ピカルディの三度。~T.H.の音楽日誌/映画日誌(米国発)

Apr 8, 2006
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「昭和の歌謡曲」

 セスさんとのピアノ合わせ、本日の二曲めはベートーベン。

1楽章: いきなりプレストとの指定だが、もちろん無視させていただく。そしたら意外な発見。この曲、テンポ通り速く弾いちゃうとベートーベン特有の激しさ、険しさだけが際立って、メロディーの奥ゆかしさに気づかないが、テンポを倍にしてゆっくり弾くと、なんとなくニッポンの歌謡曲に通じる懐かしいフレーズが随所に出てくる。短調だし。日本語の歌詞をのせれば立派に昭和の歌謡大全に収録されそうな感じ。
 作詞はなかにし礼さんか阿久悠さんでお願いします。

2楽章: 変奏曲風なのでピアノの独壇場なのは想定の範囲内。ただ想定外だったのは、Andante scherzoso, piu Allegretto との指定。これはどーゆー意味? 速いのか遅いのか不明。
 まったりしすぎず、ふざけておどけて楽しんで、ということか。

3楽章: ベートーベンの短調の終楽章の割には冷静な曲だと思った。後半、バイオリンにもff(フォルティッシモ)の八分音符の速いパッセージがやっと出てくるが、最後の最後はp(ピアノ)で終わる。
 僕はベートーベンは交響曲から入ったので、曲がどんな感じで始まろうとも、最後の最後はジャン!と長調の和音を鳴らして終わり!というイメージを持っていたが、彼の室内楽曲を弾くようになって、p(ピアノ)で静かに終わる曲が多いのにちょっと驚いている。

 セスさん曰く、この曲は全体的にテンポを速めればもっと楽しめるはずとのこと。ベートーベンの短調もののソナタは、あとは難曲ハ短調(7番)しかないから、究めるなら確かにこの4番のほうかもしれない。






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最終更新日  Jul 24, 2006 04:42:56 AM
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