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製作国 アメリカ製作年 1954年時間 106分監督アルフレッド・ヒッチコック出演ケイリー・グラントグレイス・ケリーシャルル・ヴァネルブリジット・オーベールジェシー・ロイス・ランディスかつて、希代の宝石泥棒「猫」といわれたジョン・ロビーは、いまは堅気になり、悠々自適の生活を送っていた。そんな中、「猫」の仕業と思われる宝石泥棒が連続して起こり、彼は警察に追われる身となった。まんまと警察の手を逃れたロビーは、新犯人を暴くべく、保険会社の調査員から南仏の金持ちのリストを手に入れ・・・・。サスペンスの神様・ヒッチコックのお得意のサスペンスがほとんど発揮されていない作品。映像的にはヒッチコック作品だが、内容的には本来のヒッチコック作品とは思えない内容で、観ていて退屈感は否めなかった。その分、目についたのが、グレイス・ケリーの若き日の美貌であり、フランスの美しい風景は印象的。ラストの真相暴きでややヒッチコックらしさが出るが、真相についても納得がいかない部分は残る。
2011.07.24
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製作国 日本製作年 2010年時間 119分監督堤幸彦出演仲間由紀恵/阿部寛生瀬勝久/野際陽子松平健/佐藤健夏帆/藤木直人片瀬那奈/戸田恵子カミハエーリという最強の霊能力者が治める村、万練村。そのカミハエーリが他界し、後継者を選ぶべく、村人たちは全国から霊能力者を集めてバトルロイヤルを開催することにした。優勝賞金目当てにマジシャン・山田奈緒子も参加するが、そこには、馬鹿げた風習を断ち切って欲しいと依頼を受けた物理学者・上田次郎もいた・・・・。相変わらずの小ネタ満載で、分かる人は十分楽しめるつくりになっているが、逆に小ネタが理解できないとこの作品の面白さは半減してしまうことになってしまう。それも村の名前と同じマンネリ化が大きな要素ではないか。ストーリー的にはありきたりというか過去作と変わらず新鮮味はない。また、タイトルにもなっている数々のトリックもこれまた使い古されたようなものばかり。やはりこの作品はB級感漂うところがいいので、劇場版ではなく短編で深夜放送するのが、一番光るのでは?と思った作品です。
2011.02.13
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製作国 日本製作年 1988年時間 88分監督宮崎駿声の出演日高のり子/坂本千夏糸井重里/島本須美北林谷栄/高木均丸山裕子/鷲尾真知子鈴木れい子/広瀬正志サツキとメイの姉妹は、お父さんと一緒に田舎の一軒家に引っ越してくる。入院中の母親の退院を空気のきれいな家で迎えるためだった。ある日メイは、茂みのトンネルをくぐり抜け、不思議な生き物トトロに出会う。さらにサツキも父の帰りを待つバス停でずぶ濡れのトトロに出会い、傘を貸してあげることに。やがて病院から電報が届き、心配したメイは一人病院に向うが迷子になってしまい・・・・。今まで観たジブリ作品は非現実的な世界を描いた作品が多かったが、この「このとなりのトトロ」は観始めは現実的な世界だったため、ちょっと意外感があった。そしてトトロが登場するあたりから非現実感が漂ってくるが、どうも現実と非現実が混ざり合ったような内容で、最後まで戸惑った。作者は何を描きたかったのか? この映画は我が家の子どもたちも幼い頃、大好きな映画だったが、多分大人とは違った感じ方で楽しんでいたものと思う。それぐらい、摩訶不思議な世界観と、随所にどうも引っかかるシーンやセリフがあった。後でネットで調べると、「となりのトトロ」に関する都市伝説があることを知り、読んでみると「なるほど」と引っかかったシーンを見事に説明してくれていた。この都市伝説自体はジブリは否定しているし、こじつけたような解釈もあるが、観終わった後のモヤモヤ感はいくらか解消してくれる。解釈次第では単なるファンタジー・アニメとは言えない奥の深い作品。
2011.02.13
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製作国 アメリカ製作年 2010年時間 103分監督リー・アンクリッチ声の出演トム・ハンクスティム・アレンジョーン・キューザックネッド・ビーティ ドン・リックルズ幼いころからウッディやバズと遊んでくれたアンディも17歳となって、大学進学のため家を出ることになった。アンディのおもちゃたちは屋根裏部屋にしまわれるはずだったが、ちょっとした手違いからゴミ捨て場に出されてしまう。なんとかゴミ袋から脱出するが、アンディに捨てられたと誤解したおもちゃたちは、アンディの母親がサニーサイド保育園に寄付しようとしていたおもちゃの箱を見つけ、その中に入り込むが・・・・。「トイ・ストーリー」は私の中では、CGアニメとしての映像品質のクオリティの高さで度肝を抜かれた作品であり、エンターテイメント性も高いとは思っていたが所詮はアニメ、との印象も持っていた。しかし、この作品でその印象も吹き飛んだ。特に今回のおもちゃの存在意義を問うテーマ、これは単におもちゃに限らず、自分たち人間にも言えることであり、普遍的テーマとして奥深いものを感じた。とはいえ、相変わらずエンターテイメント性は失われておらず、分かりやすいストーリーとスピーディな展開は観るものを飽きさせない。よって、子どもも大人も楽しめる作品となっている。
2011.02.13
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製作国 イギリス/カナダ製作年 2009年時間 124分監督テリー・ギリアム出演ヒース・レジャークリストファー・プラマーヴァーン・トロイヤーアンドリュー・ガーフィールドジョニー・デップ現代のロンドンに現れた旅芸人一座。一座を率いるパルナサス博士は1000歳を越えるという老人。そのパルナサス博士の前に悪魔のニックが現れる。博士はニックと不死と引き換えに「娘が16歳になったら差し出す」という取引をしていたのだ。そんな頃、博士の娘ヴァレンティナは、橋で若い男とニーを助け、一座に連れてくる・・・。ヒース・レジャーの遺作となった作品。撮影途中でヒースが亡くなったため、代役でジョニー・デップ、ジュード・ロウ、コリン・ファレルが出演している。ストーリーは分かりにくく、特に幻想世界である鏡の中の出来事は何でもありの世界なので理解するのは無理。ヒースの代役として鏡の中で3人が出てくるが、これも分かりにくくしている一因。ただ、映像的には幻想社会を見事に描いており、ファンタジー的にはよかった。
2010.08.16
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製作国 日本製作年 2008年時間 104分監督池田千尋出演西島秀俊/加瀬亮竹花梓/塩見三省高橋昌也/香川京子大谷英子/赤堀雅秋浜田晃/利重剛父親の借金を背負い、古アパートが建つ祖父の土地を売ることで人生を立て直そうと会社を辞めた野上。野上と同じ会社に働く三崎も、取引先のクレーム対応に耐え切れず、野上と一緒に会社を辞めてしまう。フリーのフードコーディネーターの涼子はアパートの更新料が払えず結婚に逃げようとし、見合いした男が野上だった。そんな3人がひょんなことからその古アパートに一緒に住むことになり・・・・。何でこんな映像?というのが第一印象。全体的に靄がかかったような映像で、とても最近の映画・映像とは思えない。こんな映像にしている意味も分からない。分からないといえば、結局この映画自体よくわからなかった。主役とも言うべき3人の男女にも共感すべき点は見出せず、説明不足も多いせいか、なかなか感情移入もできなかった。最近多いまったりした時間の流れだが、心地よい流れではなく、つまらなさ、退屈さだけが目立った。ただこういう映画がつくられるということは、こんな若者が増えているという世相の反映かなとつくづく思いました。
2010.05.04
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 150分監督マイケル・ベイ出演シャイア・ラブーフミーガン・フォックス2007年製作の「トランスフォーマー」の続編。トランスフォーマー“オートボット”との戦いに敗れた悪のディセプティコンが新たな仲間を引き連れて再び地球を襲う。一方、大学に進学したサムは、両親や恋人のミカエラらと別れて大学生活を始めようとしていた。しかし、引越しの最中に触れたオールスパークのせいで幻覚を見るようになり・・・・。CG技術はすごい。CG技術の進歩を見せつけられる作品。しかしそれだけの映画ともいえる。映像はすごいが、早すぎて目が回りそうでついていけない(歳のせい?)。ストーリーもあってないような中身だし、日本の子供向けの戦隊シリーズの高映像版のような感じで、子供受けはするかもしれないが、大人にはつまらない映画といった感じ。本作は第30回ゴールデンラズベリー賞で最低映画賞を受賞しているが、うなずけなくもない。
2010.05.04
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製作国 日本製作年 2002年時間 113分監督北野武出演菅野美穂/西島秀俊三橋達也/松原智恵子深田恭子文楽人形が物語る、3つの純愛を描いたドラマ。松本は恋人・佐和子を裏切り別の女性と結婚しようとするが、佐和子は自殺未遂を図り、病院へ。病院から佐和子を連れ出した松本は、ふたりであてどもない流離の旅に出るが・・・・。派手さの微塵もない映画だが、3つの愛の物語にはそれぞれ重苦しい切なさが漂っている。恋人に裏切られて精神に異常をきたした女、若き日に別れた恋人を今でも待ち続ける年配の女、そして熱烈なファンだったアイドルの事故を慮り自ら視力を失った男。どれも切なさ過ぎる設定である。そして希望のないラスト・・・・。3つのエピソードは特に交わることもなく進行していくが、何を描きたかったのかイマイチ分からない映画。描ききれず、「死」でもってすべての説明を終わらせる手法には疑問を感じる。
2010.05.02
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製作国 日本製作年 1959年時間 76分監督中川信夫出演天知茂/若杉嘉津子江見俊太郎/中村竜三郎北沢典子備前岡山。浪人民谷伊右衛門は、お岩との仲をひきさかれたのを恨みに思い、その父四谷左門と、彼の友人佐藤彦兵衛を殺してしまう。これを目撃した仲間直助は、弱味につけこんで伊右衛門を脅迫するようになった。そして左門・彦兵衛殺しを他人の仕業に偽装し、あだ討ちと称してお岩と妹のお袖、お袖の許婚・与茂七らと江戸に向かうが・・・・。有名な鶴屋南北の「東海道四谷怪談」の映画化。お岩さんの怪談話は昔から知っているが、きちんと映像化されたものを観たのはこれが初めて。「お岩さん=顔が醜くはれ上がった=怖い」というイメージの強い四谷怪談だが、映画を観ていると哀れで可哀想な女性であり、逆に天知茂演じる伊右衛門の残酷さに憤りを感じる。しかしその伊右衛門も真からの悪人ではなく、根は弱気で小心者ゆえの行為だけにどこかやるせない気持ちが残る内容である。50年前の映画だが、CGや特殊効果でのみ怖がらせる映画とは異なり、人間の内面の恐ろしさから恐怖を感じさせる、本当の意味での怪談映画。
2010.04.03
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 87分監督ジェームズ・ウォン出演ジャスティン・チャットウィンエミー・ロッサムチョウ・ユンファジェームズ・マースターズ今は亡きおじいちゃんの遺志を受け、世界中にちらばっている7つのドラゴンボールを集めるたびに出ることになった孫悟空。それはドラゴンボールをすべて集めると、どんな願いも叶うというドラゴンボールを狙うピッコロ大魔王の世界征服を阻止するためだった・・・・。「週刊少年ジャンプ」で連載された、鳥山明の大人気コミックの映画化。ただ個人的にはコミックは読んだことがないので、全く予備知識なく観ることができた。よって変な先入観はなく素直に観れたが、本来の原作が持つイメージや世界観が上手く描かれていたのかどうかは不明(なんとなくの感じでは、コミックとは違ったイメージを受けるが・・・・・)。ストーリーはいたって単純。世界征服を企むピッコロ大魔王の野望を阻止すべく、世界に散らばる7つのドラゴンボールを集める話だが、それ以上のストーリーの広がりはない。敵キャラもピッコロ大魔王とその部下の女一人という、迫力も恐怖もない設定。さらにこの二人、意外と弱い。ラストであの有名なカメハメ波は観ることができたが、ラストもあっけなかった。世界征服といいながら、観ていてもあまりにも狭い世界観・・・・。原作を読まずして、原作には遠く及ばないような感じのする映画だった。ラストの意味深な終り方・・・・、ひょっとして続編作る気なのか?
2010.03.28
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製作国 アメリカ製作年 2004年時間 99分監督バリー・レビンソン出演ジャック・ブラックベン・スティラーレイチェル・ワイズエイミー・ポーラークリストファー・ウォーケン同じ工場で働くニックとティムは、家もご近所で仲のよい親友同士。ある日、ニックはペットのフンを消してしまうスプレーを発明、商品はバカ売れし、ニックはあっという間に大富豪になる。一方、ニックの投資を断ったティムは嫉妬と後悔にさいなまれ、それが原因で妻とも別居、さらに職まで失い・・・・。本作の原題は「エンヴィ ENVY」で「嫉妬、ねたみ、羨望」といった意味。まさに主人公の嫉妬心、妬みが巻き起こすコメディ映画。今まで仲のよかった親友同士のうち、片方が急に大金持ちになってリッチな暮らしを始める・・・。仲がよかっただけに突然の思わぬ格差にティムの嫉妬は頷けないでもない。また一方のニックの方も気づかないうちに悪気はないがどこか金持ちの傲慢さがでてくる。実際にありがちな光景で、普通なら疎遠になるか、下手したら事件になってしまうような設定だが、友達としての本質を失わなかった2人だったからこそ、嫌な気持ちにならずに観れるコメディ映画となっています。
2010.03.26
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製作国 日本製作年 2006年時間 114分監督渡辺謙作出演江口洋介/原田知世瑛太/菅田俊飯田孝男/小林麻子余貴美子/岩松了舞坂町に住んで1年になる北原修路は、ある日、町の広報誌で舞坂町が隣の森見町と戦争することを知る。しかし、開戦当日を迎えても町の様子は変わらない。ただ広報誌には戦死者の数だけ掲載され、その数は日ごとに増えていくのだった。そんなある日、対森見町戦争推進室の香西と名乗る女性から電話があり、特別偵察業務を引き受けてもらうよう要請があり・・・・。原作もストーリーも知らずに観たため、何かが原因で隣町同士で対立する話かと思っていたら、本当に隣町同士で戦争するという、ある意味重い内容の作品。それでも初めは戦争とはいえ、「ごっこ」的なものかと楽観視していたが、本当に戦死者が出ているということで尋常ではない作品の様相を呈してくる。しかし、町の風景はのどかで平凡なもの。さらに実際の戦闘シーンは出てこないため、戦時中という実感はない。主人公の北原も、戦時下における特別任務を受けているが、戦争中という実感が持てないまま日々過ごすことになる。要は、世界のどこかで戦争が行われているにもかかわらず、同じ地球上にいながら日本はそれを実感しないまま日々過ごしているということを皮肉ったものなのか?地球という規模を町レベルに落として、戦争とは何かを日本人に問いかけたような映画だが、何か伝わりにくいような気がした。伝えたいメッセージはわからないでもないが、テーマが大きすぎたのが原因だろうか・・・?
2010.03.14
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製作国 アメリカ製作年 2003年時間 98分監督ジョン・マクティアナン出演ジョン・トラヴォルタコニー・ニールセンサミュエル・L・ジャクソンティム・デイリージョヴァンニ・リビシ米軍パナマ基地から訓練に出たレンジャー隊が森の中で消息を絶つ。その後、捜索のため森の上空を飛行していたヘリが3名の隊員を確認するが、彼らは味方同士で撃ち合いをしていた。その結果、1名が死に、救助された2名は固く口を閉ざしたままだった。上官のスタイルズ大佐は元レンジャー隊員だったトム・ハーディを呼び、彼らへの尋問を依頼する。やがて彼らからの証言で、森で起こった事件の真相が明らかになっていく・・・・。事件の真相を、複数の当事者の証言から追及しようとするが証言に矛盾があり混迷を深めていく・・・・といえばまず黒澤明監督の「羅生門」が頭をよぎるが、ストーリー展開はまさにその影響を受けているといえる。映画での証言者は2人なので分かりやすいといえば分かりやすいが、ただ証言に出てくる人名と顔を観ていて一致させるのに時間がかかり、矛盾点まで理解するのが大変。それでもラストの大ドンデン返しを期待して落ちこぼれないように観ていたが、意外とありきたりな結末?とおもいきや、やってくれました!ちょっとウーンと首を傾げる解説ではあるが、さすがに読めなかったラスト。結末には賛否両論はあると思いますが、最後まで息の抜けないサスペンス映画です。
2010.03.13
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製作国 日本製作年 2008年時間 119分監督黒沢清出演香川照之/小泉今日子小柳友/井之脇海井川遥/津田寛治役所広司第61回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門の審査員賞受賞作。健康機器メーカーで働く父・竜平と専業主婦の母・恵、大学生の貴と小学生の健二の4人家族の佐々木家は見た目はごく平凡な平和な一家。しかし、竜平はある日突然リストラにあい、それを家族に言えずにひそかに職探しをしていた。長男の貴も米軍に入隊を志願しており、次男の健二も父に逆らい家族に内緒でピアノ教室に通っていた。そして恵はみんなの秘密や悩みを知って心に抱え込んで疲れ切っていた・・・。一見ごく平凡で幸せそうに見える家族だが、それぞれが秘密や悩みを持っており、それぞれが自分の立場や自分の思いとはうまく理解してもらえないジレンマから家族の中に不協和音が広まっていく様子を第三者的に淡々と描いている。この映画は自分の立場・視点で見るとより共感する映画かもしれない。私は父でありサラリーマンなので、どうしても父親の竜平の立場・視点で観てしまった。父として夫として家族を守り、家族を養っていかなければならない立場に反し、リストラで職を失い、すでに世間的には過去の栄光や威厳を失っている自分。世間の冷たい洗礼を受けるが、それに対抗できる術も技術もない自分。どんどん自信を失っていく中で、最後の望みである家族の中で自分の威厳を保つため、失職中であることを言えない自分。今の厳しい世界情勢だからこそ、より切実に迫ってくる映画。ただ役所広司が出てきたあたりからよく分からなくなった。(視点が主婦ではないからでしょうか・・・?)
2010.03.10
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製作国 日本製作年 2008年時間 105分監督植田尚出演高橋克典/櫻井淳子永井大/蛯原友里田山涼成/秋山莉奈チェ・ホンマン/赤井英和三浦理恵子/梅宮辰夫人気TVシリーズの劇場版。大手広告代理店・電王堂の窓際係長、只野仁は社内外のトラブルを解決する“特命係長”として会長からの指示で暗躍するというもう一つの顔を持っていた。そんなある日、社運をかけたイベントの開催が迫る中、イメージ・キャラクターに選ばれたアイドルのシルビアに脅迫状が届き、只野は彼女の護衛とこの事件の解決を命じられる・・・。昼間の野暮ったいサラリーマン姿と、夜のセクシーで野生的な男という対照的な主人公・只野は、松田優作が「蘇える金狼」で演じた朝倉哲也を彷彿させるもので、男なら誰しも一種憧れる男性をまるで楽しむがごとく演じているように感じられた。ストーリーは至って単純だが、笑わせるシーンやお涙頂戴のシーン、そしてほどほどにエロティックなシーンと、それなりに楽しめる。チェ・ホンマンや西川史子など本来のキャラを活かした役どころのタレントも出ていて話題性としてはあるのかもしれないが、如何せん演技が素人のため、浮いた感じが否めなかった。
2010.03.07
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 107分監督ベン・スティラー出演ジャック・ブラックベン・スティラーロバート・ダウニーJr.ニック・ノルティブランドン・T・ジャクソンベトナム戦争「トロピック・サンダー」の撮影のためにベトナムでロケを行っていたが、わがままな俳優たちのせいで撮影中止の危機に晒されてしまう。そこで追い詰められた監督は、リアリティをだすために俳優たちをジャングルの奥地に放り込んでゲリラ撮影を試みるが、地雷を踏んで爆死する。しかし、それも撮影だと信じ込んだ落ち目のアクションスター、タグは単独行動を始める・・・・。「地獄の黙示録」「プラトーン」「ランボー」といったベトナム戦争を扱った映画のパロディが満載のコメディ映画。全米では3週連続No.1を獲得したらしいが、正直言って全然面白くないし、笑えない映画だった。たぶん、この映画特有の笑のツボがあって、それにはまれば面白いのかもしれないが、少なくとも万人に受けるコメディ映画とはいいがたい。さらにエグいシーンも多い。戦争映画だから多少の残酷なシーンは仕方ないが、ラストで子供を背負ったタグが子供にナイフでメッタ刺しにされるシーン、そしてその子供を投げ飛ばしてしまうシーンはちょっと問題のあるシーンのように思えた。ただ、トム・クルーズが意外な風体の役どころで出演しており、異彩を放っている。
2010.03.07
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 120分監督キャサリン・ハードウィック出演クリステン・スチュワートロバート・パティンソンエリザベス・リーサーニッキー・リードピーター・ファシネリアメリカ・ワシントン州の町フォークス。引っ越してきたばかりのベラは、高校で美貌のカレン兄妹の末っ子エドワードと恋に落ちる。しかし、彼は90年生き続けるヴァンパイアだった。キスさえ命取りとなりかねない状況の中で、2人の恋はさらに燃え上がっていくが・・・・。ヴァンパイア映画に入るのでしょうが、ジャンル的にはラブ・ストーリーですね。とはいえ、そこまでロマンチックでもなく、かといって狼族とか放浪ヴァンパイアとか出てくるが、言うほどの対決シーンもなく、緊張度もストーリー展開もイマイチという感が強く、中途半端感は否めない。ラブ・ストーリーの割には、なぜ2人が恋に落ちていったかがよく分からないまま、いつの間にか熱愛しているようでホントよく分かりませんでした。ラブ・ストーリー好きの人、あるいは若い女性ファンの多いらしいロバート・パティンソン目当ての人以外は、あまり向かない映画では?と思った一作でした。(でも、続編製作は決まっているようです。)
2010.03.07
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製作国 日本/フランス/韓国/ドイツ製作年 2008年時間 110分監督ミシェル・ゴンドリー/レオス・カラックス/ポン・ジュノ出演藤谷文子/加瀬亮ドゥニ・ラヴァンジャン=フランソワ・バルメ香川照之/蒼井優東京を舞台に、3人の監督が短編を手掛けたオムニバス映画。「インテリア・デザイン」映画監督を目指す恋人アキラとともに上京したヒロコ。友人の部屋に同居させてもらいながら部屋探しをする2人だったが、やがてヒロコにある異変が起こる・・・。「メルド」マンホールの下に住む怪人メルドは、町に突如現れては通行人に危害を加えていた。ある日ついに逮捕され、裁判にかけられることに・・・・。「シェイキング東京」10年間引きこもり生活をしている男。その彼がいつも注文している宅配ピザの配達員とある日、目が合い、一目惚れしてしまう。そして彼女に会うために、外に出る決意をするが・・・。正直、3作品とも結局、訳の分からない映画。取っ掛かりは多少興味の持てる部分はあるが、途中から訳が分からなくなる。外人監督の、日本・東京に対するイメージを映像化しているようで、巨大都市の中で埋没する個性、狂気を帯びた通り魔、引きこもりなど、大都市東京の持つある一面は捉えているかのようだが、そこから導き出されるメッセージはまったく不明。ただ、短編オムニバスながら、妻夫木聡、蒼井優、竹中直人、石橋蓮司らも出演しており意外と豪華。
2010.03.07
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製作国 日本製作年 2008年時間 95分監督平野俊一出演堀北真希/石田卓也草村礼子/平田満両親が交通事故で亡くなって以来、祖母と2人暮らしをする少女みなとには、同じ年齢の男ナイトという文通相手がいた。ある日、彼女は浪人生のシュウと恋に落ちるが、初デートの最中に記憶を失ってしまう。その後、シュウは彼女に対しよそよそしくなり、やがてふられることに。落ち込んだ彼女はどうしてもナイトに会いたくなり、手紙を出すが・・・・。「東京少女」のほうがなかなか良かっただけに、ちょっと残念な作品。堀北真希は二重人格者をそれなりに良く演じていたとは思ったが、ストーリー的にはイマイチ感は否めない。同じ映像の繰り返し使用も、視点を変えるなどの工夫があればまだよかったが、ちょっとした情報の追加のみではくどさのみが目立ってしまった。全体的に画面が暗かったのも観難いだけで、なんか中途半端で効果が薄かったような感じがした。二重人格自体が常人には理解しがたい病気ゆえ、感情移入も難しかった。
2009.11.15
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製作国 日本製作年 2008年時間 98分監督小中和哉出演夏帆/佐野和真福永マリカ/秋本奈緒美近藤芳正ファンタジー小説家を夢見る女子高生の未歩はふとしたことで携帯電話を落としてしまうが、その携帯電話が時空を超えて明治45年に生きる小説家志望で夏目漱石の弟子・宮田時次郎の手に渡ってしまう。自分の携帯に電話をかけた未歩はこの事実に驚くが、時次郎と会話を重ねるうちに2人はほのかな気持ちを抱きあうように・・・・。時空を超えてコミュニケーションを取る映画としてはまずキアヌ・リーブスとサンドラ・ブロックの「イルマーレ」が浮かんだが、この時のツールは手紙だったのに対し、こちらは携帯電話と現代っぽい設定になっている。また「イルマーレ」の時間差は2年という設定だったが、この「東京少女」は明治と昭和という、約100年の時間差というか時代差がある。基本的なストーリーはこの手の映画は常套なのか、似通った部分がかなりあるが、100年という時空を超えたデートシーンはなかなか面白かった。10円カレーで有名な日比谷の松本楼が出てくるが、100年以上の歴史のあるお店だからこそ成り立つシーンですね。手鏡のシーンもよかったし(「イルマーレ」では木を植えるシーンに当たるのかな?)、約100年前の事件としてタイタニック沈没を持ち出すところも、お決まりながら嬉しかった。それにしても、この2人に実際に会っているあのお婆ちゃんは100歳越えになるはずですが、ちょっと元気過ぎでしたね。でも最後にこのお婆ちゃんがうまく絡んでくるあたり、よくできたストーリーになっていた。
2009.11.15
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製作国 日本製作年 2007年時間 142分監督松岡錠司出演 オダギリジョー/樹木希林内田也哉子/松たか子小林薫リリー・フランキーのベストセラー小説の映画化。1960年代の小倉。酔っ払いのオトンに愛想をつかしたオカンはボクを連れて家出する。その後、時々現れるオトンに見守られながら、オカンに育てられたボクはやがて東京の美術学校に進学する。しかし東京で自堕落な生活をするボクのもとにオカンが入院したとの知らせがくる・・・。私も地方出身者として一時期上京したことがあるが、やはり「東京タワー」は特別なものだった。東京タワーに上がって東京を一望したとき、東京に来たことを改めて実感した。今では数ある東京の名所だが、地方の人間にとってはまだまだ東京タワーは東京の象徴のように感じた頃が懐かしい。リリー・フランキーの原作は読んだことがないが、映画は主人公が幼少の頃から、母親が死去するまでを淡々と描いている。決して普通ではない一家ではあるが、かといって深刻でもなく、ただ静かに緩やかに時間が過ぎていく。最後は母親の死という不幸な結末となるが、何かほろ苦くも爽やかな感じのする映画。この映画を観て、今からでも遅くない親孝行というものをもっとしなければ、と改めて思った。
2009.09.27
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 144分監督マイケル・ベイ出演シャイア・ラブーフタイリース・ギブソンジョシュ・デュアメルアンソニー・アンダーソンミーガン・フォックス日本のおもちゃからアメリカ製アニメに発展したSFアクションを実写化。製作総指揮をスティーブン・スピルバーグが担当。ある日、未知の惑星より巨大ロボットに姿を変えられる金属生命体が地球にやってくる。彼らはある目的のため、一斉にトランスフォームし人間に攻撃を加えてきた。一方、中古で車を入手した高校生のサムは同級生のミケーラのナンパに成功するが、突然愛車のカマロが無人で暴走を始める・・・。視覚がついていけないほどのスピード感ある映像が印象的。「未知との遭遇」や「E.T.」の頃の友好的な異星人とのふれあいを描いていたころのスピルバーグとは一転し、最近は「宇宙戦争」や本作のように攻撃的な異星人が目立つような気がするが、何か意図があるのだろうか?ロボットに擬した別のメッセージを奥に感じた。ロボット好きの子供にもオススメの作品。
2009.09.23
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製作国 日本製作年 2007年時間 138分監督塩田明彦出演妻夫木聡/柴咲コウ瑛太/原田美枝子中井貴一/杉本哲太麻生久美子/劇団ひとり土屋アンナ/中村嘉葎雄手塚治虫の同名の原作漫画の映画化。戦乱の世で、魔物に奪われた肉体の部位を取り戻すために魔物と戦う百鬼丸と、彼が持つ妖刀を奪うためつけ狙う女盗人どろろの旅を描く。天下統一を狙う醍醐景光が魔物と交わした契約で体の部位が欠けた姿で誕生した百鬼丸。その百鬼丸を呪医師の寿海が拾い、秘術を使って仮の肉体を与える。20年後、百鬼丸は失った部位を取り戻すため、魔物退治の旅に出る。そこで出会うのが、彼の左手に仕込まれた妖刀を狙う女盗賊“どろろ”だった。子供も十分楽しめるストーリーであり、次々と出てくる魔物も色々なデザインやキャラがあって楽しめる。また単なる魔物退治だけではなく、根底には親子の愛情・絆を描いており、その絆を断つ戦争に対して原作者・手塚治虫の怒りのメッセージも感じられる。映像も独特の雰囲気があり、戦いのシーンはVFXやワイヤーアクションを駆使したスピード感あるシーンが多く、観ていてワクワクした。
2009.09.23
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製作国 韓国製作年 2005年時間 132分監督パク・クァンヒョン出演シン・ハギュンチョン・ジェヨンカン・ヘジョンイム・ハリョンソ・ジェギョン敵対する兵士たちがトンマッコルという村に来たことから巻き起こるドラマ。純粋な心を持つトンマッコルの村人との交流がきっかけで、それまで命を懸けて殺し合いをしていた男たちが国境や人種を越えて心が通じ始めていく。そして、トンマッコル村を爆撃しようとする米軍に対し、力を合わせて阻止しようとするが・・・。国家や戦争の犠牲になっているのはいつも罪のない人々であることを再認識させられ、改めて戦争に対し憤りを持った。それゆえトンマッコルの純粋な村人に接し、本来の人間らしさを取り戻し、それまで敵だった相手と心を通わせながら、村を出て再び戦場で見えたら殺しあわなければならないと寂しそうに話すシーンは象徴的だった。一味違った韓国映画で、とても良かった。
2009.09.05
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 130分監督ビル・コンドン出演ジェイミー・フォックスビヨンセ・ノウルズエディ・マーフィジェニファー・ハドソンアニカ・ノニ・ローズダイアナ・ロスとその所属グループであるシュープリームスのサクセス・ストーリーが元ネタのブロードウェイ・ミュージカルの映画化。ドリームメッツというグループを結成して地元のオーディションに出た、エフィー、ディーナ、ローレルの3人。しかし、カーティスという中古車ディーラーの策略で落選してしまう。カーティスはこの3人の価値を見抜き、人気歌手ジミーのバックコーラスとして売りだそうとする・・・。成功のために手段を選ばないカーティスと、その野望の中で成功していきながらも翻弄され、3人の仲も変化し、生きる道まで変わっていくが、ラストは感動的な結末となった。映画初出演ながらアカデミー助演女優賞を獲得したジェニファー・ハドソンはさすがに存在感のある演技と歌唱力だった。エディ・マーフィーも久々に見たが、いつものコメディ映画とは違ってシリアスな演技も良かった。
2009.09.05
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製作国 アメリカ/イギリス製作年 2006年時間 109分監督アルフォンソ・キュアロン出演クライヴ・オーウェンジュリアン・ムーアマイケル・ケインキウェテル・イジョフォーチャーリー・ハナム2027年の近未来を描くSFアクション。人類に子供が誕生しなくなって17年間たった近未来のイギリスで子供を宿した黒人少女を守り抜く男の逃避行を描く。イギリスの官僚セオは、元妻で反政府組織のリーダー、ジュリアンに拉致され、少女の移送を頼まれる。しかし、移送中ジュリアンは殺され、少女からは妊娠を告げられる・・・。取り上げたテーマや設定に非常に興味を持ち、期待して観た分、肩すかしをくらったような作品だった。また何で子供が生まれないのかもよくわからないし、ラストもいまいち何なの?って感じで終わった。伝わってきたのは、子供を守ろうとする男の必死さだけ。あまりにも単純なストーリーであり、かつ説明不足という感が拭えなかった(いいテーマなのに・・・)。ただ、クライマックスの銃撃シーンは話題どおり臨場感あるもので、実際に戦場にいるような感覚にとらわれた。
2009.08.28
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製作国 日本製作年 2006年時間 111分監督堤幸彦出演仲間由紀恵/阿部寛生瀬勝久/野際陽子片平なぎさ/堀北真希平岡祐太/綿引勝彦TVシリーズの劇場版第2作。TV版は観たことがないが、それなりに楽しめる。ただしパロディ満載のコメディ作品だが、マニアックに通じていないとわからないパロディも多くある。タイトルにもなっているさまざまな仕掛け(トリック)はあまり納得できないものばかり。もう少し現実性のあるものが欲しい。堤監督は完結編といっているらしいが、本当か? 続編を期待する。市長選立候補者ポスターの中に「ばってん荒川」さんがあり。この映画を観たときはすでにお亡くなりになっていました。ご冥福をお祈りします。
2009.06.14
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製作国 日本製作年 2005年時間 103分監督佐藤佐吉出演浅野忠信/哀川翔奥田恵梨華/古田新太松岡日菜/中村靖日曽根晴美/高樹マリア谷村美月/楳図かずお近未来の東京でゾンビと戦う2人の男の友情の話。ストーリーなど全く予備知識がない状態で何気なく観てしまった。タイトルの「ゾンビ」は何かの比喩だろう、何の比喩だろうか?という気持ちで鑑賞に入った。コメディ映画だろうとは思っていたが・・・・。主役の2人である浅野忠信演じるフジオと哀川翔演じるミツオがいきなり会社の上司らしき男を殺してしまうところから「あれ?」と思い、「この映画どんな話なのか?と非常に興味を持った。死体をゴミの山”黒富士”に捨てに行くのだが、そこからこの映画は暴走を始める。ゾンビは比喩ではなく本当に出てきた。あまりに馬鹿馬鹿しい映画だが、展開が読めず、最後まで楽しめた。
2009.05.17
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製作国 アメリカ製作年 2004年時間 98分監督ザック・スナイダー出演サラ・ポーリーヴィング・レイムスジェイク・ウェバーメキー・ファイファータイ・バーレルジョージ・A・ロメロの「ゾンビ」の現代風リメイク。看護婦のアナは夫のルイスと幸せな毎日を送っていた。この日の夜も情熱的に愛し合い、そして朝を迎えるが・・・。寝室のドアの暗がりに浮かぶのは隣家のヴィヴィアンだった。ヴィヴィアンは猛スピードでルイスに突進し、彼をかみ殺してしまう。恐怖に慄きながらもアナは屋外に逃げるが、外でもいたるところで殺人や放火が行われる異常な状況となっていた・・・・。この映画で印象的なのは何といっても“走るゾンビ”。ゾンビが走るなんて、と賛否両論があった設定だが、昔ながらのありきたりのゾンビ映画に飽きた人には大いにいい刺激になったかもしれない。ヨタヨタしながらじわじわ押し寄せてくるゾンビ集団も怖いが、疾走して追いかけてくるゾンビはさらに怖い。そういう意味では設定的にはよかったと思う。ただし、この映画はその点のみ印象が残る程度で、あとはあまり特筆すべき点はなかった。
2009.03.28
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製作国 アメリカ製作年 2003年時間 135分監督ローレンス・カスダン出演モーガン・フリーマントーマス・ジェーントム・サイズモアジェイソン・リーダミアン・ルイス
2009.03.15
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製作国 日本製作年 1982年時間 130分監督深作欣二出演松坂慶子/真田広之 山崎努/佐藤浩市 渡瀬恒彦/加賀まり子 柄本明/カルーセル麻紀
2009.01.04
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製作国 アメリカ製作年 2003年時間 116分監督ドナルド・ペトリ出演ケイト・ハドソンマシュー・マコノヒーキャスリン・ハーンアニー・パリッセアダム・ゴールドバーグ
2009.01.04
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製作国 アメリカ製作年 2004年時間 163分監督ウォルフガング・ペーターゼン出演ブラッド・ピットエリック・バナオーランド・ブルームダイアン・クルーガーショーン・ビーントロイの王子パリスが、スパルタ王の妻ヘレンと恋に落ち、彼女を略奪してしまう。スパルタ王の兄アガメムノンは、これを口実にトロイを攻めることにし、大軍団を編成してトロイに向うことに。トロイの王は苦悩の末、ギリシア軍との全面戦争を選択する。このギリシャ軍の中には、難攻不落といわれるトロイの攻撃のカギを握る最強戦士アキレスがいた・・・・。世界最古の歴史叙事詩、ホメロスの「イリアス」の映画化。古代ギリシアに起こったトロイ戦争を描いている。有名なトロイの木馬やアキレウス(アキレス)が弱点のかかとを射抜かれるシーンなど、何となく聞き知っている伝承のシーンも描かれているが、実際の伝承と異なるとも指摘されている。(ただし詳しくは知らないので観ていても違和感はなかったが・・・)ギリシア神話という先入観が頭をよぎるが、神々の話というよりはより人間的な話で構成されており、3千年前の史実が身近に感じられた。約3時間と長尺だが、世界史に少しでも興味が持てるかもという点でいい題材の映画。
2009.01.02
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製作国 アメリカ製作年 2003年時間 117分監督ヤン・デ・ボン出演アンジェリーナ・ジョリージェラルド・バトラークリス・バリーノア・テイラーシアラン・ハインズ
2008.12.07
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製作国 日本製作年 2003年時間 122分監督飯田譲治出演妻夫木聡/SAYAKA山田孝之/藤木直人近藤芳正/根津甚八寺田農/谷津勲
2008.12.07
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製作国 日本製作年 2002年時間 104分監督大森一樹出演織田裕二/黒木瞳渡辺謙/邵兵孫暢敏/楊若兮ピーター・ホー第19回横溝正史賞を受賞した井上尚登の同名小説の映画化。伝説の日本人詐欺師が上海・東京を舞台に究極の詐欺を展開するアドベンチャー大作。20世紀初頭の上海で日本人詐欺師・伊沢修は武器商人を巧みに騙して大金をせしめていた。ある日、伊沢に騙された武器商人が彼に殺し屋を差し向けるが、間一髪のところで革命家の関に助けられる。関は伊沢を保護する代わりに、日本陸軍から大量の武器を奪い取るよう頼まれるが・・・。頭脳戦といいながら結構アクションシーンもあり、それなりに楽しめた。お決まりの二転三転もあり、ラストシーンはこの手の映画の最高傑作「スティング」を彷彿させるところもあった。テンポがもう少しよければ良かったかもしれない。
2008.11.09
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製作国 フランス製作年 2002年時間 93分監督ルイ・レテリエ/コリー・ユン出演ジェイソン・ステイサムスー・チーマット・シュルツ
2008.10.26
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製作国 日本製作年 2002年時間 119分監督堤幸彦出演仲間由紀恵/阿部寛野際陽子/生瀬勝久山下真司/芳本美代子竹中直人/ベンガル石橋蓮司/伊武雅刀300年に一度、巨大な亀が現れて大きな災いを起こすといわれる糸節村。その村人の不安を取り除くため神を演じて欲しいと頼まれた自称天才マジシャンの奈緒子は糸節村に向かう。しかし、そこに待っていたのは、奈緒子以外にも神を名乗る男たちだった。一方、「どんと来い!超常現象」の編集者に「糸節村の様々な謎を解いて欲しい」と頼まれた上田も糸節村に向かう・・・。TV版は観たことがないが、随所にマニアックな笑いが散りばめられていて、結構楽しめる映画。タイトルの示す通り、逐一マジックの種明かしの説明をしてもらえるのも嬉しい。TVを観ていないとよく分からないやり取りもあるが、なんとなく雰囲気でクスッと笑えた。ストーリー自体は大したことがなく、映像的にも大掛かりなものもないため、映画化の必要性自体はあまり感じられない作品だが、仲間と阿部のやり取りはなかなか面白く笑える。
2008.10.19
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製作国 アメリカ製作年 2001年時間 89分監督ハロルド・ベッカー出演ジョン・トラボルタバンス・ボーンテリー・ポロマシュー・オリアリースティーブ・ブシェーミ
2008.10.11
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製作国 アメリカ製作年 2001年時間 122分監督アンソニー・フユークワー出演デンゼル・ワシントンイーサン・ホークスコット・グレントム・ベレンジャークリフ・カーティス
2008.10.05
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製作国 日本製作年 2002年時間 101分監督SABU出演堤真一/柴咲コウ大杉漣/安藤政信寺島進/筧利夫薬品会社の営業マン・朝倉はいつもと同じように営業車である交差点の信号を待っていた。きまって午後一時に交差点に現れる名前も知らないOLを待つためだった。ところが彼女が現れた瞬間、黒い車が通り抜け、朝倉の営業車に3人の男が乗り込んできた。男たちは、いま走り去った黒い車の後を追うように脅すが・・・・。取っ掛かりの設定は面白かったので興味を持って観たが、意外と退屈な映画となってしまった。個性のある俳優も多く出ていて、部分部分では面白いシーンも多くあるのだが、全体的な構成というか纏まりがイマイチだった。今思えばそれなりに豪華なキャストだっただけに残念。堤真一は最近活躍の役どころとはチョット違う役だったが、演技力の高さを予感させる役どころを見事に好演していた。
2008.10.04
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製作国 日本製作年 2002年時間 135分監督原田眞人出演役所広司/宇崎竜童天海祐希/藤田まこと1972年に実際に起こったあさま山荘事件を題材にした映画。72年2月19日、長野県南軽井沢のあさま山荘に、連合赤軍メンバー5人が管理人の妻を人質にとって立てこもった。警察庁長官の命で現地に向った佐々は陣頭指揮に当たることになる。しかし、極寒の現場、警視庁と長野県警の対立、マスコミの批判や大勢の野次馬など、トラブルが続出し、事件も予想外の長期戦となってしまう。そしてついに強行突破へと・・・・。この事件の象徴的なシーンはやはりクレーン車に取り付けた鉄球で山荘を取り壊すシーンでしょか?このシーンは今でも時折TVで流れることがありますが、衝撃的なシーンでした。映画はこの事件をドキュメンタリー風に描いていますが、TVでは分からない部分をよく描いています。そして現場での実態がよく分かり、もどかしさと不信感がふつふつと湧いてきます。もし自分が人質になっていてこんな様子を見たら「何やってんだ!」と怒鳴りたくなるでしょう。まさに日本の官僚機構の大きな欠点をさらけだしたような映画でもあります。事件そのものはいきなりTVの中継で全国の視聴者の知るところとなりますが、実は後先になりますが、この事件の発端となる大量リンチ殺人が後で明らかになります。70年代の日本を震撼させた大事件なので、一見の価値がある映画です。
2008.09.15
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製作国 アメリカ製作年 2000年時間 99分監督ジョナサン・リン出演ブルース・ウィリスマシュー・ペリーロザンナ・アークエットマイケル・クラーク・ダンカンナターシャ・ヘンストリッジカナダのモントリオールで歯科医をしているオズは義父の残した借金のため生活は苦しく、妻ソフィとの間も冷え切っていた。そんな夫婦の隣に伝説の殺し屋ジミー・チュデスキが引っ越してくる。ソフィはオズに、ジミーを父の仇と狙うマフィアのボスに彼の居所を密告するようにそそのかす。オズは早速、マフィアのボスのもとシカゴに飛ぶが、そこでジミーの妻シンシアと出会い、恋に落ちてしまう・・・。隣に引っ越してきた隣人が殺し屋! それだけで観たくなるような設定がいいですね。クールな殺し屋のブルース・ウィリスとちょっとドジなオズの対照的なキャラのやり取りも絶妙で、良質のコメディに仕上がっている。最初はドタバタコメディかと思っていたが、意外と落ち着いた、しっかりしたストーリーのコメディで、さらに随所で笑いを誘うのもさすが。
2008.08.10
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製作国 アメリカ製作年 2001年時間 117分監督レニー・ハーリン出演シルベスター・スタローンバート・レイノルズキップ・パルデューティル・シュバイガージーナ・ガーション
2008.08.03
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製作国 アメリカ製作年 2001年時間 101分監督サイモン・ウエスト出演アンジェリーナ・ジョリージョン・ボイトイアン・グレンノア・テイラーダニエル・クレイグ
2008.08.02
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製作国 アメリカ製作年 2000年時間 148分監督スティーブン・ソダーバーグ出演マイケル・ダグラスドン・チードルベニチオ・デル・トロルイス・ガスマンデニス・クエイド
2008.07.27
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製作国 アメリカ製作年 1999年時間 121分監督チャールズ・チャップリン出演チャールズ・チャップリンジャック・オーキーポーレット・ゴダード
2008.06.22
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製作国 アメリカ製作年 1999年時間 129分監督ケビン・スミス出演ベン・アフレックマット・デイモンリンダ・フィオレンティーノジョージ・カーリンサルマ・ハエック
2008.06.22
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製作国 日本製作年 2000年時間 111分監督市川崑出演役所広司/浅野ゆう子宇崎竜童/片岡鶴太郎菅原文太/石倉三郎石橋蓮司/うじきつよし尾藤イサオ/大滝秀治黒澤明、木下恵介、市川崑、小林正樹からなる“四騎の会”が残した脚本を映像化。とある藩の政治腐敗を解決すべく、町奉行として江戸からやってきた遊び人の武士、小平太。さっそく小平太は、“壕外”と呼ばれる犯罪地帯の浄化に着手する。そのため、“壕外”を仕切っている3人の親分を観念させるのだが、彼の真の狙いは彼らと結託して私腹を肥やしていた城代家老をはじめとする藩の重役たちだった・・・。魅力ある主人公が活躍する痛快時代劇といったところ。ずば抜けたストーリーや意外性はないものの、これぞ勧善懲悪の時代劇の王道ともいえる内容で、安心して観れるし、最後はスッキリする。殺陣のシーンはTVの時代劇っぽく迫力には欠けるが、さすがに人間描写はうまく、また役所広司も上手く演じている。遠山の金さんが好きな人にはお勧めかも。
2008.06.15
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製作国 アメリカ製作年 1999年時間 92分監督ジョン・ラセター声の出演トム・ハンクスティム・アレンジョーン・キューザックウェイン・ナイト アルケルシー・グラマーアンディにキャンプに連れて行ってもらえず、棚に置き去りにされたカウボーイ人形・ウッディは、ひょんなことからおもちゃ屋のアルに連れさらわれてしまう。ウッディの友人・バズたちはウッディの救出を図るべく、アルのおもちゃ屋に向うが、その頃ウッディは自分がプレミア人形であることを知って・・・・。本格的フルCGアニメとして驚愕させられた前作から4年、映像的にさらなる進化を遂げて「2」が戻ってきた感じ。ストーリー的にも前作を上回る出来で、大人でも十分楽しめる内容になっている。当然おもちゃが主役なので視点もおもちゃなのだが、それが新鮮であり、おもちゃの扱いに対する考え(特に我が子たち)にそれなりの影響を与えるものになっていたように思える。いよいよ今年7月には「3」が公開予定だが、「2」から10年以上経過しており、さらなる進化を期待したい。(「3」はデジタル3Dのようですね)
2008.05.27
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