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配偶者の浮気隣人の幸福度政府の腐敗度」日本からはマイナーな国の、当然翻訳されていない西洋文明国の前世紀の文学の一節。前世紀と言ったって書かれたのが半世紀前舞台はそのまた更に半世紀前世の中「配偶者の浮気も隣人の幸福度も政府の腐敗度も」繰り返されているのね古今東西。でね、「配偶者の浮気も隣人の幸福度も政府の腐敗度も知った途端に不幸になる」って文章が続くのです。この後、小説がどう続くかって?ご自分でご想像?創造ふくらませてくださいませ。恋愛小説にするか犯罪小説にするか家庭小説にするか社会小説にするか歴史小説にするかはい、全部入っていました。盛りだくさんで楽しめました。私が楽しんだってどなたも不幸にはならないでしょ。このブログを読んで白けた方々はぐらかされた方々はしご外された方々ごめんあそばせ。私の日記。私の読書メモ。ふふちょっと?意地悪な今日のわたし
Sep 1, 2023
どの視点で見る(読む)か・・・忠臣蔵としてなら忠臣蔵のファンなら、噴飯ものかも?でも犬が身近な方なら楽しめる?怖い?そういうお話です。そもそも忠臣蔵そのものを歴史として知りたいのか歌舞伎として知りたいのかでも異なりますし。昔?むかし40年近く前に民放でお昼にやっていたのとか大河ドラマにもありましたし。で私、30年以上前に泉岳寺にも参りましたしあっ、お参りというのではなく。お線香が火事かと思うほど、もうもうと、に参りました。参るというのに3つもあるんですね。日本語 やや ややこしい。電子書籍、買ったあと、読んでいないのが積ん読にはならないのですが貯めてあってリストの中で行方不明になっていてというか、後から後から追加していって表示の外になっていって忘れ去られていたのをそういえば買った筈と思って先週読みました。ふふふ。買ってから随分経って今リンクしてみたらもう紙の書籍では古本でしか出ていないみたいです。2090年の日本で二つの集団、頭文字を取って、HIT(人の)とDOG(犬の)。犬に支配されて人間は使用され喰われ。そして時代を遡り人と犬の戦闘集団の戦い、みたいな舞台は 未来から徳川五代将軍の頃。おもしろいですよ。結構楽しめました。最初の方の未来の部分でそうよね今の犬なんて身体にチップ埋め込まれちゃうものね。人間でもしている方、いらっしゃるそうですけれど日本人にもいらっしゃるのでしょうか。インフルにかかったってCOVID19にかかったって人間は殺されないけれど鳥インフルにかかって鶏も動物園や水族館の鳥類も殺されちゃうんですよね。なんてのまで考えてしまいました。週末の終末の読書にいかが?タイムスリップ忠臣蔵【電子書籍】[ 鯨統一郎 ]価格:692円 (2023/2/2時点)楽天で購入
Feb 10, 2023
タイトルに惹かれて買ったというわけでもないけれどう〜んコロナ禍2年以上「すぐ」というより「いつ死んじゃうかわからない」わけで。先々週も鼻水 普段あまり体験しないけれどアレルギー体質なのでいつもはしていない場所を久しぶりに掃除なんてすると鼻水出ますし。喉の痛みこれもなぁ年に数回はあるし痛みの範囲が口の奥の上の方まで広がっているのは初めてかなぁ。疲労感これも週に何度もあるし発熱はしなかったからでも肺が寝違えみたいなってのもあってまさか肺炎?と思わないでもなかったしでも酸素濃度98だったしつまり総合的にコロナ?死んじゃうかも?と3割ぐらいは思っていた時に読んだのが、すぐ死ぬんだからでした。(これ、電子書籍です、紙書籍と価格変わりません)(字体、大きさを自分の好みになさりたいなら とって置く場所に困りたくないなら電子書籍)(他者に譲る、売りたいなら紙書籍がおすすめです)でね読んだ感想う〜ん女性ってこういうの気になさるものなのよねぇきっと。と思ったわけです。私が20代前半でや〜め〜た〜になった、お化粧とか服装とかだってこちとら化粧品アレルギーですしアトピーですから着る物、綿100ばかり要するに塗ったり着たりで化けられないわけで。この書籍で描かれる主人公の主張の真逆ナチュラル系100%人生を40年以上続けている私なわけで。ふ〜ん女が女でいようとこういう所で頑張るんだ金かけるんだという意味では面白かったですよ。時折、う〜ん私の身近にはこういう方いらっしゃらない。けど思い出した方3人一人目ぼちぼちさん、なんとなくこういうイメージ?そして二人目かつて近くで火事があった時に火元のお隣の家からなかなか出て来ない方がいらした。お留守なのね、と思った頃出てらした。きちっとスーツに身を固め成人した息子たちを引き連れてまるでかつての院長回診(今でもあるの?)みたいにでもギクシャク歩いてらして緊張で固まったお顔はきっちりお化粧なさってた。凄まじいと思ったわ。ってのと三人目、我が母産気づいた私に付き添うために歯を磨きお化粧して指輪まで選んでた。夜中よ、真夜中よ。女ってすごいのねぇ。健康上無理ですそんなのや〜め〜たの私にはただただすごいすさまじいごりっぱな方々。「すぐ」死ぬとまでは思わないけれど「いつ」かわからないからだから金かけるか金かけないか難しいわ。食べるものには金惜しまないと言ったってアレルギーで食べられないもの多いしアレルギーでコロナワクチン接種できないから外食なんて恐ろしいしねっ本にばかり金使う。そして今現在の我が家みたいにバナナとパイナップルと桃とすももとみかんにりんご果物が6種類もあればとっても幸せな私です。
Aug 1, 2022
先週でしたっけたぶんNHKで「育休を取った旦那が煩わしい寝てばっかりで昼食は要求されかえって負担が増える」と妻が嘆くなんてのをやってましたが育休刑事(これ、電子書籍へのリンクです紙書籍より、お安くなっています)はとっても素晴らしい!世の育休男性諸氏がみなさまこうだったならって思える!あまり語るとねたばれになるのでここまでです。とっても面白かったのです。また続きが出るでしょうか。出してほしいなぁ。でも育休には限界があるものね。育休が育業になって言葉が変わって、何か変わるのかなぁなんても思うけれど。業ねぇってのもあるけれど。で、話を元に戻して育休刑事の後の話共働きで保育園にこどもがいてってのも続けられそうな?共働きで学童保育に預けてってのも続けられそうな?とは思えども著者次第ですし。子育て孫育てを終えてもう忘れかかっていたことを思い出させていただきました。ってほどに育児の細かなことが書かれています。まぁ著者ご本人が執筆なさりながらどこまで育児をなさったかは存じませんが経験描写?観察が?細かい。ロンパースでしたっけ?またの部分のずらっと並んだボタンの凸と凹のどれをどれとだかわからなくなるなんてのと物をどんどん上に逃すとか衛生概念感の基準が別物になるとか等々。ところで著者名このブログを書くために改めて調べて動物園シリーズを読んでいた頃ずぅっと勝手にニトリにわとりって覚えていたのですが。鶏に似た鳥って覚えていたのですが、にたどりけい と読むそうです。男性かなぁ女性かなぁとずぅっと???のまま何冊も読んで、調べてみて、わかりました。男性でした。今回の作品で2つ学ばせていただきました。市販商品や著作権のあるものちょっと一般的ではないかもしれない事物に関してその章の終わりにすぐに注釈をつけちゃうっての。もう一つこれは私の場合そんなに売れていないしましてや電子書籍なので書く立場では無関係ですが人生物心ついた時から本が手放せない読む立場としてはとっても納得いったのが紙の本の場合大きな紙に印刷して裁断して本を作るために紙の本のページ数は8か16の倍数でなければいけなくてだから後書きとか著者の別の作品一覧とか出版社の作品一覧が掲載されるこれ知りませんでした。今までねよく思っていたのです。どうして文庫の後ろ特に岩波文庫には後ろの方にう〜んとう〜んとたくさん文庫になっている書籍の名称、著者名、あらすじが並ぶのか と。宣伝の分も買わされるのね。まぁ、星の数で価格が決まっていた頃からですから。(今、星、ないでしょ?)古典作品名がいつもずらずら並ぶのでクイズ番組や中高日本史世界史現代語古典等の試験前に著者名や作品名を記憶する必要がなかったくらい繰り返し目にしていましたっけ。ついでに私の僕パルはプレ前の杏(あんな)ちゃんと年少の虹(なな)ちゃんと大人の目には見えないパル(マルチーズ)のファンタジーです。お買い求めいただければ幸いです。
Jul 29, 2022
Thomas JeffersonのOne man with courage is a majoritymanがmother Teresaでそれがmajorityになるならば世の中 平和 ですよね。で思考はテレサからテレザへ。「テレザ」これです楽天内ではもう売っていないみたいです。実店舗等、他でお探しください。真ん中あたりに天然痘の話の章が、ありましたよね。ちょっとコミカルな。いい医者とひどい医者と。1920年台?のブラジルの天然痘の。著者のご兄弟がお医者さんだったそうで。原書出版はまだ天然痘が世界では根絶していなかった頃なんですね。と言っても1970年台今、日本では1975年以降に生まれた方は接種されていない?私高齢者もちろん種痘されています。まだ効力 あるのかしら?あることになっているらしい。サル痘に効果があるらしい?ワクチンはvaccinevacは牛牛痘が種痘の実験の始まりだったから。で他の動物の痘もあるのでしょうか。サル痘は名称変更の動きがあるそうな。サルにも配慮?すごいわ〜。牛痘の牛はワクチンの名で世界中に広まったのに。武漢を思い出すからコロナの名前変えたのは西班牙風邪の例があるから?なんて思考はふらふら風に吹かれております。だからつぶやき。
Jun 29, 2022
って思った方、どれくらいいらっしゃるのでしょうか?私、大学でも体育があるって知ったのは、たぶん高校生の頃。えっ?となったのです。体育大学ならいざ知らず体育系でもないのに「まだ」体育「やらされるの?」でした。そんな感覚があったことを思い出させてくれたのが14歳、明日の時間割体育音痴ではない(と思う)私ですがアトピーで汗や砂や埃や圧力が苦手なわけです。大学に行ったら解放されると思っていたのに大学でも体育!絶句もの。今でも大学で一般教養で体育、あるんでしょ?必修でしょ?さらに付け加えれば中学高校の頃の体育教師って横暴、暴力的?他の教員とは一線を隠していた感あり。体育系部活に至ってはその暴力横暴専制を上級生も真似する?それが伝統になっている?なんだか戦前の軍国教育システムが延々と脈々とというイメージがあったわけで。決して具体例を多数知っていたわけではないのに?少しは知っていますよ。直接の被害者になったことはないけれど同級生の中には。今なら、全国ニュースにだってなる?スポ根アニメの影響?人間を生物の視点で見るならば体育は必要だとは思うのです。コロナで学校での教育が難しくなっていても体育は必要だとは思うのです。でも体育という名称を使ったけれども体を育てるという意味ではね。この小説読者は中学生や高校生なのでしょうか?それとも私みたいに一般の大人?大学でも体育はあるっ!の驚きを思い出させてくれたのでした。あっ、体育の話ばかりではないですから。たぶん多分に中学生の頃の感性を思い出させてくれると思います。つまり若返ります。年をとるのとるは減らすって意味だったりして?
Jan 3, 2022
koboで買ったのはなんと6年前その時には1520円(講談社)今は著作権が切れたから?別の出版社で新平家物語 全16巻合本版【電子書籍】[ 吉川英治 ]価格:200円 (2021/5/24時点)楽天で購入たったの200円。なんかなぁ。そりゃいつかは再読するからって思っていたから買ったのですが。昨年から読み始めてほぼ1年、新・平家物語だけで290時間かけて読了。これだけ読んでいたわけではなくて時々(登場人物の置かれた状況に)読んでいる私が疲れると別の本を何冊も読んでいるので私の読書時間は年間290時間なんてもんじゃないんですけれど。なぜ再読したいと思ったかは把握しております。6年前に買ったとは言えね。だって多分今までに私が読んだ日本語、外国語全て含めて一番長い小説だから。最初に読んだのは高校1年2学期からやはり1年ぐらいかけて教務主任だった先生と競争するように借り出していました。途中で追い抜いてふふふってなもんで、廊下ですれ違った時の眼鏡の奥のあの眼差しを忘れられない。重くて分厚くて2段組で学校の図書館から借りていたのでした。図書館も大したもんで一巻は5冊ぐらいあって5巻ぐらいから3冊ぐらいに減ってだんだん減って最後の3巻は確か1冊でしたっけ。あの頃は読書カード制度誰が前に借りたか誰も借りたかしっかり記名式でしたから最後の方は私の名前が最初なわけで。誰もめくっていないページをめくるのってとっても嬉しかったのです。ましてアレルギー持ちの私には新品最高!あの時も途中で他の本を読んでいたので読書スピードは同じくらい、みたい。再読したかった理由はもう一つありました。青春時代と老後になってからと受け止め方が違うかもしれないとも思ったから。案の定前はここで(良くも悪しくも)感動したって部分ではたいして感動せず昔はここで感動したなんて私、青かったのねぇ、ってなもんで。前はつまらなかった部分が面白くなっていたり、ね。前は自分のルーツを知らなかったけれど今は知っているから自分のうんと、う〜〜〜んと前の血が薄くとっても薄くなっているとは思うけれど薄いとはいえ一応血が繋がっているあっ、ご先祖さまってのもありましたし。もっともね今の日本人新・平家物語の舞台の時代になるとほぼ全員血が繋がっている、らしいですけれど。著者は昭和25年から週刊朝日に7年間書いたそうです。2度目でもたっぷり楽しめました。平安、鎌倉時代にご関心のある方ともかく長いひたすら長い小説がお好きな方におすすめです。
May 31, 2021
先日、face timeの向こうから孫に尋ねられた。「おばあちゃん、銭天堂って知ってる?」「うん。ETVでやってるでしょ、面白いわよ」子が割り込んできた。「えっ? 知ってるの?本が出ているのも知ってる?」「うん、原作が本だってのは知っているし書店で目にしたこともある。でも、漫画か小説かは知らない」「小説だよ、おばあちゃん。今ね、学校でとっても流行っている」鬼滅はいくら面白いと言われても私には合わない印象。あつもりもなんか私には向いていない。でもふふふ銭天堂は、私が一番乗りだったみたい。いつからでしたっけ?なんとなくETVで見ていてあら面白いじゃないの。ってのあるんだなぁヨシタケシンスケの書籍色々とか残念な動物シリーズとかこの銭天堂シリーズ(現在15巻まで)とか子どもの間で流行っているって世の中で騒がれる前に子どもより先に私はファンでしたっての。どうも私の感性小学生?私が若いのよね?それとも今の小学生が老けている?こういうのもありますよ。もちろん持っておりますわ。ふしぎ駄菓子屋 銭天堂にようこそ 公式ガイドブック [ 廣嶋玲子 ]価格:1100円(税込、送料無料) (2021/5/13時点)楽天で購入銭天堂よりお安いこちらもどうぞ銭天堂ほど怖くないファンタジー。
May 19, 2021
好きなもの?嫌いなもの?一説によると好きなものを最後まで残すのは一人っ子で好きなものを最初に食べるのは兄弟が多いほど割合が高くなるそうで・・・私は・・・たぶん・・・好きなものを最初と最後と半分ずつ分けて食べる口かなぁ。なんてことを考えて脱線してしまったのが:「人生はビスケットの缶だと思えばいいのよ」「いろんなビスケットがつまってて、好きなのとあまり好きじゃないのがあるでしょ?それで先に好きなのどんどん食べちゃうと、あとあまり好きじゃないのばっかり残るわよね。私、辛いことがあるといつもそう思うのよ。今これをやっとくとあとになって楽になるって。人生はビスケットの缶なんだって」流行った小説って読むのに抵抗があります。実際、最近も「ダ・ヴィンチ」面白くなかったし・・・「チーム・バチスタ」は面白くはあったけれど騒がれているほどの面白さだとは思わなかったですしですからこれも発売当初騒がれていたから読まなかったのでした。ノルウェイの森(上)ノルウェイの森(下)「ノルウェイの森」こどもが読んだのを借りてきて読んでみて。これってこどもの世代向きというよりは団塊世代向きですね。つまり私より年上の方々向き。扱っている時代が1970年扱っている世代が当時の大学生。三島由紀夫の割腹より少し前の時点で話は終わっています。著者は1949年うまれなぁるほど、場面にしてある大学はW大だと思えばいいんだ。【古本】69 sixty nine/村上龍69 sixty nine(シクスティ・ナイン)◆新品DVD★2P08522 『69 sixty nine シクスティナイン』初回っ★もたしかその時代の話だったけれど・・・世代は高校生ノルウェーは1987年に発表69も1987年に発表春樹と龍でも苗字は村上・・・別人なんだと今再確認・・・ややこしい・・・んで話を元に戻して私は最初と最後に好きなものを半分ずつってのが好きなんですけれどこれってもう、人生のいいところは味わってしまって人生終盤のいいところまでの間ずぅ~~~っとあまり好きじゃないところにいる最中ってわけ???
Jun 17, 2008
あの星・・・つまりこの星は地球なんですね。この本、出版されてすぐ買ったんですね。んで、今初めて読んでいる。取っておいたから。結構好きなパターンなので・・・何か嫌なことがあった時落ち込んでいる時に読もうと・・・それから2年半昨秋母が亡くなるまで父とのことでうんざりした日々眠れない夜を過ごしてでもまだ大丈夫まだなんとかと読まないでいて(他にもそういう本をまだ取ってあるのです)もう大丈夫かな一応はととりあえずそういう本の中から1冊これ「さよなら、星のむこうへ」の続きです。でも、これだけでもちゃんとお話になっています。自分の生まれた町自分の育った町自分はこの町の人この国の人この地球の人そう思っていたのに・・・ある日両親が他の星に帰ると言い出す・・・帰りたくない主人公の女の子は・・・というストーリーです。第三作 で完結になるらしいです。それでねぇ私第三作、買ったんだっけ?あぁまた探してみないと同じ本を2冊買う無駄はしたくないし・・・シルヴィア・ウォー著「あの星への切符」ランダムハウス講談社2006.1.20第1刷 303頁 798円
May 23, 2008
ねこのばばおまけのこ畠中恵のしゃばけシリーズの3冊目と4冊目です。それぞれ5話ずつ。あいかわらずおもしろいです。江戸時代の廻船問屋のひ弱な若だんなと妖たちの物語・・・妖怪がたくさん登場しても怖くないですよ。楽しい。ほんわか。この世界にたゆとうのが楽しくていつまでも読み続けたくてまだまだ続きを書いてほしいのです。それぞれが独立している話なのでどれから読んでも大丈夫。1冊目と2冊目はしゃばけぬしさまへ新潮社に行くとねしゃばけシリーズのサイトまでできていますしとっても人気らしいですね。男性にもおすすめです。夫が結構はまっております。なにかねいいんですよぉ江戸情緒ってのかなぁ。みみずくさんに勧められてほんとよかったぁ。
May 22, 2008
*A ロックンロール・ウイドーロックンロール・ウイドー(カール・ハイアセン著、文春文庫、2004.12.10第1刷 522頁 930円)は: 復讐はお好き?夫に殺されたことになっているけれど実は生きている妻が・・・という「復讐はお好き?」がとても、とってもおもしろかったからきっと他のも面白いだろうと・・・でも、あんまり・・・まぁ、設定は変わっていたのでした。つぶれかけた?新聞社の死亡記事担当に配置転換された主人公がロックンローラーの死の謎?をたどる・・・文中に登場する「希望には羽があり、その止まり木は魂」ってのは、ずっとひっかかっていますが・・・それと92歳の老人の面白いセリフ:あるとき心に誓ったんだ。老衰以外では絶対に死なないようにしようって。癌になりたくないから、煙草をやめた。車で木に衝突したくないから、酒もやめた。自分自身の頭を吹き飛ばしたくないから、狩りもやめた。嫉妬した夫に殺されたくないから、女に手をだすのもやめた。そうやって死ぬ確率を下げていったんだ。楽しいことは何もなくなっちまったが、それは仕方がない。まわりの者はみんな死んでしまった。なのに、わしはまだこうしてピンピンしている。* B ボストン・シャドウウィリアム・ランディ著、ハヤカワ文庫、2007.7.25初版、605頁、1029円)こちらはどちらかというとあんまりおもしろくなかった2/20日記http://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/200802200000/に書いたボストン、沈黙の街の著者の2作目。タイトルが同じボストンだからとまとめて買っていたのでした。幸いなことに、こちらは2作目の方がおもしろかったのでした。ケネディ暗殺の頃にボストンで実際にあった連続女性殺人事件をテーマに創作された小説です。当時のパートタイムの警察官の時給が3.5ドル !!!(まぁ当時の為替レートなら当時の日本の千円をこえていたわけで当時の日本の時給からいくと決して悪くはないのですが・・・)気に入った文章:ギャングはまるで吸血鬼だ。暗くなると外に出てくる。もうひとつ気に入った文章:殺人事件が起こると最初は、誰が犯人かという点に目がいき、ーわからないのが一番不安だーわかった後は、悲劇的な面に目が行くものだ。(日本のマスコミとはちょっと異なる?やっぱり同じ?)気になった文章:平凡な一市民が人殺しとなりふたたびもとの市民に戻れるか。戻れるはずだと、自分に言い聞かせた。いつの時代も兵士はそうしている。もしもまた、一市民から人殺しに戻れという天命を受けたとしたら?その場合、ろ彼は心の中でつぶやく。兵士だってやっているのだから必要とあればできるはずだ。(そんなもんなのでしょうか・・・人殺しも兵士も一市民・・・やはり恐ろしいですそんな社会は)AとBで久しぶりに学んだこと読んだ一冊が面白いからといって同じ著者の前の作品が面白いとは限らない。読んだ一冊がつまらないからといって同じ著者の次の作品がつまらないとは限らない。でもこれって著者のトーンが一定していないってこと?なんかなぁ・・・わかりにくくなってしまいましたねぇ。画像で:同じ著者なのは、1冊目と2冊目で1冊目は2冊目の前の作品別の著者の3冊目と4冊目の方は4冊目の後の作品が3冊目。そして面白かったのは、2冊目と3冊目なのでした。
May 13, 2008
鹿児島県のアンテナショップ遊楽館に行った時沖縄の小説は読むのだからましてや血の半分の故郷(行ったことは一度もないのに)の小説ぐらい読んでもいいかな、と気楽に?買った文庫「マブリの島」(出水沢藍子著 あさんてさーな文庫2006.5.23第一刷735円)(楽天ブックスでは入手不可能ですでも、他のネットショップでは販売しているところもあります。有楽町の遊楽館3階にはありました)読み始めて・・・えっ? えっ!??? !!!鹿児島県の小説だよねぇあれぇ沖縄のこと?と思うくらい風俗や言葉が似ているのです。タイトルのマブリは沖縄のマブイ推測で終戦時12歳くらいだった著者のたぶん、身の回りにあったようなこと?終戦後の貧しさ占領米軍との結核患者の大島紬の男と女の婚礼の洗骨の話題をちりばめた5編それぞれが女の生き方時代に翻弄されあるいは時代の流れに従順に?あるいは社会の動きに反発し?舞台は奄美大島。ですから鹿児島よりも沖縄に似ている印象。行ったこのと無い地生まれていなかった時代の話でもなぜか懐かしさを感じるのです。ある意味形は変わっても女の様々な生き方だから?久しぶりに文学と言える小説を読みました。いつも軽めのばかり読んでいるので。久しぶりに文学に接してうん、さっぱりしました。気になった文章があります・・・どうしてこの島は次々に支配されるのかと、祖父は晩酌のときに鎮痛な顔をして話すことがあった。琉球の那覇世じゃろ、薩摩の大和世じゃろ、今度はアメリカ世じゃ・・・・・・。よくよく因果な運命の島に生まれついたちゅうことじゃろねえ。奄美は琉球に支配されていた?という感覚を奄美の方は持ってらした?琉球も・・・???アイヌ差別の人類館事件を思い出してしまったのでした・・・差別されるものは差別する・・・???
May 8, 2008
ありえそうでありえないでもかつてはあった・・・現代に起きるか・・・起きても不思議ではないけれど今のところそういう兆候があるというニュースには接していなくて・・・大噴火が予測されたらどうする?神奈川山梨静岡どころか東京も風向きでは埼玉群馬愛知長野だって東海大地震の際にどうするかってのは時々やっているけれど富士山が大噴火したらってのは想定被害避難訓練、ある?この本を読んでいるといまにも噴火しそうこの本に書いてある科学的なことはすべて実証済み?ならば予測は可能?予測できたとして政府は公表するか・・・公表した方がたとえ直前でもたとえパニックになっても救える人命数は増える、とは思うけれど予測されていて公表しないでってのはやっぱり今の時代にはあわないとは思うけれどどんなもんでしょうねぇ。鯨統一郎の小説だいぶ読んでいるけれど今回ばかりは小説そのものよりも一人の人物がこんなに色々なパターンを書けるものだろうかすごいわ文体も設定も・・・と感心半ば解説者も同じことを書いてらしたどうもおひとりではなく何人かで共同執筆?やっぱりね・・・富士山大噴火
Apr 14, 2008
繁殖・・・何が?ウィルス?人間?動物?植物?それは読んでのお楽しみ。そしての著者仙川環さん環さんが女性なのか男性なのかあきてもさんに尋ねられて調べましたがいまだ・・・不明です・・・ちょっと医学的な面白さ。ちょっと意外な展開まぁ意外な展開がなけりゃ小説は面白くないですけれどね。推理小説か・・・たぶん。
Feb 25, 2008
舞台は横浜外(国)人墓地山下公園氷川丸マリンタワー野毛山動物園等々そして登場人物には住友正次貴志理徹主人公は南登野洋子刑事を部下とするB1警部半任優里(名前を書いた4名の読み方・・・笑えない方のために一応、この日記の最後に書いておきますね)鯨統一郎の「みなとみらいで捕まえて」みなとみらいで捕まえてははちゃめちゃ?コミカルな推理小説短編集短編集でありながら最後にはきちんと全部つながっている。この小説の警察官は・・・あり得ないと最初から思って読めるのですが一応シリアスに神奈川県警のさまざまな不祥事についてもちらっと書かれていて舞台が現実に存在するのでそこだけリアル?かたやウィリアム・ランディの「ボストン、沈黙の街」ボストン、沈黙の街は・・・これだってありえない設定に近い?20代で父の後を継いで田舎町の署長・・・ボストンと近郊の町を舞台に殺人事件を解決していく?けれど検事も警察官も署長も・・・いくら遠く離れた地のこととはいえこれがもし現実の姿なら・・・脇道の話とはいえ薬中犯罪者に対してそして麻薬売買捜査がこのように行われるなんて・・・ちょっと信じがたいでも現実なのかなぁ・・・こちらはシリアス系です。ほとんどコミカルではありません。どちらがお好み?さて解答?です:スミトモショウジキシリトールミナトノヨーコ刑事敏腕警部ハンニンユウリ
Feb 20, 2008
あなた(女性)はホテルのロビーに座っているそこへベビーカーを押して、男性がやってくるあなたの隣に座る。あなたの近くにあるベビーカーにはもちろん赤ちゃんが乗っている。男性に電話が入り男性はホテルの外へ出て行く。男性は戻ってこない。あなたはベビーカーの近くに座っている。あなたに電話が入る。電話の向こうの男性があなたの近くのベビーカーに乗っている赤ちゃんはあなたの子です、と告げる。そしてたしかにあなたに似ている・・・男性ならば突然赤ちゃんを連れてこられてあなたの子よ、と言われる可能性はある。女性でも?ありうる・・・って話。女性は・・・元新聞記者なんで解決しようと奔走するわけなんですが。あなたの身に起こったら・・・困りますよねぇ。推理小説。おもしろいです。小学館文庫仙川環「転生」2007.10.30第5刷 323ページ ¥599
Feb 8, 2008
なんか幼稚園の年少さんの学級名みたいでしょ。でも違うんです。小鳩組とは・・・暴力団の名前なんですねぇ。ちっちゃな広告代理店ある日暴力団事務所の広告を引き受けざるを得なくなる・・・暴対法ゆえに会社組織にした暴力団はちゃめちゃ?いえ、それなりに深い?かも。「オロロ畑でつかまえて」同じ広告代理店の同じメンバーでもっと人間性がわかる、かも。どたばた?たぶん違うかな。ピンチをどう乗り切るか・・・やっぱりおもしろいです。でもまずはの方が・・・
Feb 6, 2008
字をよく見てくださいね玉子ですよ王子じゃないですよSTAR EGGです。PRINCEじゃないです。理系推理小説の著者N大工学部助教授が挿絵も描いているんです。文庫でも紙質がよくてカラーの挿絵というかページ数の半分以上は絵ですから薄くても高いです。さっと読めてしまいます。星の王子様に似せているバロディ。うんうん理系だという内容もあるけれど一番最後の星の説明が・・・いいんだなぁ。お読みになれば判ります。表紙の絵もかわいい?でしょ。
Feb 5, 2008
パトリシア・コーンウェルの邦訳文庫最新作なんですがなぜか楽天ブックスにはありません。911の直後に書かれた別の著作ではそれなりにアメリカの”仕返し”戦争を賛美せずとも賛成していたのに今ではうんざりしているのでしょうか著者の視点が変化してきてうわぁって感じ。何しろ次の文書が登場人物によって書かれてしまう。戦争する前と戦争中とまだまだ続いている戦争で(もっともアメリカはあれを戦争とは呼んでないんでしたっけ?)ずいぶん変化するもんなんですねぇというのが小説の筋よりも気になった私でした・・・歴史から学ばないからまたしても早く手出ししちゃうのね。手出ししてうんざりしてうんざりするためにはたくさんの生命が失われなきゃならないらしい・・・* は 抜粋文章です。* イタリア人はそんな(アメリカ政府が主張するテロの仕業)ばかばかしいことは信じないからだ。この事件はテロリストのしわざではない。* 「たががはずれる」ことが、最近とみに多くなっている。そうなると、心の奥底にある自信のなさが頭をもたげて、ことさらに乱暴なふるまいをするようになる。見た目もおそろしげなので、ますます手に負えない。(ビートのこと)* いつもどこかで建設工事がおこなわれていることについて話した。あちこちに高層ビルが建つのよね。空いているところが多いわ。不動産の価格が高騰してるからね。イラク戦争のせいよ。みんながあの影響をこうむってるんだわ。* 宗教と同じね。神の名前のもとに何かをすれば、何でも許される。人を石打ちの刑にしたり、火あぶりにしたr、異端審問、十字軍。自分とちがう人たちを抑圧する。だから彼もそうやって自分の犯行に意味をもたせた。* 空軍の飛行機もすごいわよ。ものすごく大きいの。空飛ぶ戦艦といったところね。ひっきりなしに頭の上をとんでいく。もっとも、あなたはああいった戦闘機のことはよく知ってるわよね。税金の無駄づかいよ。何のために?* 彼はアメリカ市民だ。大学へ行きたくないといって、米国空軍に入隊するという、さらなる愚行をおかした。そして従軍カメラマンとして、お国のファシズム的な戦争に参加して、負傷した。足をね。自分手やったのではないかと思う。戦友の苦しみを見かねて、その頭を撃ったあと。とにかく、戦争へ行く前も情緒不安定ではあったが、帰国後の彼は、外見も中身もまったくちがう人間になっていた。(・・・)向こう(イラク)では人を殺すのが仕事だったから。小説の中では・・・まぁアメリカの実態なんでしょうけれど何もこれに限らず他の刑事もの警察ものでもそうですけれどいいかげん・・・なんて他国の実情を単純に批判?できた頃はよかった最近は我が国も同様なんだなぁ住宅も、紙も、食品もみんないいかげん・・・「良いかげん」じゃなくてね。私立とはいえ、中に部外者を立ち入らせたり、助手がボスは周囲の人の私生活をぺらぺらしゃべったり、質の低下が描かれているアメリカ* 最近は民間の機関が、ありとあらゆるものを請け負うようになっているんだよな。私立刑事を雇う警察署もあるという。そこのシステムを押し付けられてというかはいはいごもっともお気に召すままなんだかんだと日本に導入して日本もめちゃくちゃしりめつれつのぐっちゃぐちゃ。最後の頃に出てくる言葉* ソローの言葉 : 静かな絶望を生きているアメリカだけじゃないわ日本もだわ・・・
Jan 25, 2008
これも書店に平積みになっていました。こちらはねチームバチスタと違って迷うことなく購入だって宮部みゆきのだから。主人公の義父は大企業のトップ主人公の妻はその隠し子なんてのはたいして本筋とは関係なく義父のお抱え運転手がこどもの自転車に倒され打ちどころが悪くて死亡。その運転手のことを書いて出版しようとする娘二人運転手の過去に何があったか・・・自転車を運転していたこどもは・・・ネタばらししませんよぉ。ご自分でお読みくださいな。この小説を読んでいて思い出したこと・・・私の祖母の一人はお墓参りに行った先でお墓で遊んでいた小学生に石つぶてを投げられてこめかみにあたってとお墓参りから帰ってきて話してその夜倒れ数日後脳溢血でなくなりました。その小学生を・・・私の親とその兄弟姉妹は探した・・・らしい?警察に届けた・・・らしい?私は幼かったからその辺りよく知らないのですがいずれにせよ犯人?の小学生は出てこなかった・・・わからないまま。その小学生私と同年輩ね。今も過去を引きずっているのでしょうか・・・なんとなくねそんな重大なことになってしまったなんて知らないままなんじゃないかなぁ。
Jan 20, 2008
さびしがり屋の死体 短編が5つ入っています。またまた、古本にする前に再読している分です。しっかり忘れています。ですから改めて初めて読んだ気分。角川文庫で初版は昭和56.12.10私が持っているのは昭和60.1.3028版さすが赤川次郎さん、4年間で28版になっています。今も売っているのですが何版になっているのかなぁ・・・ところで私の持っている22年前のは340円まだ消費税の無い頃ですから340円のままですよね。そして今は・・・どれくらい値上がりしているんだろうと調べてみたら480円+税つまり504円これってかなり高くなっていますよねぇ。ほぼ150%ですよぉ。本、読書人口は減っているのにどんどん新しい本が出るから一冊あたりの印刷部数の関係で?高くなっている?22年前に比べて大卒初任給1.5倍にまでなってます?実は小説そのものはねあんまり古いって感じしないんです。そりゃ携帯が無い時代ですから今ならこんなことあり得ないってのはあるんですがストーリーそのものにはそれほど古臭さがない。けれど字が小さい22年前の方が視力の良い人が多かったなんてことあります?それで比較しようと、私の持っている22年前のは272ページ今のは・・・なんと同じページ数もしかして字の大きさ、同じ?それとも行間とか工夫して字は大きくなっているのでしょうか。字の小ささと22年経過した紙質の方は中身より古臭さを感じさせられたのでした。
Dec 21, 2007
まだ読み終わっていないのでねたばれしません。コンビニ強盗が病院にたてこもる。対処するために警視庁から派遣されたのが交渉人。どうやって交渉していくか相手の要求は?23区内というよりも品川区港区を中心に話が展開していきます。おもしろいんです。そうなんだろうなぁたてこもりってこういう風になるんだろうなぁなんて思いながら読んでいます。昨晩読んでいた文章:病院内は戦場だった。運び出されていく人質たち、再度各病室の捜査を始める捜査員、死体を調べる医師、写真を撮っている鑑識員、玄関に殺到するマスコミ。それを押し返す警備の正副警官。病院の正面ではテレビのリポーターがマイクを手に、緊迫した面持ちで実況を続けている。立ち並ぶカメラ、腕章を巻いた新聞記者、鳴いている人質の家族、サイレンを鳴らして走りすぎる救急車、入ってくるパトカー、走る機動隊員、各捜査員の無線からは前線本部による指示が繰り返し流れている。ちょうどTVでは長崎県佐世保市の事件を映していました。そっくり場所が違うだけ・・・あっ気付きました上の文章にも昨晩のTVにもなかったけれど犯罪現場のライブ中継にはよく映る光景犯罪と無関係の野次馬の若い子がピースサインをカメラに向けるのですよね・・・それにしても小説の中でなく実際の生活の中で日本でどうしてなぜ銃を3丁も持っていたんだろう・・・この前の目黒区のも・・・たとえ猟銃といえども1丁で充分だろうに・・・一人が一度に撃てるのは1丁だけなのに・・・その1丁だって無くたっていいのに・・・亡くなられた方のご冥福をおいのり申し上げます。
Dec 15, 2007
「今の若者は酔っても決して中年男たちのように見っともない真似はしない。ほどほど、ということをちゃんとわきまえている。賞めるべきことなのかもしれないが。なんだか食い足りないー 若さというのは、もっと馬鹿げたものではないかという気がしてならなかった・・・。」この文章どう思われます?この日記を読んでらっしゃるあなたが今おいくつなのかに拠ってもとらえ方が異なるとは思うのですがでもなんとなく今、2007年の今合っているって感じられません?だから不思議なんですよね。だってねこの文章が書かれたのは1980年。例によって処分する前に再読している赤川次郎さんの「悪妻に捧げるレクイエム」の中で登場人物の一人41歳に設定されている作家の言葉なんです。1980年に41歳から見た「若者」って1950~60年頃に生まれたってことだとしてつまり現在57~47歳ってことでしっかり中年なわけでどちらかというとこの文章の中年の飲み方をしているような印象もややあるわけででもやっぱり小説の中年、現在推定69歳くらいの世代ってもっとすごい飲み方をしていたような印象もあったりしてもしかしたら飲み方、酔い方って世代ではなくて年齢?まぁいずれにせよ個人差はあるわけですけれど。別の視点に立てばだから赤川さんの小説っていつになっても読めるって部分がある?登場人物が普遍的というか歳をとらないというか・・・またしても処分前の再読の赤川次郎作品でした。紙バッグ1袋以上再読し終えて、まだまだたくさん・・・でも、昔のを読むとこういう発見があるのは、楽しめます。何しろ、初期の作品のころにはPCはない、携帯もない、ビデオもない、CDもない電子レンジが普及しはじめたころコンビニが少なかったころJRじゃなくて国鉄だったころ改札には人が立っていたころ公衆電話がいっぱいあったころ男女差別が差別だと認識されてもいなかったころ流行歌の寿命が長かったころでもテロは身近ではなかったですし経済格差は今ほどじゃなかったですし食品偽装や儲けることだけってのもなかったですしみなさんの髪は太くて多くてメタボは少なくて犯罪は少なくて年金生活が今ほど不安ではなかったころ高齢者がもう少し大切にされていたころもう少し希望があった時代だったのかも・・・汚職は相変わらずですねぇ。
Dec 8, 2007
語り女たち著者が北村薫だから手にしたのでした。もちろん買うつもりで手にしたのでした。買った時には気づきませんでした。読む直前になってページをパラパラしてその段階でさらに気に入ったのでした。挿絵? 挿版画? が美しい。幻想的それぞれの版画はモノトーンでグラデーションそしてもちろん北村薫ですから女性的な文章いえたぶん男性視点の女性的文章なのかも?ともかく柔らかくてほんわりしていて日本語が美しい。潮騒の常に響く窓辺で寝椅子の上に横たわり訪れた客から聞く話を記したって構成になっていてまるで千夜一夜のような・・・物語。北村薫 新潮文庫 2007.4.1 250ページ ¥539語り女たち
Nov 24, 2007
という取り合わせ。最初はちょっと奇妙でも慣れというものは恐ろしい。」ですか?へぇ~!そういう感性ってあるんだ?あったんだ?23年前の文庫書き下ろし赤川次郎「殺人はそよ風のように」に登場する文章。例の再読最中に見つけました。赤川次郎さんがたった23年前にそう感じてた?その頃を思い出してやっぱり不思議。コーラ、日本で流行り出したのが40年くらい前、でしょ?ハンバーガー、マクドナルド第一号店ってたしか36年ぐらい前、でしょ?私にとってコーラとハンバーガーって全く普通なわけで・・・どこが奇妙な取り合わせなのか全く理解できなくて・・・どちらが変?私?赤川次郎さん?大阪万博でしたっけ?(私、行っていません)おにぎりとコーヒーってセット。こちらはやっぱりまだ違和感あるのですが・・・煎茶とサンドイッチならね変かもしれなくとも私、時々やりますが・・・
Nov 13, 2007
最初に読んだのが風車祭沖縄を感じる作品。池上永一さんの作品その後いくつも読んでだんだん著者は過激になっていく・・・相変わらず沖縄ではあるのだけれど「レキオス」なんて半年以上前に読んでまだ机の上に・・・どうまとめていいのか・・・どこが過激になるかといえばだんだんマンガっぽくなってきている?SFで・・・すっとんでる?でも時折?文学性があるんだわとっても文学的表現、観察があるんだわ。そこが不思議と魅力でその混在があっそうか?チャンプル~?三板いえサンバいえ産婆今でも沖縄にはいらっしゃる?要するに助産婦なんだけれどでもやっぱり助産婦ではなくて産婆お産婆さんが悪い奴?で・・・自分に呪力があると気づいてさかあがりができなくなるとか何回も結婚するとか自分が取り上げた子にかたっぱしからまじないをかけるそれも謝礼の金額次第で・・・なんてねそこから・・・母にしか見えなくなる子がつくられてしまいでも父なし子だから母の立場では見えない方が都合がいい?そんなわけないでしょ。病院にだって連れていけないなんせ医者にも見えないわけだからとここでねその母親がこどもが見えるようになるためにというわけで活躍が始まる・・・とんでもないいえとっぴょうしもないもうはちゃめちゃのぎりぎりのラインで話は進むのです。結末がねぇちょっとねぇ子のために母が・・・ってのがねってのを除くとうふふおもしろい。産婆のおばぁが死ぬ一週間前に出産予約を受けた時に次のまじないを決めたのでした。でもその1週間後に亡くなってしまうからそのまじないは実現されたのか実現されなかったのか・・・私、にやっとしてしまったのでした。「アメリカを50の国に分裂させるように」ってまじない・・・にやっ、でしょ?そしたら日本ももう少し属国度が減る?でした。
Oct 9, 2007
9/8http://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/200709080000/以来かつて読んだ本の再読12冊。大体2日で1冊かぁ。全部読み終わるのにやっぱり2年近くかかりそう。はははほとんど覚えていないから・・・そりゃ著者の癖ってのがあるからたぶんこうなるはず、こう展開していくなんてのは思うのですが、それでも外れる方が多い。そりゃね20年以上前に読んでいるわけだから・・・何が面白いって・・・表現今ならあり得ない設定多くの人が携帯電話を持っていたら怒りえないシチュエーションが多いから携帯電話社会の推理小説って難しくなるかも?古さが・・・何しろ国鉄が出てくる新し目のでもポケベル布団乾燥機がまだ登場して間もないらしいし500円札が普通みたいだし痴漢の認識も今とは違うしタイピストなんて職業今はほとんど無いのでは?そのタイピストが主役の「ヴァージン・ロード」上下巻お見合いしてみたり結婚紹介所を通してみたり親戚に紹介してもらったりまぁ最後はたぶん結ばれるだろうという形で。その解説が面白い。神津カンナさんが書いていてその母が「孫が欲しいよォ」とつぶやいたそうな。独身の時にね。(今は・・・? 結婚なさった?)その母上のカンナさんに対する言葉:「頭がよくてやさしくて包容力があって、引っぱって行ってくれるような人を選んだつもりが、ただ要領がよくてお調子者で面倒くさがりで自分勝手な人だった......なんてことにならないように気をつけなさいよ」ははは世の中にいっぱいありそう。女性も自立すべきなんですね。この解説最近の版にも載っているんだろうか・・・
Oct 3, 2007
著者は 1955年うまれ、なぁるほど、だから・・・主人公の樋口さんに言わせる言葉がね、常に全共闘世代の批判。全共闘世代が荒らしたあとをいかにするか、いかに苦労したか、うらみがある、直接対決しない、騒ぎに巻き込まれない姿勢ってのも、そのせいだと。うふふ、わかるんだなぁ。上の世代があっけらかんと受験突入したり、大学に入ればまだ残滓があったし・・・1996年初出ですから11年前。その当時の高校生ぐらいって、今30前ですね。第二次ベビーブーマーの終わりくらい? というか、著者によれば、全共闘世代の第二世代。そしてその子たちが、「荒れる原因のほとんどは、両親の不仲。あるいは両親の無責任。若いころに無責任な生き方をした連中がおとなになることを拒否したまま結婚をする。子供同士の結婚には、相手を許す忍耐や相手を認める努力が不足する。夫婦は互いに自分の主張だけをぶつけ合う。その結果、離婚し、子供はグレる。家庭の不和、荒れる子供。こうした世の中は突然できあがったわけではない。遠因があるのだ」(うん、うん、わっかるよぉ。常にね、団塊の世代の行動の批判を耳にして少し後から追いかけていくと、ね)(まぁね、男女間というか夫婦間のこの我慢しないもの同志ってのはもちろん問題があるけれどもでも一方的に我慢しないこの世代より前の亭主関白が正しい男は女より偉いって発想の夫婦より少し進歩はあるとは思うんですよね。つまり過渡期?いずれにせよ集団で生活するにはみながそれぞれ我慢しなければいけないと思うわけですけれどもなかなか難しいのでしょうね。国家間で我慢できれば戦争にはならない・・・)「テレビで髪の長いひどく奇抜な格好をした若者を見ると、両親は不快な表現でそれをあからさまに批判しました。同棲時代という劇画が流行り、若い男女の関係がフランクなものになっていました。両親はそういうものをふしだらだと批判するのです。私たちは、そういう批判を聞いて育ったのです。それが、価値観に反映しているような気もします」「私たちは、全共闘世代が徹底的に荒らしたあとにやってきて、後始末をした」(そう、そうほんとそうだった。団塊の世代の批判を耳にするたびにかばってみたり私は違う、と言ってみたり)警察官同士の会話:「世代で物事を考えるのは団塊の世代の連中の専売特許だ。俺たちはそういう考え方をしないほうがいいように思う」「私も、上の連中の影響を受けているということかもしれないな」「善かれ悪しかれ、影響は受けているさ。楽しそうだったもんな、あの連中・・・・・・」「そう・・・・・・、どこかでうらやましいと感じているのかもしれない」「まあ、全共闘世代にだってりっぱな親たちがいる」(そうなんですよね。一口に団塊の世代としてまとめてはいけない部分もあって)リオの両親の会話:「知り合ったのは大規模な集会で、その後、デモ行進に移りました。四機が側面を固め、八機が放水車で待機していました。革マルの先導でジグザグ行進になったとき、四機が攻めてきました。路上は大混乱で、彼女は機動隊員に取り囲まれていました。私は体を張って彼女を助けたのです」(ふ~ん、こういう感じだったんだ。ニュースでしか見たことない私・・・ そして、革マルと聞くと、その頃よりも数年前までの内ゲバ?殺人事件多数が思い浮かぶんだけれど)「男と女というのは、いつどうなるかわからない。だから我慢が必要なんだ。我慢する自身がないのなら、近づかなければいい。おまえさんはそれを実践してきた。家庭を大切にし、奥さんを大切にしてきた。しかしね、そういう男はかえって危ないんだよ。免疫がない」(・・・)「団塊の世代とか全共闘世代とか呼ばれる連中は、それなりに修羅場をくぐっている。ふしだらな生活を恐れなかった分だけ、男女間の泥沼にも免疫がある」(ふむふむ、わからないでもないわ)「人生の選択を許されない人だっているんですよ」 (ほんと、戦闘下のこどもたち、ずっとそこで育って、まだ戦闘下の大人たち、中近東、アフリカその他。)「アメリカの心理学というやつをあまり信用していない。あの国はベトナム戦争以来めちゃくちゃになった。麻薬と犯罪。離婚、アル中、ワーカホリック・・・・・・。病的な健康ブーム、禁煙運動にセクハラ・・・・・・。何かあるとすぐに訴訟を起こす。国中が神経症なんだ。そういう状態のときは、ちょっとした感覚のずれが、重大な心理的症状に見える。心理学者が新しい用語を考える。そうすると、また新しい病気がひとつ増えるわけだ」(そうそう、私もアメリカってそうだと思う。とっても危ない。この本は9.11以前に書かれているわけだけれど。だから、9.11以降というかブッシュ以降は、まさにこうなのよ。そのまま突っ走っている。それに追随している日本・・・)本来のストーリーよりも書きぬきしたような文章にうんうんそうそうとうなづかされてばかりの本でした。今野敏著リオ 警視庁強行犯係樋口顕でした。
Sep 22, 2007
イングリッシュブレックファスト、ジャスミン紅茶なら、アールグレイが一番好きです。でも・・・アールグレイは犬の名前・・・ダルメシアンとラブラドールの子ダルブラドールだそうな。捨て犬。現在セラピー犬。ヨーグルトとゆでたブロッコリが大好き。犬A君そっくり。犬が探偵なわけではないけれど犬が主人公の横にいつもいる。そして、この4冊紅茶の話の推理小説。4冊目までは邦訳があります。ジャスミンも今秋に出るようです。と最初の2冊は・・・あまり・・・最初がつまらない。途中もつまらない。ダージリン、やっと面白くなってきたのは最後の1/4ぐらいからグリーンティーやっと面白くなってきたのは最後の1/3ぐらいからなんか硬いんですね。テンポが悪いってのか。普通だったら、もう続き読む気しないでしょ。でもまとめ買いしてしまったから・・・んでアールグレイおっ最初の1/4で面白くなってきたそしてイングリッシュブレックファストうんもうかなり最初から面白い。ってことはジャスミンにも期待できそう。実際にある歴史的(アメリカですから日本ほど古くはないですでも、南北戦争の頃つまり日本の明治維新の頃の)町並みを残している)サウスカロライナ州のチャールストン市(あのハリケーンで被害が出た所のひとつ)を舞台に喫茶店のオーナーセオドシア共に働く、料理が上手なヘイリー紅茶にとてもくわしいドレイトンこの3人を中心にその周囲でもちあがる事件・・・殺人課刑事ティドウェルも含めて個性があるんだなぁ。けど軽いですよ。そして誰が犯人かうん、割と簡単。推理小説というよりもおはなし、って感じ?毎回レシピが載っています。内一つ、作りました。南部のおふくろの味というチキン・パーロウ私の腕のせいか材料少しかえたからかとっても美味というほどではありませんでしたが目先を変えるにはいいかも?ちょっと不思議本当なのでしょうか?アメリカで紅茶がブーム?イギリスではコーヒーの方が優勢になったそうですけれど。そりゃアメリカ独立戦争の発端?はボストン茶会事件でイギリスの茶の税率が問題で「インディアン」がお茶を海に投げ捨てている絵ってのも日本の中学校の教科書にも載っているのだけれど・・・だからアメリカ人は昔は紅茶を飲んでいたわけだけれども・・・私は紅茶派です。飲む頻度で比較したら99.5:0.5ぐらい圧倒的に紅茶先日書いたジョナサンの、ポットなしで茶こしだけ、似たのを見つけました。うんこれいいです。買ってしまいました。ついでに紅茶の葉も何種類も。もちろん、アールグレイ、そしてダージリンを中心に。
Sep 1, 2007
庶民はマナーを要求されないが、マナーに反した場合、刑によって罰される。指導者は刑に問われないが、自らをマナーによって律しなければならない。という意味の中国の文章です。今の日本の法律体系では庶民と指導者を分けない。平等。そして指導者は名に問われるから自らをマナーによって律しない・・・・・・???ほんと現実そうでしょ。マナーというか常識の通じない政治家達まぁ参院選で民主が大勝したって参院の半分なわけで衆院は圧倒的多数の与党なわけで衆院通過して参院で否決されたら・・・結局また衆院に戻って衆院で通せるわけで次の衆院選と次の参院選でも民主が勝ち続けないと民主の天下にはならないわけで一時あれっ?政権が交代する?って時期がありましたよね。村山内閣とか細川内閣とかでも庶民って気長じゃないから結局元の木阿弥。今度もそうなるのでしょうか。五木の子守唄殺人事件文庫化したのは今年の5月初出は10年前の4月先日「三河高原鳳来峡殺人事件」を読んだ後時代の問題について触れている著作に興味を感じて手にした本です。幼い時から聞いていた「五木子守唄」のタイトルにもひかれたのでした。今回は細川政権の頃の話・・・たった10年前でも十年ひと昔ほんと昔・・・だってその頃の政治や政治家のスキャンダル・・・あったっけ?あったに決まってる!ってな感じで・・・というより政治家のスキャンダルなんて情けないことにあまりにありすぎてまたか、ってな感じですから十年前も・・・あぁこういうのがあったっけってな感じで・・・なんかね、その点はうんざりもしたのですけれど。「ひところ、テレビによくでてたわね。可愛いお爺ちゃんって感じなんだけど、笑ったときも目だけは笑わないのよね」十年前のこういう政治家誰を思い出します?T元首相?Gさん?私が想像した人とどうもその後の話の流れだと合致しない・・・その人「日本のフーシェ」って言われていたっけ?「閣議は形だけのもので次官会議が主役です。官房副長官はその次官会議の議長役だから内閣を実際に動かしているのは官房副長官なんです」たしか・・・そういう話は聞いたことあったなぁ。この本を読んで思い出しました。あの頃土井たか子が衆院議長で議員や閣僚を呼ぶ時の、クンをサンに変えたとか立ったままでの記者会見とか佐川急便事件とかオレンジ共済スキャンダルとか・・・そして五木の子守唄の現地はダムの底に沈んでしまったのでしょうか?ダムは百年で使い捨て・・・のはずなのになんてのもね・・・ダムを造ると砂浜が減るとかね・・・次から次へとニュースばかりで忘却の彼方になってしまった話題十年前の話題がおもしろかったのでした。著者の木谷恭介さん文体や主張から推測して勝手に私よりお若い方って思っていました。多作ですしね。なんと私の親の世代!かなりびっくりしました。年齢と感性は無関係・・・
Aug 14, 2007
ここまで読んで沖縄の言葉だと勝手に思い込んでツルバキア、あれっ? 違う?リモニウム化学記号? もしや花?やっと気づいた私・・・日記のテーマは書籍です。推理小説です。とっても面白いのです。最後から5行目。全てが終わり謎も解決され主人公たちの行く末もなんとなくわかりほんとの〆の文章のところで私の頭は・・・?沖縄に飛んでいたんですね。なぜかは知りませんが。そして読後著者の履歴を見てあらぁ沖縄出身の方。もしやもしやこの花の名前の順に沖縄言葉の影響があった?なんてことはやっぱりないのでしょう。ストーリーは沖縄とは全く関係ありません。舞台は東京都それも警視庁鑑識で働く女性がまぁ主人公かなぁ。主人公にしたくなる登場人物たくさんいるんです。それぞれ個性が豊かで。文庫本で本文597ページ。長いです。それに解説が4ページ半。解説者はよくTVに登場する上野正彦氏元東京都監察医務院長。面白かったです。この著者の他の小説を読みたくなっています。
Aug 3, 2007
トラブルに巻き込まれて、弁護士資格を停止された主人公がペットシッターを始める。その過程でペットの飼い主が二人も殺されてしまう。当然疑いは彼女にかかってくる・・・ってな話です。犬が主人公なわけではないけれど犬がたくさん登場します。カバーのデザインは犬ではないのですが各章のマークは犬の足跡ですしシュナウザーやピットブルバセットハウンドアキタイヌなどのイラストも入っています。面白いのはトリコロールのアキタイヌ秋田犬とは違うんですね。そういえばそうだったっけってなアキタイヌのことも再確認できました。著者は本業弁護士でも次々と今回の主人公シリーズでペット関連の小説を書いているようです。フェレットのとか猫類のとか鳥類のとかイグアナのとか。フェレットのは今年の8月に講談社ランダムハウス文庫で出版される予定だそうです。
Jul 15, 2007
の中の一つ横山秀夫著の「第三の時効」幼なじみに強姦された妻予想外の時刻に夫が帰宅夫は犯人に刺されて死亡幼なじみは逃走。殺人事件の時効が迫っている。本来の時効海外逃走中の日数を加算しての第二の時効そしてえっ?そんなことできるの?へぇ~っていう、第三の時効どこが警察官の犯罪かって?お読みになればたぶん・・・理解できる・・・かも・・・著者は法律関係ではないのです。でも、この第三の時効ありうる・・・のかも・・・すごい離れ業すごい奥の手すごいどんでんがえし。
Jun 13, 2007
著者は現役の法律家だそうです。法律家ってのはどの職業を指すのか・・・一般的には判事か検事か弁護士つまり司法試験に合格した人?それとも判事検事弁護士の周囲で仕事をしている人も含める?つまり裁判所で仕事している人検察庁で仕事している人弁護士事務所で仕事している人まで?警察官は含まれないかなぁ。読みながら著者はどの職業に就いてらっしゃるのかそちらの推理ばかりしていました。強引で裕福な父親の愛娘が殺される。警察は前科のある人物を思いこみで無理矢理犯人にしたてあげてしまう。やってないことなのに調書がつくられ警察以外で無実を言えたかもしれない検察でも裁判所でも本裁判でもとうとう否認できず死刑判決を受けてしまう。でも被害者の両親は、他に本当の加害者がいるってことを薄々気づいている。途中までは警察での取り調べについて、高裁での裁判とそれまでの流れの中では検事、裁判官、弁護士の描写がかなりあるわけで・・・でもね一つだけみなさまが気づかれるかどうかはさておき(ここでは明らかにいたしませんが)著者が警察関係ではないなって思わせられることがすごく小さな一点あったのでやっぱりまずは警察官というのは著者の職業からはずせる・・・じゃぁどの(元)職業なら小説をかけるか一番暇なのはどなた?う~ん・・・そこまで知らないですし・・・県庁所在地にある裁判所検察庁遅くまで電気がついていること多いですし・・・弁護士かなぁなんて思っていてフリーランスですからそれこそこの小説の中にあるように時間の使い方は本人次第でしょうし?検索かけたら著者は弁護士って書いてらっしゃる方がいらしたから弁護士なのかなぁ。そう思って読んでいればたしかに検事に対して客観的に冷たい?やや敵意?判事に対しても、そうかも?えん罪がつくられていく課程がよくわかる小説かもしれません・・・という意味でも著者は弁護士っていうのが妥当なのでしょうか。もし(元)警察官(元)検事(元)判事あるいはそれぞれの職業の周囲にいらっしゃる方いらっしゃった方が書かれたのならすごい反省というかえん罪が作られてしまう課程の危険性をご存じなのかも?とも思わないでもないのです。8ヶ月で12版ですから相当読まれていますよね。えん罪の作られる課程これから裁判員制度が始まる前にこういうのも予備知識?とにもかくにも面白い小説でした。一気に読んでしまいました。
Jun 12, 2007
在庫ないようですが。著者が元警察官。たぶん、組織の中で「正義」とはと悩む姿同僚がいらした?暴走?視野狭窄?実際の社会で現職や元警察官の犯罪他国に比べれば少ないらしいけれどあるにはある。ただ、こういう形の元警察官の犯罪ってのはまだ無い。あってほしく無い。ただ最近事実の方が小説よりすごいって感じするから・・・読む本を探す時に警察官の犯罪系なんてジャンルで探しているわけではないのになぜか3つ連続・・・
Jun 11, 2007
たぶん、本当にはない警察署あるかどうか調べようとすると書籍名が出てしまうのです。もしかしたらこの私のブログも数日後からしばらくの間は「お茶の水署」で検索かけると出てくる、かも?わざわざ警視庁のサイトにまでは行っていないのででも、たぶん実在しないと思います。だって実在していたら・・・ちょっとね・・・生活安全課保安二係の斉木係長と巡査長の梢田と新しく入ってきた五本松小百合巡査部長スペインシリーズの逢坂剛とは全く別の世界。はちゃめちゃとまでは言わないまでも。それが面白い。舞台は神保町近辺。土地勘のある場所だから余計に面白い。スペインシリーズのような国家間の~スパイの~戦争へ~という深刻さではなく身近な犯罪がとらえられていてそれまた面白い。配達される女は、短編6作恩はあだで返せは、短編5作「恩はあだで返せ」に気付いて第3作と書いてあったので第1,2作を探したら第2作が「配達される女」でこちらは書店店頭にありました。第1作は書店店頭になくて3市5店まわってでもなくて仕方ないから2作目から読みました。1作目の「しのびよる月」これもちゃんと楽天ブックス経由で入手できました。2,3作目とはかなり違う感じ。まだまだまじめ・・・1作目は80年代で五本末小百合以外の二人の過去が分るのです。その頃の町並みも描かれているみたい。まだ携帯が無い頃です。あっても下々には行き渡っていない頃です。そういう時代だから公衆電話が話の発端にまで使われる・・・犯罪の質が、小説の中でも現実でも異なってきている・・・なんかね剣の闘いと銃撃戦とミサイル発射の違いみたい?絶対に外せない・・・とまでは申しませんがやはり最近の2作を読んでからでも最初の1作は読んでみたくなると思います。主人公二人の関係・・・難点は(私にとってのですが)この主要登場人物の苗字斉木斉係長さいきさい? なに?って読んでしまいましたし梢田威巡査長しょうだい?って読んでしまいました。五本松小百合巡査部長名字が3文字なのに、個人の名前も3文字にする?なんて具合でどの名字にもお目にかかったことがなくて途中でなんて読むんだっけ?と最初のページまで戻ること一回のみならず・・・(まぁね、これは私の記憶力の問題なのかもしれませんが)どう読むかって?本書をお読みになればわかります。どんな表紙か?この下の昨日日記でどうぞ。
Jun 7, 2007
面白いです。特に森鴎外から太宰治あたりの文学作品を読まれた方でユーモアの判る方なら。だってユーモア判らなかったら腹立てちゃうと思います。こんなにからかって、ってね。何しろラップ歌うんですから。渋谷近辺に詳しい方も楽しめると思います。ところで本郷区駒込千駄木団子坂上から渋谷町道玄坂までかなりありますよねぇどうも森鴎外さん(この小説のではなくて本物の)時々、歩いていたらしいのですが・・・読後頭の中にずっとあった記憶と読書中にインプットされた記憶が混乱してしまいました。えっとどれが本当?どこが創作?うっかりネット検索かけてこの小説に影響を受けた内容が書かれていないとも限らないし・・・あれっ?昔もしかしたら私が生まれる前?偉人切手シリーズってのがあってたしか森鴎外の切手ってあって、でも郷ひろみ主演の森鴎外の映画「舞姫」ってあったでしょ。この小説を読んでいる間どちらかというと郷ひろみのイメージで読んでしまったのですが・・・
Jun 3, 2007
昨日日記に書いた「ホジュン」今日は書籍を見つけました ↓この中で気になったのは中国に行く使節の添乗員ならぬ同行医員として主人公ホジュンが帰路に見たもの:「漢族が高麗犬と卑称する怪獣の石造が中国との国境から錦州までの間にたくさんある。華やかな模様で彫刻された石台を敷き、両肩の下へ延びて頑強な力を感じさせる二本の前脚をでんと踏まえている異様な怪獣。それは一時、漢族が長城を築いてまで襲来を恐れた、恐怖の対象であった高句麗の象徴でもあるのだ。それは今なお海岸や丘陵や山脈の要所要所に、その飛び出しそうな目をむいて、漢族らの拠点である西方、中原の方を睨みつけているようだ。その猛々しい気骨は、この大陸の古の主人公が誰であるかを今なお叫び怒号している気勢にも見えた。 海駝(ヘエテ)に似て海駝ではない。獅子に似て獅子でもない。智恵を象徴する、整った額とその犬歯は怪獣の前姿であり、松笠のような形をし、堅くぎっしりと結わえつけている毛髪の下にひろがる、無限な生産の力を感じさせる厚い腰はその後ろ姿である。また、今にも咆哮しそうな頑丈な顎からはじまる横向きの姿において、その彫刻の痕は生命感に溢れている。その体面の襞襞に青い苔を生えさせている彫り手の腕前は、一体いかなる叡智、いかなる想像力によって彫りあげたために、かくも酷寒のこの地で二千年もの試練の時空を超え、今なお熱い息づかいで呼吸しつづけている高句麗の聖獣たらしめているのだろうか。」対になっているそうです。シンガポールのマーライオン沖縄のシーサー日本の神社の狛犬エジプトのスフィンクスも同類だという説もありますから神殿等の守り神として犬状のものを作るのは不思議ではないのです。犬種でもパグ犬が元だという説チャウチャウだという説そして、もしかしてこの文章から推測すると拉致被害者のどなたかが以前飼っていたというDPRKの国宝犬?不思議だったのはむしろ狛犬という日本語の元が高麗(こま)犬であってもおかしくないのにもっとも高麗(こうらい)なのか高句麗(こうくり)なのか日本はごちゃごちゃにしているし唐(から)つまり中国と言っている文化の内いくつかは韓(から)つまり朝鮮だそうですから高麗も高句麗も唐も韓もごちゃごちゃになっている可能性も否定できないのですがというよりも日本文化の差別感覚の中に中国のものは良くて朝鮮半島のものは嫌だってのがあるらしいですしでもね、上に転記した文章を読む限り狛犬って上の文章にある犬の石像が元だと思いません?そりゃね疑えば疑える部分もあるんです。原作者幼い頃、戦前に日本にいたらしいので日本の狛犬のことを・・・なんてもね。でもねそれは勘ぐり過ぎだともやっぱり思うわけで。というわけでどこかに朝鮮半島の高麗犬の古い石像の写真ないかなぁとネット内を調べまくったのですが狛犬と高麗犬とは関連ないとかどうも皆さん口を濁しているはっきり書かないたしかに上にも書いたようにまだまだ日本文化の中に差別観、差別感があって下手に書けないって感覚も残っているからかもしれないけれどそれに著者の書いたホジュンの旅したホジュンが高麗犬を見た辺りってね現DPRK領土なわけで写真なんてあるわけないわ。よって疑問のまま...そして、ひと月半前に書いた(画像有)http://plaza.rakuten.co.jp/pombo/diary/200703240002/のお稲荷さんの狐これこそ狛犬の日本版なのかも?でも、犬に比べて狐って怖くない・・・
May 5, 2007
↑ 公式ガイドブック↓ DVD BOX(4枚組)のどちらでもなく私の読んだのは本です。上中下3巻文庫楽天ブックスにないのですが、ランダムハウス講談社から2007.3.1第1刷上550ページ ¥997中456ページ ¥924下481ページ ¥945税込、で出版されています。主人公許浚(ホジュン)は、郡守の私生児として生まれる。両班の子弟と学ぶが、科挙を受けられない。遠く離れた地で身分とは無関係に生きようとする。その過程で妻(両班の出身だか事情により妙な階級の立場)を得、柳医師の元で学び、内医院にも合格「東医宝鑑」を記す。実在の人物の骨組みにフィクションしていった作品。柳医師がすごい。冷徹。途中では嫌な人物とも思えるがうわっ、こういう人もいたんだろうなぁ医者の鏡?いえ、人間としては微妙な部分もあって。それは主人公もなんだけれども、ハンセン氏病のことどう差別されたかについても触れている。チャングムの脚本家が参考にしたってのはこの本?この主人公?この本だと思われるような部分がいくつか出てきます。類似している。出世への障害伝染病の時のこと周囲との軋轢や友愛なども。上中下3巻の最後の方は豊臣秀吉による倭乱宮廷の混乱ぶり初めて知りました。そして最後・・・ネタばらししたくないので書きませんがうわっ !!!なんですね。はぁ~~~そんなぁ・・・って印象。著者も不思議な方、かも?もしかしたら戦前の日本にいらしたそうです。どうもそのあたり、はっきりされていないのですが。
May 4, 2007
「ナイトフォール」も9.11に関連あるのですけれど9.11の前の段階それに比べて9.11があったからというのが前提で書かれているのが「毒魔」と「ぼくのキャノン」シアトルで白昼劇物が散布され即死者116名誰がどういう目的でという「毒魔」には9.11以降に成立した米国愛国者法ってのが出てきますし豊かで美しい沖縄にある村の守り神は帝国陸軍の大砲島の過去になにがあったのか島の未来はどうなるのかという「ぼくのキャノン」には9.11で崩壊したビルに何があったかってのが重要なテーマですし。そういう意味では日米の両作品9.11以降の作品なんですね。新しい世代新しい世界観9.11を小説に取り入れてしまうたくましさ。これも平和への道のひとつ、かも・・・
Apr 20, 2007
最初に読んだのはでした。軽いけど面白い。犬が好きで軽い推理小説がお好きならおすすめです。短編集ですし気楽に読めます。警視庁捜査一課の元課長が退職後エキストラをやっている。そして最近では飼い犬のフーバーも。このフーバーの犬種はクーバーズ他にもコトン・ドッグとかローシェンとかちょっと珍しい?犬種がどんどん登場しますし犬好きにはたまらない?犬の動作や癖の描写もほほえましかったりしてね。もフーバーシリーズです。同シリーズの他のはまだ読んでいません。動物シリーズでというのもあります。こちらはちょっと真剣。動物(犬中心)と人間のかかわりってのか重いです。でも、涙もの、かも?
Mar 9, 2007
主人公ジョン・コリーが活躍するシリーズものの邦訳では最新のものです。シリーズものとはいえ最新作から読んでもなんの問題もないと思います。最初の頃は高給取りの弁護士である妻と別居はしていても離婚はしていなくて最新作では前作の事件で知り合ったFBI勤務の妻と再婚しています。本人はNYPDの警察官。CIAがからんできてテロがからんできて今回のは実際に1996年7月17日にロングアイランド沖で墜落したTWA800便の謎を追うもしかしたら本当にこうだったかもなんて感じ。面白いです。特に結末がこれもこうだったりしてなんて思わされます。続きが昨年末にWILD FIREとしてもう原書は出ているそうでそれでね今アフィリエイトのを検索していたらなんとこの「ナイトフォール」邦訳文庫で2冊買うよりも原書で1冊買う方が安い!ちょっと頭にきています。WILD FIREもそうかも?まだハードカバー?原書探した方が早く読めるし・・・
Mar 4, 2007
木に登っちゃうんです。葉がお話してくれるんです。葉によってお話が違うんです。木から降りられなくなるんです。食べる時間ももったいなくなるんです。この感覚わかりません?私そうでした。本の世界に入ってしまうと食べるのも面倒トイレもぎりぎりまで我慢睡眠時間も忘れてしまう健康的な生活ではなくなってしまうのです。今でも時折家事しながら片手と両目は本とか駅で階段あがりながら(他人に迷惑ですから最後尾をゆっくりとですけれど)(下がる時にはしませんよ危ないから)とか、ここ数年間極力電車の中と寝る前にしか読まないようにしているのですけれどだってね本代もばかにならない本を置いておく所もばかにならない。図書館で借りればいいって?私、感染症に弱いから他人が読んだ本は怖いのです。リサイクルすればいいって?私の後に読む家族がいるからそういう形でリサイクル・・・よかったぁ「森の一番の古株、樹齢千年の巨木」に巡り会っていなくて。だって「森のありとあらゆる伝説が葉の裏に書かれていて、そっと撫でるだけで、耳元でお話を聞かせてくれる。葉の語る話を聞きはじめると、そのままずっと聞き続けたくなって、ついには現実を忘れて、木から逃れられなくなってしまうんだ。みんな十歳前後で木に登って、それから二度と降りていない。もっぱら木の新芽を食べて飢えをしのぎ、一日中お話を聞き続けている。彼らにとってすばらしい物語以外は存在しないんだ。充分に用心して、おなじ轍を踏まないように。」だそうですから。前日に書いた からでした。
Feb 5, 2007
まではすでに読んでいて、日記にも記載したと思います。今回読了したのはでまだ までは確実にあって、面白いです。SFジュブナイルですけれど、ジュブナイル相当でなくなって久しい私にも充分面白いです。最初の頃は思春期の反抗期の不安定期のっていうちょっとややこしい部分も目立ちましたがさすが4冊目になるとそういう部分が無くなってくる。主人公が成長したというよりも作家がこだわらなくなった?みみずくさんきっと好きだと思うなぁ。DAEMONより、理屈っぽくない、かも。明るい、かも。
Feb 4, 2007
前の日記2つのブルブルついでにというわけではないのですが、小説のタイトルです。「犯人は密かに笑う」光文社文庫、今年の1月に出たばっかりでまだ楽天ブックスでもアフィリエイト見つからないのです。普段以前書いたのですが、講談社文庫のをシリーズで買っているから他社のアンソロジーを買って同じ作品を読むってことになりかねないからアンソロジーは講談社にしぼっていたのですけれど副題に惹かれてしまったのでした。「ユーモアミステリー傑作選」とあるのです。そうねぇ現実の犯罪の方が推理小説というよりも怪奇小説、グロテスク兄が妹を妻が夫を家族が父親を見知らぬ者同士で交換殺人なんて調子ですからユーモアミステリーのユーモアの部分になにか救いを求めてしまって書店で手が伸びてしまったのでした。案の定14作品中2作品は既読だったのですがそれでものっけから楽しめました。オべタイ・ブルブル事件しかも著者が徳川夢声!「恐るべき映画の影響は、滔々として斯くの如し」「活動写真は、往々にして犯罪の方法を教えるものであるから、児童に之を見せてはならない」なんて文章が出てくるのです。読みながらうわっこれ哲さん向きなんて思ってしまいました。既に亡くなられた方々のも入っていて、結構推理小説読んでいる私でも知らない作家さん達がいらっしゃいました。安心して読める推理小説いかがですか?
Jan 31, 2007
前6回にわたっての書き残し部分気になった文章 :* 環境保護ポスターの文句SAVE THE EARTHIT’S THE ONLY HOME WE HAVETHERE’S NOWHERE ELSE TO GOでもなぁ、米ロに続いて中国も宇宙開発考えているし。* 南極は、地球上の氷の90%を占めているグリーンランドが4%後の6%は、キリマンジャロ、アルプス、ヒマラヤ、スウェーデン、ノルウェー、カナダ、シベリア* エル・ニーニョの時期、持続期間、程度を予測できなければ、気象モデルは意味がなくなる。* アメリカの犯罪は1970年代初期より減っているけれど、増えている感じがするのは、マスメディアが犯罪に力を入れて報道している。そして、大げさな言葉を使う。なぜなら人々の恐怖心を煽りたいから。なぜなら政治と弁護士と報道は癒着しているから。大学も。新たな恐怖を引き起こす物を探し出す。日常生活に、これはいけない、あれもいけない、というのを見つけ出す。なぜならベルリンの壁崩壊の後人々に恐怖を煽る相手の社会がなくなったから。(西洋vs東欧)互いにね。そして、地球温暖化のキャンペーンもこういうのの一つなのではなかろうかなんて思いたくもなるわ。丁度アメリカが政策転換し始めたしゴアさん来日したし。でもなぁこの冬異常気象なのは確かだし。
Jan 28, 2007
私たちは、環境に関すること、環境の歴史、環境保全あまりに知らなすぎるのでは?二酸化炭素は増えている。この増加の理由は人間の活動によるものかもしれない。400年間続いた小氷河期の後1850年以降、温暖化の時期にいる。今の温暖化の原因のどこまでが自然現象?今の温暖化の原因のどこまでが人間による?今から百年後にどうなっているかわかる?コンピューターで予測はできても。予測は予測でしかない。そんなに長期間の悪い予測をするのは悪意ともいえないだろうか。今後、新しい石油代替燃料が出てくれば変化するかもしれない。百年後の人々は、より豊で地球上の生活を楽しんでいるかも知れない。百年後の人々の生活を今生きている私たちが過度に心配する必要はない。昨今のヒステリックな心配は全体主義へと結びつく。昨今の西洋社会の環境論は「俺たち持ってる。おまえ達持つな、おまえ達が持つと公害が増える」に等しい帝国主義だ。科学者は金を貰って研究する。金を出した側が喜ぶような結論が先にあってそれに合致したデータが掲載される。大学や研究期間、企業、政府が三つどもえとなってetc.etc.つまり実体と科学とデータと推論と弁護士と企業とNGOと政治と…ってなわけです。それがよぉくわかるのが小説の形。ゴアさんが来てアメリカ政府が環境問題に熱心になり初めてう~ん…う~む…なんかね。色々と考えさせられます。確かにこの冬、異常気象だけどあんまり一緒になって温暖化!おんだんかぁ!って言っていると優生学で踊らされた人々と同じになってしまう危険性はあるってわけ。
Jan 27, 2007
チャーチル、ルーズベルト、ウッドロー・ウィルソングラハム・ベルH.G.ウェルズバーナード・ショー以上、とっても有名な方々ですよね。それとスタンフォード大学創立者その他ノーベル賞受賞者多数その他アメリカでは著名な方々多数の名がSTATE OF FEARの付記にずらっ~と並んでいるのです。この方々みなさん50年ぐらい前まで優生学理論を正しいと認め、推賞し実践していた方々です。優生学って一番有名なのはヒトラーのやったユダヤ人虐殺の根拠になったもの。あまり知られていませんがアメリカでも精神疾患患者の脳の切除なんてのもやっていたわけで決して戦争開始の理屈になるものではなかったのですが。マイケル・クライトンがなぜ付記で優生学について触れるか。優生学は当時科学理論の先端だった・・・今地球温暖化の理論これ同じではなくとも類似しているのではなかろうかというスタンスなのですね。科学が政治にからむのはまずいということです。
Jan 26, 2007
ペーパーバックで672ページあります。今までも何度か書いてきてますが私、ぶ厚い本って好きなんです。しばらく同じ世界に浸っていられるから。ですから本を読みながらあぁまだ半分残っている。あぁもう数ページしか残っていない。なんて時々確認しているわけです。 それでねこのSTATE OF FEAR、672ページもあるから600ページ辺りを読んでいた時にまだ70ページもあるこの先どういう展開にするんだろうなんて思っていたわけです。ところがね本編の小説、つまりフィクションの部分は630ページで終わってしまうわけですよ。630ページを読んでいた時にはまだページをめくったらエンディングが続くって思っていたんですね。 そしたら著者からのメッセージあれっ? 終わっちゃうのぉ?そんなぁ・・・ 布団の中にいましたから布団を出て次の本を取りに行くのも嫌でしたから著者からのメッセージってのを読み始めました。 うん、これね読んでいる間、読み終わった瞬間著者のスタンスがわからなくなっていてなんとなく未消化だった部分が解明されるわけです。 著者のスタンス、ってのが。 これだけでも充分面白い。小説としてではないのですけれど。 そして付記の1と2この内、1なんて最高!って感じでした。
Jan 25, 2007
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