日時 | 経過及び症状 |
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家の中で移動するのにも、左足を地面に着くと激痛が走るので、ままならない。 薬局で購入した膝用サポーター を装着し、 ケンケン、つかまり立ち、座りながらの移動など、あらゆる移動手段を駆使するも悪戦苦闘。 病院に行きたいが、あいにく GW中 でいつもの病院は休み。 救急病院も考えたが、「怪我は腰とも関係があるのかも」と思い、休みが明けるをひたすら待つ。 この期間は移動が本当に不便で、特に入浴は一番苦労した気がする。 |
2004/05/06 |
やはり靭帯の損傷のようだ。 「左膝外側側副靭帯損傷」 と診断される。 「半月板」は大丈夫なようだ。 この診断は少し 意外な感じ がした。 事前に調べた限りでは、靭帯の損傷はほとんどが前十字靭帯や内側側副靭帯。 外側側副靭帯の例はほとんど見つけられなかったのだ。 しかし、素人だし、膝の外側が痛むのも事実なので、無理やり納得。 腰痛との因果関係については何の説明も無かった。 腰痛で通院していた事実さえないような感じだったので、 少し不信感を抱く 。 松葉杖 を借り、湿布を処方してもらって会社へ。 会社では、突然の松葉杖にみんな驚く。プライベートでの怪我なので、本当に恐縮だ。 |
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膝用サポーターは手放せない。 通勤は自転車通勤から、許可をもらってマイカー通勤に変更。 日が経つにつれ、腫れも徐々にひき、痛みも和らいできた。 |
2004/05/21 |
しかし、階段は一歩一歩で無いと歩けないし、走るのは到底無理な状態。 膝の外側の痛みはまだ治まらない。 人込みで転倒したりするのが怖いので、まだマイカー通勤。 |
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所属チームの練習を見に行ったりしていたが、 症状の改善が見られない日々にちょっと苛立っていた。 診察も相変わらずの 「触診」と「湿布を処方」のみ 。 湿布の張り過ぎか、患部の皮膚が剥がれて痛い。 このままで 本当に直るのだろうか、と不安 になる。 ここで医者から「半月板損傷」の可能性を示唆される。 |
2004/05/27 |
膝の内部を別のN病院で MRI(磁気共鳴装置) により撮影。 金属類は撮影中はNGらしく、ほとんど外すことが無かった結婚指輪を外すのに苦労した。 |
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症状は相変わらず改善しないまま。 |
2004/06/06 |
といっても練習など出来るはずも無く、出来る範囲で手伝うだけであった。 何の問題もなく動けるみんなを羨ましく思い、参加した事を少し後悔した。 1ヶ月以上経っても、復帰の目処がたたないことにまた苛立つ。 |
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症状は 改善しないどころか悪化している 気がする。 正直、 サポーター無しでは生活できない 。 膝の外側が 引っかかるような感じ で痛く、階段の歩行が特に辛い。 半月板損傷は間違いないと予感する。 足が細くなっていることや、 筋力の低下 に気付く。 全く運動をしていないので仕方がないのだが、復帰が遠のいていくのを感じる。 |
2004/06/15 |
診察したI整形と、撮影したN病院の両医師の 所見が一致 したらしい。 結果は予想通り「左膝外側側副靭帯損傷」と「左膝外側半月板損傷」。 続いている痛みは半月板損傷によるもので、 症状の改善には 内視鏡による手術 が必要との事。 手術には 1~2週間の入院 が必要。また、設備が整った別の病院で可能だそうだ。 転院先の候補をいくつか教えてもらう。 |
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インターネットでいろいろと情報を集める。 結局、市内のM病院に転院することを決め、紹介状を書いてもらう。 |
2004/06/29 |
この時まで、半月板損傷で1~2週間の入院で済むと思っていた。 診察では、今まで見た事がない簡単な手技テストを施され、 その後、フィルムを見せたり、症状を説明したりなど、かなり時間が掛かったように思う。 結果、 「左膝外側半月板損傷」は間違いない らしい。 ただ、それだけではなかった! 膝の可動域やロッキング現象、MRIの結果から、「左膝外側側副靭帯損傷」ではなく、 何と 「左膝前十字靭帯断裂」である ことが判明。 「えっ、外側じゃないの?今までの診断は?二人の医師の診断は?」 動揺し、矢継ぎ早に質問する僕に対し、新しい担当医はゆっくりと、論理的に説明する。 「前十字靭帯」が非常に重要な靭帯であること。 伸びたり切れたりした靭帯は、 自然治癒することはほとんど無い こと。 従って、損傷も断裂も結局は同じで、機能していないのには変わらないこと。 スポーツを続けるには、 再建手術 の方がいいということ。 それには 1ヶ月の入院+半年以上のリハビリが必要 であること。 手術をしない選択肢もあるが、半月板損傷の再発は否めないこと。 「前十字靭帯損傷」は 整形外科医でも診断が難しい ということ。 などなど・・・・ 新しい担当医の詳細な説明を受けずとも、今までの症状から多少は思う所があった。 もともとの掛かり付けの医師への不信感が日毎に募っていたので、自分なりに調べていたのだ。 ただ、それがどんなことなのか分かるにつれ、 「そんなことない、そうでないようにあってほしい。」という思いが強くて、 自分自身はそれを受け入れないようにしていたのだろう。 手術するかどうか、心では決まっていたが、その場では即答を避け、 とりあえずこれ以上、半月板損傷を進行させないために、 今まで見たことない、 ごつい医療用膝サポーター を購入して、病院をあとにする。 帰宅途中、何でもない段差に足を取られて転倒した。 膝の痛みを再認識し、改めて 手術を受けることを決意 したのが記憶に残っている。 |