想い出記念

想い出記念

2007年10月21日
XML
カテゴリ: 硫黄島 体験記


                                 (北の鼻入り口)

朝早くから階下から「クーン ~、ワンワン」と愛犬が呼んでいる。

「うるさい、もう少し寝ていろ!」と一喝したが、しばらくするとまた繰り返すので、散歩に連れ出した。

新聞配達のバイク音に異常に反応し、消えた街角を目指してリードをグイグイ引っ張る。

そういえば、新聞配達のバイクの音やJP職員にもしっぽを振りながら興奮して近づいている。

何なのだろう・・・?

秋空だが空気はめっきりと冷たくなり、ストーブのスイッチを入れてしまった。

スキーに没頭していた頃は、降雪が待ち遠しかったが、年齢を重ねるにつれて「寒い・・!」「雪はスキー場だけにしてくれ・・・!」と勝手なことを思ってしまう。

紅葉真っ盛りだが、これを過ぎると長い冬を迎えるかと思うと気が重い。

沖縄勤務時、1年目の紅白歌合戦は扇風機(クーラーは2年目以降)を使用し、2年目はこたつに入りストーブをつけていた。

硫黄島勤務の時も、1年目は半袖、2年目はその上にジャンパーを着用していたことを思い出した。

人は環境に慣れるのでしょうね。

でも、やはり冬は嫌いで~す。(春よ来い、早~やく来い・・・の心境です。)



今日の写真は、北の鼻の入り口付近です。

台上は比較的平坦になっていますが、ご覧のとおり低木とトゲのある雑草に覆われ、短パンではあちこちに擦り傷を残してしまいます。

壕の中は何もありませんでした。

岩の上はどうなっているのだろうと言うことで、壕の横を登りました。

足場が悪い。木、草等の障害物が多い。

四苦八苦して登り詰めたのですが、その前方はジャングル状態で進むことを諦めて、別ルートで下りましたが、登り以上に苦労しました。

諦めずに進んだ場合、混成第二旅団司令部や中迫撃第3大隊が全滅した地に至るのです。

外周道路に建つ碑には、「全滅の地、この下一帯」と記されています。

最後の砦、北の鼻。

師団司令部に合流しようと転進してきた部隊にとって、あと数百メートルというところで全滅したのです。

地熱、地形の厳しさを今も残す島。

それが硫黄島なのです。








お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2007年10月21日 09時06分09秒
コメント(0) | コメントを書く
[硫黄島 体験記] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: