産後リカバリーヨーガ embrace  <東京都調布市・世田谷区>

産後リカバリーヨーガ embrace  <東京都調布市・世田谷区>

2014.09.09
XML
カテゴリ: 物語に浸る
 木皿泉の小説を読み終える。

 木皿泉は、夫婦で共作する脚本家。

 今一番観たいのは木皿泉の新作だ。

 大人の人生の落とし穴にハマったような人々が集い、
穴の中でもがき、隣りの落とし穴でもがく誰かと思いを交わし、
メンターの言葉に触れ、自力で穴を出て日のひかりのやわらかさに
身をゆだねて「今日もそれでよし」と生きていく「すいか」

 いじられいじめられるクラスメートを人気者にプロデュースしていく
背景に、ひとの心の闇の深さと、友情とを描いた「野ブタをプロデュース。」

 七色の声を持つ女子中学生とロボットオタクの
バディモノ「セクシーボイス&ロボ」

 ロボットを愛してしまう高校生の痛みときらめきを描いた「Q10」


 あがく若い主人公たちに手を差し伸べるメンターがいつも素敵だ。

 「すいか」の浅丘ルリ子教授。
 「野ブタ〜」のキャサリン夏木マリ教頭センセ。
 「セクロボ」の地蔵堂女主人浅丘ルリ子。
 「Q10」の柳教授薬師丸ひろ子。

 メンターの言葉は多分木皿泉の真実なんだろうなって思う。
 いつも胸のストライクゾーンに響いてくらくらする。

 そのストレートさに。


 その木皿泉の小説「昨夜のカレー、明日のパン」

 本屋大賞二位だったらしいけど、
この小説が二位って、世間はよほど疲れきっているのかな、
とちょっと思ったのだ。

 人生のモラトリアムは若者だけのものではないのか。


 普通に淡々と生活している登場人物たちの、
心にわきたつ波、波にのまれながら、
ちいさな世界で巡り会うつながりの中にきらめきを見つけて、
また生きていく物語。


 最後から二番目の物語の最後、
主人公と同居する義理の父の言葉がこの物語の着地点。


人は変わってゆくんだよ。
 それは、とても過酷ななことだと思う。
 でもね、でも同時に、
 そのことだけが人を救ってくれるのよ。



 わたしたちは変化していく、これからも。

 悔やむ過去も、憂う未来も、どうしようもならない。

 今ここで一生懸命、泣いたり笑ったりして生きる。

 おはよう、とか、また明日とか、おやすみとか、
声をかけられる相手がいることのちいさな奇跡を、
木皿泉のように、わたしたちだって見つけられるはずだ。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

最終更新日  2014.09.09 17:02:02
[物語に浸る] カテゴリの最新記事


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

PR

×

プロフィール

embrace_michiyo_ue

embrace_michiyo_ue

カレンダー


© Rakuten Group, Inc.
X

Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: