくて「デカレッド!」「デカブルー!」と読むんだから困ったもんだ。 1から10まで言うことはなんとなくできるんだが、それは「いちにさんしごろくしちはちきゅうじゅう」で一つの単語として覚えているに過ぎず、だから「いちさんごろくしちはちじゅう」みたいに途中が抜けても全然気がつかないんである。 さて、暖冬とはいえ、それなりに寒い今日このごろ。お風呂ではじっくり温まろうと、湯船のなかで数を数えるようルンバにうながしている。しかしルンバ、「いちにさんし…」とは言いたがらない。ならばもっと楽しく数えようと、「ちゅうちゅう たこ かいな」という数え歌を教えてあげた。そのフレーズがすっかり気に入ったルンバは、毎日湯船でこう歌っている。「ちゅうちゅう たこたいな!」 何度「たこ かいな、だよ」と教えても直らない。ルンバにはどうにも発音がむずかしいらしいのと、意味をちゃんと理解していないため「たこたい」で一つの単語だと思っているのが原因のよう。 さらに最近ではバリエーションをつけるようになってきた。「かーにー たこたいな!」「かいがら たこたいな!」「いーかー たこたいな!」「かたつむり たこたいな!」という具合。 なにか間違ってる。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月19日
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夫が一人、草サッカーに出かけてしまったので、子どもらと3人で過ごす休日。ルンパルの体調が良いのを見計らって、午前中あわてて小児科に滑り込む。インフルエンザ予防接種の2回目を打つためだ。 到着してみるとすごい混雑。待合室に座りきれないほどに人があふれている。いつもは多くて3組が待っているくらいなのだが……。さすが風邪の季節。わが家と同様、インフルエンザを打ちに来た人も多いようだ。 待合室で順番を待つ間、なにかとよその小さい子の世話を焼くルンバ。「あかちゃんがないてたから、ごほん あげたの」なんてやりながら、親御さんたちに「ありがとね~」と感謝されている。今日はどうしてそんな気遣いさん? そうこうしているうちに順番がやって来た。診察室へ行こうとするとルンバがきびすを返して逃げて行く。「イヤ! ぼくちゅうしゃキライ! ぜったいヤダ!」 そう叫んで意地でも来ようとしない。「悪い病気にならないためだよ」と事前に言い聞かせたはずだったのだが、納得していなかったようだ。 仕方がないので先にパルタを診察室に連れて行き、看護士さんに抱っこしてもらって、ルンバを回収しに行った。抱き上げて無理矢理連れて行ったが、なにせいまのルンバ、体重は17kg以上あるわ、すごい力だわで強制連行も容易じゃない。そのままの流れでルンバに先に注射を打つことにしたら、暴れる暴れる。看護士さん2人とわたしの3人がかりで押さえつけて「すぐに終わるよ~、がんばれ~」と励ましつつチクリ。病院中に叫び声を響き渡らせて、なんとか終了。終わった後もぐずぐず泣く泣く。 一方のパルタはルンバの激しい騒ぎにきょとんとしているうちに看護士さんに抱かれたまま注射完了。4歳を過ぎたあたりから急に注射に対する恐怖心が芽生えたルンバに比べ、1歳児は恐怖心も何もないからラクだ。これからルンバの予防接種では毎回こんな騒ぎになるのかと思うと頭が痛い。 注射を終えると図書館へ。絵本を借りて、今度は児童館。中学生の女の子2人組を見つけて「ふんにゃ、ふんにゃ」と甘えた声を出しながら近づいて行ったルンバ、まんまと女の子たちに遊んでもらうことに成功。このごろのルンバは小学生や中学生の女の子を見つけるとこんな風に甘えた声を出しながら近寄り、「ぼくとあそんで~」と暗に(?)アピールするのである。「ふんにゃ…」では気づいてもらえないときは「ルンバくんだよ~!」と声をかけたりする。「ルンバくんだよ」て言われても、ねぇ。という感じなのだが、みんないい子たちなおかげか、結構遊んでもらえるのだ。おかげですっかり味をしめているルンバである。 しかも彼、甘えた声ですり寄れば「かわいい~!」と言ってもらえることを狙っているようにも見える。恐るべし4歳児。 ありがたいことに女の子たちはパルタのことも「超かわいいんだけど!」と言いながら相手してくれた。おかげで2人とも楽しいあまり、いつまで経っても「まだかえらない!」と主張していたほど。 それでもなんとか帰宅した後、「おやつ!」と途中で購入した「雪だるまパン」をうれしそうに食べるルンバ。「かわいそうだから、からだから たべるね」 と体をよけて食べ始め、「かおは かわいそうだから たべないの」 と言っているかと思ったら、体を覆っていた紙のカップで新しい体を作り、いつの間にかテレビの上の小さなクリスマスツリーに並べて飾っていて、見つけたとき思わず笑ってしまった。「かわいいでしょー」 得意げにしているので、しばらくは捨てられそうにない。どうしよっかな、この雪だるまくん。願わくばカビませんように。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月18日
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今年、ルンバのところにはすでに2回サンタさんが来ている。一度目は先週水曜日の保育園のクリスマス会、二度目は土曜日のお友達とのクリスマス会。幼いルンバにはいつがクリスマスなのかよくわからない状況になってしまっているが、トーマスのアドベントカレンダーの窓を1日1箇所開けながら、「これが全部開いた日が本当のクリスマスで、ルンバくんのおうちにサンタさんが来てくれる日だからね」と言い聞かせている。 一応は理解しているらしいルンバ、今日寝る前に、一人洗面所でこう言っているのが聞こえた。「サンタさん、ルンバくんに、いちごあめ、もってきてね。こどもたちは、みんな、まってるからね。だから、わすれないでね…」 どうやらコッソリお祈りしているつもりらしいのだが、なにせ声が大きいものだからすっかり全部聞こえてしまった。 イチゴアメですか。ルンバくんとこに来るサンタさんは「デカレンジャーロボ」は持っていないみたいだけど(…と本人にも伝えてある)、イチゴアメならくれるかもね。サンタさんに伝えておくよ。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月16日
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ルンバは最近、しきりにこう言う。「ぼくは、いきものしらべのひとに なるんだ!」 けれども、「みずのなかの いきものじゃ ないよ」。「みちにいる いきものしらべのひとだよ」「けんきゅう するんだ」 研究するんなら、まずは字を覚えないとね。 少し前までは「ぼくは、はたけのひとに なるんだ!」と言っていた。夫の実家で畑に行ったことがきっかけだった。 いまのルンバは感動したことや好きなことをストレートに将来の夢として語るのでおもしろいし、とてもかわいい。大人になったら、本当にそうやって好きなことを極められるといいね。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月12日
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昨日のことである。ルンバの保育園では年末子ども会が行われた。 昨日は本当はルンバのサッカークラブがあり、お昼寝の途中でお迎えに行くはずだった。ところがお昼前、担任の先生から電話がかかってきた。「今日、お迎えの時間、ずらせないでしょうか…」 というのも、子ども会の一環で、子どもたちがお昼寝をしているとホールにサンタさんの声が聞こえてきて、その声で目を覚ました子どもたちが外に出てみると、クリスマスプレゼントが届いているという演出を予定しているのだそうだ。いつものようにお昼寝の途中で帰ってしまったら、サンタさんの声も聞けなければ、サンタさんがプレゼントを持ってきてくれた!と喜ぶこともできない。 そういうことであればと、サッカークラブは欠席して、保育園でのクリスマスを十分に楽しんでもらうことにした。 ではお迎えはゆっくりにしようかな…と思ったが、昼夜逆転対策としてパルタを外で遊ばせたかったため、やっぱり普段よりは早めにお迎えに。いつもサッカーをやっている公園に行き、ルンパル2人を遊ばせることにした。 お迎えに行くと、ルンバは「サンタさんが、きたんだよ~!」とまんまるい目をキラキラ輝かせてうれしそうに叫んだ。テラスにずらりと並ぶプレゼントから「ルンバ」の名前が書かれたものを取る。「なんだろうね~♪」 本当にうれしそうだ。サッカーを休ませてやって良かった。 さて、公園へ行くと、サッカークラブの小学生クラスが練習をしていた。しばらく遊んでいるうちに小学生クラスも終了し、何人かの子たちが残って練習をし始めた。いつもそうなのだ。熱心な子たちが何人か居残り練習をしているのである。 ルンバが所属する年中・年長クラス(ルンバは年少だけどね)の仲間で一番の仲良しのMくんも、必ずこの居残り練習に参加する。Mくんは自分たちの練習が終わった後、小学生クラスが終わるまで1時間公園で遊びながら待っているのだ。あの熱心さには頭が下がる。 ルンバが公園で遊んでいるとMくんがやってきた。「あれ? ルンバだ!」 そしてルンバの手を引き出した。「ルンバ、一緒にサッカーしよう!」 でもなぜだかグダグダのルンバ、なかなかやる気にならない。「ぼく、つかれはてたから、サッカーやらない!」 などと言っている。アナタ大はりきりで公園で遊んでいたじゃないですか。というか、「疲れ果てた」などという言い回し、いつの間に覚えたんだ。 けれどもMくんと遊びたいルンバ、しばらく一緒にじゃれあっているうちに、自然とサッカーになっていった。Mくんとパスの練習をしていたら、Mくんがよそ見をしている隙にボールが後ろに転がって行ってしまった。Mくんは気づいていない。「ルンバ、ボール取って来てあげたら?」 わたしが言うのと同時にMくんがボールに気がつき取りに行く姿を見て、ルンバがこう言う。「だいじょうぶ、Mくんは、じゅうぶんわかってるよ!」 ハァ、そうですか。 さて、コーチがやって来て、Mくんとルンバで1対1をすることになった。ルンバより一つ年上のMくんは、やっぱり上手い。ルンバはなかなかボールを取ることができない。イライラしてルンバは叫ぶ。「もー! きみ、じゃま!」 …そりゃ邪魔するさ。1対1だもの。 ようやくボールを奪ったルンバがゴールに向かってドリブル。するとMくん、ゴールマウスに立ちはだかり、キーパーとなってゴールを守ろうとした。それを見たルンバはくるりとターン。自陣ゴールに向かって一直線にドリブルし始めた。「おーい、ルンバ、逆だーー!!!」 コーチに注意されると「だって、Mがいるから…」。 だからって自殺点まっしぐらはいけません。 そんなこんなで、フタを開けてみればかなり熱心に1対1の練習をしたルンバ。あんなにグダグダだったのに。やっぱり先生はその気にさせるのがうまい。 さて、Mくんになかなか勝てなくて苦労したルンバ、休憩中おもむろにMくんのもとに歩み寄った。「ぼく、Mのこと、すごいかんじがした」 そう言うと、Mくんの頭をなでてあげる彼。……何様? Mくんは上手だね、と言いたかったらしい。今日のルンバは言葉ネタの宝庫であった。* * * * * 身体測定がありました。ルンバ4歳2カ月。 身長:100.6cm 体重:17.2kg(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月09日
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嘔吐の風邪のために昨日はお休みしたルンバ、今日は元気に保育園に行くことができた。なにせ今日は楽しいケーキパーティーの日。なんとしてもお休みしたくなかったので登園できて心底ホッとした。 さて、このケーキパーティー、年長さんたちが朝からケーキを作り、おやつの時間にクリスマスの飾り付けをしたホールに集まって、みんなでいただく…というもので、毎年恒例の行事になっている。「今日はケーキパーティーだよ~、お兄ちゃんたちが作ったケーキをおやつの時に食べるんだって!」 そう何度も言い聞かせていたので相当楽しみにして保育園に行ったルンバ。お迎えの時に「ケーキおいしかった?」 と聞くと、「おいしかった! ろーるけーきだった!」 と即答するも、すぐさま少し残念そうな顔になる。「でもね、るんばくんたちは、けーきつくんなかった」 どうやらルンバ、自分たちもケーキ作りに参加できると思っていたらしい。どうしてもやってみたかったのか、帰り道に何度も「ママとるんばくんで、けーきつくろうね!」 と言っていた。 家に帰ると、ルンバが「あーっ!」と声を上げた。実は今日、ようやくクリスマスの小物を出してきて飾りつけたんである。…といっても、ちっちゃなツリーをTVの上にちょこんと置いただけ。100円ショップ大活躍。 本当はある程度大きなクリスマスツリーにして、ルンバと一緒に飾りつけを楽しみたいところなのだが、なにせわが家にはいま、何でも食べちゃう小人さんがいるのだ。床置きのツリーを飾るのはあまりにキケンすぎる。……来年ぐらいには飾れるようになるだろうか。 11月末頃からあちこちの家がクリスマスイルミネーションやツリーを飾っているのを見かけるたびに、「あのひとも、きょう、くりすますなんだ!」 「あ、あのひとも! いいなあ~」 とうらやましがっていたルンバ、ささやかなわが家の飾りに、とてもうれしそう。 喜んでくれて良かった…と思っていたら、突然怒りだした。「あっ! くりすますつりーに、おほしさまがついてない! うい(上)におほしさまがついてないつりーは、すてきじゃない!」 どんなになだめても「こんなのヤダヤダ!」と怒りがおさまらないので、星を探してきて、てっぺんにつけてやった。すると途端にニコニコ顔になり、「ママ、ツリーかざってくれてありがと! だーいすき!」だって。 まったくもって、調子いいんである。 それにしても4歳児、すでにツリーにもこだわりがあるのだなあ。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月07日
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パルタ~ルンバへと移った嘔吐の風邪。パルタはその後、下痢になってしまったが、ルンバのほうは「おなかがいたい」と言うだけで下痢はせず。少し症状が違うもよう。念のためルンパルともに保育園を休ませ、かかりつけの小児科を兄弟そろって受診した。 ところが、2人とも元気なんである。お医者さんには「なんだ来たの?」てな表情で「まあ、ごく軽い風邪だね。大丈夫だと思うけど」と言われた。スミマセン混んでるときに。けれども長引かせたくなかったから、薬が欲しかったのだ。 そんなわけで、パルタのおなかのゆるいのはまだ残っているものの、ルンパルともに復活。夫はまだ辛そうだったけれど、とりあえず出社。2巡目の風邪はわたしには移らなそうだ。 ルンバ、明日はケーキパーティー、明後日は年末子ども会と、保育園のお楽しみ行事を控えていたんである。無事出席できそうでよかった。わが家に襲いかかった風邪スパイラル、このまま終わってくれるといいのだが。 ほっとして眠りに就いた夜中、熟睡していたはずのルンバが突然目をカッと開き、夫に向かって強い口調でこう言った。「おならする子は きらいなんだけど!」 「そういうこと、やめたほうがいいとおもうよ」 そういうことって、どんなこと?「おぎょうぎのわるいこと!」 そのままパッタリ、ルンバは眠ってしまった。……夫が夢の中でおならしたんだろうか。しばし顔を見合わせ呆然としてしまった、わたしたち夫婦であった。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月06日
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ルンバがおやつにアンドーナツを食べていた。突然歌いだす彼。♪アン、アン、アン、とってもだーいすき…♪ ドラえもんの歌である。 本日、ルンバ人生初のだじゃれ記念日。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月03日
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12月にもなると、世の中クリスマスムード一色だ。玄関まわりや庭などにイルミネーションを飾る家も多く、保育園からの帰り道にはそれらを鑑賞しながら自転車を走らせる日々だ。 さて、本日の帰り道。園の周りに数軒イルミネーションを飾った家が続き、その後しばらく途絶えたとき、ルンバがこう聞いてきた。「キラキラがなくなっちゃって、パルくん、なにしゃべってる?」 絵本を読んでいるときもそうなのだが、ルンバはすぐに誰々が何しゃべってる?と解説させたがるのだ。「キラキラがなくなっちゃって寂しいって言ってるよ」 そう答えてやると、ルンバは明るい声でこう言った。「パルくん、だいじょうぶ。うい(上)みてごらん。おほしさまがピカピカひかってるから」 ルンバ、意外に詩人なんである。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年12月02日
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保護者面談があり、ルンバの通う保育園にパルタを連れて向かった。 本当は先週の予定だったのだが、ルンバの「首が痛い!」騒動によって延期になってしまっていたのだ。その後ルンバは体調が安定し、ああ良かったと思っていたというのに、どっこいまたもやピンチ到来。今度はわたしの声が出なくなってしまったのである。 先週末からどうもいがらっぽかったのだが、土曜日に久々にお酒を飲んだことが追い打ちをかけたらしい。翌日から声が枯れてしまった。幸いノドがやられただけで、ほかに風邪の症状はなかったのだが、しゃべるのは非常に辛い。このままでは保護者面談が筆談になってしまう…と頭を抱えた日曜日。 今日になってもまだ声枯れは治っていなかったが、話せないことはないレベルにまでは快復してきていたので、ほっと胸を撫で下ろす。 そんなわけで、保護者面談である。パルタも同席だ。ちょうど子どもたちのお昼寝中だったので、場所は教室。着くなりパルタはそこら中を探検し、先生が出してくれたおもちゃをひっくり返して遊び始めた。その隙に先生とお話する。 ルンバは想像遊びが好きであるということ。いろいろな想像から遊びを考えて周りを巻き込んでいくので、「人気ありますよね」とのこと(ホントかなあ…。ルンバの想像は暴走しがちなので、ついていけない子も多いような。というかルンバ、一人で突っ走りすぎて浮いてませんかね?)。先生方の言うことに対する理解力が4月から急激に成長しているということ。どんなに怒っても、決して友達に手を出さないということ。怒ったとき、以前は「キーッ!」とか「ギャーッ!」とか奇声を発してしまいがちだったのが、言葉が発達したので「いまルンバくんがつかいたかったのに」などちゃんと言葉で説明できるようになってきたこと。などなど、いろいろお話を伺ったのだが。突然、先生に質問された。「お母さん、ルンバくんがいま一番気にしていることって何かご存知ですか?」 ……なんでしょう?「食事のマナーなんですよ」 先日、保育参加で昼食の様子を見たとき、ルンバは割とイスに座ったお尻を中心にくるくると回ってあちこちに気が向いてしまうという話を先生にされ、確かにそんな様子だった。「実は、食事中に回っちゃうの、クラスでルンバくん一人だけなんです」 !!! そうだったのか! そういえば先日、みんなお行儀よく座っていたっけ。あちゃー。「でも、本人は自分だけということに気がついていて、お行儀がいいほうがかっこいいっていうこともわかっているんです。だからいま一生懸命、お尻をイスにちゃんとくっつけて、動かないで食べようとしてるんですよ」 でも、お尻にばかり気を取られていると食事を進める手のほうに気が回らず、スプーンの持ち方がわけわかんなくなっちゃったりしているそうだ。マルチタスクにはできないんである。「それから、お箸のこともすごく意識していて」 現在クラス17人中5人のお友達だけがお箸を使っているらしい。お誕生月の早い子が多いようなのだが、その子たちがお箸を使いだした初日、ルンバも自信満々に「おはしくださーい!」と催促したのだそう。けれどもスプーンやフォークを3本指できちんと持てていないと、お箸も正しい持ち方はできない。ルンバは少し怪しかったので、「ルンバくんは、もうちょっと経ってからね」と説得したのだとか。 家でも時折お箸を使ってはいるのだが、先がちゃんと開いているかというと怪しい。もうちょっとちゃんと教えてあげないといけないだろうか。園ではあわてずゆっくり進めましょうという方針らしいので、「のんびりでいいですよ」とは言われたが。 そんなこんなで30分ほど話しているうち、子どもたちがお昼寝から起きてくる時間になり、面談は終了。半端な時間なのでお迎えはどうしよう…と今朝の時点では思っていたが、午前中に今日進めなければならない仕事を終わらせることができたので、そのまま連れて帰ることにした。 時間が早かったのでそのままかかりつけの小児科に直行。受けそびれていたインフルエンザの予防接種をルンパルまとめて受けさせる。最近いろいろなことがわかってきた分、注射嫌いになってしまったルンバ、やはり今日も「ルンバくん、ちゅうしゃやらない!」と猛抗議していたが、「注射しないと恐い病気になっちゃうんだよ」と説得してなんとか受けさせる。針が刺さった瞬間泣いたけど、前回の日本脳炎ほど痛くなかったらしく、案外すぐに機嫌を直していた。 ルンバに比べてパルタは楽。一瞬声を上げただけで、すぐにケロリとしていた。 さて、昼寝後すぐに保育園を後にしてしまったためおやつを食べていなかったことと、注射をがんばったごほうびということで、ルンパルを引き連れて今度はファミレスへ。お子様ランチを頼んであげて、ルンバもほくほく。パルタも子ども用のドリアランチを一人前ペロリ。そしてルンバが、最後のプリンを食べ始めた瞬間……。「ママー!」 とルンバの悲鳴。見ると、ルンバの目の前にあったプリンがこつ然と消えている。「おとしちゃった…」 床を見ればぐちゃぐちゃになったプリンの姿。ついてないねキミ……。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年11月29日
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本日は図書館の本の返却日。というわけでチビども2人を引き連れて図書館へ。到着すると同時に館内アナウンスが聞こえてきた。「まもなくプラネタリウムの開演時間です。ご覧になる方は…」 ちょうど、同じ建物にあるプラネタリウムが始まる時間だったらしい。 ルンバはこれを聞き逃さなかった。「ママ! ぷらねたりうむが、はじまるんだって! ルンバくん、いきたーい!」 そう言うなり走って行ってしまった。 ええっ、見るの?「今日はお星さまのお話だけで、恐竜は出てこないんだよ? それでもいいの? ちゃんと最後まで静かにできる?」「うん、だいじょうぶ!」 ……。 以前、プラネタリウムの夏休み企画で恐竜映画をやっていた時に一度見せてあげたことがあるのだ。ルンバはそれで味をしめて、それ以来プラネタリウムに興味津々なんである。 ちょうど来る道すがらでパルタが眠ってしまったところだし、小一時間くらいなら大丈夫かな…。なによりルンバを止められそうにない。仕方ないのですぐにチケットを買って中に入った。 開演時間ギリギリに入場したので、すぐに会場は暗くなり、プラネタリウムが始まった。始まる直前に念のためルンバに「トイレは大丈夫?」と聞くと、「だいじょうぶ!」との返事。それじゃあ、おとなしくしていてよ…と思いつつ、映し出される夜空を眺める。 と、始まった途端にルンバが 「ママ、おしっこ!」 オイ! 「途中で外に出ることはできないんだよ。我慢できる?」 最初は「がまんできない~」と言っていたルンバだが、少しすると「がまんする~」と言う。怖いけど、信じてみよう。 再びプラネタリウムに見入る。しかし昨夜珍しく外出したわたしは、解説の静かな語りを聞くうちに、すーっと眠ってしまった。ふと目が覚めて隣の席を触ると、ルンバがいない! 目を凝らして周囲を見回すが、なにせ隣の人の顔もよく見えないほどの暗さなので、見つけられるはずがない。どうしよう、どこに行ったんだろう…不安になってもう1つ先の座席に触れてみたら、何かに触った。…ルンバの足だった。 勝手にもう一つ先の席に移動していたのだ。ああホッとした。 そんなこんなで結構長く感じた一時間弱、ルンバは意外に静かに見ていたし、途中で目を覚ましてしまったパルタも寝ぼけていたのかとても静かで助かった。けれど何かと心臓に悪いので、次にプラネタリウムに行くのは、やっぱり夫が一緒にいる時にしよう……。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年11月28日
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11月27日。この日が何の日か、皆さんご存知だったろうか。ゲーム「ドラゴンクエスト8」の発売日である。 高校まででドラクエを卒業したわたしにはそう大騒ぎする出来事ではなかったのだが、わが家では今日を心待ちにしていた者が若干2名。夫とルンバだ。 少し前からドラクエ特番だのWebだので情報収集し始めた夫。それを一緒に見ていたルンバは、すっかりドラクエのファンになってしまった。なにせ今のルンバはヒーロー大好き、冒険大好き。しかも今回のドラクエは鳥山明のキャラクターがそのまま動いて、まるでアニメーションのよう。自分がプレーしなくても、普通にテレビを見るのと同じ感覚でルンバにとっては面白く感じるようなのである。 夫が買ってきたドラクエの本を、ルンバも毎日楽しそうにめくって眺めていた。主人公の彼にすっかりあこがれ、レゴで長剣を作っては背中に入れてくれと言ってきて、入れた途端にバラバラに崩れて(ブロックだからね)、キーキー大騒ぎしていた。「ルンバくん、すじんこう(主人公)になるの!」 それが最近のルンバの口癖だった。 ところがそれを聞いた夫が首を横に振った。「ダメだ。俺はドラクエ1の時から主人公には自分の名前をつけてきたんだ。だから今回もそうするんだ」 ルンバが「すじんこうは、ルンバくんなの!」と泣いて抗議しても、決して首を縦に振ろうとしない。楽しみにしすぎるあまり、毎日そんなことでケンカする2人。 さて、本日朝7時前。普段はどれだけ起こしてもなかなか目を覚まさない夫が、一人でシャキッと飛び起きて、近所のコンビニに走って行った。予約してあったドラクエ8を受け取るためである。眠かったわたしは再び夢の中……。そして気がつけばあの懐かしいオープニングテーマが聞こえてきていた。「ああ、早速やっているらしい……」夢の中でそう思いつつ、もうしばらく眠る。 やがてルンバが目を覚まし、音を聞きつけてリビングに走っていった。ほどなく興奮した彼の声が聞こえてくる。「パパ、このかいじゅう、なんていうの? このひと、なにしゃべってるの? あっ、たたかってるよ! かったよ! やったー!!!」 こんな感じでひっきりなしにしゃべり続けている。 あまりにうるさいので起きてリビングに行くと、夢中になって画面を見つめる父子の姿。そして夫が一言。「主人公の名前、ルンバにしてあげたんだよ」 ……そうですか。 あのまま自分の名前にしてしまうんじゃないかと思っていたけれど、そこまで大人げなくはなかったですか。良かったねルンバ。 夫はそのままドラクエに夢中。わたしはと言えば今晩友人と会う約束をしており、子どもたちを夫に見てもらうことになっていた。このまま1日中家にこもっているのでは子どもたちが不憫なので、公園に連れ出す。たっぷり遊ばせて昼食をとり、お昼寝についた隙に出かけさせてもらった。久々の友人との飲み会はとっても楽しゅうございました。ありがとう、夫。(ルンバ4歳2カ月/パルタ1歳1カ月)
2004年11月27日
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保育園にお迎えに行くと、ルンバが「みてみて~、きょうつくったの!」と教室に案内してくれた。見ると壁には大きな緑色の模造紙でかたどったクリスマスツリー。子どもたちが作ったらしいオーナメントがたくさん貼り付けられている。「すごいねえ~、ルンバくんはどれを作ったの?」「これ!」 ルンバが指差したのはこれだった。へえ~、なかなかかわいいじゃない。「上手だねえ、なに作ったの?」「あのねえ、うみ!」 ……へ?「うみにね、うにと、おさかながいるの!」 なるほど、確かにそう見えなくもない。 でも、なんでクリスマスツリーに海とウニ? 謎だ……。* * * * * このごろのパルタは保育室でお友達とよく遊ぶとのこと。家でおにいちゃんといるためか、自分より年上のお友達と遊ぶのが好きなんだそうだ。楽しく過ごしてくれてなにより。(ルンバ4歳1カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年11月19日
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ルンバの保育園で「保育参加」があった。「保育参観」ではなく「参加」。つまり、子どもたちの保育園での様子をただ見に行くのではなくて、子どもたちのなかに混ざって一緒に遊び、普段の様子を肌で知るという行事だ。 いつもは夫と保育園に行くルンバに「今日はママと行こうね。それで、今日は保育園でママと一緒に遊べるんだよ」 と伝えると、朝から大喜び。かなりのハイテンションで園に向かう。 昨日ルンバがお昼寝時におねしょをしたため、登園するとまずはシーツかけ。その間お友達と遊んでおいでと言うと、ルンバは「ヤダ!」と言ってついてきた。もしかして今日は1日わたしにべったりだろうか? 支度を終えると園庭に出た。今日は園庭で遊ぶ日なんだそうだ。 見るとルンバは桜の木の幹と塀のすき間に入りこみ、いつもの仲良し3人組でなにやら遊んでいる。「ルンバくんは空想遊びがすごく好きで、いつもあそこを宇宙船とか基地に見立てて遊んでいるんですよ」 先生が解説してくれた。なるほどな~。 確かにルンバは家でも空想遊びが大好きだ。しょっちゅう1人で違う世界にトリップしてしまう。園でもお友達がついてこれなくなるほどトリップしてしまうことが時折あるそうだ。ルンバはトリップすると、なかなか帰ってこないからなあ。 ルンバのそばにいたら、ほかの子どもたちがわらわらと寄ってきた。「ルンバくんのおかあさん、なんでまだいるのー?」 口々にそう聞いてくる。「今日はみんなと遊びに来たんだよー」 と言うと今度は代わる代わる、背中に乗ってきたり手を引いて遊びに誘ってくれたり。お砂場で次々といろんな子たちがごちそうを運んできてくれたと思ったら、「みてみて~」と言いながら砂をわたしの足にどばーっとかける子まで。いやーこりゃ、さながら1日保育士さんという感じだな。 はじめのうちはわたしから離れなかったルンバもそのうち調子が出てきて、お友達と一緒にあちこち駆け回り始めた。「ママと離れてもよく遊びますね~」と先生。 ええ、彼は赤ちゃんのときから、わたしのそばにいやしない子でしたから。 やがて昼食の時間が来て、教室へ移動。今日は2人いる担任の先生のうち1人がお休み。1人の先生が15人ほどの子どもたちを見ている。それでも子どもたち、ちゃーんといい子でトイレを済ませ、手を洗い、椅子を持って自分の好きな席に着くのだ。3、4歳の子どもたちがこんなにいい子にしているなんて、保育園すごい。 ルンバは自分が席に着くと仲良しのMっちを「Mっちはここ~!」と呼んだ。結構仕切りやさんである。 食事の前には先生が「こぶとりじいさん」の紙芝居を読んでくれた。感想を漏らしながら聞く子の多いなかで、ルンバは画面を凝視したままぴくりとも動かない。あのおしゃべりルンバが一言もしゃべらない。紙芝居に集中しているのだ。紙芝居好きなのは知っているが、身じろぎ一つしないというのは意外な一面。 食事中は割とフラフラくんだとの事前情報があったのでドキドキしていたが、席を立つことは一応なく、ほっとした。しかし椅子の上でおしりを支点にまわりつつ、周囲を見渡しては話しかけたりと、多少落ち着きがないのは確か。でも許容範囲、だよね。 面白かったのは食事中の子どもたちの会話。ちゃーんと会話として成り立っている。「ぼくの家に遊びにくる人~!」「は~い!」「わたしもいく~」「はーい、って言わない人はだめだよ~」「はーい!」「いいよ~」なんてやりとりを繰り返していたり、ウルトラマンセブンのポーズはどんなだったかをみんなで真剣に話しあっていたり。子どもたち同士の世界というのが、もうちゃんとできあがっているのだなあと驚いた。 食事が終わるとパジャマにお着替え。ルンバ、脱いだ服をちゃんとたたんでパジャマ袋にしまっている! そんな几帳面ぶり、初めて見た。しかし保育園ではそれが日常のモヨウ。 お着替えが終わると昼寝の時間なので「もう帰るね」とルンバに告げると、「ぜったいにいかせない!」などと言われたものの、「ホールでおはなしテープが始まってますよ~」と先生に言われた途端「はーい」とあっさり走り去るルンバ。「おかあさん、おはなしテープに負けましたね」 ははは、そんなもんです。 そんなこんなでルンバの保育園での様子がよくわかり面白かった1日。彼はきわめて普段通り、マイペースに過ごしておりました。よかったよかった。 そしてこの保育参加でなにより痛感したのは保育士さんの偉大さ。1日、いや半日だったから楽しく過ごしたけれど、これを毎日……というのは正直考えられない。絶対無理。保育士さんは本当にすごい。* * * * * 一度帰って仕事を終え、再び迎えに行った夕方。あいにくの冷たい雨で、親子3人歩いて帰る(パルタはベビーカー)。ふと見ると、道路にトラック2台がおしりをくっつけるような形で停っていた。どうやら荷物の受け渡しをしているらしい。それを見るなりルンバが言った。「トラックさん、なにしてるの~? …あっ、こうびだ! たまごをうむじゅんびをしてるんだ!」 昆虫を主題とした絵本には、必ずと言っていいほど交尾の場面が出てくる。彼らの一生のなかで、そこは外せない大事な場面だからだ。昆虫が大好きで、その場面を絵本で何度も見ていたルンバが、思わず漏らした言葉だった。 トラックの交尾。 まったく、子どもの発想にはかないません。(ルンバ4歳1カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年11月18日
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土曜日の夜から発熱したパルタは、まだ風邪が良くならない。一昨日、昨日と夜中に吐き、熱がある。食欲もない。機嫌はそう悪くないので大丈夫かとは思いつつ、やっぱり心配なので病院に連れて行くことにした。といっても、現在、里帰り中の我々。いつものかかりつけ医に行くことはできない。パルタを出産した病院が小児科を併設しているので、そこに行ってみることにした。 到着してびっくり。ものすごいゴージャス産院に生まれ変わっていたのである。 そういえば昨年出産で入院したとき、もうすぐ工事が始まるって言ってたっけ。 聞けば、現在は産後にエステとフットマッサージの無料サービスがあるとか。あ~、あと1年早く工事を終わらせてくれていれば! …と、ついつい目的を忘れそうになったが、肝心なパルタの診察。ごく普通の風邪でしょうとのこと。鼻と咳のためのシロップ薬をもらい、ひと安心して病院を後にした。 一方ルンバは元気いっぱい。しかし昨日に引き続き今日も朝から雨で、出かけられやしない。そんなルンバがおじいちゃんと話をしていて、なにかの拍子にプン!と怒った。「そんなこというと、もうしらないよ! そんなこというこは、こうえんにつれてってあげないもん!」 おじいちゃんが言ったのではない。ルンバがおじいちゃんに向かって言ったセリフである。 最近のルンバは怒るとすぐにこう言うのだ。「公園に連れていってあげないよ」。わたしも夫もそんなことあまり言っていないと思うのだけれど、いつの間にやらルンバの口癖として定着していた。多分、いまのルンバにとって、なによりも堪えるツライことがこれなのだろう。「公園に連れていってもらえない」。 こういう言葉の端々って、子どもの価値観が見えておもしろい。(ルンバ4歳1カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年11月15日
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まさに寝る間も惜しんで仕事した怒濤の1週間の締めくくりは、実家への里帰り。いつものように父が迎えに来てくれて、昨日、子どもら2人と5ヵ月ぶりに実家へ。ひょこひょこ歩くパルタの姿を見て母は「まあ~パルくん、おとなになって」 と一言。 いくらパルタが老け顔だからって、1歳児をつかまえて「おとなになったわね」っておかあさん。 うちの夫もよく言うのだ。「パルタはすっかり赤ちゃんの顔じゃないよなあ。なのに赤ちゃんみたいな動きをして」 …って、れっきとした赤ちゃんですから! それはさておき、そんなこんなでドタバタと帰省したのにはワケがあった。 ワケその1:母の還暦祝い ワケその2:ルンバの七五三 母の誕生日当日には仕事があまりに立て込んでいて帰れなかったのだが、少し遅れるのなら七五三も一緒にやらないかと両親のほうから提案を受けた。そもそも行事にあまり熱心でない我々夫婦、今年はもちろんのこと、七五三自体「やる?」「どうしようか」てなテンションだったのだが、近所の神社にお参りするだけでもとのことで、せっかくだから簡単にでもやることにしたのだった。 こんなテンションの低さだったもので衣装もまるで用意しておらず、「普段着でいっか~」なんて思っていたら、「せめて主役のルンバだけでもおめかしさせてあげたら」と父がお店に連れて行ってくれた。ごめんよルンバこんなにテンション低くって。けれどもネクタイとワイシャツのセットだの靴だのを買っていたらテンション上がってまいりました。なにせ普段はさせられない格好だ。楽しいかも~。 そして好天に恵まれた本日、お参りに行くことに。昼頃には夫も駆けつけた。ルンバは薄い黄色のワイシャツに紺のネクタイとカーディガン、グレーの半ズボンといういでたち。いざ着替えさせようとしたら「いつもと違う」という雰囲気を察したのか、はしゃいでしまってちっとも着替えが進まない。最初は優しく言い聞かせていたわたしも次第にイライラしてくる。 どうにか着替えを終えて神社に行こうと言うと、「ルンバくん、あるけない!」。 徒歩5分だっつーの!「いやー、とおくてあるけない~~!」。 ムキー!!!! それでもなんとか言い聞かせて神社に到着。さあご祈祷をしてもらいましょうと神殿に入ろうとすると、またもや…。「イヤー! ルンバくん、ぜったいはいらない~~~!」 薄暗い神殿内の様子に、なにか痛いことでもされると思ったのだろうか。注射のトラウマがまだ続いているのか?「大丈夫、痛くないし、怖くもないよ。ルンバくんが元気で強い子になれますようにってお祈りするだけ」 何度か言い聞かせると、渋々ながらようやく中に入るルンバ。やれやれ…。 さて、ご祈祷。こんな様子のルンバが静かにしているわけがない。はじめこそ黙っていたものの、すぐにもぞもぞ動き始め、ことあるごとに「まだおわらない?」を連発。何回「静かにしようね」と耳打ちしたことか。 それでもなんとかお祓いを受け玉串奉奠を済ませると、ルンバの前に巫女さんが来てお神酒を差し出した。「飲むまねだけでいいからね」 言われるそばからペロリとなめてしまうルンバ。「ニガーーイ!!!!!」 あーあー。 ルンバにとってはいくつもの苦行を乗り越えて、ようやくお目当ての千歳飴をいただくことができたのだった。 その後も妙なハイテンションぶりのルンバはまともに写真を撮らせてくれない。せっかくの七五三というのに、あまり写真を撮ることができなかった。まったくもう。 それに引きかえ、眠っていたわけでもないパルタのなんとおとなしかったことか。ご祈祷の間もちゃんとわたしの膝に座って声一つ上げない。兄弟のパーソナリティの違いがかなり色濃く表われた場面だったなあ。おかげで、できあがってきた写真を見てみたら、ルンバよりパルタのほうがたくさん写っている始末。なにせおとなしいから写真を撮りやすいのだパルタは。 一旦実家に戻って着替えてから今度はとあるお祭りに行き、軽く昼食を済ませる。仮面ライダーショーがあると聞いておじいちゃんと一緒に喜々として会場に向かったルンバはしかし、途中で戻ってきた。聞けば、敵がわーっと4、5人客席に入ってきて目の前で戦い始めたのを見て「こわーい!」と悲鳴を上げ帰ってきたのだそう。しかし「逃げてきた」と言うのはプライドが許さないらしく夫に「こわかったの?」と聞かれると「ちがうよ!」と怒っていた彼だった。 そうして夜は中華料理店にておばあちゃんの還暦祝いとルンバの七五三のお祝い。おなかいっぱい食べて幸せ。お母さん、ルンバ、おめでとう。 めでたしめでたしの1日、しかし夜中にパルタが突然吐いた。熱もある。風邪を引いてしまったらしい。急に冷え込んだなか、あちこち連れまわしてしまったからな。うれしいことも大変なことも、あまりにも盛りだくさんの1日だった。(ルンバ4歳1カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年11月13日
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ふと洗面台を見ると、ルンバが鏡の前に出しっぱなしにしていたわたしの口紅にそーっと手を伸ばそうとしているところだった。「それはママのだから、いたずらしちゃだめだよ」 声をかけると、ビクンとして手を引っ込めるルンバ。振り向いて、こう言う。「ぼくも、おけしょうしたいの!」 そう、ルンバはお化粧に興味津々なのである。以前から、わたしが化粧をしていると、そばに寄って来ては目を輝かせてのぞきこみ、「ぼくもしてみたいな~」と言いながらそろそろと化粧品に手を伸ばしたりしているのだ。「男の子はお化粧しないんだよ」 そう言い聞かせてみるも、どうにも納得がいかない様子のルンバ。お絵描きを面白がるのと同じ興味ならいいんだけれど、その興味が危険な方向に行ってしまわないかと、母は不安です…。
2004年11月09日
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ルンバの連絡帳より。 今日は保育園のクラスの皆で、かくれんぼをしたそうだ。隠れなくちゃいけないのに、なぜかルンバは一人走り回ってばかり。オニの子が怒って、「んもう、ルンバくん、ちゃんとかくれてよ!」と言うと、ルンバは「だってぼく、おにごっこしてるんだよ!」。 ああ勘違い……。(ルンバ4歳1カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年11月08日
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ルンバがトコトコやってきた。デカブレイク(戦隊ヒーロー・デカレンジャーの一キャラ)のお面をかぶっているのだが、なんだか様子が変。「ママ、みてみて~! サングラスしてるの~」 よく見ると、お面のしたにキッズサングラスをかけているのだった。 思わず吹き出して「なにそれ? 変なの!」 と笑ったら、ルンバが怒った。「へんっていわないで! かっこいいでしょ!」 サングラス=かっこいい デカブレイク=かっこいい だからルンバのなかでは、 サングラス+デカブレイク両方をつける=2倍かっこいい! という図式が出来上がっていたらしい。「ごめんごめん、かっこいいね」 と言ってやると、途端に機嫌を直して「そうでしょー?」 と得意げなルンバなのだった。* * * * 久々に秋晴れの気持ちの良い天気だったので、昼頃から公園へ。途中でお弁当を買って公園で食べ、子どもたちをたっぷり放牧。ルンバは相変わらず知らない人のなかにずかずか入っていって話しかけ、ちゃっかりお菓子をもらってきていた。パルタは延々ボールを蹴り続けていた。のどかな休日であった。(ルンバ4歳1カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年11月03日
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あいにくの雨の土曜日。今日は朝イチでルンバの髪を切りに行く。 ここしばらく、ルンバの髪はわたしが切っていた。彼の髪には微妙にクセがあって失敗が目立ちにくく、わたしが切ってもそれほど支障はないのだけれど、なにせ時間がかかる。たまには美容院に行ってすっきりさっぱりきれいにやってもらうか!と思い立ったんである。 そんなわけで雨のなかルンバと2人で家を出た。「きょうは、どこにいくの~?」と聞くルンバに「お店で髪を切ってもらうんだよ」と答えた途端、「ヤダ!」とルンバ、猛反発。 これまで美容院を嫌がったことはなかったのに、この反応。この前の注射のトラウマで、なにか痛いことをされるとでも思っているらしい。「大丈夫、痛くないし、ママがやるよりもずっと早く、かっこよくなるよ!」 といくら説得してもヤダの一点張り。 店の前に着きはしたものの、入口に近寄ろうとしない。泣きながら逃げようとする。仕方なく抱き上げて、泣き続けるルンバを無理矢理連れて行った。お店に入った途端、泣き止むルンバ。「大丈夫、こわくないよ」 皆に言われて渋々イスに座り、髪を切り始めたところで、お友達のNちゃん姉妹とママがやって来た。偶然、同じ時間帯に予約していたようなのだ。 Nちゃんの顔を見て完全に機嫌を直したルンバ。やれやれ助かった。 そんなわけで「とにかくさっぱりさせてください!」と、ルンバにしてはかなり短く切ってもらった。切り終えたルンバは、着ていた服のせいもあるのだろうけれど、すっかり少年の風情。いやはや大きくなったもんだなと改めて感じた母であった。(ルンバ4歳1カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年10月30日
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さむっ。 いえ別に夫がダジャレを言ったとかそういうことではなく、なんなんだ本日の気温、最高で15度って!(…というのを調べようと思って「過去の天気」というのを見たら、今年の10月はこれまで10日間くらいしか晴れてないよ! なんなんだー!)最低気温に至っては11度ですよオクサン。こたえたのなんのって。 というのも本日ルンバのサッカーデー。子どもたちはサッカーやって走り回っているから、そう寒くはないだろう。問題は見ている親のほう。見学しながら走り回るわけにもいかないし、ただ立って見ていたらシンシンと冷えてくる。しかもルンバときたら、自分の練習時間(1時間)が終わった後におやつ休憩と公園遊びを少々はさみ、居残り練習をするんである。居残りが始まる頃にはもちろんどっぷり日が暮れている。 それでも最初のうちはパルタとボール遊びをしていたので、まだ良かった。少し前まで自転車でサッカーに行くとパルタのことをずっと抱いておらねばならず、それがなんとも苦痛かつ疲労の原因となっていたのだが、いまのパルタはその点ラクだ。下ろしておけば延々ボールで遊び、歩き回っている。けれども日が暮れて真っ暗になったら、そうそう歩き回らせてもおけない。そうなると……、さ、寒いよ! めちゃくちゃ寒いよ! 帰りたいのはやまやまだけれど、せっかくルンバががんばっているのにそれを止めるわけにもいかない。辛く厳しい3時間。後半、寒さのあまり手がしびれていました。疲れて眠ったパルタを抱き締めて暖を取っていました。 さてルンバ、このサッカークラブに入って気がつけば半年が経っていた。このごろはずいぶんとドリブルが上手になり、一人でボールを蹴っている姿を見ると、「年少でこれだけできるとは、なかなかのもんなんじゃないの?」と親バカ心がむくむくと首をもたげてくるほど。どっこい試合になると、そううまくはいかない。なにせルンバ、試合ではどうしても人を追いかけ回すことに夢中になってしまい、ボールを見ていないんである。それじゃあただの追いかけっこだ。実際、本人も追いかけっこ気分になっているっぽい。 今日なんてゴール前でボールがすぐ目の前にあるというチャンスに恵まれたのに、まったくボールに向かおうとしなかった。そこでシュートすれば、初ゴールだったのかもしれないのに! もったいないっ。 居残り練習を見ていると一つ年上の男の子相手にドリブルで逃げ回り、ボールを取られても取りかえして、ちゃんとやっている。1対1くらいならまともにできるんだけど、大人数になった途端に金魚のフンになってしまうんだなあ。(ルンバ4歳1カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年10月27日
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※実はこれは20日の日記なのですが、その日はパルタの誕生日のことを書いたので、21日のスペースにアップします。※ 本日は待ちに待ったルンバ初めてのバス遠足。貸し切りバスにて年少クラス以上の子どもたちが出かけるというもので、親は同行しない。引率の先生方のご苦労を思うだけでゲッソリしてくる。バスの中でトイレに行きたくなっちゃうんじゃないか、もらしちゃうんじゃないか、勝手にどこかに行ってしまって迷子になっちゃうんじゃないか……と、ただでさえ心配事が尽きないというのに、来ましたよドデカイ心配事が。 それは何かとたずねれば。 台風ですよオクサン。それも、ばっちり大型の。 もちろん昨日の時点で、今日が荒天であることはわかっていた。どうするんだろう遠足……と思いながら雨の中お迎えのために保育園に向かったら、「明日はバス遠足なので8時15分までに登園してください。たくさん歩くので長靴ではなく普通の靴をご用意ください」と掲示板にふつーに書いてある。 えーと、もう一度言いますがね。台風来てるんですよセンセー。それも、ばっちり大型の。 連絡帳を開く。どう考えてもバス遠足の日は台風なので連絡帳に書いたのだ。「明日は雨でしょうか…。(
2004年10月21日
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いやはやイベント続きの保育園。本日は芋堀りだそうである。リュックに長靴とビニール袋を入れて持たせ、送りだす。もちろんルンバは楽しみで仕方がない様子。 はてさてどうだったかなと思いつつ夕方ルンバを迎えに行くと、担任のR先生に会った。わたしの顔を見るなり話しかけてくる。「ルンバくん、はりきってますよ~。帰ったらすぐにおいも食べるんだって。なににして食べるの?って聞いたら、オムライス!ですって」サツマイモ入りオムライスですか。そりゃまた斬新な。 わたしの姿を見つけると、ルンバはすぐに駆け寄ってきた。「ママ~! ルンバくん、こーんなにおおきなおいも、とったんだよ~!」 なんともうれしそうである。「おうちかえったら、たべようね~」「お芋でなに作ろうか?」「あのねえ、オムライス!」 ……決心はかたいようだ。 帰る道すがらも、帰宅後も、ルンバは何度も芋堀りの話をしてくれた。家に着くとまっ先にリュックを開けて芋を取り出し、「みてみて~! おっきいでしょ~~!」 と自慢げだ。 楽しいよね、芋堀り。わたしも子どものころ大好きだった。良かったねえ。 翌日。早速ふかしてあげると目を輝かせてガブリ。「おいしいね~。おいもがいちばん!」 見ているこちらまでつられて笑ってしまうほど満面の笑みを浮かべながら、おいしそうに食べていたルンバだった。サツマイモ入りオムライスじゃなくても喜んでくれて良かったよ。月曜日には保育園で「ルンバは、すぐにふかしいもたべたんだあ~!」とうれしそうに先生に報告していたらしい。それにしても今、わが家にはサツマイモがあふれかえっている。(や、ルンバが持ち帰ったのは2本だけだったんだが、前から在庫があったもので…)* * * * おいもほりの絵本と言えば、おすすめはこれ!『おおきなおおきなおいも』赤羽末吉:作・絵/福音館書店(1972/10)待ちに待った「いもほり遠足」の朝、外は雨……。遠足が1週間延期になってしまってガッカリした子どもたちは、土の中のおいもに思いを馳せて、画用紙に絵を描き始めます。描き上がったのは画用紙を何枚使っても入りきらないほどの大きなおいも。子どもたちの想像はぐんぐん広がって、しまいには「おならロケット・いもらす号」となり――。読み聞かせは3、4歳くらいから。もう少し詳しい紹介はこちらをどうぞ。こちらもおすすめ。さつまのおいも ( 著者: 中川ひろたか / 村上康成 | 出版社: 童心社 )おいもだって、掘られて食べられる運命を受け入れて、ただ待っているだけじゃない。土の中で体を鍛えて人間に逆襲だ! イモとヒト、勝つのはどっちだ?!読み聞かせは2、3歳ごろから。どっちもゲラゲラ笑えます。(ルンバ4歳0カ月/パルタ1歳0カ月)
2004年10月15日
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保育園にルンバを迎えに行くと、いきなり「お母さんすみません」と担任の先生に言われた。曰く、「ルンバくん今日、自分で自分の手を噛んじゃったんです」と。一体どういうことだ?! 本人の前で言うのもなんなので連絡帳に詳しく書きました、見てくださいと言われたので、帰宅するなりまずは連絡帳を開いた。見ると…「今日、Kくん、Sくん、Mっちくんが3人で遊んでいた遊具が欲しくて強引に入り奪い取ってしまいました。Kくん抗議!にも負けずがんばっていたルンバくんです。でもそれは良くないという大人の声にすごーく怒って、自分の手をかんで歯型をつけ、反発するルンバくん(ごめんなさい)。使いたいときは「かして」と言う事、話ました。たしかに、いつも自分も使っていた物ではありますが、友達が使っているときはどうすれば良いか、子ども同士の中でもわかっていってくれると思っています。 かわいいことに、その後冷静になって自分のことがわかり、目が合うとえへへへ…なんてえくぼを作って笑い返してくるんですよ。うふふ、でした。」 なんとまあ、自分自身を噛んで怒りを表現したのか。でも、怒りの矛先が他人に向かなくて良かったとホッとする。それにしても、こんなことは初めてだなあ。先生もさぞかしびっくりされたことだろう。 噛んだという場所をよく見てみたけれど、歯型は残っていなかった。普段と特に変わった様子もなく、 結局その日、自分からその話はなにも言い出さず。きっと、ルンバなりに自分のなかで消化して、わだかまりは残っていないということなのだろう。とにかく驚いた出来事だった。(ルンバ4歳0カ月/パルタ11カ月)
2004年10月01日
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夫の実家から荷物が届いた。栗、柿、米、いんげん、ピーマン、ししとう、ねぎ、ジャガイモ、根しょうがなどなどが、ぎっしりと詰め込まれていた。家で穫れたものばかり。それから、あじや金目鯛の干物も。うれしい。 ふと、ひとつの包みを開くと、いがぐりが入っていた。きっとルンバを喜ばせようと入れてくれたのだろう。早速ルンバを呼ぶと目を輝かせながら触っては「いたい!ちくちくだね」と喜んでいた。都会っ子は栗をこの形で見かけることがあまりないからね。 届いた野菜のなかから、いんげんを使って夕食にスープを作った。いんげんとソーセージに、ふわふわ卵を入れたスープ。最初はベーと出そうとしていたルンバだが、「そのいんげんは、おじいちゃんとおばあちゃんがつくったんだよ」と言うと少し考えているような顔をして、それからもぐもぐとがんばって食べていた。 夏に遊びに行ったときに、何度も畑に連れて行ってもらい、「ぼく、はたけのひとになりたい!」とまで言うようになったルンバ。畑仕事をするおじいちゃん、おばあちゃんの姿を思い浮かべて、食べなくちゃと思ったのだろう。そういう経験ができて、ルンバは果報者だ。(ルンバ4歳0カ月/パルタ11カ月)
2004年09月30日
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昼頃になって雨が降り始めた。 実は今日、ルンバが赤ちゃんの頃から仲良くしている近所のお友達の家で9月生まれの誕生会が催されるということで、お誘いを受けていた。けれども水曜日はサッカークラブの日なので、一度はお断りしていたのだ。「雨だったら行けるんだけど」と一言添えて。 朝起きてみれば非常にあやしい天気。もしかするとサッカーはないかもなあと思い、夫に相談。すると「保育園は休んでおいて、雨が降ったら誕生会、降らなかったらサッカーに行けばいいじゃん」 とさらり。 えーーー。もしも雨が降らなかったら、ルンバは1日(サッカーに行くまでだけど)家にいるってこと~?「うん」 しばし悩んだけれど、仕方がない。幸い仕事が詰まってはいなかったので、保育園を休ませることに。さて、そうとなったらうかうかしてはいられない。誕生会に手ぶらで行くわけにはいかないから、何か作らなくちゃ(もともと持ち寄りのパーティーなので)。と言っても何も買い物してないし、時間もないので、家にあるものでなんとかしなければ……。 ということで質素で申し訳ないと思いつつ、ホットケーキミックスにバナナ、野菜ジュース、はちみつ、卵、サラダ油を混ぜて炊飯器にセットし、「炊飯器ケーキ」に初挑戦。どうなることかとドキドキしつつ、炊きあがりの音楽にフタを開けてみると、おー。こんがりふっくら焼けて、見た目はなかなか美味しそうじゃないか。でもホールで焼いてしまったので味見ができない。大丈夫なのか。 そうして昼頃には雨が降りだしたので、誕生会に行くことに正式決定。午後1時頃からの会だというのに開始30分前に電話を入れて、参加を伝える。受話器を置くと、大慌てで家を出た。 外はすでに大雨だ。けれども会場・けーくんのおうちはわが家から近かったので、それほど濡れないうちにたどり着くことができた。 到着してみれば、すごいすごい! けーくんのお父さんがやったという飾り付けは風船とリボンを使ったもので、メルヘンで可愛い。そのお父さん、わたしが到着した時にはリビング横の和室で子どもには到底不可能であろう壮大なプラレールの線路を作っている真っ最中。せっせと作り終えた後、仕事に出かけていった。子どもたちはもちろん大喜びだ。 しかしルンバはテレビに釘付け。ただいまヒーローブームの同年代の男の子たちと「デカレンジャー」に見入り、その後は延々デカレンジャーごっこ。しまいには「ぼくがデカレンジャーだ! おまえはかいじゅう!」「ちがうよ、ぼくがデカレンジャーだよ!」と怪獣役の押しつけ合いでケンカを始める始末…。ごはんもろくに食べないで遊びに夢中になっている。 そんなルンバも一緒にヒーローごっこに熱中していたけーくんが「ぼくごはん食べる~」とテーブルに着いた途端、とことこやってきて隣に座り、「ぼくも~」。けーくんとは一時期趣味が合い過ぎて会うたびにオモチャの取り合いでケンカしていたものだけれど、このごろはウマが合うようで、たまに会うととても仲良く遊んでいる。 一方パルタはあちこちに転がっている風船に夢中。追いかけては放り投げて遊んでいた。途中から眠そうに目をこすり始めたが、20人近くの子どもが走り回るなかで「ここで寝てはもったいない」とでも思ったのか、いつまで経っても眠ろうとはしなかった。 持参した炊飯器ケーキは思いのほか好評で胸を撫で下ろす。ああよかった。 美味しい料理を食べて飲んで、心ゆくまで遊び、夕方、帰途に着いた。 歩きながらルンバが「きょうは、たのしかった~」とつぶやく。頬が上気し、うっとりとした様子。よほど楽しかったのだろう。「ママ、つれてきてくれて、ありがとう。ぼく、たのしかった~かーくんち」 ……。 かーくん……って、だれやねん、それ! けーくんだってば! その後、何度訂正してもルンバは「けーくん」を「かーくん」と言い続けた。なんでだ。 けーくんはルンバの赤ちゃんの頃からの友達なんですが。昨日や今日知り合った仲じゃないんですが。ルンバが保育園に通うようになって、数カ月に一度しか会えなくなってしまったけれど、ほかの子たちは皆、ルンバの名前をちゃんと覚えてくれているんですが。なのにルンバときたら、正確に名前が言えるのは1人か2人なんですが。 人の名前を覚えるのがどこまでも苦手な男・ルンバ。母さんはあなたの先行きが心配です。(ルンバ4歳0カ月/パルタ11カ月)
2004年09月29日
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ルンバの誕生日プレゼントが大好評だ。ルンバが夢中になって遊んでいるのはもちろんのこと、パルタも喜んでいる。 今回のプレゼントは、わが家にしてはずいぶん奮発したものだった。以前、ルンバが忍者という積み木にハマッている、もっと数が増えたら楽しいのに……という話を読んだ我が父母が、「これで買いなさい」と出資してくれたのだ。忍者を買うためにとくれたお金なので本来ならプレゼントを迷う余地はないはずなのだが、せっかく出資してくれたお金を無駄にしたくなくて、改めて何をプレゼントするか、よく考えてみることにした。 確かに忍者が110人もあったら楽しい。けれど忍者を積むのはルンバにすらかなり難しく、パルタが遊べる日がいつになるのか……と考えると、十分な活用ができるのはかなり先になるように思えた。しかもこのごろルンバの忍者ブームが少しおさまりつつある。数が増えればいろいろな積み方ができるようになるので、またはまりだすかもしれないけれど……。 そこでいろいろなおもちゃを物色する。ルンバがいま保育園ではまっているのはトーテム50という積み木。「凸」に似た形の積み木が4色入っている構成積み木だ。お迎えに行くと毎日その積み木で遊んでおり、さまざまな積み方を工夫しては、いろんな形のロボットを作ったり、動物を作ったり楽しそうだ。積み木という選択肢自体はいいかもしれない。 保育園と同じものではつまらないから、別のものにしよう。そこで積み木をあれこれ見て回る。これがいいかも!と見つけたのはドイツのメーカー・ジーナ社が作っている「ジーナブロック 」。6色6種の形で216個のパーツが入っている積み木で、いろいろな積み方が楽しめそう。色もきれいだし、これならきっとルンバも好きだろう。……そこでほとんど心は決まりかけていた。 しかし今回の両親からの出資は「ルンバとパルタ2人に」だった。わが家の兄弟は誕生日がひと月違いなので、2人のプレゼントが一緒になっちゃうけどという条件で、忍者110人分のお金を出資してくれたのだ。「ジーナブロック 」はとても良さそうなんだけど、この複雑な形からして、パルタが遊べるのはずいぶんと先の話になってしまうかもしれない。 うーん……と思いながら良きアドバイスを求めて、静岡にある子どもの本とおもちゃの専門店「百町森」のサイトにアクセスしてみた。そして3・4才からのごっこ遊び用積木のページを見て、ようやく心が決まったのである。BRIOのレールセット(カントリー)とフレーベル基本積み木セットを買って、組み合わせて遊べるようにしよう!と。 ▲決定したプレゼントはこちら あれほど「ジーナブロック 」が気に入っていたのに、なぜ突然そっちに落ち着くのか?!というと、まずはシンプルなものをそろえたいという気持ちがあったから。わが家にはレゴもあるのだが、そのポリシーは「基本パーツだけを用意する。ある一つのものにしかならないような特殊パーツを使わずに作ってこそ、レゴの醍醐味がある」というもの。積み木も同様に、シンプルなものほど様々なものに見立てて遊びやすいのではないかと思えたのだ。 もちろん構成積み木は楽しい。予想もできないような積み方を楽しめるのは、特殊な形と優れたバランスがあってこそだ。でもやっぱりまずは基本積み木を…と、一度思ったらもう止まらなくなってしまったんである。シンプルな形の積み木であれば、小さいパルタも遊べるだろうというもくろみもあった。そんなわけで、「ジーナブロック 」はまた次の機会があったら…ということに相成った。 でも、ちょっと不安事項がなかったわけでもない。ルンバは相変わらず汽車好きではあったけれど、最近では虫やヒーローのほうに夢中で以前ほどの熱は見られなくなっていた。いまさらレールセットを買って、喜んで遊ぶだろうか。 けれども昨夜プレゼントが届いてみて、すぐに不安は払拭された。ルンバは積み木も汽車も大喜びで早速すべてを部屋中にぶちまけ、レールをつくって遊び始めた。基本のレールセットにはそれほどパーツはついていなかったけれど、積み木で駅やトンネル、橋を作って楽しめる。さらに忍者も加えれば、お客さんや街の人々に早変わり。子どもならずとも、これは楽しいじゃないか。 早速ルンバは熱中し、夫と2人でこんな作品を作り上げていた。レールももはや積み木の一部なんですな。 一方パルタ、目の前に積み木をいくつか積んでやると、グシャッと倒す。そのたびに「きゃー」と悲鳴を上げてやったら、それを遊びと解釈したらしく、わたしが積み木を立てるたびに不敵な笑みをにやりと浮かべ倒しに来る。わたしが叫ぶと「きゃはははは!」と声を上げて笑い、大喜びだ。 2人とも喜んでくれて、さんざん悩んだかいがあったというもの。出資してくれたおじいちゃん、おばあちゃん、それから、金曜夜の発注に素早い対応をしてくれて、ルンバの誕生日である日曜日にはプレゼントを届けてくれた木のおもちゃのお店「WoodWarlock」さん、本当にありがとうございました。(ルンバ4歳0カ月/パルタ11カ月)
2004年09月27日
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本日、図書館で借りた本の返却日。ルンバと2人、自転車に乗って図書館に行く。夫とパルタは家でごろごろお留守番。 図書館に行くと紙芝居を読まずには帰らせてもらえない。借りる絵本を選んでわたしが棚を徘徊している間に、ルンバは一人で紙芝居の木枠を棚から下ろし、読んでほしい紙芝居をセットして待ちかまえているのだ。そしてたいてい紙芝居は「アンパンマン」なのだった。 真剣なまなざしのルンバを前にいくつかの紙芝居を読んだ後は、同じ建物に入っている児童館へ。しばしルンバを遊ばせる。十分に走り回らせたところで「まだあそぶ!」と言い張るルンバを説得し、ケーキ屋さんに向かうことに。明日はルンバの誕生日なんである。 誕生日が明日ならケーキを買うのも明日にすればよいものだが、朝から外出する予定にしているので今日は家で前夜祭をしようというわけだ。幸い図書館のそばにはおいしいケーキ屋さんがある。 いざ!とケーキ屋さんの前に自転車を停めたらルンバが「ここはイヤ! ここはキライ!」と叫んだ。えーっ、なんで~? ここのイチゴショートはここらのケーキ屋さんのなかではナンバー1とわたしは常々思っていて、こういう記念日のときには必ずと言っていいほど買いに来ていたのに。ルンバだっていつもおいしそうに頬張っていたじゃないか。 しかしルンバの意志はかたい模様。仕方がないので斜め向かいにある別のケーキ屋さんに行く。お店に入ろうとすると、またもや「ここもキライ!」と拒否するルンバ。よくよく話を聞いてみたら、わが家から一番近い所にある別のケーキ屋さんに行きたいらしい。けれどもそこのケーキは割と最近食べたばかり。「ここのケーキもおいしいよ」と説き伏せて、なんとか納得してもらえた。さあ買うぞ! もちろん予約はしていなかったのでショーケースに並ぶホールのケーキの中からタルトフレーズ(イチゴのタルト)を選ぶ。プレートもつけてくれるというので「Happy Birthday ルンバ」と入れてもらい、ろうそくを4本つけてもらって、ウキウキしながら帰途についた。 さて夕食はなににしよう…とルンバに聞くと、リクエストはなんと「そうめん」。うーん、そうめんかあ。誕生日前夜祭にしては質素に過ぎないか? けれども何度聞いても「そうめんがいい!」と言う。本人が望むものが一番か、と結局そうめんを作ることと相成った。ルンバ大喜び。 家族そろってチュルチュルチュルッとそうめんを食した後に、ルンバお待ちかね(わたしもか)ケーキの登場。ろうそくを立てて火をつける。夫と2人「Happy Birthday」を歌い、ルンバがうれしそうにろうそくを吹き消した。 おめでとう! 部屋のあかりを灯し、ケーキを切り分ける。一口食べて思わず声を上げた。おいしい! 中に入っているカスタードクリームが濃厚な割に甘すぎず、黄身の味がしっかり楽しめて、こっくりさっぱりというか。夫、わたし、長男で6分の1ずつお皿に取ったのだが、二口、三口と食べるうち、 「わたし、これだったらいくらでも食べられちゃう!」 という危険な気持ちがむくむくとわいてきた。 「もうケーキ食べるの? オレちょっとでいいよ」と言っていた夫も食べているうち「おかわりしちゃおうかな~」とつぶやく。結局、夫とわたしはお代わりして3分の1ずつ平らげてしまいましたよ! ルンバもうっとりしながら「おいし~! ママ、かってくれてありがとう。すてきなたんじょうびだねえ」。「すてき」という言葉、最近の彼のお気に入りなんである。 一方パルタにはとろけるタイプのプリンをあげた。これがまた濃厚でおいしいもんだから、一口食べた途端にパルタは正気を失う。激しくクレクレを繰り返し、挙げ句の果てにはスプーンを奪い取ってすみずみまでなめなめ。エプロンも顔もプリンだらけになってうっとりしている。 幸せな前夜祭の夜は、こうして更けていった。(ルンバ3歳11カ月/パルタ11カ月)
2004年09月25日
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ルンバの所属しているサッカークラブは、全国にチームを持っている。年に2回、近隣のチームを集めて大々的なサッカー大会が催されるのだが、ルンバは今日、初めてその大会に参加してきた。会場は某Jリーグチームのホームスタジアムにもなっている場所である。Jリーガーが使っているピッチに立てるというだけで興奮を覚えるサカバカ夫婦。しかし到着してみれば、プロが使っているピッチの周囲を取り巻くように8面のコートが設置されていた。さすがに子どもたちにピッチは使わせてくれないのね。 さて、コートを見ると、小さな子たちが試合をやっている。時折、自ゴールに向かってドリブルをしていく姿も見られるあたり、相当小さい様子。「かわいいねえ、キッズ(2、3歳)の子たちかなあ」。 てっきりルンバたち年少よりも小さい子たちだと思ってプログラムを確認したら、年中とあって驚いた。「年上じゃん!」 ってことは、年少児たちの試合、はたしてサッカーになるんだろうか……。不安は募る。 そんなわたしたちとは裏腹に、ルンバはやる気満々。「はやくやりたいよ~!」とグラウンドに下りて行きたくてうずうずしている。年中の部が終わった後に、年少の部の開会式、そして試合が始まるのだ。「もうちょっとだよ~」 となだめる。 そしていよいよ年少児の出番。開会式の間、親たちは観客席で待つ。選手宣誓もあったんだが、なにせ年少児。緊張してしまったのか、宣誓をする子がなかなか声を出さない。そばについている先生が焦って説得している……。しばらくして小さな声でようやく宣誓。うーん、1人じゃなくて、5人くらい前に出して皆で声を合わせてやらせたほうがよかったかもね。 開会式を終えると子どもたちは先生に引率されてコートに向かう。手をつないでぞろぞろ……と移動する姿がなんともかわいい。 コートにつくと、早速試合開始。各コートごとに4チームによるリーグ戦を行ない、優勝チームを決める。ルンバたちのチームは第一試合お休みだというのに、「待ってました!」と言わんばかりにルンバがコートに出て行ってボールをドリブルし始めた。「ルンバ! まだ! まだ!」 あわてて止めたが、いま思えばこれがちょっとまずかったのかもしれない。 ふとゴールを見ると、片方にはアンパンマン、もう片方には機関車トーマスが描かれた板が立てられている。彼らがゴールキーパーらしい。年中さんの試合では人間がキーパーをやっていたが、年少さんにはキーパーは無理ということか。無理ですね、はい。 さて、第一試合。勝ったほうのチームのあまりの強さにがく然とし、不安を覚えた。4チームのうち3チームまでが、いくつかのチームを寄せ集めて作られているのだが、そのチームは唯一混合チームではない。それだけ人数が多いということは、つまり強豪チームということかもしれない。なにせルールがわからずボールに群がる子どもたちのなかで、わかっている子の人数がどれだけ多いかで試合の行方が決まるのだ。はたしてルンバたちはどうなることか。 ドキドキしながらルンバの試合開始。 ……。 だめだあ~~~。 ルンバ、普段小学生たちとやっているときと変わらないんである。つまり人の後をトコトコと追いかけるだけで、全然ボールに行かないのだ。同い年の子たちの中でやっているのだから、ボール目がけて行けば触れないはずはないのに。人と当たることを避けているような感じもある。いつも小学生に吹き飛ばされているからなあ。よける癖がついてしまっているのかもしれない。 そんなわけで、ほのぼのムードとはほど遠い観戦になってしまった。特に夫、こわい。「ルンバー! なにやってんだー! ボール! ボール! 走れーーーーっ!」 てな感じで叫びっぱなし。しかもドスが利いてる。それじゃあルンバ、よけいに委縮しますって。 ルンバの調子がようやく出てきたのは3試合目、つまり最後の試合の残り半分くらい。どう動けばボールに触れるのかがわかったようで走っていくのだが、同じチームの子と狙いが同じで動きがかぶり、いつもその子にボールを取られてしまう。味方同士でボールを取り合うなー、と言っても年少児はそこまで気が回らない。それでも数回ボールをさわって試合終了。エンジンがかかるのが遅すぎた。もう1試合あればよかったのにね。 結局は3試合とも惨敗、文句無しのビリ。あんなに張り切っていたのにねえ。試合前に調子に乗っていたルンバを注意してしまったことで、少し委縮しちゃったんじゃないかと心残りでならない。 どっぷり疲れて帰宅したあとのこと。 ルンバが部屋の中でボールを蹴り始めた。「ぼくのボールだよ!」 と叫んでいる。 試合中にボールを取りに行かない、取りに行っても誰かほかの人が触っていると、それを押し退けてまでは触ろうとしないルンバに、「サッカーの試合のときは、ぼくのボールだ!って取りに行っていいんだよ」 と話したからだろう。 やがてベビージムをゴールに見立ててシュートし、見事ボールが入ると、「せんせーい、やったやったー! だっこしてー!」。 試合でゴールを決めた子たちが先生に抱っこされてビューンと飛行機のようにポーズを取っていたのが、うらやましかったらしい。 しばらく一人芝居を続けていたルンバ。優勝チームがもらっていた金メダルも本当はすごくうらやましかったようだ。次の大会では家に帰ってきてからじゃなくて、本番にがんばろうねえ。* * * * 夜。台所で食事を作る夫の姿を見て、「じょーずじょーず、うまいようまいよ」 と褒めちぎるルンバ。まるでモデルを前にしたカメラマンのようであった。(ルンバ3歳11カ月/パルタ10カ月)
2004年09月19日
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今日は保育園で9月生まれのお誕生会があった。年に一度、主役になれる日である。ルンバは朝から大はりきりで出かけていった。 誕生会で9月生まれの子たちは、なぜか果物に変身。ルンバは頭のてっぺんにまるまるした柿が乗った水泳帽をかぶり、先生の手作り冷蔵庫の扉を開けて登場。「かわいーい!」 と皆に言われてにっこりしていたらしい。 皆の前でちゃんと「○○ルンバ、4歳です!」 と言うこともできたとのこと。 先生が絵本『ねずみくんのホットケーキ』のおはなしをしてくれた後に出てきた昼食は、なんとねずみ型のごはん! 見本を見たけど絵本にそっくりでとってもかわいらしかった。ルンバも、「うわあ、ねずみだよお」と大喜びしていたそうだ。 お誕生会があまりにうれしかったルンバは、夕方、園庭で遊んでいるときにもしばらく柿帽子をかぶっていたのだという。帰宅後にも何度も柿になった話をしてくれた。園からプレゼントでいただいたバースデーカードをうれしそうに眺めては、メッセージを読んでくれと催促。読んであげると、「Tせんせいと、Rせんせいからなんだあ」と目を輝かせていた。 昨年の誕生会はパルタ出産に備えてわたしと一緒に里帰りしていたため、9月に参加できなかった。今年はきちんと自分のお誕生日近くに参加できて、よかったね。 ルンバ4歳まで、あと10日。(ルンバ3歳11カ月/パルタ10カ月)
2004年09月16日
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今日はルンバのサッカークラブの日。早お迎えに行くと、ルンバはまだおやつを食べている途中だった。隣に座って待っていたら、担任の先生に話しかけられた。ここのところルンバの食事時間のことで連絡帳でかなり濃密なやりとりをしていたのだが、わが家は朝の登園を夫にお願いしているし、夕方は先生が必ずしもいらっしゃるとは限らないので(早番だったり、他のクラスの当番だったりで)、なかなか直接話ができずにいたのだった。 なんでも、ルンバは今週、昼食もおやつも全然食べていないのだそうだ。きちんと食べきれるように何度も「お減らし」してもらうのだが、いつも最終的に減らした量のほうが多くなってしまうくらいに食べていないらしい。「帰宅後おなかが空いている様子はありますか?」 と聞かれたが、夕方も特に空腹で待ちきれない!という風ではないのである。「じゃあ、やっぱりそういう時期なんですかね。子どもってあるんですよね。急に食べなくなったり、逆にものすごくたくさん食べるようになったり」 園での様子を見ていると、食べない以外はいたって普通、とても元気でよく遊んでいるとのこと。おもらしをするわけでもないし、心配ないのでは、と。「これはわたし個人の考えなんですけど」 担任の先生は続ける。「ルンバくん、いま、すごく成長しているんです。これまでは自分の世界が強くあって、自分中心で過ごしていたけれど、少しずつ周りの反応を見て自分の行動を考えたり、気遣いを見せるようになってきているんですね。だから、いまはなにかそういう、ルンバくんの中で急激に変わる時期で、もしかするとそれで食べないのかもしれません。『食べない』みたいなことって、はっきりと『これが原因』と明言できるものでもないですし」 4歳のお誕生日を前にして、彼のなかでいろいろな変化が起きているところなのかもしれない。 たとえばトイレに関しては、食事とは逆にいますごくがんばっている様子なのだ。先週まで園でのおもらしがあまりにひんぱんだったので、夫に「がんばるんだよ」とこんこんとさとされ、約束したのが効いているのか、最近ではめずらしく今週まだお昼寝のおもらしがない。朝起きてすぐのおしっこも、これまでは寝ぼけながらオムツにしてしまっていたのが、起きるたびに「きょうはまだしてないよ!」と言ってトイレに行こうとがんばっている。とは言え夜中に一度出てしまっているので、オムツは濡れているのだが。 なので、食事以外の面では特におかしなところは見られず、むしろいつもよりがんばっているかもしれないというところ。しばらくは焦らずゆっくり様子を見ていきましょうということになった。 ふと時計を見ると、わあ遅刻だ! すっかり話し込んでしまったので、すでにサッカーの開始時間になっていた。先生にお礼を言ってあわてて園を後にし、グラウンドに向かった。 準備運動には間に合わなかったが、とりあえず滞りなく通常練習に参加。そして今日も居残るルンバ。こう書くとものすごく熱心にサッカーをしているみたいだが、どちらかというと「まだ遊び足りない」というのが本音のよう。「サッカーやらないんなら帰る?」と聞くと「まだまだ!」と言ってボールを蹴り始めるんである。 最近は6時前に真っ暗になってしまう。グラウンド自体には照明がなく、周囲にポツンといくつか灯りがあるだけの暗い場所で、しかしルンバは帰る気配がない。最近一つ前のクラスに入った年中の男の子Mくんと2人で追いかけっこなどしながら、いつまでも残っている。「サッカーしようよ、サッカー」 先生に言われてボールを蹴る2人。実は今週末、某J1チームのホームスタジアムを会場にサッカー大会があるのである。 先生に促されてドリブルをするルンバを見て驚いた。いつの間にかすごく上達している。「ルンバ、はやくなったな~。合格!」 と先生にほめられてうれしかったらしく、ますます鼻高々な様子でボールを蹴っていた。 結局、1時間の通常練習を終えた後、1時間半くらい居残りしていたルンバ。途中まで立っちして遊んだりしていたパルタもつきあいきれずに眠ってしまった。ルンバはさすがにおなかが空いたようで、帰宅後、ものすごい勢いで夕食を食べていた。いっぱい食べてくれる姿を見るのは、やはりうれしいものだ。(ルンバ3歳11カ月/パルタ10カ月)
2004年09月15日
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ルンバ、月に一度の身体測定。連絡帳にはさんであった記録帳を見て声を上げてしまった。やった!!! やりました!!!! ついにルンバ、身長100cmに到達~~~~~~っ!! 記録はなんとジャスト100cm。体重は16.3kg。ちょっとガッチリめの標準的な4歳児という数値。それにしても初の身長3ケタ突入は、なんだかとても感慨深い。思わず夫にメールを打ったらすぐに「今日のごはんはルンバの好きな物にしてあげてね。お祝いだ!」と返事がきた。夫もうれしいらしい。 そんなわけでニコニコしながら、ルンバと一緒にドライカレー・トロトロ目玉焼き乗せを食べていたら、ルンバがふと言う。「ママ、だーいすき!」「ん?」「ママだいすき。わらってるから」 ……。 胸にズドンと響いた。 このところイライラしていたわたしは、きっと眉間にしわを寄せ、眉が釣り上がっていたのだろう。ルンバにずいぶんストレスを与えていたのかもしれないと思うと、申し訳なくて胸が痛んだ。できる限り笑っていたいと思った。 楽しい夕食を終えた後、「カブトムシのおせわしなきゃ」とルンバが言うので虫かごを下ろしてきたら、様子がおかしい。「しんじゃったの……?」 カブトムシは動かなくなっていた。 ルンバはカブトムシを手に乗せて眺めながらつぶやいた。「なつが、おわっちゃったから?」 虫の絵本で読んだのだ。カブトムシは夏が終わると死んでしまうということを。「なつが、おわったからね……」 最後の1匹だったのにね。大事にしていたのにね。 この夏、わが家では初めて昆虫を飼った。ルンバにとっても、わたしにとっても、いろいろと学ぶことの多い経験だった。「ママ?」 ルンバがわたしの顔をのぞきこむ。「ん?」「ひこうきにのって、またむしをさがしに、やまにいこうね!」 なぜ飛行機に乗るのか、一体どこまで行くつもりなのか、山はどれだけ遠くだと思っているのかはわからないが、とにかくルンバにとって、もはや「虫のいない生活」など考えられないもよう。 一番古株のザリガニちゃんが、まだいるじゃないか。しばらくはザリちゃんのお世話に専念しておくれ。(ルンバ3歳11カ月/パルタ10カ月)
2004年09月14日
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火曜日の日記に書いたように、ここのところルンバの食事に時間がかかり過ぎることで悶々と悩んでいる。保育園の先生にも相談してみた。といってもお迎えしか行かないわたしは担任の先生と話す機会がなかなかなくて、今週の連絡帳は先生とわたしの交換日記になってしまっている。 先生によると、保育園でも今週のルンバは食事、着替えなど意欲があまりないとのこと。「そんな時期もあるなあと考えています。もしかしたら食事時間の短縮も、今週はタイムリーではないかもしれません。少し意欲が戻ってきたら、本腰入れてみるとどうでしょう」とアドバイスされた。 さらに先生はこう続けてくれた。「私自身は、『誕生日前後に、子どもは大きな成長がある』と思っています。ルンバくんも今月バースデーだし、いまの時期を越えたらググッと大きくなると期待しているところです。ママ! ひとつ深呼吸して、のんびり構えていきましょー!!」 肩の力がずいぶん抜けた。少し焦り過ぎだったかもしれない。 一昨日の日記をアップした後、たくさんの方がレスをつけてくれた。「うちもそうですよ」というコメントを残してくれた方が多かった。わたしはてっきり、同じ年頃の子たちはこんなに時間をかけずに食事をしているものと思っていたので、同じ悩みを持っている方がたくさんいるという事実にも励まされた。 今日の夕食はスパゲティミートソース。ルンバの好物なだけあって、めずらしくわたしが手伝わなくても一人で全部食べてくれた。献立にもかなり意欲が左右される様子だ。 後片付けが済んだ後、ふと棚にしまってあった昨年の連絡帳を開いてみた。2歳児クラスに進級したばかりの時、そういえばルンバは環境の変化のために反抗期に拍車がかかり、なにをするにもイヤイヤ言って大変だったっけ。3人いる担任の先生の名前を覚えられなくて全員同じ名前で呼んでしまったっけ。「くまさん」という簡単な単語さえうまく発音できなくて、「ぷかしゃん」なんて言ってたっけ。 いまからちょうど1年前を思い起こしたって、パルタの出産を間近に控えているのを敏感に察してかやっぱりイヤイヤがひどくて、身支度一つするのにも戦争のようだったっけ。トイレトレも後戻りしちゃって、おもらしばっかりしていたなあ。 ……。 この1年間で、ルンバはどれだけたくさんのことができるようになったんだろう。どれだけ大きな成長を見せてくれたんだろう。 ひとたび何かを習得すると、いつのまにか「できて当たり前」という感覚に陥ってしまいがちだ。だから何かの拍子に後戻りしてしまったり、うまくいかないことがあると、「できない」ということにばかり焦点を当ててイライラしてしまう。 でも、「できる」って当たり前じゃないんだよね。まだ小さいんだもの。「できない」ことにばかり気を取られないで「できる」ことをほめてあげようって、考えていたこともあったというのに、最近すっかりそのことを忘れていた。 なにをそんなに焦っていたんだろうか。 イライラしてしまった時、少し前の子どもの様子を思い出してみるというのは、いい方法かもしれない。ずいぶん気持ちが楽になった。 一昨日の日記を読んで励ましてくれたみなさん、どうもありがとうございました。まだまだうまくはいきませんが、少しのんびり構えてがんばろうと思います。(ルンバ3歳11カ月/パルタ10カ月)
2004年09月10日
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引き続き仕事の難産原稿が進まない。うちの子どもらみたいに吸引分娩できるもんなら引っ張っちゃいたい!というくらいに苦しい状態で、方向性をかためるために100枚近くに及ぶ資料を集めては読む昼間。原稿が仕上がらないまま、あっという間に時間は過ぎてしまった。 毎週水曜日はルンバのサッカークラブの日。先週までサマータイムで開始時間が1時間遅れだったのが、今週からもとに戻った。つまり保育園にもそれだけ早く迎えに行かなければならない。ああ今日〆切なのに~とうしろ髪引かれながら、パルタを連れて保育園に走る。 この時間だと保育園からサッカーまでの移動時間がギリギリなので、猛ダッシュでグラウンドに行かなければならない。ちんたら歩くわけにはいかないので自転車。そんなわけで練習の間中、パルタを抱いていなければならなくて、二重に大変なんである。歩けるようになったらいくぶん楽かな~と思うけど、きっと歩くようになったら、おとなしく兄ちゃんの練習を見ていてはくれなくなるんだろうな。 しかし一人立ちはずいぶん上手になってきたパルタなので、今日はサンダルを履かせて、抱っこに疲れるたびに下ろしては地面に立たせてみた。けれどパルタ、サンダルが気になって仕方ないらしく、しゃがみこんでは脱ごうとして、ちっとも立ってくれない。やっと立ったかと思ったら足をクイクイと動かし、よそのお母さんの足をしきりに踏みつけようとしている。なんて足癖が悪いんですかキミは。 そんなこんなしているうちに練習も終盤、試合が始まった。今日は人数が多いせいか、なかなか点が決まらない。しかしやがてルンバチームの子がゴールを決めた。みんなが集まって「やったー!」と喜んでいるのに、ふと見たらゴール前でルンバが敵チームの子たちと一緒に「やられた~!」と地団駄ふんで悔しがっている。「おまえは喜んでいいんだよ!」 すかさず敵チームの子からツッコミを入れられていたが、どうも意味がわかっていないらしい。 しばらくして今度は敵チームの子が点を決めた。ルンバは先ほどと同じようにゴール前で「やられた~!」と地団駄ふんでいる。 ……。 いまだにルールのわかっていないルンバ、どうやら自分以外の人がゴールを決めるのを見るたびに悔しがっているもよう。たとえ味方チームの得点でも、決めたのが自分じゃなければ「やられた~!」と思っているようだ。おいおい。 しかし試合中にボールにさわることさえ難しいルンバ。ゴールを決めることができるのは、一体どれだけ先の話なんだろうか。それにしても、つくづく面白いねキミは。(ルンバ3歳11カ月/パルタ10カ月)
2004年09月08日
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わたしのいまのストレスはルンバの食事に時間がかかること、それによって以降のスケジュールがおしおしになってルンバの寝る時間が遅くなることの2つにほぼ集約されている。 最近のルンバの食事は、やたらと時間がかかる。たいていは1時間近く、ひどいと1時間半くらい食べ続けている。いや、この表現は正しくない。食べることに飽きると遊び始めて、一向に食事が進まなくなるのだ。 おなかがいっぱいなのかと思いきや、手伝ってやれば完食する。どうやら食べさせてもらえるのを待っているらしい。甘えているのだ。こちらとしてはなるべくいろいろなものを、そして十分な量を食べてほしいので、ついつい手助けしてしまう。結局は、自分一人で食べるのに30分、後を引き継いでわたしが食べさせるのに30分とかかることになってしまう。 あまりに毎日時間がかかり過ぎるし、「食べなさい!」と叱るのもいい加減イヤで(だって食事は楽しく食べたい)、量や種類が少なくなったとしても本人が遊び始めたらサッサと片付けてしまうべきなのか悩んでいる今日このごろ。本当におなかが空けば食べるんだろうしと思いつつ割り切ることもできないなか、そういえば保育園の食事はどんな様子なのだろうと聞いてみた。 すると、園では20~30分で食べられるように、量を調節しているとのこと。食べきれないときには子どもが「お減らしして」と先生に頼み、食べきれる量にして、お皿を空にした!という達成感を味わえるようにしているのだそうだ。「楽しく食事できたらと思います」 と先生。 量が多すぎるのかなと思い、その翌日は早速いつもの8割くらいの量に食事を減らしてみた。でも、結果は同じ。やはり最後はわたしに食べさせてもらえるのを待っている様子。頭を抱えながらそのことを連絡帳に再び記す。先生からは、「成長の過程で食べなくなる時期もあります。そんな時は、本人が食べられるように少なめにして、自分で食べきるようにしていきましょう」 とのお返事。まだ多すぎるのだろうか。うーん。 今日の夕食でもやはりルンバは途中から遊び始めてしまった。連日「食べなさい」ばかり言っている自分に嫌気がさしてイライラしていたところに、遊んでいたルンバが誤って皿をひっくり返し食事をこぼしたのを見てついに爆発。その後、布団に入れてもなかなか寝ないルンバに再度爆発してしまった。あー。だめなのだ、一度怒り始めると止まらなくなるのだ。 独身時代にはこんなに怒ってばかりの日々を過ごしたことがない。子どもを産んでから楽しい日々ではあるけれど、こんな風にイライラが募るとあまりに怒ってばかりの自分を思い知って愕然とする。同時に自己嫌悪に陥らずにはいられない。「子育ては修行だ」 という言葉を聞く。本当にそのとおりだと思う。 あまりに落ち込んで何をするのも嫌になり、とにかく頭から布団をかぶって寝る。原稿が一本かなりの難産で思うように進まず、睡眠不足なのもいけないんだろう。一晩ぐっすり眠れば浮上できるかもしれない。(ルンバ3歳11カ月/パルタ10カ月)
2004年09月07日
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サッカーを終えて疲れ果て帰宅。今日は練習後の秘密特訓がなかった分、少し楽ではあったはずなのだが、日がずいぶんと短くなってきた今日このごろ、真っ暗ななかを帰ってくるとそれだけで長時間がんばったような気になってしまう。 家に着くとカブトムシとクワガタのお世話をするんだーとルンバが虫かごを下ろしてきた。「……あれ? クワガタ……」 実はオスのクワガタが今日、死んでしまったのである。 昨晩までは元気にしていたのだが、今日の昼間ふと見ると仰向けにひっくり返っていた。元気そうに見えたけど、衰弱していたんだろうか。急に涼しくなることがあって、最近では土の中にもぐっていることが多くなっていた、そんな矢先の出来事だった。 サッカーの前に知らせるとショックを受けるかもしれないと、帰宅するまで黙っていた。ごめんよルンバ。「しんじゃったんだね……」 しかしこれまですでにオスのカブトムシとメスのクワガタそれぞれ1匹の死を経験して、状況を受け入れやすくなっているのか、意外にあっさりして見える。生きている間は怖くて持つことのできなかったクワガタの身体を持ち上げて、細かく観察しているルンバ。裏返して見ると、ブラシのような口がよく見えた。「あっ、たらふくだ!」 ……え?「これ、たらふくでしょ?」 どう見ても口を指している。「それはお口でしょ?」「じゃあ、たらふくはどこ?」 ……。 おそらくルンバ、どこかで「たらふく食べる」みたいなフレーズを耳にしたのだろう(絵本にあったのかな)。そうしてきっと彼の頭の中で「たらふく食べる」→「口で食べているな」→「そうか、たらふく=口なんだ!」という変換がなされたモヨウ。今月末で4歳を迎える我が息子、まだまだ言葉で楽しませてくれマス。 寝る頃になって夫が帰ってきた。布団の中でルンバは夫とクワガタのことを話す。「せっかく一生懸命お世話したのにね。もう遊べないんだね。淋しいね」 夫が添い寝をしながらそう話していると、ルンバが小さく鼻をすすった。 涙を流して泣いてはいない。「かなしい」と言葉に出してもいない。 けれども小さな身体と心で、彼なりにクワガタの死を受けとめている。いまはそれで十分だと思った。(ルンバ3歳11カ月/パルタ10カ月)
2004年09月01日
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