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2002年12月21日
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ペネトレ:
「青い鳥」っていうのは幸福の象徴だよね?
だとすると、あのお話は、何を言っていることになる?

ぼく:
ほんとうの幸福はよそにはなくて、自分の家にあったってことでしょ?

ペネトレ:
ということは、青い鳥をさがしに行った子供たちは、気づかなかった
だけで、ほんとうはもともと幸福だったのかな?
それとも、さがしまわって帰ってきたときに、その結果として、幸福に
なったのかな?

ぼく:
作者は、ほんとうは幸福だったのに、まえには気づかなかったって
言いたいんだと思うけど、でも、気づかなかったってことは、つまりは
幸福じゃなかったってことじゃないのかなあ?

ペネトレ:
青く見えないってことは青くないってことだって、言いたいわけ?

ぼく:
すこし違うと思うんだよ。
青いか青くないかは、その人にどう見えるかとは別に、客観的な事実
があると思うけど、幸福かどうかは、その人がどう感じるかってことで、
それ以外に客観的な事実なんてないでしょ?

ペネトレ:
それなら、人生体験マシンで幸福な人生を体験している人は、
ほんとうに幸福なんだね?(→第一章 -- 5)

ぼく:
う~ん。
それは・・・・。

ペネトレ:
たとえば、人にうまくだまされたりして自分は幸福だと思い込んでいた人が、
だまされたりしていたことに気づいたとき、そのとき不幸になるんじゃなくて、
もともとほんとうは不幸だったって思うようになるだろ?
つまり、単に「気づいたときに不幸になった」わけでもなければ、たんに、
「もともと不幸だった」わけでもなくて、
「気づいたときに <もともと不幸だった>ことになった」ってわけだ。
「青い鳥」の場合はどうだろう?

ぼく:
そうか、「青い鳥」の場合はその逆なんだ!
子供たちは、そのtき幸福になったわけでも、もともと幸福だったわけでも
なくて、そのとき<もともと幸福だった>ってことになったわけだ。

ペネトレ:
だから、幸福だと思っていなくても、ほんとうは幸福だったってことは、
ありうることだからね。

ぼく:
ほんとうは幸福だったって後から思うってことが、でしょ?
それって、ほんとうに、ほんとうは幸福だったってことなのかな?





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最終更新日  2002年12月21日 10時04分51秒
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