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2026.03.26
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今週末かな? 満開に近い桜が九州で見られるの?
と思いながら、レンガ造りの陸橋を見に行った、15年前を思い出す。



桜の季節にスクーターで茶屋町橋梁に行ってきたにゃ。
明治の空気を感じながら、春の景色にふわっと包まれるような時間だったにゃ。
まずはレンガの陸橋のことから少しだけ話すにゃ。

明治二十四年ごろ、このあたりは石炭の匂いが漂っていて、八幡の山には煙がもくもく上がっていたらしいにゃ。
そんな時代に、大蔵線の列車がこの谷を静かに越えていたんだにゃ。

その名残として今も残っているのが茶屋町橋梁にゃ。
板櫃川に寄り添うように、ずっとそこにいるにゃ。

赤いレンガはイギリス積みで、アーチもきれいに組まれているにゃ。
下流側だけにあるギザギザの部分は、将来線路を増やすつもりだった名残らしいにゃ。
なんだか未来を夢見ていた感じがして、ちょっと胸がくすぐったくなるにゃ。

AIさんが描いた「板櫃川をまたぐ、レンガ造りの茶屋町橋梁」と川沿いに咲く桜
※AIさんが描いた「板櫃川をまたぐ、レンガ造りの茶屋町橋梁」

線路自体は二十年くらいで役目を終えたけど、この橋だけは残って、ずっと時代を見てきたにゃ。
百年以上ここに立っていると思うと、ただの橋じゃなくて時間そのものみたいに感じるにゃ。

レンガにそっと触れてみると、昔の蒸気の熱とか、列車が走り抜けた振動みたいなものが、ほんの少しだけ伝わってくる気がしたにゃ。

ふと下を見ると、板櫃川がゆっくり流れているにゃ。
春の光を揺らしながら、水面がきらきらしていたにゃ。

そこに桜の影が映って、レンガの赤と混ざり合って、やわらかい春の色になっていたにゃ。
この季節だけの特別な景色って感じで、ずっと見ていたくなるにゃ。

もともとはスクーターで橋の写真を撮りに来ただけだったにゃ。
でも満開の桜の下でシャッターを切った瞬間、なんだか心を持っていかれたにゃ。

そのまま川沿いを走っていたら、ふと川に降りられる場所を見つけたにゃ。
そこから見上げた桜がすごかったにゃ。

AIさんが描いた「板櫃川沿いの桜」
※AIさんが描いた「板櫃川沿いの桜」

枝が川を包み込むみたいに伸びていて、薄いピンクのトンネルみたいになっていたにゃ。
風が吹くたびに花びらが揺れて、時間までゆっくりになった気がしたにゃ。

明治の橋と、昔の記憶と、今こうして走ってきた自分の時間。
全部が重なって、ひとつの春の景色になっていたにゃ。





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最終更新日  2026.04.06 20:49:51
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