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Mar 14, 2010
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カテゴリ: 国内ドラマ
「火の魚」

出演:原田芳雄,尾野真千子

島に住む老作家のもとに、原稿を受け取るため東京の出版社から女性編集者が通ってくる。小説家と編集者。歳は違うがプロ同士。互いに一歩も譲らず、丁々発止のバトルが繰り広げられる。あるとき小説の装丁を燃えるような金魚の「魚拓」にしたいと思いついた小説家は、女性編集者に魚拓を作ることを命じる。魚拓をとるには金魚を殺さなければならない。小さな命を巡って、二人の間にさざなみが立つ。やがて老作家は、女性の“秘密”を知ることになる。彼女は不治の病に冒されていたのだ・・・。


以前は東京に住んでおり、現在は島に住む老作家・村田の
もとに東京の出版社から女性編集者の折見がやってきます。
偏屈者の村田ははじめは折見を疎ましく思ってましたが、
折見が船の待ち時間に海岸に書いた龍の絵をみて、折見に興味を持ち始めます。

島の娯楽が少ないことから、村田は折見に影絵をこどもたちに見せることを
条件に担当にしていきますが、その間のやりとりのなかに、折見に感情を
もっていきます。あるとき、村田は「自分の作品を読んだことがあるか。」
と問い詰めると、折見は「42歳のころの作品はすばらしく、島にこもった
ここ10年の作品はなってません。」と厳しいものでした。

連載がおわりその小説の装丁をどうするか折見は村田に持ちかけると、
「金魚の魚拓」にしようと、そしてその魚拓を折見にとらすのでした。
それは金魚を殺すことでもあり折見の気持ちに動揺が。

しばらくのあいだ村田に音沙汰のない折見、要件をつくって出版社に
村田は電話をいれると、折見は入院とのこと。以前のガンが再発したとのこと。
村田が見舞にいくと、折見は村田の担当には志願してなったこと、
そして、人は死に直面すると孤独を感じること。
村田に孤独を感じた折見は同じ孤独をもつもの、むしろ自分よりも孤独を
もつものとして、気持ちのよりどころにしたかったことを話すのでした。

全編ほとんどが村田と折見のやりとりといったものですが、
お互いがどこかがんこな部分もありぶつかり合いながらも
惹かれていくところがおもしろかったです。
そして、魚拓をとった後、刺身をぱくつく折見もまたおもしろかったです。
折見のガンの進行や余命などは語られてませんでしたが、あまりよくないのでしょうか、
そこが気になるところでした。NHKのドラマは良質なものが多いですね。


原作「蜜のあわれ/われはうたえどもやぶれかぶれ」(室生犀星)






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最終更新日  Mar 14, 2010 09:14:47 AM
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