☆ぷりにゃん徒然日記☆

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2006.10.02
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カテゴリ: 病気のこと
雨ばっかり降ると憂鬱になるのはきっと私だけじゃない。

最近よく思い出すのは、
私が16歳のとき入院していたときのこと。


彼は私より1つか2つ年上だった。

バイクで事故って目が見えなくなったのだ。

私は1月生まれで、誕生日が来る前に原付の免許を取りに行った。

オートマじゃなくて、NS50というのに乗ってた。
ns50.jpg

でも、コレに乗って出かけたのなんて、江ノ島と
遠くて、 一碧湖 だけ。・・・・

2月頃から、左手が痺れるようになってきて、理由なんてわからないから、
近くの整形外科だとか、目も段々見えなくなって、眼科とか行ったけど、
どの医者も理由がわからず、
結局、最後は、その3月の春休みにいとこのお姉ちゃんの結婚式が北海道であって、
その時に、その場じゃないけど、スキー場かどっかで倒れた。

よく覚えてない。・・・

でも、目が覚めて最初に言った言葉は
「私を運んでくれたお兄ちゃんかっこよかった。」
だから。

厳禁な奴だよ?!!

で、翌春から、入院生活を送る羽目になり、そこでようやく私の病名も
初めて判ったんだけど、
そこに入院していた彼。I君。

「俺はバカだからさ・・」とよく言ってた。
バイクで事故って両目が見えなくなった。
でも、杖を付いて、フラフラとでもしっかりと歩いていた。

私は脳外科だけど、脳外科と整形外科は同じフロアにあって、
骨折などして、入院してる人と共に入院生活を送っていた。

彼も脳外科だったのかな?

目が見えない彼は、光だけは感じると言ってた。
白く見えると・・

もし、私が、視力を失ったら、彼のように強く生きられるだろうか?
今のように前向きで生きられるだろうか?

今、彼はどうしているだろう?
誰よりも長く入院していた私だったけど、

彼には、退院さえもなかった。
同じ施設内にある、更正ホームに入るようだった。

私が退院するとき、母が、
「I君が、大粒の涙を流しなら、あんたの名前を何度も呼んでたよ。」

それが忘れられない。とよく言う。

そうなんだ・・残念だけど、退院するとき、彼のホームの都合と私の退院の都合で、
会う事は出来なかったんだよね。

元気に暮らしているかなぁ・・

あ、そうそう、私って、声だけかわいいからさ・・
目の見えない彼にはきっとすごくかわいく想像されてたんだよ。

彼の友達がお見舞いに来た時に、たまたま私も傍に居て、
彼が友達に、
「○ちゃん(私のこと)ってかわいいでしょ?だって、すごくかわいい声だもん」
って訊いたのに対して、丸坊主で、太ってる私を見て、
「う・・うん。」と声を詰まらして答えたのが結構忘れられない。

笑える!!

とにかく!!車を運転する人もバイクを運転する人も、
気をつけなさい!!

飲酒なんてもってのほかですよ!!





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最終更新日  2006.10.02 12:25:30
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