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製作国 日本製作年 2009年時間 120分監督崔洋一出演松山ケンイチ/小雪伊藤英明/大後寿々花イーキン・チェン/金井勇太芦名星/土屋アンナ佐藤浩市/小林薫貧しさゆえに忍びの世界に入ったカムイだったが、明け暮れる殺戮の日々に嫌気がさした彼は、この世界から抜け、裏切り者として追われる身となる。そんな中、偶然命を救った漁師の半兵衛一家のもとに身を寄せることとなるが、そこには半兵衛の妻として身を潜めるかつての仲間スガルもいた・・・。CGを駆使しないと映像化の難しい映画だったかもしれないが、そのCGの多用が却ってリアル感をなくし、さらにはしつこい感じと残忍な映像シーンを強調するだけの作品になってしまったのではないかと思われる。その割りにたとえば伊藤英明が乗っていた船などは作り物アリアリのCGで、最近のCGとしていかがなものだろうか?ストーリーも大して内容のないものがダラダラ続き、イマイチ印象に残りにくいし、結末も後味悪い。原作は読んだことはないが、原作のよさを本当に出しているのか疑問の作品。
2011.05.04
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製作国 スイス製作年 2009年時間 107分監督イヴァン・エングラーラルフ・エッター出演アンナ=カタリーナ・シュワブロマルティン・ラポルトマイケル・フィンガークロード=オリヴィエ・ルドルフ23世紀。環境汚染が進行した地球では、人類が別の惑星レアに移住し始めていた。移住費用を稼ぐため、女医ウララは貨物輸送船勤務を引き受ける。だが低温睡眠から目覚めたとき、巨大な陰謀に巻き込まれ・・・・。スイスのSF映画ということで珍しく、期待してレンタル、そして裏切られたといった感じの映画。雰囲気は「エイリアン」っぽいですが、異星人は出てきません。まず説明が全然ないので状況がよくわからないままストーリーは進んでいき、やがて船長が謎の墜落死。さらに殺人事件が起こります。SFというよりミステリー?と思ってしまいますが、最後まで良く分からないまま、大して盛り上がりもなく終わっちゃいます。貨物船内部にやたら漢字が表記されているのも不思議な感じでした。
2010.06.12
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製作国 アメリカ製作年 2009年時間 101分監督スパイク・ジョーンズ出演マックス・レコーズキャサリン・キーナーマーク・ラファロ8歳の少年マックスは、最近母も姉も自分に構ってくれないことに腹を立て、母と喧嘩して家出する。そしては浜辺で船に乗って海に出たマックスは、やがて見たこともないかいじゅうたちが棲む島にたどり着いてしまう。マックスはかいじゅうたちの中に入っていくが、彼らはマックスを食べようとする・・・・。大人になりすぎて久しい自分にとっては、何がいいんだろう?といわざるを得ない映画だった。子供心のない大人にはあまり響かないし、感じられない映画ではないだろうか?といって子供には理解できないかもしれず、誰のために作ったのか(少なくとも大衆向けに作っているのではない)と思ってしまう映画。ストーリーも単純でだらだらしているため、終始退屈。
2010.06.12
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製作国 日本製作年 2009年時間 131分監督役所広司出演役所広司/瑛太小林聡美/澤屋敷純一二階堂ふみ/益岡徹八千草薫自称1日に何億も稼ぐという、デイトレーダーの矢沢拓郎。そんな彼は、妻と真面目な息子・拓也と3人でプール付きの豪邸に暮らしていた。ある日、少年院から出所する幼馴染のサブローを迎えに行った拓也は、交通事故に遭って死んでしまう。悲しみに暮れる拓郎だったが、拓也の恋人・光からの電話に出たことから拓也と間違われ・・・。役所広司の初監督作品。昔のイメージから、役所広司だからもうちょっと重厚な作品かと思いきや、最近の彼の役柄に多い、奇を衒った作風というか、少し分かりづらい作品となっている。ただ、ストーリーは至って単純なのだが、それ故、何を描きたかったのかが良く分からなかった。タイトルになっている「ガマの油」のエピソードも関連性が良く分からなかったし・・・・。光役を演じていた女優(二階堂ふみ)、ピュアな感じではあったが妙に浮いた演技で、とても気になった。
2010.05.04
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製作国 日本製作年 2009年時間 130分監督佐藤東弥出演藤原竜也/天海祐希香川照之/山本太郎光石研だらだらと無為の日々を送る伊藤カイジは、ある日、悪徳金融会社の女社長・遠藤から友人の借金の肩代わりを迫られる。しかし、抱え込んだ負債を返せないカイジは、遠藤の提案した、たった一夜で借金を帳消しにでき、さらに大金を手にできるかもしれないあるゲームに挑むことに・・・・。設定自体はありえないことが多く、架空の世界での話のよう。またゲーム自体も、簡単かつありふれたもの。普通ならなんでもないような内容だが、不思議と2時間、惹きつけられドキドキハラハラさせられる。特に最後のゲーム「Eゲーム」は面白かった。単純で分かりやすい内容だったことが、かえって気楽に観れ、ゲームの成り行きに集中できたせいかも。藤原竜也はいつものようにややオーバーな演技だが、脇を固める天海祐希、香川照之、佐藤慶などは役どころにふさわしい演技で映画をより面白くしている。気楽に観る分には結構楽しめる映画。
2010.05.04
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製作国 日本製作年 2009年時間 139分監督田中光敏出演西田敏行/福田沙紀大竹しのぶ/椎名桔平西岡徳馬天正4年、織田信長は琵琶湖を臨む安土の地に巨大な城を築くため、熱田の宮番匠・岡部又右衛門に作事を命じる。しかし一転、作事を指揮する総棟梁は名だたる番匠の図面争いで決めることに。前代未聞の仕事を手に入れるため、又右衛門は寝食を忘れて図面作りに没頭するが・・・。安土城築城という、歴史好きには興味深い題材で、主役の岡部又右衛門を西田敏行が熱演している姿はとてもよかった。特に作事の総責任者になるまでは個人的には結構盛り上がったが、それ以降は意外やだんだんつまらなくなってきた。(本当なら城が出来るに従って盛り上がってくるはずなのに・・・)つまらなくなってきたのは、お笑い芸人を多用した配役と、歴史ドラマと思って観ていたのにふたを開けるとコテコテの時代劇のような展開にあったような気がする。そして極めつけはCG。巨石が転がり落ちるシーンも最近のCGとは思えない質の悪さだが、一番がっかりきたのは安土城。さぞかしCGで見事に再現されるかと思った幻の城があまりにもしょぼかったのは特に残念。
2010.05.02
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製作国 日本製作年 1984年時間 116分監督宮崎駿声の出演島本須美/辻村真人京田尚子/納谷悟朗永井一郎大戦争からおよそ千年たった世界。わずかに生き残った人類は、有毒な瘴気を発する菌類の森・腐海に征服されようとしていた。その腐海のほとりに小国・風の谷があり、そこに住む姫ナウシカは自然との不思議な親和力を持っていた。ある日、風の谷に巨大な輸送機が墜落し、その中から千年前の大戦争で使われた兵器・巨神兵が出てきて・・・・・。宮崎アニメとしては有名な作品であることは知っていたが、内容には全く予備知識のない状態で観始めてしまった。タイトルだけのイメージで、「魔女の宅急便」的な映画かと思って観始めたのだが、すぐ全く違うことに気づき、楽しむというより考えさせられる映画で、ちょっと戸惑った。一見、現実世界とは別世界、あるいはアニメの世界ではあるが、内容を見ていると明らかに自然破壊に対する警鐘や、戦争批判のメッセージが強く感じられ、宮崎作品の奥深さに改めて驚かされた。
2010.05.02
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製作国 日本製作年 2009年時間 113分監督本木克英出演山田孝之/濱田岳栗山千明/芦名星石田卓也/荒川良々斉藤祥太/斉藤慶太二浪して京都大学に入った安倍は、一目ぼれした早良京子に近づきたい一心で、たまたま誘われた怪しげなサークル「京大青竜会」に入部する。だが最初はごく普通のサークルと思われた「京大青竜会」だったが、やがて安倍たち新入生は、京都を舞台に鬼や式神を使って争う謎の競技「ホルモー」で戦うために集められたことを知る。安倍たちは半信半疑だったが、実際に「オニ」の姿を見て・・・・・。あまりのつまらなさに、途中で眠ってしまい、一時は観るのを断念した作品。しかしながら一緒に観ていた子供たちにはそれなりにウケていた。あまり考えず、純真な気持ちで楽しむつもりで観るにはいい映画なのかもしれない。CGで作られたオニは可愛いといえば可愛いが、その分、戦闘に緊張感や迫力が無かったのが残念。また、戦闘の時のセリフやポーズも滑稽で、この映画のイメージの中心となっているが、山田孝之や栗山千明も今までのイメージをかなぐり捨ててよく演じたと、ある意味感心した。特筆すべきストーリーではないが(設定は突飛だが)、一風変わった邦画を楽しみたい人はどうぞ!
2010.05.01
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製作国 日本製作年 2008年時間 110分監督井上晃一出演山田優/山崎静代中別府葵鈴木由美子の人気漫画の映画化。誰もが振り向く超美人のカンナは、実はブスでいじめられてばかりの人生をやり直すため、貯金をはたいて手術を受けた全身整形美人だった。ブスだったころから憧れていた男性の勤めるアパレル会社に就職した彼女は、恋も仕事も順調で、ついには新ブランドのプロデューサーに抜擢される。しかし、その成功を妬む同僚がカンナの過去を知って・・・・。原作に忠実という点では日本版の方が忠実らしいが(原作は読んだことがないので真偽はわかりませんが・・・)、単純に映画として観た場合、韓国版の方に軍配を上げてしまう出来。ともかく、日本版は単なるおバカ映画にしか見えなかった。あまり好きではない山田優のオーバーアクションも鼻につくし、そもそも設定の“誰もが振り向く超美人”には(個人的には)見えない。(最初ライバルだった中別府葵の方が可愛い)また大きな設定であるブスから超美人への変身だが、ブスの部分が人形を使ったアニメなのでリアリティもなく感情移入もできない。もう一人のブス役・山崎静代も女優として評価されているらしいが、本当に上手?地でやってるだけで演技といえないのでは?原作が面白いと聞くだけに、昨今のTVドラマの即映画化風潮に乗って安易に作ったとしか思えない作品。
2010.03.28
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製作国 日本製作年 2009年時間 138分監督瀬々敬久出演妻夫木聡/檀れい国仲涼子/田中裕二池脇千鶴/佐藤浩市藤竜也東京郊外の私立病院に診察に来た男性を、救急ドクターの松岡は風邪と診断する。しかし翌日、その男性の容態は急変し死亡する。やがて院内感染も発生し、新型インフルエンザが原因と見られ、病院内はパニックとなる。そしてWHO所属の医師で松岡の元恋人である栄子が事態の収拾と調査のため、市民病院に派遣されてくるが・・・・・。パンデミックの原因は新型インフルエンザではなく未知のウィルスによる感染症という設定だが、今春日本中で大騒ぎになった新型インフルエンザの感染が実際に起こっているだけに、決して映画の中だけの話ではないリアル感が伝わって来る映画だった。現実は発生時期の関係と、過敏とも言える感染予防対策が功を奏してか多くの感染者はでたものの大きな被害とまではならなかったが、本格的なインフルエンザの流行が予想される今秋以降、再度感染の恐怖は心配される。そんな中でのこの映画の鑑賞だけに、真に迫ってくる。新型インフルエンザ・ウィルスの突然変異も怖いが、感染拡大による風評被害や食料品の買占めなどの二次パニックも人間の本性が見えて恐ろしい。映画自体は最終的に処置法が見つかり、やがて沈静化には向うが、そこに至るまでの犠牲は甚大で、重く暗くなる映画ではある。
2010.03.15
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製作国 アメリカ製作年 1973年時間 114分監督フランシス・フォード・コッポラ出演ジーン・ハックマンジョン・カザールアレン・ガーフィールドフレデリック・フォレストシンディ・ウィリアムズプロの盗聴屋のハリー・コイルは、依頼主の注文で、若い男女の会話をテープに収めていた。そしてその会話を収めたテープを依頼主の専務に渡しに行くが不在のため、専務秘書の脅しの言葉を無視して、テープを持ち帰るのだった。そのときの秘書の言葉に疑惑を抱いたハリーはテープを分析し始めたところ、「殺されるかもしれない」という会話を聞き取ることに・・・・。1974年度のカンヌ映画祭グランプリに輝いた作品。サスペンス映画なんでしょうけれど、単なるサスペンス映画として観ると案外退屈な映画です。物語りもゆっくり淡々と進むし、思ったような複雑な事件展開もないので、そういう意外な展開を期待してみると期待はずれかもしれません。むしろこの映画は、盗聴という仕事の鉄則である盗聴内容に深入りいないことを冒し、事件を予兆してどんどん想像の世界にのめりこんでいく孤独な男の物語として捉えた方がよいのかもしれません。ついには自分が盗聴されているのではと疑心暗鬼に捕らわれ、部屋の隅々まで盗聴器を捜す姿に現代社会の見えない恐怖を感じます。
2010.03.10
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 108分監督マーセル・ランゲネッガー出演ヒュー・ジャックマンユアン・マクレガーミシェル・ウィリアムズリサ・ゲイ・ハミルトンマギー・Q毎日短調で退屈な日々を送っている会計士のジョナサンは、仕事先でエリート弁護士のワイアットと知り合い、セレブな生活に足を踏み入れることになる。ある日、ワイアットと携帯電話を取り違えたことがきっかけで、一夜限りの情事を楽しむセレブ限定の会員制秘密クラブを知ったジョナサンは、その甘美な世界にはまっていく。そんな時、名前が“S”で始まる美しい女性と一夜を共にするが、それは大きな罠の始まりだった・・・・。単純に邦題だけ見ると最初ラブ・ストーリー?かと思ったが、いやいやなかなか楽しめるサスペンス映画だった。登場人物が少ない分、ストーリーも分かりやすい。前半はやや冗長な部分はあるが、ヒュー・ジャックマン演じるワイアットが妙に馴れ馴れしくフレンドリーなのが逆に怪しくて、どういう展開になるのだろうと期待感を高めてくれる。その期待を裏切らず、後半はテンポよいスリリングな展開になり、観ていて楽しかった。ラストはイマイチだったが、官能シーンも楽しめる掘り出し物。ただ邦題はもう少し考えて欲しかった。
2010.03.07
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製作国 アメリカ製作年 2008年時間 113分監督ジョージ・クルーニー出演ジョージ・クルーニーレニー・ゼルウィガージョン・クラシンスキージョナサン・プライス1925年。破産したアメフトチームのキャプテンのドッジは、チーム再建のため、大学リーグの花形選手カーターのスカウトに乗り出す。一方、副編集長の座を賭けてカーターの暴露記事を狙う敏腕女性記者レクシーはカーターに色仕掛けで接近する。そしてドッジとレクシーはカーターを巡る駆け引きが始まるが・・・・。ちょっと歳のいった男女のラブコメディですが、その分、大人の恋愛ということで落ち着いて観れる映画に仕上がっています。ダンディなジョージ・クルーニーだからこそたまに見せる3枚目的なシーンもなぜか粋に見えてしまいます。時代も1920年代と、アメリカの古きよき時代の雰囲気を醸し出していていい感じでした。ただ何か物足らない。結局、「かけひき」って何なの?というのが一番の不満でしょうか。ラブコメといいながらラブストーリーというよりは、アメフト界の若きスターの英雄話の真偽を描くのがストーリーの中心だが、結論は途中でハッキリしていてイマイチ盛り上がりに欠けた。ラストのアメフトの試合もそうだが、すべて先が読める内容だったので、もう少し意外な展開が欲しかった。
2010.03.07
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製作国 日本製作年 2004年時間 131分監督山田洋次出演永瀬正敏/松たか子吉岡秀隆/小澤征悦田畑智子/高島礼子倍賞千恵子/田中邦衛小林稔侍/緒形拳幕末・東北の海坂藩。平侍の片桐宗蔵は母と妹の志乃、そして女中のきえの4人と貧しいながら幸せな暮らしをしていた。やがて母が亡くなり、志乃ときえも結婚するが、ある日宗蔵は、きえが嫁ぎ先で姑からひどい仕打ちをうけて寝込んでいることを知る。早速嫁ぎ先に駆け込んだ宗蔵はそのままきえを家に連れて帰り看病するようになる。そんな頃、藩では宗蔵の友人の狭間弥市郎が謀反の罪で捕らえられてしまう事件が起こる・・・・。意味ありげな不思議なタイトルと観る前から気になっていたが、狭間弥市郎との決闘で、タイトルの「隠し剣鬼の爪」を使うのかと思いきや、ラストでの使いように納得の作品。この恐るべき秘技を使わざるを得なかった宗蔵の心中と、それを最後に武士を捨てるという結論に至る主人公の姿と、幕末期における急速な近代化と武士の時代の終わりの予感がうまく重なっていて、よくできたストーリーとなっている。また並行して、身分の違いから結ばれない男女のほのかな恋愛が凄く切なく、進んでいき、そしてラストの満足感。途中、切ないストーリー展開だけに、最後はスッキリできる一作。
2010.03.06
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製作国 日本製作年 2008年時間 97分監督阪本順治出演藤原竜也/水川あさみ塩谷瞬/豊原功補波岡一喜/柄本佑 仲間とともに結婚詐欺で金を稼いでいる伍郎。だがある日、いつも通りまんまと大金をせしめた伍郎たちは、帰り際に結婚式場の地下駐車場で偶然、要人の拉致現場を目撃してしまう。数日後、謎の組織が現れ、目撃者である彼らを次々と襲っていった。一人残った伍郎は復讐に立ち上がるが・・・・。この映画はDVDが出るまでよく知らなかった映画。よってB級映画的感覚で観るとそれなりにまとまっていた映画だと思う。ストーリーは極めて単純で分かりやすく、前半の導入部から中盤の展開にかけては面白味が膨らんでいった。ただその分、後半はあっさりし過ぎており、ラストシーンにいたっては訳の分からないシーンが続出でツッコミどころ満載。主演の藤原竜也の力演は評価できるとは思うが、タイトルの“カメレオン”をイメージさせる人物像にまでは至っていなかった。そもそもこの作品は、脚本の丸山昇一が30年前に松田優作主演を想定して書いた「カメレオン座の男」を映画化したものらしいが、この映画を観た人はみな、こう思ったと思う。“松田優作の「カメレオン」が観たかった!”と。
2010.02.28
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製作国 アメリカ製作年 2007年時間 92分監督マーク・オズボーンジョン・スティーブンソン声の出演ジャック・ブラックジャッキー・チェンルーシー・リューダスティン・ホフマン中国の山深い村で父親の経営するラーメン屋を手伝っているパンダのポーはカンフーの達人になることを夢見ていた。ある日、極悪カンフー・ウォリアーのタイ・ランが龍の巻物を狙い、村にやってくるとの噂が流れる。そして巻物を守る“龍の戦士”を選ぶべく開かれた武術大会で、ひょんなことからポーは“龍の戦士”に選ばれてしまう・・・・。動きの早いカンフーと、緩慢なイメージのパンダが結びついているというギャップがまた楽しいCGアニメ映画。スピルバーグのドリームワークスが手掛けているだけあって、CG技術は目を見張るものがある。また吊り橋での対決シーンは「インディ・ジョーンズ」でのシーンを彷彿させる。ストーリーは子供でも分かりやすい内容で、単純な勧善懲悪ものだが、カンフーへの造詣は深い。アジア映画の雰囲気を大いに感じさせながら、「スター・ウォーズ」のヨーダに似たシーフー老子が登場するなど、見どころも多い。
2010.02.21
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製作国 日本製作年 2008年時間 118分監督樋口真嗣出演松本潤/長澤まさみ宮川大輔/阿部寛椎名桔平/甲本雅裕生瀬勝久/古田新太上川隆也/高嶋政宏黒澤明監督の傑作時代劇のリメイク。戦国時代、隣国の山名勢に攻め込まれた秋月城は陥落し、その秋月の隠し金を偶然、金堀り師の武蔵と木こりの新八が見つける。しかし、2人は秋月の侍大将・六郎太とその弟に捕えられ、交渉の末、その金を同盟国の早川に運ぶ手助けをすることになる。山名勢の目をくらますため、一旦山名領を通過して早川に行く方法を取るが、やがて武蔵は六郎太の弟が秋月の雪姫であることを知る・・・・。黒澤版「隠し砦の三悪人」では三船敏郎演じる真壁六郎太が主人公だったが、本作ではあえて武蔵と新八のコンビを主役的位置づけにして単なる黒澤版のリメイクではないというオリジナリティを出している。基本的なストーリーはオリジナル版と同じなので、ハラハラドキドキ感は前作ほどではないが、その分アクションとVFX映像は迫力があった。ただこの映画のよさはアクションというよりは、心理的な緊張感を味わうところが醍醐味なので、大げさなアクションは却ってリアリティを損ねる部分はあった。まモノクロにはノスタルジックな感じが漂うようなモノクロの良さがあるが、カラー版はカラー版で新鮮さが感じられてよかった。オリジナル版の農民コンビが「スター・ウォーズ」のR2D2とC-3POのモデルになったことは有名だが、それを意識してか、椎名桔平演じる鷹山刑部がダース・ベイダーに模していたのは少々滑稽。
2010.02.13
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製作国 日本製作年 2008年時間 134分監督三池崇史出演市原隼人/谷村美月石田ゆり子/松本莉緒機本伸司の同名SF小説の映画化。寿司屋でバイトしているロッカー志望の基一は、優等生の双子の弟の代わりに大学の物理のゼミに出ることに。ある日、担当教授から不登校の天才少女、沙羅華をゼミに参加させるように依頼される。そこで彼女に会いにいった基一は、なりゆきから彼女と「宇宙を作る」という難題に取り組むことになる。物理学の知識のない基一から出てくる素朴な疑問は、沙羅華にとって新鮮なヒントとなり研究は進んでいくが・・・・。「う~ん!」と唸りたくなる映画。「宇宙を作る」などとハリウッド映画でもないような壮大なテーマを掲げ、盛り上げるだけ盛り上げておいてこの結末?という感は否めなかった。また、宇宙に関する理論が次々と出てきて素人には良く分からなかったが、そこは分からないわりに漫画チックに説明されていて、好感は持てた。天才少女といわれる沙羅華も、物理の素人である基一相手に馬鹿にすることもなく真剣に対等に相手するところなどは好感の持てるコンビを印象づけた。が如何せん、基一にキャラは良いとして、全体的にはイマイチ感の残る作品だった。「宇宙」テーマはいいが、ロックは必要? 特に前半のストーリーはよかっただけに、後半のぶっ飛びなパニック映画化にはついていけなかった。
2010.01.30
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製作国 日本製作年 2008年時間 120分監督小泉徳宏出演佐藤隆太/サエコ向井理/仲里依紗宮川大輔/泉谷しげる川岡大次郎/瀬川亮大学在学中に司法試験合格も夢ではないと言われる秀才の五十嵐が、学生プロレスの魅力にとり付かれ、プロレス研究会に入会する。やる気満々の五十嵐だったが、会のモットーは安全第一で、ガチンコでは試合しないことになっていた。そのため試合の段取りを教えら、それをすべてメモする五十嵐だったが、なかなか覚えられずにいた。やがて「マリリン仮面」というリングネームをもらい試合デビューするが、段取りを忘れガチンコの試合をしてしまう。しかしそれがかえって客に大ウケしてしまい・・・・。もともと学生プロレスは格闘技というよりもコントのようなスポーツでコメディ色が強く、そのため全て段取りに基づいて執り行われている。よってこの映画もコメディ色の強いおバカ映画かと思いきや、いい意味で裏切られた。劇中で繰り広げられるプロレスシーン自体は笑いの要素が強いが、主人公の五十嵐が抱える問題は深刻で、胸をつまされる。ストーリーはベタながら不覚にも泣いてしまう感動作。ラストのプロレスシーンは思わず手に力が入ってしまう!五十嵐が抱える問題とは高次脳機能障害という記憶障害。彼はちょっとした事故でこの障害を抱えることになり、それ以来、一晩寝るとそれまでの記憶がなくなってしまうというもの。同じような障害は「博士の愛した数式」でも描かれている。この障害を周りに悟られずプロレスを続けるため、五十嵐はすべてメモに取り、翌朝それをすべて復誦することで記憶を蘇えらせているが、その努力たるもの、想像を絶する。五十嵐の底抜けの明るさのうちに、この隠れた苦悩は胸に迫ってくる。それだけに、ラストの試合結果もベタでいって欲しかった。
2009.11.20
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製作国 日本製作年 2007年時間 112分監督松岡錠司出演小林薫/安田成美伊藤淳史/由紀さおり浅田美代子立川志の輔が書き下ろした創作落語の映画化。ホステスに入れあげて、降格された文化会館主任の飯塚は、大晦日の夜に2組のママさんコーラスの会場予約をWブッキングしてしまったことを前日に気付く。慌てた飯塚は部下とともに2つのグループを説得するものの、どちらも一歩も譲らないア。困った飯塚はなんとか合同でコンサートができないか両者から了解を得るように画策するが・・・・。文化会館の職員の手違いで会場予約をWブッキングしてしまったことから起こる騒動を描いているが、張本人の主任・飯塚はそれ以外にも借金問題と離婚問題をも同時に抱え、暮れの忙しい最中、Wブッキング問題とともにこの3つのトラブルに駆けずり回ることになる。どれも深刻な問題にも関わらず、どこか無責任でテキトーな面のある小林薫演じる飯塚に却って周りの人間が振り回されるのがおかしい。でももっとドロドロしたストーリーになるかと思いきや、基本的に登場人物に悪者はおらず、割とサラッとした展開なので、やや物足らなさは感じるものの、嫌な気分にはならなかったのはよかったか?(ただし、あまりにも問題解決がスムーズ過ぎてリアル感はなかった)小林薫の味のある演技は光るが、映画にするほどではない内容。映画よりも落語の方を聴いてみたくなった。
2009.11.16
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製作国 日本製作年 2007年時間 132分監督山田洋次出演吉永小百合/浅野忠信檀れい/志田未来戸田恵子/坂東三津五郎昭和15年、佳代は文学者である夫・滋と二人の娘たちと共に平穏な暮らしをしていた。だが滋が治安維持法により思想犯として投獄されたことで苦難の日々が始まる。滋の釈放の見通しはつかず、佳代は家計のために小学校の代用教員の職につく。そんな折、滋の教え子である山崎が訪ねてきて、それ以降、山崎は一家の手助けをすることに・・・・。山田洋次監督と吉永小百合34年ぶりにコンビを組んだ作品。ちなみに前回のコンビは「男はつらいよ 恋やつれ」。この2人のコンビなので作品的には安心して観れる作品となっている。優しく物静かな母親でありながら、苦難の中で子供たちのためにたくましく生きる姿を吉永小百合が好演していた。特に夫に対する非難や罪人扱いに対してはかたくななまでに反論する芯の強さも見事だった。さらに、この家族に不可欠な存在となる山崎は、この家族だけでなく、この作品にとって重要な役割を持った役柄で、純朴ながら献身的な男を浅野忠信が好演していたのもポイント。吉永小百合はもちろんいいのだが、実年齢を知っているだけに、あの年齢の子供、夫の教え子・山崎との年齢差、そして晩年の母べえの子の役が倍賞千恵子というのはちょっと違和感があった。(相応しい女優がいれば、やはり母べえは40歳前後の女優でしょう!)
2009.11.08
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製作国 日本製作年 2008年時間 101分監督宮崎駿声の出演山口智子/長嶋一茂天海祐希/奈良柚莉愛土井洋輝/柊瑠美矢野顕子/吉行和子奈良岡朋子海のそばの崖の上の一軒家に住む5歳の少年・荘介は、瓶にはまって動けなくなったさかなの子を助け、家に連れ帰る。このさかなの子にポニョと名付けて飼ううちにお互いのことを好きになっていく。しかし、ポニョの父親によってポニョは海に連れ戻されてしまう。人間になってもう一度荘介に会いたいの望むポニョは、妹たちの力を借りて父親が蓄えた魔法の力を使って海の中の家から脱出を図るが・・・。以前のレビューでも記載したとおり、宮崎駿作品はあまり観たことがないのだが(観た作品はわりと最近のものが多い)、「ハウルの動く城」「千と千尋の神隠し」などと比べるとアニメのタッチが違っていて、なんか懐かしさを感じる作品だった。CGを一切使っていないとのことらしいが、CGに慣れきってしまった最近では、かえって新鮮に感じられた。内容の方は最初、さかなと人間が会話したり、さかなの子が人間の姿をしていたり、となんだこれは?と思ったが、次第にそんなことを考えて観る映画ではないなと思いながら観た。これは現代の童話であり、子供のような純粋な気持ちで観るものと気付いたから・・・・。そうすれば大人でも楽しめるし、逆にそうでなければつまらない映画になってしまう映画だと思う。それにしても、宮崎作品とはいえ大ヒットしているのは、一度聞いたら耳から離れない主題歌の影響によるものも大きいとおもった。♪♪♪ポニョ、ポニョポニョ、さかなのこ~
2009.11.08
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製作国 日本製作年 2008年時間 129分監督平川雄一朗出演岡田准一/宮崎あおい伊藤淳史/平山あや塚本高史劇団ひとりのベストセラー小説の映画化。ギャンブル好きがたたって借金で首が回らなくなった観光バスの運転手シンヤは、上司から援助を受けるが、結局パチンコで全額使い果たしてしまう。そのため会社に見放され、借金の取り立て屋に追われる彼は、切羽詰ってオレオレ詐欺を働こうとするが失敗する。そんなシンヤは偶然浅草の仲見世で寿子という女性と知り合い、彼女の母親の芸人時代の相方探しを手伝うことに・・・・。いくつかのストーリーのオムニバス形式のような序盤のため、説明部分が多いような感じでゆっくりしたスタートでややだるい気もするが、中盤からストーリー展開に加速がついてっくる。そして一見バラバラのように見えたエピソードが次第につながっていくところは見事だった。ただつながり方が見事すぎて逆にリアリティに欠けるというか、やりすぎという感も否めなかった。大都会の中でそれぞれ自分たちの転機を迎え、悩みながらも進むべき道を模索している中で、登場人物たちの意外なつながりが明らかになっていくのだが、あまりにもつながりすぎて大都会という世界観が一気に消え、ものすごく狭い世界に見えてしまったのは残念。それでもシンヤと、オレオレ詐欺がきっかけで交流を持つことになった老婆との関係には思わず涙してしまった。
2009.11.07
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製作国 日本製作年 1958年時間 139分監督黒澤明出演千秋実/藤原釜足三船敏郎/藤田進上原美佐戦国の世、秋月家は隣国の山名家に敗れ、秋月家跡継ぎの雪姫は侍大将の真壁六郎太と隠し砦にこもった。砦近くの泉には軍資金の黄金二百貫を隠して。六郎太は同盟国の早川領に逃れるべく、砦近くで出会った百姓の太平と又七を利用しようと考える。ここに、敗軍の将と美女、そして百姓2人が敵中突破するための旅がはじまる・・・。またしても黒澤作品がリメイクされるということで、まずはオリジナル版を観てみた。物語は一言で言うと、戦に敗れた真壁六郎太と雪姫が百姓2人とともに数々の難関を突破して同盟国に脱出するというストーリーだが、息もつかせない展開にハラハラドキドキさせられる。といって緊張感ばかりではなく、合間合間に行われる太平と又七の掛け合いが絶妙。強いものに対してはすぐ屈服するものの、生きることや金への執着、隙あらばといった、身分制度の厳しかった頃の百姓のしたたかさが見事に描かれている。敵中をクリアしていく策略も面白く、折角策略で切り抜けていこうとする六郎太を尻目に隙あらば出し抜こうとする百姓2人に、予想外の物語の展開を期待させられる。CG技術のない頃の映像としてはスリル感たっぷりの乗馬シーン(特に三船敏郎が両手に刀を振りかざして疾走するシーン)は圧巻!また、絶体絶命のピンチにあって、敵ながら六郎太と心の通じ合う田所兵衛の「裏切り御免!」のシーンは最高にスカッとする名シーンである。5/10にリメイク版「隠し峠の三悪人 THE LAST PRINCESS」が公開されるが、どこまでオリジナル版に近づけるか、楽しみです。三船敏郎が演じた真壁六郎太を阿部寛が、上原美佐の演じた雪姫を長澤まさみが演じる。また主役とも言うべき2人の百姓(リメイク版では金堀り師ときこり)を松本潤と宮川大輔が演じる。この2人、オリジナル版で絶妙だった百姓コンビを再現できるかが少々疑問だが・・・。
2009.10.09
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製作国 日本製作年 2007年時間 119分監督中田秀夫出演尾上菊之助/黒木瞳井上真央/麻生久美子木村多江三遊亭圓朝の名作怪談噺「真景累ヶ淵」の映画化。下総の武士、深見が金貸しの宗悦を殺して累ヶ淵に沈め、その後錯乱してお家断絶となって25年。江戸で深見の息子・新吉と宗悦の娘・豊志賀が偶然出会い、恋に落ちる。しかし、ある日口論になった際に誤って新吉は豊志賀の顔を傷つけてしまう。その傷がもとで醜く腫れ上がった顔の豊志賀を捨て、彼女の弟子のお久と駆け落ちしようとする新吉。そうこうするうちに、「このあと女房をもてば必ず殺す」という手紙を残し、豊志賀は亡くなる・・・。主演の尾上菊之助自体はよく知らなかったが、新吉役として歌舞伎役者を配したのは正解だったような感じがした。その分、多彩な女優陣には違和感が残った。新吉が惚れる年上の女性としての黒木瞳は問題ないが、嫉妬から怨念を抱く女性としてはインパクトが弱かった(あまり怖くなかった)。その黒木から新吉を奪う井上真央の魅力にも疑問が残ったし、麻生久美子もイマイチ存在感が感じられなかった。(唯一存在感があったのは瀬戸朝香ぐらい?)本作はホラー映画になるのだろうけれど、ビジュアル的な怖さはあまり感じられず、裏切った女の怨念の怖さのみを前面に出していたが、上述したとおり、黒木瞳の本来持つイメージからそれも失敗のようだった。
2009.10.04
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製作国 日本製作年 2005年時間 90分監督三木聡出演上野樹里/蒼井優岩松了/ふせえり松重豊/村松利史緋田康人/要潤夫が海外単身赴任中の片倉スズメは、ペットの亀と平凡な日々を送っていた。幼馴染のクジャクと違ってあまりにも平凡な自分を嘆くスズメはある日、スパイ募集の張り紙を見つける。思わず連絡をし、ある国のスパイだと名乗るシズオとエツコ夫婦に会う。彼らはむりやりスズメに活動資金500万円を渡し、来るべき日のために目立たないように平凡な日々を送るよう指示されるが・・・。まったり、ゆるゆる系の映画。ゆったりと流れる時間の中で、取り立てて事件が起きるわけでもなく、平凡な日々が過ぎていく。そんな平凡な日常の中で、スパイとして目立たないよう平凡に暮らせと言われると、意外と平凡と思われた日常が非凡に見えてくるといったことがテーマなようだった。確かにありふれた風景や日常の出来事も視点を変えると意外に面白く、新たな発見ができることを再認識させられる。出演者は個性派俳優が多く、持ち味を十分出していたように思う。ただ、蒼井優は少し浮いていた感はあるが・・・(「フラガール」のイメージが強く、あっ!と思わせる役柄で、新たな芸域は感じたが)最後で今までモヤモヤとした不思議感が晴れるかと思ったが、それがなかったのがやや残念。(この手の映画にそれを求めるのがそもそも無理なのか?)美味くも不味くもないラーメン屋のオヤジが、実は凄く美味いラーメンを作れる実力があることに少し感動した。
2009.10.04
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製作国 アメリカ製作年 2006年時間 78分監督ティム・ヒル出演ブレッキン・メイヤービル・マーレイジェニファー・ラヴ・ヒューイット人気キャラクター“ガーフィールド”の映画版第2弾。我儘なドラ猫のガーフィールドの飼い主ジョンは、旅行中の恋人リズにプロポーズするためイギリスに向かう。ペットホテルに預けられたガーフィールドと犬のオーディは留守番を嫌がり、ペットホテルを脱走してジョンのバッグの中に潜み同行する。ロンドンについたガーフィールドは、ひょんなことから王族ネコ・プリンスと間違われ、お城に連れて行かれるが・・・。子供向けの実写+CGアニメ合成映画。ガーフィールドとネコ・プリンスはCGだが、その他は実写(動物の口の動きなど一部CG)。ストーリーは、主人公のガーフィールドと瓜二つのネコ・プリンスがひょんなことから入れ替わったことで起こるドタバタコメディ。ギャグは随所にあるが、アメリカっぽく大して笑えない。ストーリーも単純で、大人向きの映画ではないが、小さい子供向けとしてはいいかも!?たまたまWOWOWで放送していたのを横目に観た程度だが、それで十分だった。(子供はそれなりに楽しんでいた)
2009.10.03
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製作国 韓国製作年 2007年時間 116分監督キム・ヨンファ出演キム・アジュンチュ・ジンモイ・ハヌィキム・ヒョンスクキム・ヨンゴン鈴木由美子の同名コミックの映画化。身長169cm、体重95kgのカンナは、唯一の取り柄である歌の才能を活かし、人気歌手のゴーストシンガーをしていた。たとえ裏方であっても、憧れのプロデューサのサンジュンに会えることを楽しみにカンナは仕事をしていたが、ふとしたことからサンジュンの本音を聞いてしまう。「ブスでデブな自分はただ利用されているだけ」という現実を知ったカンナは、命懸けの全身整形を行うことに・・・。特殊メイクとはいえ、うまく手術前のカンナと手術後のカンナ(ジェニー)をよく演じ分けていた。カンナを演じたキム・アジュンを見るのはこの映画が初めてだったが、可愛くてキュートな演技がこの映画の成功の決め手のよう。軽いノリの映画だが、テンポよいストーリーなので飽きずに楽しめた。個人的に、韓国映画としては久々のヒット。また、男性にはよく分からない女性心理だが、少なくともこの映画で女性心理の一端を垣間見ることができたのは大きな収穫(?)。韓流スターというとやたらイケメン俳優の名が目立つが、キム・アジュンにはこの映画を機にもっと活躍してもらいたい。
2009.10.03
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製作国 日本製作年 2007年時間 104分監督北野武出演ビートたけし/江守徹岸本加世子/鈴木杏吉行和子「バイオレンス映画はもう撮らない」と宣言したキタノ・タケシ映画監督は次回何を撮るか悩んでいた。過去12本の映画を撮っているが、ヒットしたのは1本。そこでなんとかヒット作を撮ろうと、今まで作ったことのないタイプの映画に挑戦することに。小津安二郎風、昭和30年代、ラブストーリー、ホラー、時代劇、と片っ端からチャレンジするが、どれも完成前に失敗し・・・。今までの北野作品として観ると、あまりにも落胆する作品。何もしたいのか、何を描きたいのかよく分からなかった。また予告編でも象徴的に出てきていたタケシ人形が本編中にも随所に出てくるが、まったく意味が分からない。さすがにお笑い出身だけあって、コミカルなシーンが随所にあって笑わせるツボは心得ているが、クスッと笑わす程度。人脈が広いのか、出演陣は多彩で、ほとんどがチョイ役だが、この点は楽しめる。また、たけし軍団も大勢出ていて懐かしかった。群を抜いていたのは江守徹。「ここまでやるか」という演技・役どころは半分感心、半分あきれるほど。
2009.09.27
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製作国 カナダ/イギリス/アメリカ製作年 2005年時間 107分監督トニー・ジグリオ出演ジェイソン・ステイサムウェズリー・スナイプスライアン・フィリップジャスティン・ワデルヘンリー・ツェーニーカオス理論を題材にしたサスペンスアクション。シアトルの銀行に武装した強盗団が人質をとって立てこもった。犯人のリーダーは交渉人として停職処分中のコナーズ刑事を指名する。コナーズは直ちに現場復帰し、新米刑事のデッカーと組んでこの事件に当たることになるが・・・。「あっと驚く大ドンデン返し」という謳い文句もあったが、結末自体は途中で予測できてしまったので、少しガッカリした。カオス理論といえば、「バタフライ・エフェクト」が印象に残っており理論としては分かりやすかったが、本作とカオス理論との関わりはイマイチ理解しがたかった。(カオス理論をよく理解していないせいもあるが・・・)「どうなっていくの?」「数々の事象はどう組合されていくの?」と期待しながら観ていたらいつの間にか終わっちゃった・・・という感じの映画だった。あまり考えすぎずに観る方がラストは楽しめそう。
2009.09.22
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製作国 アメリカ製作年 2005年時間 114分監督ベネット・ミラー出演フィリップ・シーモア・ホフマンキャサリン・キーナークリフトン・コリンズ・Jrクリス・クーパーブルース・グリーンウッドトルーマン・カポーティのノンフィクション小説「冷血」の誕生に秘められた天才作家カポーティの苦悩を描く。1959年、カンザス州で起きた一家4人惨殺事件に興味を持ったカポーティは現地を訪ね、調査を始める。やがて犯人2人が逮捕されるが、そのうちの1人ペリーに面会を求め、殺人事件の真相に迫っていく中で徐々に彼との間に友情が芽生えてくる・・・。犯人ペリーとの友情を育みながらも小説に対する執着がすごく、小説完成のためにやがてペリーの死刑を望んでいく過程が見事に描かれていた。実在のカポーティのことはよく知らないが、相当研究してこの役に挑んだというホフマンの演技はアカデミー主演男優賞受賞もうなずける。なお、このカポーティの「冷血」は1967年に映画化されている。
2009.09.21
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製作国 日本製作年 2005年時間 102分監督荻上直子出演小林聡美/片桐はいりもたいまさこヤルッコ・ニエミタリア・マルクスマルック・ペルトラフィンランドで日本人女性が開いている食堂を舞台に、そこに集まる日本からの旅人や現地の北欧人らとの交流を描く。サチエは、ヘルシンキ街で食堂を開くが客足はサッパリ。そんな時、日本かぶれの青年が最初の客として訪れ、「ガッチャマン」の歌詞を尋ねられる。サチエは答えられず、たまたま図書館で見かけた日本人のミドリに教えてもらったことをきっかけにミドリも食堂を手伝うことになる・・・。ストーリーの流れはのんびりしており、大した事件も起こらず、ゆったりした時間が過ぎていくなかで徐々にかもめ食堂に集まる人が増えていく。緊張感やワクワク感はないが、観ていて妙に幸せな気分になれる映画である。日本のソウルフードである“おにぎり”に対するこだわりと、それが次第に北欧人に受け入れられていく様が心地よい。
2009.09.21
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製作国 イギリス製作年 1936年時間 87分監督アルフレッド・ヒッチコック出演ジョン・ギールグッドパーシー・マーモント
2009.01.04
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製作国 アメリカ製作年 2002年時間 120分監督バーベット・シュローダー出演サンドラ・ブロックベン・チャップリンライアン・ゴズリングマイケル・ピットアグネス・ブルックナー
2008.11.09
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製作国 アメリカ製作年 1984年時間 121分監督テイラー・ハックフォード出演レイチェル・ウォードジェフ・ブリッジスジェームズ・ウッズリチャード・ウィドマーク
2008.09.20
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製作国 アメリカ製作年 1940年時間 119分監督アルフレッド・ヒッチコック出演ジョエル・マックリーラレイン・デイ
2008.09.08
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製作国 アメリカ製作年 1975年時間 108分監督ジョージ・ロイ・ヒル出演ロバート・レッドフォードエドワード・ハーマンスーザン・サランドン
2008.08.10
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製作国 日本製作年 1999年時間 96分監督和田勉出演竹中直人/小島聖北村一輝/沢木麻美塚本晋也/永島克石井苗子/泉谷しげる渡辺えり子女子高生の樺島邦子はジョギング中に岩園貞義に誘拐される。そして全裸にされ、手足を縛られた状態で目を覚ました邦子は、レイプされることを覚悟したが、意外にも岩園は邦子に優しく接するのだった。彼は女性に「完全なる愛」を求めており、そのために邦子を監禁して飼育すると言い出した。最初はそんな岩園を罵倒する邦子だったが、次第に岩園に心を開いていくのだった・・・。実際に起こった事件を基にしている映画。原作は松田美智子の小説「女子高校生誘拐飼育事件」。この映画をきっかけにその後シリーズ化されている。実際の事件の内容がどんなものだったかは分からないが、実話の割にリアリティに欠ける部分が目立った。特に物理的な面よりも精神的な面。完全なる愛を求めて、非合法ながら監禁という手段を取る男性側の行動はまだ理解できないでもないが(犯罪なので決していいわけではなく、肯定しているわけではないが)、分からないのは女子高生のほう。監禁状態に遭いながらいとも簡単に男に対する感情の変化が理解できなかった。これが事実なら、むしろ男は可愛いもので、本当に恐ろしいのは私らの理解を超えた最近の魔性の女子高生かも?
2008.07.22
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製作国 日本製作年 1999年時間 123分監督阪本順治出演藤山直美/豊川悦司國村隼/大楠道代牧瀬里穂/内田春菊早乙女愛/渡辺美佐子中村勘九郎/岸部一徳引きこもりの正子は、母親が営むクリーニング店を手伝いながら暮らしていたが、突如その母が急死する。そして通夜の夜、正子は仲の悪い妹・由香里をはずみで殺してしまい、彼女の逃亡生活が始まることとなる。やがて正子はホステスとなって性格も外交的に変わり、生きる意欲も出てくるようになる・・・。いわゆる「松山ホステス殺人事件」を起こし、長年逃亡を続けるが時効直前に逮捕された福田和子にヒントを得た作品。福田和子は逃亡のため美容整形を繰り返し顔を変えているため、本作のタイトルもここから来ているのかと思ったが、そうではないようだった。なぜ「顔」なのかは分からないが、家に引きこもりの醜女が殺人を機に逃亡生活を送りながらも出会う人々との触れ合いから生きがいが出てくることで表情は変わってくる。「顔」とはそこからなのだろうか?関西の大喜劇役者だった藤山寛美の娘だけあって、笑いどころもうまく入っており、いい具合に仕上がっている。
2008.06.21
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製作国 日本製作年 1999年時間 104分監督中田秀夫出演萩原聖人/中谷美紀光石研/國村隼菜木のり子/夏生ゆうな山村美智子/新恵みどりMIKI/田中哲司
2008.06.15
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製作国 日本製作年 1982年時間 142分監督森谷司郎出演高倉健/吉永小百合三浦友和/大谷直子伊佐山ひろ子/東野英心小林稔侍/中川勝彦笠智衆/森繁久彌
2008.05.18
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製作国 アメリカ製作年 1998年時間 123分監督ゲイリー・ロス出演トビー・マグワイアリース・ウィザースプーンジョーン・アレンジェフ・ダニエルズウィリアム・H・メイシー
2008.05.10
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製作国 アメリカ製作年 1997年時間 106分監督アンドリュー・ニコル出演イーサン・ホークユマ・サーマンアラン・アーキンジュード・ロウローレン・ディーン
2008.05.05
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製作国 アメリカ製作年 1998年時間 132分監督ランドール・ウォレス出演レオナルド・ディカプリオジェレミー・アイアンズジョン・マルコヴィッチジェラール・ドパルデューガブリエル・バーン文豪アレクサンドル・デュマの原作「鉄仮面」の映画化。1662年のパリ。ルイ14世の暴政のもと、民衆は飢えに苦しんでいた。このルイ14世には双子の弟フィリップがいたが、彼によって鉄仮面をつけられ地下牢に幽閉されていた。この事実を知ったかつての三銃士はフィリップを救い出し、彼とルイ14世を入れ替えようと画策するが・・・。ストーリー的にはストレートで分かりやすい。ビックリするような大ドンデン返しはないが、観終わっての消化不良感も少ない当たり障りのない作品といった感じ。しかしすべてフィクションとはいえない伝説を扱っており、それなりに楽しめた。主役はやはりレオちゃん演じる二役の双子なんだろうけど、三銃士(四銃士)の活躍が目立つ作品となっている。
2008.04.06
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製作国 アメリカ製作年 1975年時間 129分監督ミロス・フォアマン出演ジャック・ニコルソンルイーズ・フレッチャーマイケル・ベリーマンブラッド・ドゥーリフウィル・サンプソン刑務所での強制労働から逃れるため、マクマーフィは精神病患者を装ってオレゴン州立精神病院に送られてくる。そこは絶対的な権限を持つラチェッド婦長により患者は無気力に管理されていた。病院の管理体制に反発を感じたマクマーフィはやがてラチェッド婦長に反抗を続けながら無気力な患者たちに生きる気力を与えようとする・・・。人間の自由と尊厳をテーマとしたちょっと重い映画であり、結末も非常に辛いものである。当時の医学会を痛烈に批判した結果であろうが、表からは見えにくい部分で弱者に対する人を人とも思わない行為は現代でも隠然として行われているだろうということを感じさせる恐ろしい映画に仕上がっている。考えさせられれる映画だが、一見する価値あり。ジャック・ニコルソンは本作でアカデミー主演男優賞を受賞しているが納得!
2008.03.02
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製作国 アメリカ製作年 1985年時間 153分監督スティーヴン・スピルバーグ出演ウーピー・ゴールドバーグマーガレット・エイヴリーダニー・グローヴァーオプラ・ウィンフリーアドルフ・シーザー
2008.02.23
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製作国 アメリカ製作年 1988年時間 102分監督ロジャー・ドナルドソン出演トム・クルーズブライアン・ブラウンエリザベス・シューリサ・ベインズローレンス・ラッキンビル
2008.01.20
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製作国 アメリカ製作年 1995年時間 93分監督ストラスフォード・ハミルトン出演ビリー・ゼイン/ミア・サラジェームズ・ルッソ/ジェームズ・コバーン
2008.01.05
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製作国 イギリス/フランス製作年 1966年時間 112分監督フランソワ・トリュフォー出演オスカー・ウェルナー/ジュリー・クリスティシリル・キューザック/アントン・ディフリング
2008.01.05
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製作国 アメリカ製作年 1995年時間 179分監督マーティン・スコセッシ出演ロバート・デ・ニーロシャロン・ストーンジョー・ペシジェームズ・ウッズドン・リックルズ
2007.12.31
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