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製作国 日本製作年 2009年時間 118分監督朝原雄三出演西田敏行/三國連太郎浅田美代子/松坂慶子吹石一恵/塚本高史加藤武/小野武彦鶴田忍/中村梅雀不況の波が鈴木建設にも押し寄せる中、会長として会社の業績不振の責任をとるべく、スーさんこと鈴木会長は無期限の給料全額返還を申し出る。その噂に発奮したハマちゃんこと浜崎伝助は釣り人脈から大型受注を成功させる。そのご褒美として釣り休暇をもらい、スーさんと北海道に釣り旅行に行くことになるが・・・。シリーズ最後のロケ地は北海道。最終回とはえてしてこんなものだが、今までの作品の余韻に浸るかのような穏やかな内容。特にスーさんは終始物静かで、シリーズ最後となる本作を、出演しながら脇で穏やかに見ているような感じさえ受ける。ラストに至る三途の川のくだりは逆に最終回にふさわしくない低俗なコント仕立てになっていて不満が残るが、ラストの大団円は最終回にふさわしい終わり方で、本当にシリーズ完結を思わせる終わり方。
2011.08.15
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製作国 日本製作年 2009年時間 84分監督篠原哲雄出演八嶋智人/月船さらら 下條アトム/田中要次 芹澤興人/広澤草 スネオヘアー/朝加真由美 入江若葉/生瀬勝久 昔懐かしさの残る月舟町にあるアパートに住む人工降雨の先生は、ある日十字路の角にあるつむじ風食堂を訪れる。そこには古本屋のおやじや不思議な帽子屋、イルクーツクに行きたがっている果物屋の青年、売れない舞台女優などの常連がいた。最初は違和感を覚える先生だったが、やがて馴染んでいくうちに・・・・。個性的な人々が集まる食堂に最初は違和感を覚える主人公の先生だったが、観ている方は最後まで違和感たっぷり。食堂に集まる人々は先生も含め、言ってることがよくわからない。共感も同情もできない内容ばかり。それでいて、ストーリーは単調で変化はなく、何の事件も起こるわけでもない。最近の邦画に多いまったり系のようでもあるが、出来としてはあまりよくない。退屈しのぎに観た映画だが、それにしても残念な映画。八嶋智人主演ではやはり過度の期待はできないか・・・。
2011.05.03
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製作国 イギリス製作年 2009年時間 97分監督ダンカン・ジョーンズ出演サム・ロックウェルドミニク・マケリゴットカヤ・スコデラーリオベネディクト・ウォンマット・ベリー宇宙飛行士のサムは、地球に不可欠なエネルギー採掘のため3年契約で一人、月に派遣されていた。月の基地では地球との直接通信することを禁じられており、話し相手は人工知能搭載ロボットのガーティだけだった。妻テスとの会話も衛星事故によって閉ざされていたが、任務終了まで2週間となっていた。そんなある日、彼の周りで奇妙なことが起こり始める・・・・。低予算映画ながら、最後まで観る者を惹きつける作品。3年契約の単身赴任ということで、つい我がことのように観てしまったが、3年間一人ぼっちで話し相手はロボットだけというのはやはりチョット辛い。幻覚をみてもしょうがないか・・・とも思えるが、3年近く勤務してきて何もなかったのに、残り2週間となって精神に異常をきたすのはおかしい展開だな?と思っていたら、ストーリーは意外な展開に進んでいき、切ない気持ちになっていった。恐るべき近未来の企業形態を暗示しているかの如くだが、一方、年々進歩し続けている人工知能機能搭載ロボットだが、本作でのガーティが人間らしいロボットであることに唯一救いがあった。監督のダンカン・ジョーンズは、あのデヴィッド・ボウイの息子。次回作が楽しみな監督である。
2010.10.13
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製作国 日本製作年 2009年時間 110分監督ケラリーノ・サンドロヴィッチ出演成海璃子/永山絢斗段田安則/犬山イヌコ山崎一/奥菜恵大倉孝二/安藤サクラ串田和美売れないアイドルの円城寺アヤメは、久しぶりに掲載されたグラビア頁が逆さに印刷されているのを見つけ、そのショックで雑誌を万引きしてしまい、捕まってしまう。そして、逮捕を免れる条件として一日署長を務めることになるが、アヤメの担当となった刑事の春樹はアヤメの元カレだった。さらに春樹には殺人癖があり・・・・。地味な映画ながらブラックユーモア満載で、大笑いはできないが小笑い・苦笑いしてしまう作品。複数の並行したエピソードも中盤以降、うまく絡み合ってきて面白いが、全体的にはありえないドタバタ劇のようで、真剣に観ない方が期待は裏切られない。主人公の円城寺アヤメのエピソードもよいが、冒頭登場する段田安則演じるさえないサラリーマンのエピソードが突然の展開で完了するが、こちらのエピソードの広がりをもう少し見てみたかった。さらに、地味な出演者たちの中で、チョイ役で麻生久美子や佐藤江梨子が出ていたので、もうチョット絡んで欲しかった。反面、奥菜恵は私の持つイメージを大きく打ち破る過激な演技でなかなかよかった。
2010.05.02
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製作国 日本製作年 2009年時間 139分監督木村大作出演浅野忠信/香川照之宮崎あおい/小澤征悦井川比佐志/國村隼夏八木勲/松田龍平仲村トオル/役所広司明治40年、地図の測量手・柴崎芳太郎は突然、陸軍参謀本部から呼び出され、日本地図最後の空白地点・劔岳の初登頂を目指すよう言い渡される。日本のほとんどの山は陸地測量部によって初登頂されており、唯一登頂されずに残っていたのが劔岳だけだったためだった。柴崎は山の案内人・宇治長次郎や助手の生田信らと登頂に向けて準備に入るが、同じ頃、日本山岳会の会員も劔岳の初登頂を目指すべく計画していた・・・・。新田次郎の同名小説の映画化。CGに頼らない、本物の自然を撮影したとの触れ込み通り、美しい自然の映像はなかなか良かった。その反面、映画PRの際に出演者が口々に言っていた雪山シーンの撮影の大変さ、危険さが思ったほど画面からは伝わってこなかったのが残念。特に最後の未踏峰といわれる劔岳の登頂がいかに困難であるかというところが今ひとつ映像的に納得がいかないところ。登頂準備まではじっくり時間をかけていたが、いざ登頂というところはあっさり描かれているのもその一因か?いずれにせよ、実話が基なので、登頂に賭けた男たちの情熱と執念には頭が下がる思いで、感動する。
2010.05.02
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製作国 日本製作年 2008年時間 110分監督朝原雄三出演西田敏行/三國連太郎浅田美代子/常盤貴子竹内力/山本太郎ある日、ハマちゃんは会社の健康診断にひっかかるが、胃カメラ検査を拒否し、担当である総務課の派遣社員・河井波子は困り果ててしまう。そこにハマちゃんの後輩である中途新入社員の大輔が助け船を出し、結局ハマちゃんは胃カメラを飲むことになる。検査結果は大したことはなく、その後、ハマちゃんは晴れて大分に社員旅行に行くことになるが、その旅行の幹事は波子だった・・・・。お馴染みのシリーズ最新作だが、今まで観た中でも一番何も起こらなかった作品ではないか。パート16がかなり行き過ぎだった感じがあったが(米軍に監禁されて米国まで行ってしまう話)、それと比べると両極をなるぐらい、平々凡々としたストーリーだった。終始ほのぼのとした感じで気分よく観れたが、大輔と波子の恋の行方もあっさり行くし、兄妹でもめていたという話も実際は何のドタバタもなく、チョット物足らなさは感じられた。一番盛り上がったのはラストの披露宴でのスピーチのシーンだが、そのきっかけとなる総務部長役の俳優も見もの。
2010.03.07
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製作国 日本製作年 2008年時間 12分監督加藤久仁生少しずつ水没していく町に住み、レンガを積み重ねながら家を建て増しして暮らしてきた一人の老人。そんな彼が、水の中に落としたお気に入りのキセルを拾うため水の中に潜ります。そして一つ一つ階を下りていくに従って過去を遡り、昔を思い出していき・・・・。言わずと知れた第81回アカデミー賞短編アニメ賞を受賞した作品。「言わずと知れた」と書いたが、アカデミー賞を取るまでは存在すら知らなかった作品。しかし日本人監督がオスカーを取ったとなると見ないわけにはいかない・・・ということで急遽鑑賞しました。映画自体はまさに短編で12分足らず。しかしその短い映像の中に、味わい深さと深いメッセージが込められている。この老人の回想シーンはあまり若い人には分からないかもしれないが、親となり、子供が成長し、そして老いていってしまった人ほどジーンと来るのではないでしょうか?私も回想シーンとともに子供の幼い頃や自分の幼い頃が二重写しになり、思わず昔の思い出に浸ってしまいました。また、町が水没していくシーンは地球温暖化への警鐘であり、積み上げていく建て増しの家が次第に先細りしているのは人類の未来を象徴しているようで、強いメッセージ性も感じられる作品でした。
2010.03.06
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製作国 日本製作年 2008年時間 116分監督松原信吾出演大沢たかお/田中麗奈伊原剛志/森口瑤子柄本明/伊東四朗一流企業に勤める旬太郎は人事課長に昇進するが、早速大掛かりなリストラの陣頭指揮を任されることになる。そのリストラ対象者の中に昔お世話になった元上司の名前もあり、旬太郎は思い悩むことに。さらに服飾デザイナーの恋人・明日香との結婚も考えていた旬太郎だったが、ある日、明日香が築地で働いている姿を見る。事情を知った旬太郎は明日香を助けたい一心で築地で手伝いを始めることに・・・・。ベタな映画だが、最後は上手くまとまってホッとする人情映画。これ1作で完結であればまずまず納得の映画だが、どうもシリーズ化が決定し、来年早々2作目が公開されるらしい。「寅さん」や「釣りバカ」シリーズに次ぐシリーズを目論んでいるらしいが、これからどう展開させるのか、ちょっぴり期待と不安が残る作品である。この手の人情作品のシリーズものの顔として主演の大沢たかおはどうかな?との思いもあるが、脇役陣はいい味のバイプレーヤーが多く期待はできる。あとは。「寅さん」や「釣りバカ」シリーズでお馴染みのマドンナをどうするか?シリーズ化に必要なお決まりのアイテムも重要だと思うが・・・・。続編の最初の正念場である2作目に注目したい!
2010.02.13
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製作国 イギリス製作年 2007年時間 123分監督ジョー・ライト出演キーラ・ナイトレイジェイムズ・マカヴォイシーアシャ・ローナンロモーラ・ガライヴァネッサ・レッドグレイヴ現代イギリス文学の巨匠イアン・マキューアンのベストセラー「贖罪」の映画化。第80回アカデミー賞で作品賞はじめ7部門にノミネートされ、作曲賞を受賞した。1935年の英国。政府官僚ジャック・タリスの屋敷では、小説家を夢見る末娘のブライオニーが休暇で帰省する兄のため自作の劇で歓待しようと準備に追われていた。一方、鬱屈した日々を送っていた姉のセシーリアは、ある出来事をきっかけに使用人の息子ロビーへの愛を自覚する。しかし、ロビーにほのかな思いを抱いていたブライオニーは姉とロビーの関係を誤解してしまう。そんな時、敷地内である事件が起こり、ブライオニーはロビーを犯人だと告発する・・・・。「パイレーツ・オブ・カリビアン」で一躍トップスターとなったキーラ・ナイトレイ。その美しさは如何なく発揮された映画だが、主役と思いきや、特に後半は出番が少ない。そもそも原作が「贖罪」というように、過ちを犯した妹と、その過ちによって人生を狂わされた恋人同士を描いているが、キーラ・ナイトレイ演じるセシーリアよりも彼女の恋人であるロビーの方が過酷な運命ゆえ、後半はそちらに重点がおかれているためか?キーラ・ナイトレイ見たさに観た映画だったのでチョット残念。ストーリーは単純で、展開も緩やかなので分かりやすい反面、途中中だるみしてしまう嫌いがある。また、前半の導入部に時間をとり過ぎ、肝心の後半部分(過酷な運命と罪の意識に苛まれる様子)が少々物足らなかった。
2009.11.22
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製作国 日本製作年 2007年時間 119分監督森田芳光出演織田裕二/豊川悦司松山ケンイチ/鈴木杏佐々木蔵之介/風間杜夫西岡徳馬/小林稔侍中村玉緒/藤田まこと45年前に黒澤明&三船敏郎で製作された傑作時代劇をリメイクした作品。とある社殿で9人の若侍が密談していた。若侍のリーダーである井坂が、上役の汚職を訴える意見書を城代家老に差し出すがはねつけられ、代わりに大目付の菊井に受理されたという。そのため彼らは大目付についていこうと決断するが、そこに偶然居合わせた浪人が、大目付こそ汚職の黒幕だと言って彼らの前に現れる・・・。現在公開中の同じ黒澤作品のリメイクである「隠し砦の三悪人」はオリジナルから色々と設定やストーリーを変えているようだが、この「椿三十郎」はオリジナルとそっくりそのままといっても過言ではない内容。(もっとも脚本の完成度が高いため、下手に変えると全体をダメにしてしまう恐れ大なので賢明な選択かも?)話は単純な勧善懲悪ものながら、細かい点では面白さがてんこ盛りのストーリーで退屈させない。ただ、オリジナルを観た私にとっては俳優陣の演技にやや不満が残る。三船敏郎の自然体の椿三十郎に比べ、織田裕二はややオーバーアクションの不自然さが目立ったし(時代劇初挑戦ではやむを得ないか)、クールな演技の豊川悦司の演技は光るものの、仲代達矢のようなギラギラ感が感じられなかったのは残念。唯一、オリジナルと大きく異なると思われたのはラストシーン(織田と豊川の対決シーン)だが、ある意味評価できるが、インパクト面ではオリジナルに大きく及ばない。それでもお話は面白いので、オリジナルを観ていない人にはそれなりに楽しめる。
2009.10.23
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製作国 日本製作年 2006年時間 107分監督朝原雄三出演西田敏行/三國連太郎石田ゆり子ハマちゃんのいる営業3課に、結婚退職していた元社長秘書の弓子が契約社員として配属される。才色兼備の弓子の復帰に社内は沸き立つが、彼女には人には言えない悩みを抱えていた。弓子の暗い表情に心配したハマちゃんは彼女を釣りに誘うが、釣りの後、ハマちゃんに思いがけない告白をする・・・・。最近感じるのは、スーさんとハマちゃんの絡みが少なくなったこと。「釣りバカ」の醍醐味はスーさんとハマちゃんの、社長と社員、つりの師匠と弟子という時と場所によって逆転する立場でのやり取りに一番の面白さを感じているのだが・・・。ストーリー的にはすでにマンネリ化しており、その点においてはあまり期待していないが、毎回変わる出演者のキャラとワンパターンだがなぜかほのぼのとさせる雰囲気を味わいたいというのが多いのではないだろうか?今回は大泉洋という個性的なゲストで一つのスパイスにはなっていたが。マンネリ化はやむを得ないとしても原点は忘れないで欲しい。
2009.10.12
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製作国 日本製作年 2005年時間 115分監督朝原雄三出演西田敏行/三國連太郎浅田美代子/ボビー・オロゴン伊東美咲鈴木建設が着工した長崎県佐世保市の第二西海橋の完成式に、鈴木一之助社長とともに出席することになったハマちゃん。さっそく長崎営業所の担当者・久保田に釣り船を準備させることに。そして佐世保入りしたハマちゃんは仕事そっちのけで、偶然知り合ったボブと釣りを楽しむ。一方、久保田は愛する女性・美鈴にプロポーズするが、父親を一人残せないとなかなか決心がつかない・・・。尾崎紀世彦演じる父親と伊東美咲演じる娘の、結婚にまつわるエピソードはよかったが、それをとりまくシーンに少し支離滅裂な部分があってチョット興ざめするところもあった。特にハマちゃんが米軍に監禁されて米国まで連れて行かれるところなどは、もう行き過ぎで「釣りバカ」の世界を逸脱したシナリオ。面白ければなんでもありといわんばかりの脚本にはついていけない気がした。マンネリ化といわれようと、佐世保の町を舞台にした人情ドラマに徹して欲しかった。
2009.10.12
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製作国 日本製作年 2004年時間 107分監督朝原雄三出演西田敏行/三國連太郎江角マキコ/筧利夫浅田美代子鈴木建設で人事改革制度に取り組むことになり、経営コンサルタントの薫の提言により合理化プランを進めていた。社長のスーさんはこのプランに不安を覚えていたが、そんな頃、ハマちゃんは新任課長の舟木を言いくるめ、リフレッシュ休暇を取って秋田へ釣り旅行に出かけていた。その行きの新幹線の中でハマちゃんは偶然、薫と知り合うことに。薫は鈴木建設に対し合理化案を提案していたが、実は心の中で疑問に感じていた・・・。もうマンネリ化しすぎた映画だが、このマンネリ化がなんとも心地よい。ハリウッドのメジャー作品や、CG満載の大作などを観た後に気軽に観るにはもってこい。何も真剣に観なくても(ちょっと製作者・出演者には失礼だが・・・)片手間に観てもストーリーが全然分からなくなることはない。これもマンネリ化のメリット?か。今回の舞台は秋田。この映画は毎回、舞台が変わるところも魅力の一つだが、その土地の風景や文化・風俗、人柄などが伝わって来るのもいい。ただし秋田弁はよく分からなかったが・・・。ストーリー的にはネタ切れ感が強いが、三國連太郎が続けられる限り、続編を作って欲しい。
2009.10.12
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製作国 日本製作年 2003年時間 116分監督朝原雄三出演西田敏行/三國連太郎浅田美代子/谷啓三宅裕司/高島礼子ハマちゃんこと浜崎伝助の所属する営業3課の佐々木課長が次長に昇進、新しい課長としてやり手の岩田がやってくる。しかしハマちゃんはそんなことはお構いなしに、スーさんとともに四国八十八ヶ所お遍路の旅に出る。そんな旅の途中、高知で男勝りの美女みさきと出会い、楽しいひとときを過ごし、帰郷する。ある日、そのみさきがハマちゃんを訪ねてきて、たまたま応対した岩田課長はみさきに一目ぼれするが・・・。前半はお遍路でのみさきとの出会いが中心で、女手一つで男の子供を育てるみさきに対し、ハマちゃんが父親役を演じてその子の心を開いていく話がメインだが、後半はそのみさきと、ハマちゃんの新上司・岩田課長のラブロマンスが中心となっていく。ワンパターン化しつつあるシリーズにあって、ちょっと目先の変わった内容になっている。上記のような内容なので、スーさんの出番は少なく、目立たない感じだった。また釣りのシーンも通常よりは少なかったよう。谷啓演じる佐々木課長が昇進したことは喜ばしいが、営業3課からいなくなって、いつものハマちゃんとの掛け合いが見れなくなりそうなのがチョット残念。
2009.10.11
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製作国 日本製作年 2007年時間 114分監督朝原雄三出演西田敏行/三國連太郎檀れい/高嶋政伸谷啓/浅田美代子星由里子記念すべきシリーズ20作目。本作でついにスーさんこと鈴木一之助は社長を退任し会長に就任する。会長に就任直後、スーさんが行方不明になり重役たちは大騒ぎ。スーさんの奥さんから相談を受けたハマちゃんは、わずかな手がかりから岡山にいることを突き止め、いざ岡山へ。しかしふたりはそこでリゾート開発をめぐる騒動に巻き込まれてしまうのだった・・・。今回の主役はスーさんだったので、マドンナ(檀れい)があまり目立たなかったのが残念。思えば、釣りのシーンも少なく、檀れいと高嶋政伸のロマンスも描き切れていなかったのが少々消化不良。ストーリー的にはマンネリ化されたありきたりの内容だが、興味ある話ではあったので、もう少し二転三転あってもよかった。瀬戸内の風景は、どこか見たような風景で親しみが感じられたが、方言は板についておらず違和感があった。あと鯉太郎がやけに大きくなっていたのには驚いた。
2009.10.04
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製作国 日本製作年 2007年時間 107分監督降旗康男出演妻夫木聡/夏木マリ赤井英和/香川照之西田敏行“三囲(みめぐ)り稲荷”にお参りした旧友が出世したと知った下級武士の彦四郎。酔った勢いで同じようにお参りに行くが、彦四郎が参ったのはみめぐり違いの“三巡(みめぐ)り稲荷”だった。翌日、彦四郎の前に現れたのは貧乏神。これにより、彦四郎の実家の借金苦に拍車がかかることに・・・。西田敏行の演じた貧乏神のくだりはとても面白く、かなり食いつかせる内容となっていた分、後半はあまり面白くなかった。不幸の度合いが大きく笑えない部分が出てきたこと、西田敏行の演技が良かった分、赤井英和の神様役は不釣合いで演技不足にもよること、無理矢理史実に絡ませようとしていること、ラストのよく分からない終わり方など・・・が原因でしょうか?原作を読んでいないので、原作に忠実なのか脚色しているのか分からないが、むしろお笑いに徹し、西田敏行のくだりと同じノリで、西田に匹敵する芸達者な役者を配した方が良かったように感じた。笑いあり涙ありの時代劇とのキャッチフレーズだったが、笑えたのは前半のみで涙が出るシーンはやや期待外れ。
2009.09.29
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製作国 日本製作年 1962年時間 96分監督黒澤明出演三船敏郎/加山雄三平田昭彦/田中邦衛太刀川寛名作「用心棒」の続編ともいえる作品。薄暗い社殿で密議する九人の若侍。彼らは城代家老睦田に、次席家老黒藤と国許用人竹林の汚職粛清の意見書をさし出したが受け入れてもらえず、大目付菊井に諭されてこの社殿に集っていた。彼らは黒幕は城代家老としてこれを討とうと考えるが、社殿の奥でこの話を聞いていた一人の素浪人が現れる。素浪人は、本当の黒幕は大目付菊井だといい放ち、その手勢が社殿を取り囲むと、見事な機転で若侍たちを危機から救うのだが・・・。35年ぶりに織田裕二主演で本作がリメイクされたが、オリジナルをまだ観ていなかったので慌てて観た次第。確かに痛快で、観るものを惹きつけて離さないストーリー展開は見事。話の骨格は藩を揺るがす大事件ながら、敵も味方もコミカルなキャラが多く出てくるため、全体的に緊迫感というより、ほのぼの感さえある話となっている。主人公の椿三十郎というキャラクターもいい。決してスマートなヒーローではない。一見汚らしく、飄々とした軽さはあるものの、どこか頼りがいのある人物イメージを醸し出し、実際に権謀術数に長け、剣術もめっぽい強い。三船敏郎だからこそ演じきれた役柄のようにも思える。相手役を演じた仲代達矢のギラギラした鋭い目の侍役も良かった。コミカルなストーリー展開に一本筋を入れ、全体を引き締め緊張感を与える役どころとして重要なキャラとなっている。ラストの対決シーンは多少あっけなく感じられたが、その分衝撃的な印象を強く残す結果となった。織田版「椿三十郎」がどこまでの作品になっているかはわからない。しかし織田裕二がこの作品を受けたときのプレッシャーの大きさをインタビューで語っていたが、うなずける内容の作品である。
2009.09.29
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製作国 日本製作年 1989年時間 96分監督栗山富夫出演西田敏行/三國連太郎石田えり/原田美枝子谷啓/園田裕久笹野高史/アパッチけんシリーズ第2作。スーさんこと鈴木建設の社長・鈴木一之助は役員の態度に腹をたて、ふいっと姿をくらましてしまう。ハマちゃんはスーさんの奥さんの依頼でスーさんを捜しに伊良湖岬に向うが、そこで美女と一緒にホテルに宿泊しているスーさんに出会い・・・。のっけからハマちゃん一家は東京にいたが、前作(1作目)のラストでは確か四国に転勤になったのではなかったか?そんなことはどうでもいいが、今回より「男はつらいよ」と同様、マドンナともいうべき女性が登場し、ストーリーに花を咲かせることになる。マドンナ役は原田美枝子で、スーさんとの淡い恋心が描かれている。西田敏行と三國連太郎との掛け合いだけでなく、マドンナ登場によるラブストーリーも絡ませ、シリーズが定着していくことになる基礎となった作品。
2009.09.22
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製作国 日本製作年 2006年時間 118分監督河野圭太出演西田敏行/伊東美咲成宮寛貴/和久井映見市毛良枝/桂小金治須賀健太/志田未来浅田次郎の同名小説の映画化。軽いタッチののりで肩肘張らずに楽しめる。ラストは「ゴースト」を彷彿させるだが、西田敏行演じる椿山課長が突然死し、天国に行く途中で現世に期限付きで戻されるときは伊東美咲になるというのは???。ストーリー的には依然観た「天国から来たチャンピオン」が近いな?と思ったが、笑いや涙を誘うストーリーも散りばめられている。
2009.05.24
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製作国 日本製作年 2002年時間 109分監督本木克英出演西田敏行/三國連太郎浅田美代子/鈴木京香丹波哲郎/加藤武柴俊夫/鶴田忍富山の老舗薬問屋の黒部会長から、釣りが縁で美術館建設の仕事を受注したハマちゃん。しかしそのデザインを巡りトラブルとなったため、設計担当でミス・鈴建といわれる桐山桂と富山へ向う。そしてなんとか黒部会長を説得した2人だったが、桂を気に入った黒部会長はハマちゃんに、桂を自分の息子の嫁に欲しいと言い出す・・・。今回はハマちゃんもスーさんもあまり目立たない役どころで、ゲスト女優である鈴木京香演じる桐山桂を中心にストーリーが展開していく。そういう意味でハマちゃんとスーさんの絡みも少なく、谷啓や浅田美代子らの出演シーンも少なかったように感じた。その分、強烈な個性と存在感を見せていたのが丹波哲郎。重厚な演技とコミカルな演技を織り交ぜ、作品の場面場面にあった緊張感と笑いを与えるあたりは見事。特に目立ったストーリー展開はないものの安心して楽しめる作品。
2008.10.19
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製作国 日本製作年 1993年時間 96分監督栗山富夫出演西田敏行/三國連太郎/石田えり/豊川悦司喜多嶋舞/久野綾希子/谷啓/中本賢多忙で釣りに行く暇もなく、妻は海外旅行でやもめ暮らしを余儀なくされているスーさんをハマちゃんが釜石でのアイナメ釣りに誘う。ちょうど釜石で講演会の予定があったスーさんは喜んで応じることに。しかし釜石で釣り三昧の一日を過ごし、車で宿に向った2人を出迎えた市の職員はハマちゃんを社長と勘違いしてしまい・・・・。ハマちゃんを社長に間違えるというハプニングは目当たらしい設定だが、シリーズの中では全体的にはおとなしめというか、インパクトの少ない作品。「男はつらいよ」シリーズ同様、マドンナの登場が定番化してきているが、今回はミュージカル女優の久野綾希子で、スーさんがほのかに恋心を抱くという設定。マンネリ化しだした感は否めない部分もあるが、気楽に楽しめる作品となっている。
2008.08.24
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製作国 日本製作年 2001年時間 111分監督本木克英出演西田敏行/三國連太郎浅田美代子/奈良岡朋子谷啓/宮沢りえ吉岡秀隆/青島幸男加藤武/鶴田忍ある日、鈴木建設常務の高野が突然辞めることに。故郷の山口県萩市に戻って長年の夢だった晴耕雨読の生活をするというのだ。それから数日後、スーさんは山口に出張することになり、ハマちゃんに萩で釣りをしようと誘う。ハマちゃんはなんとか休暇を取り付けて萩に向かうが、退職した高野が入院したことを知り・・・・。全体的にはいつも通り楽しませてくれるが、メインゲストと思われた青島幸男演じる元常務が亡くなってしまうという、ちょっと暗い内容が意外だった。宮沢りえも思ったほど絡まないし、釣りシーンも少なく、レギュラー陣もいつもほど出演しないという、今までのシリーズの中ではちょっと異色とも思える内容だった。(監督が前作より、栗山富夫から本木克英に変わったせい?)
2008.08.23
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製作国 日本製作年 1988年時間 93分監督栗山富夫出演西田敏行/石田えり三國連太郎/山瀬まみ谷啓/アパッチけん江戸家猫八やまさき十三、北見けんいち原作の人気漫画を映画化したシリーズ第1弾。脳天気で釣りバカのサラリーマン・浜崎伝助は、ひょんなことから寂しげな老人と出会い、釣りに誘う。二人は釣りを通して意気投合するが、実はその老人は浜崎の勤める鈴木建設の社長だった・・・。西田敏行の持ち前のコミカルな演技と、対照的な三國連太郎との掛け合いが絶妙のコメディ。2007年8月公開予定の「釣りバカ日誌18」でシリーズ20作目となる人気シリーズとなるきっかけとなった第1作で、ハマちゃんとスーさんの出会いが中心のストーリーとなっている。釣り音痴でも十分楽しめる、一服の清涼剤のような映画である。なおシリーズ当初は「男はつらいよ」の併映作品だった。
2008.08.03
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製作国 日本製作年 1994年時間 106分監督森崎東出演西田敏行/三國連太郎石田えり/富田靖子加勢大周/西村晃谷啓/清川虹子加藤武/戸川純
2008.06.15
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製作国 日本製作年 2000年時間 112分監督本木克英出演西田敏行/三國連太郎/浅田美代子/村田雄浩桜井幸子/余貴美子/谷啓/小野寺昭
2008.06.08
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製作国 日本製作年 1991年時間 96分監督栗山富夫出演西田敏行/三國連太郎/石田えり/谷啓尾美としのり/佐野量子/中本賢シリーズ第4作。今回はスーさんの甥・和彦が登場し、ハマちゃんのいる営業3課に配属される。スーさんは、見込みがあればいずれ和彦に鈴木建設を継がせてもよいと考えていた。しかし、和彦はハマちゃんの親友の妹・町子に恋してしまい・・・。今回はスーさんの甥を中心としたロマンスが中心で、それに釣りバカ・ハマちゃんが絡んでいく。行方不明になった和彦と町子の2人の居場所を知っているという理由だけでハマちゃんは社費で彼らをむかえに行くのだが、そこはハマちゃん、タダでは起きない男。社命をいいことに釣り三昧にふけようと考える・・・という設定。バカバカしいが楽しめる。
2008.05.27
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製作国 日本製作年 1997年時間 115分監督栗山富夫出演西田敏行/三國連太郎小林稔侍/風吹ジュン浅田美代子/中村梅之谷啓/笹野高史ハマちゃんの所属する営業部に、同期の馬場が新任部長として配属されてくる。さっそく馬場はハマちゃんと得意先への挨拶まわりに行き、ハマちゃんの取引先との深い信頼関係に驚かされる。そんなある日、ある大口取引でハマちゃんに窮地を救われた馬場は、お礼にハマちゃんをある小さなバーに連れて行く。そこには馬場が思いを寄せるママ・茜がいた・・・。釣りバカ・シリーズの中ではドラマとしてちゃんと作られており、じっくり楽しめる。西田敏行演じるハマちゃんと、上司としてやってくる小林稔侍演じる馬場部長が同期だという設定もいいが、何よりも馬場部長の人柄がよく、つい応援したくなる。ハマちゃんもどちらかというと脇役にまわり、馬場部長のために一肌脱ぐ姿が微笑ましい。
2008.05.27
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製作国 アメリカ製作年 1998年時間 131分監督スチュアート・ベアード出演トミー・リー・ジョーンズウェズリー・スナイプスロバート・ダウニー・Jrジョー・パントリアーノダニエル・ローバック
2008.05.06
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製作国 日本製作年 1990年時間 96分監督栗山富夫出演西田敏行/三國連太郎/石田えり谷啓/五月みどり/戸川純お馴染みハマちゃんとスーさんは、釣りに行った伊豆の星ヶ浦でスーさんの昔の恋人の娘と出会い、そしてすでに昔の恋人が他界していることを知る。スーさんの態度から、その娘はスーさんの実の娘ではないかと疑ったハマちゃんは・・・。今回のマドンナ役は五月みどり。第2作めに続いてスーさんのロマンスに関するストーリーだが、若き日のスーさんの一端が明らかになる。ハマちゃんちの妊娠騒動(子供ができない)も絡めた話になるが、ややマンネリ化し始めてきた点は否めない。
2008.05.06
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製作国 日本製作年 1996年時間 105分監督栗山富夫出演西田敏行/三國連太郎浅田美代子/柄本明室井滋/谷啓人気コメディの通算第9作。ある日、スーさんこと鈴木一之助は亡き友人の娘で秘書の榊真理から父親の3回忌が過ぎたことを知らされる。法事に行けなかった一之助は休日に榊家を訪れ、そこで真理の姉で外科医の和美と再会する。これがきっかけで一之助は和美の病院で大腸検査を受けることになり・・・・。今回は前半と後半でストーリーが大きく異なる、いわゆる2部構成のごとくなっているという点で異色作。前半の主役はどちらかというとハマちゃんでもスーさんでもなく、スーさんの友人の娘と、ハマちゃんの釣りの弟子で、それぞれ今まで異性に縁のなかった二人が意外にもゴールインすると言うストーリーがメイン。後半は一転して、彼ら2人の結婚式後の話になるが、ハマちゃんとスーさんが渓流釣りに夢中になって山で遭難するという話になる。遭難した2人の山小屋でのやり取りは、2人の性格が剥きだしにされて、思わず笑ってしまう。1作の中で2つのエピソードがあるチョットお得な作品。
2008.01.13
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製作国 日本製作年 1992年時間 95分監督栗山富夫出演西田敏行/三國連太郎/石田えり/中本賢戸川純/笹野高史/谷啓浜崎家に誕生した長男・鯉太郎。その鯉太郎も1歳となりヨチヨチ歩きを始めるようになった。ある日、ハマちゃんの奥さんは同窓会に行き、たまたま上京していたハマちゃんの母親もギックリ腰になったことからハマちゃんは鯉太郎を背負って会社に行くことに。しかし会社内で鯉太郎が行方不明になり、会社中大騒ぎに・・・。ハマちゃんのインパクトある母親は登場するものの、今回はマドンナと呼べるゲスト女性は登場しないのが少し寂しい。しかしながら、ハマちゃんの息子を巡る騒動と、それに伴う左遷地での話はシリーズの中でも屈指の面白さ。
2008.01.13
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製作国 日本製作年 1994年時間 97分監督栗山富夫出演西田敏行/三國連太郎浅田美代子/名取裕子
2008.01.01
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製作国 アメリカ製作年 1996年時間 116分監督ヤン・デ・ボン出演ヘレン・ハントビル・パクストンジェイミー・ガーツケイリー・エルウィズロイス・スミス
2008.01.01
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製作国 アメリカ製作年 1993年時間 107分監督ハロルド・ベッカー出演ニコール・キッドマンアレック・ボールドウィンビル・プルマンベベ・ニューワースピーター・ギャラガージョージ・C・スコット
2007.09.02
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製作国 アメリカ製作年 1992年時間 135分監督デビッド・リンチ出演カイル・マクラクランシェリル・リー
2007.04.27
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製作国 アメリカ製作年 1988年時間 107分監督アイバン・ライトマン出演アーノルド・シュワルツェネッガーダニー・デヴィートケリー・プレストンクロエ・ウエブアーノルド・シュワルツェネッガーがコメディに挑んだ意欲作。6人の優秀な男性の遺伝子を混ぜ合わせ、美しく才能のある女性に提供して理想の赤ちゃんを産んでもらうという試みがなされるが、産まれてきたのは双子だった。二人は環境もまったく異なるところで成長するが、小さくて冴えない兄と、すべてにおいて優れた弟となっていた。この二人が35歳になって再び出会うことに・・・・。シュワちゃんの演技の評価は難しいところがあるものの、今までのイメージとは違った横顔が見れる映画ではあった。設定は突拍子もないものだが、ストーリー的にはありきたりで印象に残りにくく、印象に残るのはシュワちゃんとダニー・デヴィートのでこぼこコンビというイメージだけ。ただ、コメディ初挑戦のシュワちゃんに対して、ダニー・デヴィートの貫禄ある演技で盛り上げていたように思う。気軽に観れるライト・コメディといったところですか。
2007.04.26
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