幸せ探し

幸せ探し

2020年01月27日
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カテゴリ: 私のすきなこと
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尾上の肩をもんだり世話をしているお初

廊下の段
長局の廊下では、身分の低い女中たちがおしゃべりの最中。そこへ尾上が勤めから帰ってくるのを迎えようとお初がやってくる。
女中たちにも「尾上様は賢くて優しくて、お初さんは良いところに奉公した。」とほめられている。ところで昨日の顛末はと聞かれたが、
お初は何も知らず、初めて主人がひどい目にあったことを知る。「岩藤様と仲の良いという人はついぞ聞いたことがない。そのようなご気性だから何も気に病むことはない。」と慰められる。
そこへ岩藤がやってきたので、女中たちは逃げ出し、お初は「私の悪口を言っていたな。」と因縁をつけられて打擲されるが、手向かいせず泣くばかりであった。そこへ表からの使者がやってきたというので、お初は解放される。
やってきたのは家老弾正で、岩藤に将軍の後継ぎは正室の嫡男花若に決まったと告げる。
これでは、乗っ取りはできないところだが、後継者指名の書状は弾正が押さえてあるので、なんとかなると話し合っている。
「密書を落としたが、どうも尾上が拾ったらしいので、尾上や召使のお初をいじめて挑発し、手向かいすれば奥を追い出してしまおうと画策したのだが、うまくいかない」と岩藤は言う。尾上のことが心配で戻ってきたお初はこの話をきいてしまう。

長局の段(ながつぼねのだん)
勤めから戻ってきた尾上は、昨日のこともあり顔色も優れない。尾上はお初に昨日のことを話さないので、聞くこともできず、なんとか尾上の気を引き立てようとかいがいしく世話をするお初であった。
お互いが好きな浄瑠璃の話にことよせ「巷で評判の忠臣蔵の塩谷判官は、短慮の結果、家族や家来を路頭に迷わすことになった、あのようなことはしてはいけないことです。」とそれとなく尾上をいさめるのだった。
しかし、尾上は恥辱を受けてこのまま生きてはいけないと、自害する決意をしていた。お初が薬を煎じている間に、拾った密書と、岩藤らの悪事の数々を書き記したうえで、遺書をしたため、遺恨の草履とともに文箱に収めるのだった。そしてお初には文箱を実家に今すぐ持っていくように指示した。尾上の様子がただならないことから、気の進まないお初であったが、強く指示されたので、やむなく文箱を届けることにした。
往来に出たとたんに、カラスが激しく鳴きだし、出くわした男たちは「もう間に合わないが今引き返したらまだましかも。」と話しあっている、嫌な予感にお初は文箱を思い切って開けると、草履やら書置きが入っているので、大慌てで尾上の部屋へと走り戻っていくのだった。

しかし、戻ってみれば尾上はすでにに自害した後で、そばには密書と悪事の数々を書き記した主君あての手紙が置いてあった。お初は岩藤を討つ決意をし、密書と尾上の手紙を風呂敷で体に括り付け、遺恨の草履と尾上が自害した懐剣を手に、岩藤のいる奥へと駆けていくのだった。





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最終更新日  2020年01月27日 09時00分06秒
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