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「下妻物語」の上映はシネマスQで、今日が最後だった。 しかも上映は昼のみである。情けない話であるが、上映期間の詳細を知ったのは、昨日の新聞を読んでからであった。 もっと早く知っていたら・・・。 「独断偏見映像鑑賞記」シリ-ズで書いていたかもしれないのに・・・。 シネマスQに問い合わせたが、県内ではその後の上映予定はないと言う。 もはやビデオになるのを待つしかない。それも手ではあるが・・・。 大画面で観たかった。無念! この無念さをエネルギ-に替え、 「独断偏見映像鑑賞記」次回ご期待されたし!
2004.06.25
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今日、ネットの毎日新聞Newsを見た。 その中の1つの見出しは 「児童買春容疑・女校生に出演強要、AV男優ら逮捕」 逮捕されたのはチョコボ-ル向井ら4人。 他の三人の中に AV男優:石崎寛(37歳)=芸名・島袋浩の名前が。 以前から、彼はウチナ-ンチュなのか疑問だったのだが、意外な所で謎が解けて、良かった良かった。 PS:イブニング7/13号掲載の連載漫画「おせん」 東京の料亭一升庵の女将おせんが主人公の料理漫画である。 今回、主人公一向は沖縄へ向かうという設定になっている。 今回はおせんが夏バテ防止にソ-ミンチャンプル-もどきを作ったりするエピソ-ドがメインで、本格的来沖は次号になる。 次号が楽しみである。
2004.06.24
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4年位前、当時沖縄で最も敷地面積の広い書店の雑誌棚にパチスロ本が何種類あるのか数えた事がある。雑誌、漫画雑誌、攻略本を含めて約50種類であった。 漫画評論家・鶴岡法斎氏によると、パチスロ系漫画雑誌は約20誌あるとの事。 パチスロ雑誌は雑誌棚の中で一大勢力を形成しつつある。 一方4コマ雑誌もここ最近種類が増えているように思える。 特に表紙に「本当にあった○○」と銘打ったものの台頭を強く感じる。読者からの体験談を4コマ漫画化したものである。 その投稿体験談は大雑把に分けると、笑える体験談と節約ネタの2種類に分かれる。読者は主婦を中心とした女性と思われる。 政府は景気回復の兆しとかなんとか言っているが、景気が悪い事は変わりない。 そんな中、男性は射幸心をあおる施設に走り、女性は下世話な暴露話や節約に走る傾向があるのだろうか? 立ち読みをしていて感じた今日この頃である。
2004.06.23
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レディスコミックは、かつて少女漫画で活躍していた漫画家の受け入れ先の役目を担っているように見える。「生徒諸君教師編」を読んだ時は驚いた。絵が荒れたなと感じたのが第一印象だった。 漫画家自身は年を重ねていく。一方の少女漫画の読者は学校を卒業すると入れ替わり、読者の流行や若者文化等もその度に変化する。年を重ねていくと、それらを取り入れ勉強し、なおかつ自分の感性を保っていくのは難しい。 10年以上前から現在も尚少女漫画の第一線で活躍している漫画家を私は数える位しか知らない。そんな私も少女漫画を読まなくなって長いけど。 なにも少女漫画に限らない。 パチスロ漫画雑誌を読むと、昔メジャ-誌で描いていた漫画家の作品をよく見かける。 ゴルフ漫画雑誌もそうだ。連載陣の中にちばてつやの名を発見したときは、なんとも複雑な気分になったものだ。 漫画雑誌を立ち読みしていると、どんどん細分化しているように見える。 そのうちのいくつかが、かつてメジャ-誌で活躍していた漫画家たちの受け皿になっているのかもしれない。
2004.06.22
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昨日引っ張ったすさまじいまでの実話雑誌。 そのタイトルを「任侠ダイナマイト」という。サブタイトルは「本邦初ヤクザグラフィックマガジン」とある。大きさもA4でかなりのものだ。 この雑誌は全129ペ-ジの約3分の2にあたる82ペ-ジをカラ-グラアビアが占めている。すごいのはこのカラ-82ペ-ジをヤクザの親分を含めた関係者で占めている事である。もちろんインタビュ-もある。 しかも1つの組織のみではなく、目次で確認したら7組織あった。 中には代紋やホルマリン漬けの小ビンにはいった指の写真もある。しかもカラ-だ。 実話雑誌冬の時代にこれだけ豪華なつくりをするとは、相当な気合の入れようである。 表紙の裏を見ると、協力:村上和彦とある。 村上和彦、任侠劇画を描き続けて30年。任侠の世界の方からも先生と慕われ、現在Vシネマで脚本を書いたり出演したりする、知る人ぞ知るすごい方である。 村上氏の特別寄稿もある。 次回発売は10月予定とある。 これだけ濃い内容の雑誌が継続していくのは厳しいかもしれない。でも、気合の入った誌面作りに陰ながら応援してしまいたくなる私であった。
2004.06.21
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前日の実話雑誌ネタの続きである。 平成4年3月1日施行の暴対法により冬の時代に入った実話雑誌だが、最近変化が訪れている。とはいっても冬の時代には違いないのであるが。 ここ数年、表紙に「裏」の文字を大きく表紙に載せた雑誌や「本当にあった○○」と大きく表紙を飾っている雑誌が目に付くようになった。 裏の世界についてのネタが掲載されている雑誌なのだが、その中に時折その筋の方のインタビュ-が掲載されていたりする。まあ、裏の世界とその筋とはなんらかのつながりがあるだろうから当然かもしれないが。 そんな中「実話ゴンナックルズ」「実話ダイナマイト」といった濃いものが出てきた。カラ-グラビアが歌舞伎町のヤクザや外国人の乱闘というのも実に濃い。 これだけでもゲップが出そうなのにさらにすさまじいのが出現した。 そのすさまじい雑誌については明日に続く・・・。
2004.06.20
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「暴対法の最大の犠牲者は誰か?」と聞かれたら、私はためらいなく実話雑誌と答える。1984年に起こった山一抗争以後、雨後の竹の子のように実話雑誌が創刊された。 それ以前は週刊実話、アサヒ芸能、週刊大衆位がその役割を担っていたのだが、ヤクザ関連記事はあくまで雑誌の中の数%の比率を占めている位で、メインはあくまでも風俗記事や芸能ネタ三面記事であった。 それが、山一抗争以降極道関係者をメインにした実話雑誌が創刊され隆盛を極めたのである。廃刊になったある実話誌には「今月の親分」という連載インタビュ-があった。 他にも廃刊になった月刊実話誌ではその月に登場した親分の仲良しの親分が次号に登場するというヤクザ版テレホンショッキングのような連載もあった。 今では考えられない。 考えようによってはのどかな時代だったのかもしれない。そんな実話雑誌の隆盛も長くは続かなかった。 平成3年5月15日に公布され、平成4年3月1日に施工された暴対法。 この法律により多くの組織が口を硬く閉ざす事となり、多くの実話雑誌が休刊廃刊または路線変更を余儀なくされた。 1984年ごろ創刊された実話雑誌で現在に至るまで残っているのは「実話時代」「実話ドキュメント」位のものである。 実話雑誌、彼らこそ暴対法の真の犠牲者だと思う。※このネタ明日に続きます。
2004.06.19
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週刊文春6月17日号100ぺ-ジに椎名誠の連載コラム「風まかせ赤マント」が掲載されている。 今回は那覇空港から奄美大島へ到着。色々書いてあるのだが、後半のスピ-ド違反で警察に捕まった記述は、かなり感情が入ってるように思える。 一部を紹介する。 [おお-い。全国のドライバ-の皆さん、奄美大島の警察はこういう滅多に車の通らない山道の草むらに隠れて罠を張っているまったく九州男児とは思えないセコイ取り締まりをしているんだぞう。気をつけろなあ。] まだ、頭にきているのだろうか?
2004.06.18
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昨日に引き続きニャンニャン倶楽部Z7月号ネタ。2日連続のエロ系雑誌ネタどうかお許し願いたい。 130ペ-ジ「Z編集部にこにこ日記」このコ-ナ-では毎回いろんなお客さんが編集部を訪ねてくる。その中には常連投稿者もいる。 で今回編集部を訪れた方々は投稿ネ-ム全裸の妖精ご夫婦。雑誌にも過激な投稿をする方なのだが、編集部内でも投稿ネ-ム通り全裸になったり等過激なサ-ビスを行っている。 ちなみにこのご夫婦、沖縄から来られたそうである。 139ペ-ジ。4月号で沖縄でセックス旅行を行ったOLが今回は自宅のある福井で大乱交を敢行の見出し。 4月号を拝見した事があるが、この時は乱交以外に首里城等の観光施設で野外露出も行ったりしていた。 もしも沖縄の有識者がこれを発見していたら、間違いなく糾弾の的になっていた事であろう。 素人は恐いもの知らずである。
2004.06.17
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ニャンニャン倶楽部Zという雑誌がある。 ジャンルとしてはエロ系雑誌の範疇であるが、この雑誌の特徴は素人の過激な投稿が中身の大半を占めている事であろう。野外露出を中心に乱交、SM、アナル、スカトロetc。素人はすごい。 岸辺シロ-の借金地獄についてコメント「プロはそれほど恐くない。恐いのは素人やね」 岸部氏の言葉を象徴しているようなニャンニャン倶楽部Z。 7月号129ペ-ジ連載コ-ナ-「赤裸々エロファイリング」素人娘へのインタビュ-である。原宿某所でインタビュ-に答えてくれている15歳のさゆりは沖縄出身との事。 休みを利用して上京。初体験は中2の時、廃バスの中。将来は東京で服屋の店員になりたいとの事。 まあ、頑張ってくれ。 ニャンニャン倶楽部Z7月号、まだまだネタはあるのだが、続きは翌日を参照の事。
2004.06.16
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10数年前からずっと気になっていて探しているマンガがあった。 タイトルも分からない。手がかりは当時月刊チャンピオンか月刊マガジンで連載されていた事位か。 イリオモテヤマネコとイエネコのハ-フの猫が主人公の動物冒険マンガだったような・・・。 沖縄が登場するマンガの研究を長年続けている人間にとって大変気になる作品であった。 最近ある筋からその作品について詳しい事が分かった。 そのマンガのタイトルは「ピンギ-マヤ-」。 月刊チャンピオンに連載。作者は山本邦一、さいとうかずと。秋田書店から1990年に単行本が3巻まで出ている。 “これから手に入れるぞ!”と意気込んだのはいいが、ネットの古本屋で検索する限りでは出てこない。 明日から沖縄本島内の古本屋をしらみつぶしに探し回るつもりでいるが、もし御存知の方がいたら情報提供をお願いします。
2004.06.15
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最終日。機内にて本を数冊読む。 その中には前日ちらっと宣伝したのもある。 その本とは「沖縄やくざ50年戦争」(洋泉社発行)。前日宮脇書店一宮店で購入したものである。 タイトル通り沖縄で起こった一連のやくざ抗争について書かれたもので、沖縄のその筋に関する資料としては一番新しいものかもしれない。 現在沖縄のその筋の組織は二つに分かれている。この本は両組織の方々へのインタビュ-が掲載されている点でも画期的だ。 と思ったら、この本の中身はほとんどが、実話時代や実話時代BULLに掲載されていた特集をまとめたものだった。 本の後ろの方に「沖縄ヤクザの激しさが分かる厳選ビデオ」という箇所がある。 そこに「重箱の隅をつついて沖縄ネタ・3」で紹介した作品も取り上げられていた。 この本に興味が出てきたら、本屋へ急げ!
2004.06.14
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滞在5日目 午前9時半、愛知県一宮市内の宮脇書店一宮店道向かいの喫茶店コメダカフェ店にて朝食をとりながら中日スポ-ツを読む。 中日スポ-ツ6/13号20面に「夏川りみ結婚式場ライブ」の見出しが。 名古屋市中村区の結婚式場「ザ・グランドティアラ名古屋駅前高砂殿」のチャペルで新曲「愛(かな)よ愛(かな)よ」を引っさげ、結婚前のカップル50組を対象とした“チャペルコンサ-ト”を行ったとある。 コンサ-トの模様は今月28日午後8時からCBCラジオで放送との事。 今から約10年前、星みさとでデビュ-して泣かず飛ばずの頃を知ってるだけになんか感慨深い。 夏川りみ頑張れ! 追伸:その後宮脇書店にて本を発見。それについては、翌日の日記を参照の事。
2004.06.13
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滞在4日目。 名古屋出張とか書いたくせに宿は愛知県一宮市内の駅近くに取っている。 朝、尾張一ノ宮駅近くのコンビニで立ち読み。沖縄より雑誌が入荷するのが早いのでうれしい。反面帰ってきたらペ-スが乱れそうでこわい。 雑誌の棚に「じゃらん東海版」を発見。北海道沖縄特集である。 開いてみると地元ではおなじみのところが載っている。 その中に読谷のある若い連中が集まる民宿が掲載されていた。 あれ、ここは今年一杯で家主との契約か切れて、年内に出て行かないといけないんだけどなあ。 家主に許可無く建物を改造したんで、家主から原状回復を求められているなずなんだけどなあ。 隣接地の樹を勝手に伐採してるんだけど、その土地は県有地で樹は保安林で、県の企業局から原状回復を求められているなずなんだけどなあ。 その民宿は住宅地の中にあるので付近住民は迷惑してるんだけどなあ。 他にも色々問題はあるんだけど、ひとまず置いておこう。 「じゃらん」さんへ。 ちゃんと調べてから掲載して下さい。 *読谷の民宿やその他彼らの沖縄でも迷惑極まりない行動については以下「島プロ研究会」のアドレスを参照の事。 http://enzo.scuba-jp.net/shimapro-ken/
2004.06.12
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名古屋3日目の朝。 名古屋TV(略称メ~テレ)の番組「どですか」を鑑賞。 テンションが高く、名古屋弁がばりばり飛び交う実に味わいのある楽しい番組である。 番組途中「特の市」のコ-ナ-が始まる。 名古屋市内の鮮魚店街から生中継。高田伸彦の奥さんみたいな感じのレポ-タ-矢野さんもテンションが高く名古屋弁丸出しでいい味を出している。(ファンになりました) 鮮魚店街のおすすめはトビウオであった。 そこで番組では名古屋市中村区千代田の料理屋「ほんのり屋」の若きシェフ植手さんにトビウオを使った料理を作ってもらったのであった。 出来た料理は「トビウオの和風香草あえ」 材料にはゴ-ヤ-とシ-クヮ-サ-ジュ-スが使われている。画面で見る限り沖縄テイスト濃厚である。 沖縄にも伝えてもらえないだろうか。 でもその一方で、沖縄でトビウオは採れるのか? 採れるとしても本土並みに身のしまりがあるのか? 疑問は尽きない。
2004.06.11
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名古屋2日目。 昼間展示会を見たり、本屋巡りしたり、柔術道場体験入門したり・・・。 本屋に関しては名古屋駅からちょっと行った所のジュンク堂がおすすめ。大きさの割りに専門書が充実。三省堂に引けをとらない。地元書店S洋堂の落ち込み具合が切ない。 夜、ビ-ルを飲みながらTV鑑賞。 PM11時15分、NHK「夢・音楽館」始まる。レギュラ-桃井かおりでゲストは松浦亜弥。 鑑賞後、番組スタッフの中に与座なんとかという女性の名を発見。 さらに松浦亜弥のバックで演奏していたミュ-ジシャンの中にリック宮城なる名前を発見。 ウチナ-ンチュかウチナ-2世3世であろうか?
2004.06.10
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今日から名古屋へ出張。 飛行機の中、機内に置いてある「翼の王国6月号」を読む。 その58ペ-ジに「今月のポニ-テ-ル」というコラムがある。 サブタイトルは「Modern Journey in OKINAWA」 取り上げられているのは沖縄市久保田のプラザハウス・ショッピングセンタ-とその周辺である。 プラザハウスが出来て今日に至るまでの経緯が関係者その他の方々から色々語られる。 コラムでは、そこは50年代の古き良きアメリカの雰囲気を残しているとか、アメリカ人の経営者やお客の軍人さんもジェントルマンだったとか、全体的に好意的に書かれている。 まあ、掲載誌の性格上、旅行者向けだから、あまりネガティブな事は書けないのかもしれないけど、復帰前に少年時代を過ごした人間としてツッコませてもらえば、 アメリカさんの横暴に泣いていた方々も確実に存在する! 光があれば、当然影もあるのだ。
2004.06.09
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週刊文春に「清野徹のドッキリTV語録」という連載がある。 TVに出演した有名無名の方々の発言を題材にしたコラムである。 今週沖縄で発売の週刊文春6/10号によると、 今年に入って「沖縄移住」を熱烈に語る芸能人が増えているとの事。 タモリは沖縄移住の希望を気候の温暖さに求め、 宮本亜門や島田紳介は「ゆっくり流れる時間」に求めていたのが印象的だったと結んでいる。 様々な方々が沖縄に様々な思いを持っているのは結構な事だが、 ただでさえ景気が悪く、仕事の少ない沖縄の現状の中、日々を生きている人間にとって彼らは、 「イイ身分グヮ~ヤッサ~ヤ~」(いい身分やの~) と思わずにはいられない。 まあ、住んで頂くのであれば、是非沖縄に一杯金を落として県経済に寄与して頂きたいものだ。 グス~ヨ~、マッチョイビ~ンド~(皆様、お待ちしております)
2004.06.08
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今日11時15分放送の「英語でしゃべらナイト」のゲストは元SPEEDのHITOE(新垣仁絵)だった。 SPEED解散後はアメリカへ渡り絵を学んでいたとの事。アメリカ留学時代の苦労話を色々語っていた。 場面は変わり、最近の留学事情は女性が70%を占めているとの説明が始まる。 留学先の窓口や相談室等が映し出される。 日本では地味なOLだったが、留学してそこで現地の方と結婚しビジネスで成功を収め、大学の宣伝のお仕事をしている女性のインタビュ-が始まった。 日本でいかに地味だったか、日本の閉鎖性、アメリカで変わった、今いかに輝いているか、熱く語っていた。 目を輝かせて、時折「私を見て!」と自信たっぷりに語るのが印象的であった。 それを観て「全員あんたみたいになる訳じゃねえだろ。あそこは上下の差も極端じゃないの?」 と突っ込んでいる私は、閉鎖的な島国根性の持ち主なのだろう。 場面はさらに変わり、ミュ-ジシャンのBOYZ2MENにHITOEがインタビュ-。 途中メンバ-が“アキバ(秋葉原)が好き”と言ったのを HITOEは曙と聞き違え“相撲に興味があるのか”と尋ねてしまうナイスなボケには、先ほどのムカつきを忘れて微笑んでしまった私であった。 インタビュ-後半、BOYZ2MENに手作りの食べ物をあげるHITOE。 その食べ物は、サ-タ-アンダギ-であった。 意外にBOYZ2MENに好評だったサ-タ-アンダギ-。 HITOE様へ。 これからもイラストにダンスに頑張って、 沖縄文化とサ-タ-アンダギ-のPRにも努めて欲しい。
2004.06.07
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成人向け実話雑誌に特冊新鮮組というのがある。 内容は風俗、芸能、事件、ヤクザネタ等・・・。 そこで最近「歌舞伎町悪名一家」という漫画が連載されている。 特冊新鮮組6/18号で主人公達が歌舞伎町で関西系のヤクザともめるシ-ンがある。 一触即発の緊迫した空気の中、その抗争の仲裁に入った眼光の鋭い老人。 結局、その老人のとりなしで抗争は収まり手打ちとなったあ。 焼け跡闇市時代を懐かしげに語るその老人は渡嘉敷栄信という名の元右翼であった。 戦前、ヤマトに渡ったウチナ-ンチュであろうか? それともウチナ-2世であろうか?
2004.06.06
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先週北谷の美浜7プレックスで映画「パッション」を観に行った。 ポスタ-には“誰も描けなかった受難の衝撃” “アカデミ-賞監督メル・ギブソンが挑むイエス・キリスト最後の12時間”とある 賛否両論、評価が極端に分かれる作品であるが、 “どうせ文句を言うんなら観てから文句を言おう。素晴らしい作品なら素直に感動すればいいし” と妹からもらったサ-ビス券を片手に向かったのであった。 そして鑑賞終了。 はっきり言って、妊婦さんは観ない方がいい。この映画は胎教にはよろしくないと思う。 監督のメル・ギブソンはクリスチャンとの事。彼なりに聖書に忠実に描いたとの前評判である。 でも、どこが忠実なのか分からない。 私は中学校はミッション系だったし、一時期真剣に信仰に生きようと思った事もある。一応聖書には詳しいつもりだ。 でも聖書に忠実に描いているのならば、ところどころで姿を現す性別不詳の悪魔の存在はおかしい。 裏切り者のユダが子供の姿をした悪魔に追っかけられるのもおかしい。 十字架をイエス・キリスト自身が担ぐのもおかしい。 他にも一杯あるがひとまず置く。 次に時代考証について、 映画では登場人物は当時話された言葉をしゃべっている。それを見る限り徹底しているように見えるかもしれない。 だがイエスが十字架そのものを担ぐのはおかしい。(実際は横棒のみを担ぐ) 十字架に磔にされる際に釘を打たれるのが手のひらなのはおかしい。(実際は手首に打ったとの事。手のひらだと抜けるらしい) 他にもあるが、ここまでにしておく。(知りたくば、作品を是非ご鑑賞の事) 結論から言うと、この映画は聖書に忠実という点でも、時代考証を徹底してるかという点でもツッコミどころ満載の作品である。 つまりメル・ギブソンの情熱や思いが全開暴走しまくりの映画なのである。 監督の思いが全開暴走したという点では前回取り上げた「KILL BILL」に通じるかもしれない。 でも、私は断言する。 タランティ-ノとはお友達になりたいが、メル・ギブソンには近づきたくない。 付記:「はてなダイアリ--町山智弘アメリカ日記」の2/25~2/28、3/6の日記で「パッション」をぶった斬っている。かなり詳しく突っ込んでいるので興味があれば見ご参照の事。 アドレスは以下の通り。 http://d.hatena.ne.jp/TomoMachi/
2004.06.05
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5月31日に那覇市末吉のレンタルビデオ屋「ビデオ1」で念願のビデオを借りる事に成功した。 そのビデオは1週間前から目をつけていたのだが、いつもレンタル中だった。 その日道場の帰りに駄目もとで足を運んだらあったので、即借りたのであった。 そのビデオとは「実録プロジェクト893XX沖縄抗争編1」「〃2」の二本。 Vシネマで出ているドキュメント形式のヤクザ抗争ビデオ作品の1つである。 ドキュメント形式の作品は多数出ている。 ドキュメント形式Vシネの特徴というか見どころは、時折実写映像が挟み込まれている事であろう。 オープニング、物語の合間合間、エンディングに作品のモデルになった実在の親分幹部のスナップ写真や映像が出てくるのである。 それは仲間と写っているだけの事もあれば、襲名披露等の儀式事だったりする。 我々の日常生活では通常見ることのないこれら非日常の映像が、Vシネマの低予算ぶりを十分補っていたりする。 そこで今回紹介する「実録プロジェクト893XX沖縄抗争編1」「〃2」である。 この作品の特筆すべきところをまず一点。 沖縄で活動する現役の親分や幹部への直撃インタビュ-が入っているのだ。 Vシネに関しては作品の監修やネタの提供でその筋の方が協力する事はあっても表に出る事はまずない。 出ても写真や映像の中のワンショット位で自身の肉声を聞かすことは無いと考えていい。 これまで私が知っている範囲内では現役の親分が露出し肉声を披露した作品では、1976年に製作された「やくざ残酷秘録 片腕切断」(東映)位である。 さて「実録プロジェクト893XX沖縄抗争編1」「〃2」の紹介に入ろう。 この作品は戦後の沖縄ヤクザの成立過程から現在に至るまでの抗争の歴史の紹介を主軸に物語が展開していく。 この抗争の紹介の合間合間に現役の親分インタビュ-が挟み込まれているのだ。 登場する親分も沖縄の組織三代目旭琉会の親分4人と幹部一人。 それだけではなく、1974年に当時抗争で親分を殺害した実行犯の一人にもインタビュ-を行っている。 すでに服役を終え、現在はカタギとの事である。当事者ならではの話にはリアリティがあり、実に興味深い内容になっている。 二点目として、この作品を今までのものと際立たせているのはレポ-タ-の存在である。 レポ-タ-はいとうまいこ、清水宏次郎の二人。片や元アイドル片や「BeeBOP-HIGH SCHOOL」出身俳優。時の移ろいを感じさせる組み合わせである。 時には抗争の現場、時には沖縄の名所に佇みながら当時の事件や時代背景を説明する二人。 さらには本作品に登場する親分にも直撃インタビュ-する二人。丁寧に答える親分の皆さん。 3日かけてこの作品を鑑賞したが、Vシネマ特有の低予算ぶりは感じられるものの、ドキュメント実録抗争ものに「世界不思議発見」の要素を導入した点で画期的だと思う。 だが評価する反面、この作品中には私の感じる範囲内でミスが2点ある。 1:昭和25年頃にコザのヤクザの首領だった方が山原(ヤンバル)出身と語っている。 その出身地山原(ヤンバル)の説明で、現在の沖縄市付近と説明されていたが、山原(ヤンバル)は沖縄本島北部の事である。 2:80年代後半の抗争で、抗争の巻き添えで警官2名が射殺されたのは那覇市と明記されていたが、沖縄市の間違いである。 せっかくの力作なのだから、細かい部分は丁寧に調べた上で発表して欲しいものだ。 低予算を補って余りあるVシネマの歴史に残る画期的な作品だと思うのにこれでは台無しである。是非これを次回作に生かして欲しい。 今回は重箱の隅どころか重箱本体とその中身について語ってしまった感があるが、まあいいだろう。
2004.06.04
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映画秘宝6月号28ペ-ジに 「大美人」というゲ-ムが紹介されている。 スト-リ-は雑誌グラビアを中心に活躍しているアイドルタレント双葉理保がグラビア撮影の合間に浜辺で不思議な生き物を発見。 不用意に近づき刺されてしまう。意識を失う双葉理保。 目を覚ますと彼女は巨大化していた。 ビキニ姿で東京へ向かう身長48メ-トルに巨大化した理保。 巨大女を攻撃していいのか迷う自衛隊の皆様。 巨大化したアイドル双葉理保はなぞの生命体に操られている。 彼女を救い元通りにする事がゲ-ムの内容である。 双葉理保が謎の生き物に刺されて巨大化する撮影現場は、沖縄の架空の島・皆古島という設定になっている。
2004.06.03
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以下は「いなぽんの特許大図鑑」なるHPのアドレスである。 http://member.nifty.ne.jp/inapon/patent.html その中の「こんな特許が申請されていた」という項目がある。 さらにその中の「特許編3」の中のNo50は、「沖縄の魔除け」なる発明名称の特許となっている。 出願人もウチナ-ンチュのようだ。 詳細は以下をご参照下の事。 http://member.nifty.ne.jp/inapon/pb09238821.htm 沖縄には又吉イエス以外にも隠れた人材がいるようだ…。
2004.06.02
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去年11月に那覇の桜坂シネコン琉映で「KILL BILL Vol.1」を観た。「独断偏見映像鑑賞記」でも書いたのだが、久しぶりに素晴らしい馬鹿映画を観た。その素晴らしさを書いているとそれだけでスペ-スが足りなくなってしまうし本コ-ナ-の趣旨から逸脱してしまう。ここであくまでも趣旨に則って書く。 「KILL BILL Vol.1」において、主人公ウマ・サ-マンが沖縄を訪れるとされるシ-ンがある。そこは物語の見せ場の1つであり、沖縄は千葉真一と出会う場所でもある。“訪れるとされる”と書いたのは二人が出会う沖縄の描写がものすごく安直に描かれているからである。 ナレ-ションで説明がなければ、主人公が沖縄に来たことは分からない。主人公が千葉真一扮する名刀工にして現在すし屋の親父を訪ねるところでは主人公ウマ・サ-マンがOKINAWAのロゴが入ったTシャツを着ていたり、すし屋の従業員がオリオンビ-ルのロゴ入りTシャツを着ていたり、すし屋の2階の隠し部屋にたくさんの刀とサンシンが置かれているといったところ位しか沖縄テイストは出てこない。 それでも楽しく怒りを感じることなく観ることができたのは、この映画が馬鹿映画だからであろう。7,8年前に「ベストキッド・2」を観た時には“もし私の目の前にこの作品を撮った監督がいたら、まちがいなく彼の首を絞めていただろう”といった怒りが湧き上がって来たものだ。 これは作品自体がタランティ-ノの趣味が全開だからだろう。自分の趣味を大きく全開暴走させ、完成させた馬鹿映画。人によってはご批判その他あるかもしれないが、面白くない訳がない。その中では安直な沖縄描写など些細なものだ。タランティ-ノなら許す。 最後にこれは沖縄市青年団協議会の方から聞いたのだが、「KILL BILL」撮影前にタランティ-ノが来沖し北谷のすし屋を訪れたというが、本当だろうか?サイン色紙まであるという話だ。ご存知の方はご一報を。
2004.06.01
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昨日の続き 金持ち一家の身内になりおおせた風太郎は妻となった女性につらく当たるようになる。肉体的精神的虐待をどんどんエスカレ-トさせていき彼女を精神的に追い詰め、自殺へと追い込む。 一方、義理の親に当たる金持ち一家の夫婦を事故に見せかけて殺す。 一人に残った美人の娘。風太郎の狙いは財産と、この娘だった。あの手この手で彼女をものにしようと謀る風太郎。だが、彼女は最後まで彼に心を許さず、最後は死ぬ。 風太郎は、死んだ金持ち一家の父親の会社を乗っ取り、手段を選ばないやり方で財産を増やし、のし上がっていく。 途中、彼に恨みを持つものに殺されかけたり、彼に疑いを持つものに過去を暴かれかけたりと危機はあるが、それをなんとか回避しながらのぼりつめていく。 政界へと進出し、自伝を書くことになる風太郎。 原稿用紙の中にのし上がるために殺してきた様々な人々の姿が・・・。 次に彼が金持ち一家の美人の姉とささやかな所帯を持ち、子供と戯れている姿。 最後、風太郎は拳銃で頭を打ち抜いて死ぬ。 最後のペ-ジに作者直筆のメッセ-ジ 「俺もお前も銭ゲバだ!それが証拠にお前ら生きてるじゃねえか!」 風太郎の望みは金持ち一家の美人の姉とささやかな所帯を持つことだった。 のし上がっても望みはかなわなかった。 だが、風太郎が悪事に走ることなく真面目にやってたら、彼の望みはかなっただろうか?物語を読む限り、それは絶望的だ。 蒲郡風太郎は確かに残酷な奴である。だが、私が彼に人の道を説く事が出来るか、自信はない。下手をするとスコップで打ち殺されてしまうだろう。 この作者の情念が爆発したような漫画が当時少年漫画誌で連載された事は1つの奇跡と言っていい。作者の自主性を重視する傾向があるサンデ-だからこそ可能だったと思う。 今では少年誌どころかメジャ-誌でも掲載は不可能だろう。こういう作品はメジャ-誌では出てこないと思う。 貴重な作品である。
2004.05.31
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打ちのめされた漫画の1つである。 連載時は小学生だったので、ちゃんと読んだのは大学時代に漫画喫茶で単行本をむさぼるように読んだ。(以下のスト-リ-紹介は細部が記憶違いの部分もあるかもしれません) 主人公・蒲郡風太郎。醜い風貌、母一人子一人、ボロ屋に住まいの貧しい暮らし。 友達はおらず、不良の使い走りの日々。 彼に親切なのは、病気の母親と近所のお兄さん。 途中母親が病死する。貧しいため医者にも診てもらえず・・・。 風太郎の心の中で、変化が訪れる。 “銭のために生きるずら” その後不良たちと100万円を強奪する事に成功する風太郎。 彼はそれを奪い逃走を計る。彼の前に立ちふさがる近所の親切なお兄さん。 自主を勧めるお兄さんをスコップで殴打し、殺してしまう。 「銭のために兄ちゃんを殺してしまったずら。もう後戻りはできねえずら。これからは銭のために生きるずら」 死体を埋めて後、風太郎は姿を消す。 時間が経った。 ある金持ちの一家がドライブをしている。その車の前に飛び出す人影。はねられた男は風太郎だった。 はねてしまった家族の負い目につけこみ、彼はその家の中に住み着いて下男となる。 その家には美人の姉と顔に痣があり車椅子の妹二人の娘がいた。 風太郎は下男として働きながら、妹に献身的に尽くす。 その姿を見た両親は二人を結婚させる。 風太郎が献身的な仮面を徐々に脱いでいき、本領を発揮するのはこれからである。 明日に続く。
2004.05.30
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人間は誰にでも触れるのも辛い恥ずべき過去をいくつかは持っているものである。今でこそ私は武術関係のオカルトに突っ込みを入れてはいるが、そんな私にも暗い過去はある。 語るのも辛いが、私は大学時代から社会に出て数年間、中国武術にハマっていた事がある。(とは言っても、道場に通う訳ではなく、資料集めが主であったが) 1980年代半ばから後半にかけてが大学時代であった。当時の格闘技界は、フルコンは極真ブ-ムも落ち着きを見せ、極真の分派がそれぞれの活動を展開し始めていた。 大道塾が当時としては斬新(に見える)なル-ルで注目をあつめ、数年前所得隠しで逮捕された石井館長の正道会館も活動を始めたばかりであった。(今にして思えば正道という名もむなしく響く) プロレス界も元初代タイガ-マスク・佐山聡が暴露本「ケ-フェイ」を出し衝撃を与え、新しい格闘技シュ-ティングを創始していた。 そのような格闘技界で注目を集め形成されつつあったもう一つの分野があった。中国武術である。 空手雑誌の老舗・福昌堂が中国武術雑誌「武術(う-しゅう)」を創刊、その後ベ-スボ-ルマガジンを含めた数社が便乗し、格闘技界の動きとの相乗効果で、これもブ-ムとなった。 この中国武術ブ-ムに関して、どうしても外す事の出来ない立役者は自称・中国武術研究家・松田隆智である。“中国武術ブ-ムは、彼によって作られた”と言っても過言ではない。 マイナ-な存在だった中国武術をメジャ-にした点では彼の功績は大であったかもしれないが、その反面罪の部分も大である。 罪の部分を一つ一つ挙げればキリがないが、あえて一つだけ挙げるとしたら、多くの熱心な武術修行者を混乱させ遠回りさせた点だろう。 私も当時松田氏の著作や「武術(ウーシュ-)」をむさぼるように読んでいたクチである。だが、著作を数冊程読破しているうちにだんだん疑問が生じてくる。 彼の著作で、中国武術を習得すれば、筋力に頼らずにパワ-や体格差のある相手を倒す事ができるとか、年老いても強さを維持できるとか、様々な名人のすごいエピソ-ドがたくさん書かれていた。 さらに発剄、化剄、分剄、寸剄等の専門用語の数々。(80年代の格闘技漫画でこれらの専門用語はよく登場した。事例として「コ-タロ-まかりとおる」「鉄拳児耕介」等。間違いなく「北斗の拳」にも影響を与えている) 本の中で読者には分かりづらい専門用語を駆使してあれだけ大きい事を述べる一方で、本をいくら読んでも強くはなれないとか、肝心な部分は秘伝だから教えられないとか、読者を落胆させる。 では、どうすればいいのか?どこで学べばいいのか?明確な答はどこにもない。 月日は流れた。90年代に入り格闘技界を震撼させたアルティメットそしてグレイシ-柔術。 格闘技界は揺れ動いていた。 一方の中国武術雑誌は相変わらず独特の専門用語を駆使し、秘伝だから教えられないを繰り返していた。 ふと、昔買った初期の頃の中国武術雑誌を読み返してみた。相変わらず同じような内容だった。 同じような中身、その世界でしか通用しない専門用語、肝心な部分は秘密…。こいつらは10年もこんな事をだらだら繰り返していたのだ…。 10年以上も秘密にするような事であれば、公表せずにずっと秘密にすればいいものを・・・。 考えてみれば、名前の知られた格闘技の大会に出場して注目を浴びるような成績を残した中国武術家って見たことも聞いたこともないよな。 これではマルチ商法や催眠商法や大学入りたての新入生に言葉巧みに英語の教材を売りつけるセ-ルスウ-マンとなにも変わらないではないか。 それともマジックと超能力に例えてもいいかな。 マジックの世界は昔に比べてどんどん進歩している。そしてお客さんを驚かせ楽しませてくれる。 一方超能力は相変わらずスプ-ン曲げか、結論をはっきりさせない占いもどきの透視か予知能力止まりである。 超能力=(中国武術を含むオカルト武術)という図式が成り立つかも。 その後私の膨大な資料のほとんどは、古本屋行きとなった。 中国武術雑誌は今も相変わらず同じような事を書いている。 立役者の松田隆智氏も出番は少なくなったが、相変わらず同じ事を書いている。 話は飛ぶが、元筋肉少女帯の大槻ケンヂ氏の著作「強くなりたい道」(福昌堂)に掲載されている元フルコンタクトカラテ編集長山田英司氏へのインタビュ-は、中国武術界の内幕に触れており、さらに松田隆智氏に関する記述もあり興味のある方にはおすすめである。 結論、中国武術は今後も永遠に神秘のままである。
2004.05.29
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私がこのコラムを読んでいる方々にお勧めの一押し本にアメリカの科学ライタ-、マ-チン・ガ-ドナ-の著作「奇妙な論理」がある。 最初の発行が1952年、日本語訳が1980年に社会思想社より出版、1989年に現代教養文庫から文庫化されたがのち絶版、2003年1月にハヤカワ文庫より復刻されている。 内容は「相対論は嘘である」「進化などなかった」「虹彩を見れば病気がわかる」など、変な説を展開する疑似科学やオカルトに対し冷静な視点で突っ込みを入れている本である。 この本を読んで第一にすごいと思う点は、1952年に出版されたにも関わらず内容が全然古くなってない事である。 次に今も昔も日本だろうが欧米だろうが、変なものにハマる人間はいるという事である。変なものに国境は無い。オカルト等の変なものに対する冷静な目を養う点でもこの本はお勧めである。 さて、その名作「奇妙な論理1」の31ペ-ジに「擬似科学者の偏執的傾向」という項目がある。その中で疑似科学者の偏執的傾向は次の五つの形で現れるとある。以下に紹介する。(1)彼は自分を天才と考える。(2)彼は自分の仲間たちを、例外なしに無学な愚か者とみなす。(3)彼は自分が不当に迫害され、差別待遇を受けていると信じる。(4)彼は最も偉大な科学者や最もよく確立された理論に攻撃を集中する強い衝動を持っている。(5)彼はしばしば複雑な特殊用語を使って書く傾向がある。多くの場合それらの術語や句は彼が自分で作り出したものである。 上記の傾向は何も疑似科学に限った事ではない。“彼”の部分をオカルト武術家に置き換えてみると、身近にもいろんな例がある事に気がつくはずだ。 (1)の傾向のようにさすがに声高に自分は天才だと言う奴はいないが、(日本人の奥ゆかしさゆえか謙譲の美徳が未だに生きているのかどうかは不明)自分の発見した理論に自信を持っている奴は多い。 だが、その一方で彼らの理論を実践して格闘技の大会で良い成績を収めた人間が出てきてないのが不思議ではあるが…。 (2)について、私が見つけた事例を紹介する。 いまから約20年前、某中国武術雑誌でデビュ-を飾った自称武術家がいた。彼は中国武術の有名な流派を修め各流派のこれまた有名で名人と言われる方々に師事していたと自称していた。 太平シロ-が目つきが悪くなってロングヘア-にしたらこうなるだろうなと思わせる外見を持つ彼の名は呉伯炎。 彼はデビュ-から数年後、別の中国武術雑誌でその素性を暴かれ、姿を消していった。 (ちなみにその雑誌では平岡博という本名も暴かれていた。更にある筋からの情報によると彼は中国武術家としてデビュ-する前、あるテレビ番組に出演しブル-ス・リ-の物まねを演じた事があるそうである) 姿を消して数年後、私は本屋で彼の新作を発見した。まだしぶとく生き残っていたのだ。立ち読みで済ませたその内容は、ほとんどが以前書いたものと変わらなかった。 だが私の目を引いたのは、後半の文章だった。その頃精神世界や東洋医学の雑誌で頻繁に登場するようになった奴がいた。そいつは肥田式強健術をPRし、外見も創始者の肥田春道氏に似せて坊主頭にしているはたから見たらあまり近づきたくないタイプの人間だった。 その人間の名は高木一行。呉伯炎は著作の中で高木氏を攻撃していた。高木氏は昔自分の弟子であったが、修行途中で逃げ出し、行方が分からないと思ったら肥田式強健術で売り出していた。彼はインチキである等。 読み終えて後、私の頭の中に一つのことわざが浮かび上がってきた。“目くそ鼻くそを笑う” (3)については、(1)について書いたように彼らの理論を実践して格闘技の大会で良い成績を収めた人間が出てきてない以上、机上の空論に過ぎないのに彼らは自分を孤高の武術家にたとえる。 他に“危険すぎて試合では使えない”等と言い訳をしたりする。 (4)で私なりに思い当たるのは、筋力トレ-ニング、西洋式の体育理論、競技として確立されている格技等を批判し、やたら東洋思想や気等の言葉を多用する点であろう。 (5)(4)で気という言葉が出たので、ここまで読んできた方にはピンときた人もいるかもしれない。 荒唐無稽で漠然とした彼らの頭の中でしか通用しない専門用語は気の他にも一杯ある。 発剄、分剄、寸剄、化剄、聴剄、受即攻、極々受即攻、正中面、DS(ディレクトシステム)etc…。 机上の空論を説く連中はこれからも後を絶たないだろう。という事は今後も訳の分からない専門用語を駆使するオカルト武術家はこれからもどんどん出てくるという事だ。頭が痛くなりそうだが、これが現実というものだろう。 最後にもう一つのお勧め本「トンデモ本の世界」(宝島文庫)後書きの一部を紹介して締めるとしよう。 【では、氾濫するこれらトンデモ本に対して我々はどう対処すればいいのだろう。答は一つ、笑い飛ばすのだ】
2004.05.28
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ゴ-ルデンウィ-ク中に「KILL BILL Vol.2」を観た。去年の11月にVol.1を観ていたので、これで制覇した事になる。 観終わった印象は一言“タランティ-ノとお友達になりたい”。この映画を観ているとタランティ-ノが自分に近い種類の生き物だということがうかがえる。 おそらく、こいつは多感な時期を東映映画(ヤクザものを含む)、マカロニウエスタン、カンフ-映画等のB級作品をいやになる位観て過ごしたのだろう。 この作品については、あちらこちらで批判もあるが、私にとっては“久しぶりに素晴らしい馬鹿映画を観た”である。 東映のテイストは海を渡ってタランティ-ノに受け継がれたのかもしれない。
2004.05.27
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幼い頃から虫とかの小動物が大好きだった。蟻の行列を眺めているうちに授業に遅れてしまったり、落葉の中や石の下の小さな生き物たちを観察しているうちに帰りが遅くなり親や先生に叱られたりはしょっちゅうだった。 年を経るにつれて漫画好きからプラスアルファで活字中毒になり今日に至っている。今でも飼育まではしないが小動物は好きだし、テレビで特集があるとつい録画してしまう。 小動物と活字、周囲の人間から見ると不思議な取り合わせに見えるようだが、私にとっては小動物ウォッチングが本棚ウォッチングに変わっただけで別に不思議でもなんでもない。落ち葉の中や石の下で蠢いている大小様々な生き物たちも、書店や古書店や図書館の本棚に並ぶ本たちも、私には実に興味深い魅力的な者たちなのである。だから本屋に行くという行為も単なる商品の購入ではなく、観察の場であったり、縄張りの確認の要素を含んでいたりする。 平成15年5月10日そんな訳で私はいつものように仕事の外回りのついでに通り道の本屋宮脇書店宜野湾店に入った。県内ではわりと大きな部類に入る店内を動物が縄張りを確認するようにいつものコ-スを巡回し本棚に目をやる。 棚に「ニッポンとビ-トたけしのTVタックルがもっとわかる本」のタイトルが目に飛び込んできた。この番組も長いよなあ。手に取り目次に目を通す。次にパラパラと斜め読み。 色んな事が書かれているが、田嶋陽子についてはぜんぜん触れていない。一時期番組の顔とも言える存在だったのに社民党離党に関する疑惑その他で周囲からツッコまれる恐れがあるから彼女は外したのだろうか?個人的には“見事なトカゲの尻尾切り”と思い大いに受けた。 これを読んでTVタックルについてわかった事。それは“この番組はもう田嶋陽子はいらないって”いう事だろう。田嶋氏については、好きではないので別に何の感慨もない。 宮脇書店宜野湾店の格闘技コ-ナ-でホイラ-・グレイシ-の技術書を発見「グラップリング&サブミッションテクニック」(新紀元社)。後ろのほうに次に出る本の予告が掲載されていた。その本はジアン・マチャドの「ブラックベルト・テクニック」。7月発売予定との事。夏が楽しみである。 5月25日夕方仕事を終えてTUTAYA美里店へ。本棚の占い本の棚に「仮面ライダ-占い」(主婦と生活社)発見。出版社名から推察するに日曜朝の仮面ライダ-ファンの主婦を狙った便乗本か? 今から約20年前本屋で「受験占い」なる本を発見して目まいがした事があったが、この手の力が抜けてしまうような本は今後も無くなる事はないのだろう。だからこそ本屋に行く楽しみがあるのだが。 「映画秘宝6月号」を購入。家に帰り読みふける。
2004.05.26
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1971年だったと思う。当時小学生の私を夢中にさせた藤子不二雄作品があった。 オバQ、怪物君、パ-マン、ジャングル黒ベエを抑えて、私を夢中にさせてくれたその漫画は「ウメ星デンカ」。 宇宙から甕に入って地球にやってきたウメ星デンカとその家族が巻き起こすSFコメディである。 乗り物の甕は一見普通の置物だが、中はドラエモンのポケットのように無限の空間になっている。 ウメ星デンカの一家は頭がとんがっており、そこを叩かれると、少しの間頭がおかしくなる。 登場人物も家来のベニショウガ、ラッキョ大臣、へそ曲がりロボットのゴンスケ、デンカの許婚でこれまたへそ曲がりで怪力なガンコ等バラエティに富んでいた。 アニメ化もされ、主題歌「ウメ星デンカがやって来た~。とんがり頭にドングリ目玉」はいつも私の頭の中で鳴り響いていたものだった。 デンカはよく甕の中から、道具を取り出して、主人公を助けたりする事があった。その道具は当時の地球の科学力以上のもので、ときおりそれが裏目に出る事もあったが。 無限の空間の甕、地球の科学力以上の道具、後の連載ドラエモンの原型になった作品なのかもしれない。 ウメ星デンカが最終回になり、ドラエモンが始まった。ドラエモンは今に続く大ヒットとなった。 90年代に入り、藤子不二雄関連の書籍がいくつか出たが、ウメ星デンカに関する記述が少ないと感じるのは私だけだろうか? ひょっとして、藤子F不二雄と藤子不二雄Aのお二人の間では著作権上か何かの問題があり、あまり表に出せないのであろうか?(1994年に「ウメ星デンカ宇宙の果てからパロンパロン」が東宝で製作されてはいる) ご存知の方からご一報頂けたらありがたい。
2004.05.23
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今ではスケバン刑事というとTV版しか知らない連中も多く、漫画版にしびれた人間としては、悲しいやら情けないやら嘆かわしいやら複雑な思いである。 スケバン刑事に行く前に1974年に月刊マ-ガレットで2回に渡り掲載された「大逃亡」について語らねばならない。 この物語はマリアという少女が主人公。意地悪なおじおばから無実の罪を着せられ、少年院送りになり、裕福だった亡き両親の財産も奪われた彼女の復讐劇である。最後は自分を慕う孤児院の子供達を救おうとして爆発物の破片が背中に刺さり、それが原因で死ぬ。 マリアの死は読者からの反響が大きく、講義の手紙が殺到したという。 その2年後、「花とゆめ」に登場したのが、マリアそっくりの少女・麻宮サキが主人公の「スケバン刑事」である。 この物語には「大逃亡」のキャラクタ-も数多く登場する。 だが、「スケバン刑事」にはマリアの死のダメ-ジを忘れさせるだけの面白さがあった。物語のテンポもキャラクタ-の動きもアクション漫画のそれだったし、(作者が男だからか?)なにより麻宮サキがかっこよかった。合間に神恭一郎との愛を挟み込み、物語は歯切れ良く展開していく。 中学時代第一巻を読んでいた時だ。みずち(←ごめん、字がわからない)レミとの死闘の末、がけから落ちそうになるレミを救い逮捕するサキ。 連行されながらのレミの捨てゼリフ 「あんたに助けられるなんて皮肉なもんだね」 それに対するサキの返答 「人生は皮肉で一杯さ」 私はこれでしびれました。 サキさん!かっこいい~! あれから最終回まで「スケバン刑事」を読み続けた。 ちなみに麻宮サキは高校時代の私の4大アイドルの一人である。
2004.05.22
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井上三太作画のコミックスである。数年前に漫画喫茶で読んだ。全3巻。 主人公・十三青年は工場で働く真面目な男である。彼には中学時代、ヤンキ-グル-プのいじめに遭い、顔を硫酸で焼かれるという凄まじい過去があった。現在の彼の顔は人工皮膚である。 十三青年の中にはもう一つの人格・13号が宿っている。 かつて彼の顔を硫酸で焼いたヤンキ-グル-プのリ-ダ-との再会が引き金になり、十三の中に宿る人格・13号が暴走を始める。復讐が開始されるのである。 ヤンキ-グル-プの子分共が最初に血祭りに上げられる。そこまではいいが、この漫画段々読んでいてやるせなくなって来る。 というのは十三のコントロ-ルが効かなくなる位暴走を始めた13号は、ヤンキ-のリ-ダ-の子供にまで手をかけていくのである。 リ-ダ-の妻はそれが原因で精神不安定になって行く。 ラスト、かつていじめの舞台となった中学校で彼らは最後の対決をする。 ネタばらしにならないよう、詳細と結末は言わない。興味を持たれたら、是非読んで欲しい。 復讐する事がいい事なのか、かといって月日が経てば水に流せるのか。相反するこの二つを作品中で体現しているのが十三青年と13号なのだ。そして、この二つの人格に主導権を奪われる肉体はいじめを受けた人間の揺れ動く心を象徴しているのかもしれない。 何十年経っても自分の中で絶対に笑い話にならない仕打ちを行った相手に再会した時、自分はどのような対応をするだろう。 残念ながら、いい年こいた今になっても答えが出せないでいる。
2004.05.18
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80年代にヤングジャンプで連載されていた釈英勝の漫画「ハッピ-ピ-プル」の中の一編。コミックス「ハッピ-ピ-プル」ワイド版9巻収録(現在絶版)。 舞台は同窓会会場。小学中学高校といじめを受けてきた主人公が飲み物に毒を盛ろうとする。結局は未遂に終わり、同窓生達が毒殺される事態はまぬがれる。 だが、取調室で自分の片方の目から義眼を取り出し、彼らの執拗ないじめと暴力で片方の視力を失った事を訴えるラストが心にグサリと来る。彼の悲痛な訴えと楽しそうに語り合う同窓生達の対比が読んでいて切なくなる。 これは同時期に起こった未遂に終わった事件を題材にしていると思われる。 当時、ニュ-スで時間を知った時、未遂に終わった事は不幸中の幸いだったが、一歩間違っていたら、自分も同じ事をしていたかもしれないと思った。 私自身がいじめを受けていた小学中学時代から20数年が経過しているが、今でも当時の事を夢で見るたびにうなされ、起きると汗びっしょりだ。10年20年たてば笑い話と言うが、そうならない場合もある。 もしも罪に問われないのなら、殺しに行きたいと何度思った事か。今でも思う事はあるが、それをやったら“うらみがうらみを呼ぶ”からあえてやらないだけである。 私に出来る事は、一切関わり無く少しでも彼らよりマシに生きていく事。 私はいじめを受けていた学校を高校の一学期まで進んだが、状況が変わらないので、中退し一浪して別の高校に行く事を選んだ。当時の関係者との付き合いは一切無い。 「至福の刻(とき)」の主人公は、もう一人の自分だ。あの時中退せずに高校の三年間をあそこで過ごしていたら…? 当時の私と同じようにいじめを受けて苦しんでいる人間に言いたい。 今は選択肢も一杯ある。ドロップアウトは決して恥でも失敗でもない。その場や状況から飛び出すのも方法の一つとしてありだよ。ひょっとしたらそこから抜け出せないと思いこんでいるだけかもしれないよ。
2004.05.17
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小学校中学校時代いじめられっ子だった私が、散髪屋の待ち時間や漫画好きの友人の家の中といった貴重な時間にむさぼるように読んでいた漫画の一つが「魔太郎が来る」だった。 主人公の魔太郎少年が毎回定番のいじめにあいながらも、最後はうらみ念法で復讐をとげる姿に自分を投影させながら、漫画の中で溜飲を下げていたのであった。 でも、学校では容赦ない現実が待っていた事には変わりなかったのではあるが・・・。 いじめっ子の常連からは何度か「魔太郎」と呼ばれ、馬鹿にされたりぶん殴られたりした事もある。 魔太郎がうらやましかった。せめて私に魔太郎の一割程度のうらみ念法があれば・・・。 時は流れ・・・、私もいい年のおっさんとなった。未だにいじめが原因の自殺等が話題になるたび、心の古傷が痛む。 「魔太郎のうらみ念法」復活を切に望む今日この頃である。
2004.05.16
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