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May 18, 2024
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カテゴリ: カテゴリ未分類
18世紀半ば~19世紀にかけて起こった産業革命以降、我々はGDPの大幅な上昇と引き換えに、地球の環境を汚染し続けてきたのですね。
最初は数少ない蒸気機関から始まり、石炭に変わり、それがジーゼルやガソリンエンジンになり...それも乗り物からエネルギー、工場まで覆い尽くすように。
そして温室効果ガスの影響で人類はおろか生き物すべてが危機に面してるワケです。

昔から「霧の街」と云われてきたロンドンが初めて霧ではなく、スモッグに覆われたのが1952年の12月。
これが「世界最初の大気汚染」です。
発生からわずか1週間で15万人が入院し、1万2千人が亡くなりました。


毎年問題になる「黄砂」は大陸のタクラマカン砂漠やゴビ砂漠で巻き上げられる砂で、それ自体は有害物質ではありません。
ところが、この砂が偏西風で中国の工業地帯に運ばれ、スモッグの上空を通過 している間に、硫黄酸化物、窒素酸化物、水銀などの大気汚染物質を吸着し、黄砂そのものが汚染分質として日本に降りそそぐのです。
大気汚染の尺度に「PM2.5」がよく使われますね。
PM2.5とは、大気中に浮遊している直径2.5μm(髪の毛の太さの1/30程度)以下のきわめて小さな粒子のことです。
粒子の成分は炭素、硝酸塩や硫酸塩、ケイ素やナトリウム、アルミニウムなどさまざまです。
吸い込んでしまうと細い気管支や肺の奥まで入り込む恐れがあり、ぜんそくや気管支炎など呼吸器系の病気リスクを高めると云われてます。
このPM2.5を尺度にすると、地球上でもっとも汚染されてる国は「バングラディッシュ」です。
それに続いてパキスタン、インド、タジキスタン、西アフリカのブルキナ・ファソ、イラクとお馴染みの国々が顔を並べます。
日本は96位で、カナダやロシアよりも多少マシな方です。
オーストラリアのタスマニア州にグリム岬と云うちっぽけな土地があります。
グリム岬は地理的に孤立した場所にあるため、非常にユニークな場所なんですな。
グリム岬のすぐ西にある陸地はアフリカではなく、アルゼンチンの南端です。
ここの産業と云えば細々と続けられてる畜産くらい。


付近に大陸がないので、南極とインド洋からグリム岬に向かう風は直接グリム岬を通り過ぎていきます。
それが幸いして、グリム岬の大気中粒子の数は、条件のいい天気の良いメルボルンより、さらに1,000倍もキレイなんです。
たしかに牛が生成するガスはありますが、頭数が少ないので取るに足りない量なんですね。
そこで、グリム岬には局所的な汚染の影響を受けることなく、地球の大気の変化を正確に測定する観測所が設けられてるのです。
この施設では、最低レベルの汚染を測定していることになります。
つまり、各国の排ガス規制がもっと進んでいったとしても、自然に汚染されていく地球大気の状態を継続的に監視できるワケです。
科学者は「私たちは目に見える最低レベルの汚染を測定しています」と述べてます。
グリム岬の科学者は、この空気を「ベースライン」の大気、つまり地球上で最もきれいだと表現しています。
ベースラインの大気=地球上でもっともきれいな空気は、とりもなおさず、ここ以外の地ではもっと汚染が進んでるってことです。
グリム岬にある「ベースライン」空気監視ステーションから収集された大気は研究室に吸い込まれ、そこでハイテク機械がその化学的および物理的特性を分析します。
ここで測定されるのは温室効果ガスとオゾン層破壊物質、そしてエアロゾルや反応性ガス、ラドンです。
大気の収集は1978年から行われており、現在約250個のキャニスターがメルボルンのオーストラリア連邦科学産業研究機構(CSIRO)航空保管庫に保管されています。
CSIRO は「年間複数のシリンダーを何年にもわたって保管することで、新しい分析技術を入手したときに、古い空気に戻って改めて分析することができる」と述べてます。

グリム岬で最初の大気が測定されたとき、二酸化炭素レベルは330ppm をわずかに下回っていました。
最近ではその濃度は417ppm 以上に達しており、1970年代からほぼ25%増加しているらしい。
CSIRO は現在、イギリスと組んで宇宙から大規模な海洋水質のモニタリングもおこなってます。





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Last updated  May 18, 2024 04:43:07 AM
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