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Mar 2, 2026
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もう久しくクラシック音楽を聞いてません。
なんせ最後に聞いたのはフランシス・コッポラ監督で、マーロン・ブランドとマーティン・シーンが主演した映画「地獄の黙示録」で「空の騎兵隊」と呼ばれてる第1騎兵師団がベトコン村をヘリコプターで強襲するとき、司令官ヘリコプターに搭載されたオーディオでワーグナーの「ワルキューレの騎行」を流したシーン以来です。
映画のサウンドトラックですから、これを聞いたと云えるのか?
この映画の上映は1979年ですから、昔も昔。
それ以来クラシックは、YouTube でチョコッと聞きかじりするくらい。
手元に残ってるレコード調べたらブラームスやラヴェル、ベルリオーズなど有名どこが何枚か出てきましたが全くの手つかずです。
クラシックを聞かなくなった理由のひとつは長い楽曲が多いことですね。
オーストリアの作曲家ブルックナーの交響曲には同じ作品に複数の異なる版が存在します。
その背景は、ブルックナー自身による改訂です。
ブルックナーは作品を完成させてからも、さまざまな理由で手を加えることが多かったのですね。
さらにブルックナーの作品は出版されるに際し、弟子たちの手が加わることも多かったのです。
加えてウィーン音楽大学内に設置された国際ブルックナー協会による原典版校訂作業を、当初オーストリアの音楽学者ローベルト・ハースが行っていたのですが、戦後は、やはりオーストリアの音楽学者ノヴァークに変わったことで、「ハース版」と「ノヴァーク版」2種類の原典版が存在することになったのです。
そのブルックナーの「交響曲第7番」の「ノヴァーク版」ではがたった一回だけ登場します。
第2楽章(アダージョ)のコーダ直前、静かに始まった曲の盛り上がりが最高潮に達したクライマックスの1ヶ所のみで使用されるのです。
ハ長調の頂点で1回鳴らされ、その重厚な効果がこの作品の最大の見所のひとつになってます。
シンバルの登場はこの1回かぎりです。
同じくクラシックでチェコの作曲家と云えば、モルダウ川をテーマにした有名な交響詩「モルダウ」のスメタナと、ブラームスに才能を見いだされ「スラヴ舞曲集」で一躍人気作曲家となったドヴォルザークですね。
ドヴォルザークの音楽をとりわけ魅力的にしているのは、シューベルトと並び賞される、その親しみやすく美しいメロディーです。
彼の交響曲第9番「新世界より」の第2楽章は、日本語の歌詞がつけられて唱歌「家路」として親しまれるとともに、私ら子供ころは学校で夕方の時刻を知らせるメロディーとして使われてました。
「新世界より」の演奏時間は45分間ほどですが、その中でシンバルは最終楽章の中程で、1回だけ鳴らされます。
クライマックスでもなく、ごく小さな音で地味に、しかし鋭く1回だけ。
その一音は、楽曲全体の色彩を変える非常に重要かつ印象的な役割を担っており、奏者には極限の緊張と技術が求められるのです。
このシンバル演奏は派手な演出ではなく、静寂の中で鋭いアクセントを付けることで、楽曲の緊張感を一瞬で最高潮に引き上げる効果を担ってますが、音は大きくなく、むしろ鋭く小さく立ち上げられるため、シンバル奏者にとっては非常に難易度が高い一音なんですね。
ブルックナーのように気持ちよくシンバルを打ち鳴らすわけでなく、「メゾ・フォルテ」と云うなんとも「煮え切らない」ダイナミクスの指示があるのです。
この「たった一音のシンバル」は、新世界からの郷愁やドラマ性を引き立てる隠れた名シーンとして知られています。
打楽器は後期ロマン派以降の近現代の作品においては多用され「出番」も多いですが、それ以前の打楽器の出番は「楽器の王」と言われるティンパニを除いては極端に少なかったのですね。
ところで日本のクラシックオーケストラ楽団員の年収ってどれくらいと思われます?
NHK交響楽団は平均年収が1,000万円に達するし、読売日本交響楽団や東京都交響楽団も700万円台以上を維持してます。
しかし地方の楽団や若手では300万円~400万円程度、もしくはそれ以下も存在し、平均的な生活レベルの維持が厳しいケースもあります。
こうした収入の少ない楽団員は音楽教室の講師、他楽団のエキストラ、ソロ活動などで収入を補うケースが一般的なんですね。
先程ご紹介したドヴォルザークの交響曲第9番だと演奏に約80名のオーケストラ楽団員を必要とします。
プロオーケストラの場合、その楽曲で一音だけを奏でるシンバル奏者も、一曲で数千の音を奏でるヴァイオリン奏者も給料は同じなんです。
それに苦言を呈する楽団員はいません。
なぜならそれぞれの専門性に対して、相互にリスペクトがあるからです。
プロの技量は他に代えがたいものであり、シンバルで短く鋭く小さな音を立ち上げることの難しさ、その一音を奏でるための極限の緊張を知っているからです。
演奏者の多い楽器であれば多少のミスも目立ちませんが、ドヴォルザークの交響曲第9番みたいな曲のシンバルは誤魔化しがきかない。
あまりにも有名な曲だけに、耳の肥えた聴衆を前にしたシンバル奏者のプレッシャーたるやそうとうなものになるのですね。
クラシックの長い歴史では、このひと打ちに失敗し、信頼を失ってクビになった奏者もいるのです。





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Last updated  Mar 2, 2026 05:20:35 AM
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