幸せ探し

幸せ探し

2019年11月15日
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(続き)
子どもが枷になるのならと、儀兵衛は芳松をひったくりその手で首を絞めようとする。
長持ちの中から由良之助が登場して、手をついて儀兵衛に詫びる。
「自分は儀兵衛の人となりを知っているから、このような大事を信頼してまかしたが、儀兵衛を個人的に知らない浪士もおり、町人にそこまで任せて、秘密が漏れたりあるいは、役人に責めれたりしたら本当のことを言うやもしれぬと疑念をもつものもいたので、このような芝居をうった。許してくれ。」
儀兵衛「確かに、ご心配はごもっとも、塩谷の殿様にごひいきに預かり、刃傷沙汰切腹の話を聞いたときっは、自分が家来であったなら、皆さんの袖にすがってでも、仇討に参加するのにと思いました。私ができることは、なんとか本懐を遂げてくださるよう、自分の命を懸けてお手伝いすることぐらいしかできません。皆さんがうらやましい。」
由良之助「もしも殿がご存命であったなら、大将として召し抱えるだろう。それだけの器量を持っておられる。ご一同いかがかな。」全員感動で涙を流しながらうなずく。
それでは、出立に際し食事だけでもしていってくれと、奥の座敷に浪士たちを案内していく儀兵衛だった。
店の前に女房お園がやってくる。丁稚の伊吾に、子どもに逢わせてくれと言っているところに儀兵衛がやってくる。
お園が「離縁状を書いたのはどうしたわけか、すぐにでも嫁に行けとせっつかれ、私はびっくりして、 離縁状を持ち出して逃げてきた。」
儀兵衛は、「お前の親が親だから詳しいことは言えないが、とにかく病気ということで里に戻れといったはず、病人を嫁に行けとはいわないはず。子どもは母を慕うとはいえ、死んだと思えばあきらめもつく。離縁状を出した以上、勝手に夫婦に戻るというのは不義と同じ、里に帰れ」と追い返す。
儀兵衛は浪士の相手をしに戻り、お園は、家に帰れば嫁に行かされる、子どもに逢いたいという思いで、戸口にたたずんでいると、覆面の男がやってきて、お園の髷を切りとって奪っていく。
お園はびっくり、櫛や笄目当ての泥棒かなんということをしてくれたのかと悲鳴をあげる。
儀兵衛は声を聞きつけ、表に出ようとしてためらっていると。由良之助たちが登場して、「大変な世話になった。これは些少だが。儀兵衛殿とおお内儀へ」と紙包みを渡す。むっとした儀兵衛が紙包みを放りなげると、中からは小判と、離縁状、お園の髷があらわれる。
「家来大鷲源吾に髪を切らせた。こうしておけば、いかな親でも嫁には出せまいし、嫁にしようというものもない。我らが本懐も100日うちには果たせよう。その時は髪も伸びているので、また二人祝言すればよい。私も冥土で仲人しようぞ。」
十一段花水橋引き上げより光明寺焼香の段
ついに、師直の屋敷に討ち入り、本懐を遂げて義士たちが引き上げてくる。
そこへ馬で駆けつけてきたのは桃井若狭之介で、義士たちの快挙をたたえ、もし討手がくるようであれば、自分が阻止するから、心安らかに菩提所ま行かれるがよいと申し出る。
菩提所では由良之助は、なき判官の墓前に切腹の時の刀と師直の首を供える。
焼香は、一番は館で隠れている師直を見つけ出した矢間十太郎。二番は仇討に加わりたいと、女房おかるが身売りしてお金を作ったが、結局無念の死を遂げた早野勘平にさせてやりたいと、由良之助は勘平の形見の縞の財布(身売りの金をいれていた)を取り出し義兄寺岡平右衛門に代理の焼香をさせるのだった。
(おしまい)








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最終更新日  2019年11月15日 09時00分06秒
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