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Apr 28, 2025
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カテゴリ: カテゴリ未分類
東京でおでん定番のひとつが「竹輪麩(ちくわぶ)」でしょう。
ところが、これが関西になると確かにスーパーに行けば売ってますが、ほとんどの人は見たこと無いと答えるでしょうね。
静岡おでんの「黒はんぺん」も関西人には馴染み薄いです。

このように同じ日本でも、土地土地によっていくつもの違いが有りますが、とりわけ言葉くらい地方色の強いものはありませんね。
私は沖縄の方言「うちなーぐち」は全く理解できませんが、これも沖縄本島と石垣島、宮古島では全く違うらしいですね。
同じように関西人大のニガテなのが東北弁。
だけどもっとも嫌悪感感じてるのが大阪人が喋る東京弁です。
なんかチョコッと東京に行っただけで、いっぱしの東京人ぽく振る舞って、イントネーション怪しい東京弁喋る大阪人は袋叩きにあいます(笑)
とにかく大阪人が横浜弁や博多弁も使ったらオカシナ言葉になってしまいます。


それと同等なのが東京人が喋る大阪弁。
「知らんとけど」から始まって「しんどい」とか「あかん」とか、今や全国区になった大阪独特の語彙もありますが、これを東京人が喋るとイントネーションが違うからすぐバレる。
こう云う人間を指して大阪では「ちょけとるなあ(お調子者)」と云います。
どの地方でもそうでしょうが、そもそも大阪弁と云っても土地土地で違う言葉使ってるのです。
いまや絶滅の危機にあるのが島之内(船場)言葉です。
島之内は東は東横堀川、西は西横堀川、南は道頓堀川、北は長堀川と川に囲まれた今で云う中央区の狭い地域で、商人の町「船場」は島之内の北に位置しますが、この地域で昔から喋られてる言葉をひっくるめて島之内言葉とか船場言葉と云います。
昔は「島之内寄席」と云う上方落語の定席寄席・落語興行が当初は島之内教会で開催され、笑福亭鶴瓶なんかはここからスタートしていったと云っていいです。
島之内言葉は道頓堀界隈では芸者さんや芸人さんが使った言葉で艶と粘りがあり、京都よりも御所言葉の影響を受けているとも云われてます。
オロナイン軟膏のホーロー看板で有名な浪花千栄子は幼くして船場に女中奉公に出されたため、純粋な島之内言葉が話せる貴重な女優さんだったのですが、 1973年〈昭和48年〉に亡くなりました。
大阪が商人の町と呼ばれたのは「船場」があったからです。
船場は天下の台所と呼ばれた商業地域で、お客さんに丁寧な言葉使いが求められ「おはようおかえり」「よろしゅおあがり」など品の良い云い回しが多く、大阪弁は下品でキツいという印象とは真逆の柔らかい物云いが特徴なんですね。
谷崎潤一郎の小説「細雪」に出てくる主人の妻を「ごりょんさん」、長女を「いとさん」、末娘を「こいさん」、中の娘を「なかんちゃん」と呼ぶのが島之内の言葉です。
私が若い頃は、まだ船場に老舗がのこっており、こうした言葉も生きてましたが、老舗たちも跡取りや相続税の問題でどんどん手放していき、今や島之内言葉を聞くことはほとんどありません。
今の大阪弁の原型は船場言葉が俗化した「新町言葉(新町弁)」です。
新町と云うのは島之内の西にあって、アメリカ村の西にある堀江や立売堀、南船場に接する今の大阪市西区にあたる地域で、戦前には大坂随一の花街だった新町遊廓があったとこです。
この花街に船場の旦那衆が遊びに来て新町に船場言葉が入り、それが色街で芸妓の間で軟化されて大阪に広がったのが大阪弁なんです。
人がしたことを丁寧に云う「しはった」、船場では「しなさった」、新町では「しはりました」となります。
先に島之内言葉であげた谷崎潤一郎の小説「細雪」で4姉妹は旧幕時代から木綿問屋を営む豪商 蒔岡商店の娘たちで、大阪の中流上層階級でした。
しかし、蒔岡家の住まいは神戸の高級住宅街「芦屋」だったのですね。
現在でも芦屋の「六麓荘町」は景観を重視して日本で初めて電柱を無くした地域なんですが、ここに住むには家を建てる敷地面積は400平方m 以上でなければならず、建てられるのは庭付きの一戸建てだけと云う制約がついてきますし、なにより町会の入会金が50万円と云うお金持ちしか住めないとんでもないところなんです。

船場や島之内の富商が六甲東南麓に居宅を構えはじめた頃、阪神間には本格的な船場言葉を用いる人が多かったのですね。
そこに東京からホワイトカラーが転勤で移ってきたりして、伝統的な上方言葉の柔らかさを保ちながら標準語の表現を取り入れた言葉が生まれました。
それが「阪神言葉」と云われてます。
特に女性がよく使っており、夙川・香櫨園を舞台にした谷崎潤一郎の小説「卍」にその表現がよく表れてます。
もうひとつは大阪弁として有名な「河内弁」でしょう。
相手を指すのに「われ」となんともキタナイ言葉の印象が強い。
吉本の芸人で東京なんかで喋ってるのは河内弁が多いです。

河内と云うのは大阪府東部の河内地方のことで、これも枚方市や四條畷市など北河内、東大阪市や八尾市など中河内、河内長野市や富田林市など南河内と地域によって微妙に表現が違います。
「○○だろ!」が「○○やんけ」、「(ケンカ)やってやる!」が「いてこます」、「する」が「さらす」ととにかくガラが悪い。
「なにさらしとんねん」は「なにをしているんだ」を意味し、さらにガラを悪くすると「なにさらしてけつかんねん」となるんです。
今の大阪弁は新町言葉と河内弁が入り混じった混沌とした言葉なんですね。





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Last updated  Apr 28, 2025 05:18:00 AM
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