日々…！

< 新しい記事

新着記事一覧(全1561件)

過去の記事 >

2008.09.26

彼岸花

(2)

テーマ：徒然日記(23508)

カテゴリ：思う

今朝、通勤途中にふと田んぼの方を見ると、彼岸花が真っ盛り。

縁起が悪いという人もいますが、そんなこたぁない。

あの花の造形は、素晴らしいものです。

彼岸花と言えば、救荒植物。昔、飢饉の際に食用とされた。

なのですが、彼岸花には毒があります。

きっと毒の抜き方も教えられたんだと思います。

そして救荒植物と言えば上杉鷹山。

上杉鷹山と言えば、有名な言葉があります。

「なせばなる　なさねばならぬ　なにごとも」

ここまでは聞いたことがあるかと思いますが、

実はその続きの方が重要だと思うのです。

「ならぬは人の　なさぬなりけり」

「井の中の蛙　大海を知らず」も、続きの方があまり知られてない。

「されど　空の青さを知る」

全部を知れば、ちょっと、世界が広がります。

「健全な精神は　健康な肉体に宿る」というのもよく言われますが、

ちょっと違う。

原文は　You should pray to have a sound mind in a sound body．

上の訳だと、完全に「should　pray 」の部分が無視されているんです。

原文は「宿る」って断言してない。

should　　～すべき、～しなくてはならない、～のはずだ、きっと～だろう

（このへんの英語の曖昧さが苦手です。

　～すべき　と、　きっと～だろう　では、全然違いますよね。）

そして　pray は、「祈る」です。

つまりですね、きちんと訳をするならば、

「健全な精神は　健康な肉体に宿ることを祈るべきである」

もうちょっとやわらかくすると、

「健全な精神は　健康な肉体に宿るといいね」

あるいは、「宿って欲しいものです」くらいでいいんじゃないかな、と。

ちょっと違ったことが正しいことのように広まってるのって、

なんだかなーと思います。

あれ…彼岸花はどこへ行った？

いつもの脱線です。

えーっと、彼岸花、好きです。

お気に入りの記事を「いいね！」で応援しよう

最終更新日 2008.09.27 01:32:56
コメント(2) | コメントを書く

[思う] カテゴリの最新記事

■コメント

Re:彼岸花(09/26)

管理人ねこさん

私も彼岸花好きです。
ちょうど田んぼが青々と単色になるころ、あぜ道にびっしりと咲く、赤青白の彼岸花。
いいですよね～

もう一つ気になることが・・・・
「井の中の蛙」ですが。
「井の中のかわず、大海を知らねども、海の深さを知り、空の高さ(青さ？）を知る・・・・・だっけか？
井戸のなかに住むカエルは、言うまでもなく狭い自分の世界を基準にほかの世界を知ろうとしない「小物｣的に理解されているようですね。
はっきりといえませんが、自分の受け止めたその意味は。
狭い自分だけの世界の中で生きている人は、（たとえば職人さんみたいな家内業に徹している人とか）確かに世間の広い見識はないかもしれないけれど、そのかわりに、とても専門知識がありその道に深く徹している・・・・・
と理解していたんですけど・・・・

ちごたっけかな？

(2008.09.27 02:31:36)

返事を書く

Re[1]:彼岸花(09/26)

ふら＠PCz さん

管理人ねこさん

彼岸花、関西から九州の方では、
もしや白花がそんなにメジャーなんですか？
こちらはめったに白花を見かけないんです。
だいたい遠目に見てるので、
近づいたら見つかるのかな。

「井の中の蛙大海を知らず」は、海の深さを知ってるんですか！それは知りませんでした！
「井の中」は井戸の中で、そこから出た事が無くて、
見上げると空は見える。
海の深さを知っているなら、井戸から出たことがあるのかな…

よく使われる「井の中の蛙」は、世間を知らない狭い世界で生きてる、って意味で使われてますよね。
ねこさんの理解されてる意味の方が、
きっと正しいと思います！
(2008.09.28 12:01:28)

返事を書く