真理探究と歴史探訪

真理探究と歴史探訪

2018年03月10日
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前回の日記にも書いたように、先月の2月24日~25日にかけての「四国行き」は、歴史探訪を予定していた各地を含め様々なルートを考えていたが、結果としては「愛媛県」の県域に限っての歴訪となり、大分と愛媛を海上で結ぶ「国道九四フェリー」の往復を利用することになった。

自宅に帰り一息ついて、フト愛媛県の松山市内から確実に見えた「石鎚山」に思いを馳せると・・・かつて小雨模様のなか懸命に登頂した経験を回想することに。

◎関連記事・・・ 四国修験の最高峰「石鎚山」への登拝

そこで思い出したのは、九州の修験霊場を代表する御山といえば大分県の「英彦山」であり、同じく四国の修験霊場を代表する御山といえば愛媛県の「石鎚山」であったこと・・・。

かつて「英彦山」には、並々ならぬ思い入れを胸に登拝したことがあった。

◎関連記事・・・ 九州修験の総本山「英彦山」への登拝

そして、その九州と四国を代表する修験の二峰に纏わる伝承が、大分県中津市の「八面山」の中腹にある巨大磐座「和与石(わよいし)」に関連させたかたちで残されていることを思い出すのであった。

◎関連記事・・・​ 八面山にある「和与石」について

※上記の詳しい内容等については、リンクした各〔◎関連記事〕に任せることとしたい。

余談ではあるが、ここでさらに興味深く思い出されたのは、かの平昌オリンピックで活躍した羽生結弦選手の名前の読みの類似性から話題になった「諭鶴羽(ゆずるは)神社」(兵庫県南あわじ市)の由来書の内容であった。

当社の由来書に記された「熊野権現御垂迹縁起伝」には、熊野大神は九州の「英彦山」から四国の「石鎚山」、「諭鶴羽山」を経て熊野新宮・神蔵の峯(神倉山)へ渡られたとあり、日本古来の山岳信仰「修験道」の伝播経緯が書かれていたのである。

◎関連記事・・・​ 英彦山系の修験道の御山「諭鶴羽山」

ここまで走馬灯のように歴史の現場を歩いてきた思い出の映像が繋がったところで、なぜか大分県の英彦山と愛媛県の石鎚山を地図上で線引きしたくなったので、すぐに手持ちの地図を用意して二峰を直線で結んでみた。

すると驚いたことに、その二峰を結ぶ軸線上に「宇佐神宮」(大分県宇佐市)が見出せた。

またその宇佐神宮の鎮座する現在の宇佐市域は、当日記で何度も取り上げてきた「山口と九州を貫く南北軸」の軸線上に添う位置にあることから、私自身の30年に及ぶ「歴史探訪」の核心部分に「宇佐」があったことを再認識することとなり・・・なるほど、そうだったのか・・・と深い溜め息と共に、ひとり合点がいくのであった。

そこで上記の南北軸に関しては、今回は以下二つの関連記事を紹介することにしたい。

◎関連記事・・・ 山口に描かれた「北斗図」を訪ねて

◎関連記事・・・ 山口と九州を貫く南北軸について


ところで前回の日記でも書いたのだが、この度の「四国行き」における縄文系譜の歴史探訪を経て、私の心中には山口県・大分県・愛媛県の三県で【渦巻く三つ巴】の紋様が観えていた。

そして今、この記事を書いている最中に気づいたのだが、その心中に浮かぶ「三つ巴紋」とは、「山口と九州を貫く南北軸」と「英彦山と石鎚山を結ぶ軸線」が交差する位置にある「宇佐神宮」の御神紋であったと再認識し、さらに瀬戸内海の「周防灘」の海域を中心に「三つ巴」を象徴する三県が、古代の「豊国(とよのくに)」が治めた本来の国域ではなかったかという着想に至るのであった・・・。






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最終更新日  2018年03月10日 21時00分35秒


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