ブルックリン写真館・2



 今日の散歩中にみつけた我が家のご近所の様子を紹介しましょう。

 ≪ サラトガパーク ≫


初めてこの公園を見つけたのは、妊娠中で体重管理のために当てもなくフラフラと歩き回っていた時のこと。
当時、冬だったことも手伝って、公園のはずなのに、人気もなく、遊具もなく、ドラッグディーラーと浮浪者ばかりが多い公園であった記憶がある。
半年後、QPを連れて偶然近くを通ったので行ってみると・・・・。
なんと立派な遊具が設置され、浮浪者はいまだに多いがドラッグディーラーは一応公園の外へとテリトリーを移し、管理局には管理人が常駐している。
えらい変わりようである。ちなみにこのエリア。与作(ブルックリン生まれ、ブルックリン育ち)ですら「ギャングの多いエリアだから行くな!」と近づかないエリアである。
でも夏になると、水も出るしそれなりに子供たちも来るので、私もたまには行くようにしている。
うちから一番近い「水の出る公園」(子供が遊ぶ遊具に水が組み込まれている、という意味で・・・。)なんだけど・・・。ちょっと遠くて片道20分、帰りは上り坂、さらにできれば通りたくないようなブロックを数ヶ所(どう遠回りしても避けられない・・・。)通らないといけないのだけが難点ではある。

 ↓ 左のアシカの鼻から水がシャワーのように噴出する仕組みになっている。
サラトガパーク


   ≪ どうしても通りたくないブロック ≫


これがいくつかあるんだな。このサラトガパークと我が家の間には・・・・。
どうして通りたくないって・・・。これはわかる人にしかわからないかもしれないけど「イヤーーーな雰囲気」なんだよ。そういうブロックって・・・・。
もちろん、口で説明すると「廃虚が多い」とか「昼まっからまじめには働いてなさそうなそっち系のお兄ちゃんがウロウロしてる」とかいろいろあるんだけど・・・。
その中のひとつで、典型的な「ブルックリンの空き地」を見かけたので決死の覚悟で写真を撮ってきました。ちなみに、うちの近所で(特にこういうブロック)デジカメを取り出すことは、本当にカメラ懸けであります(恐らく命までは落とさなくて済みそうだけど、カメラは取られる可能性大)。周りをきちんと確認して「怪しい人はいないか」「叫んだら助けてくれそうな人はいるか」などの条件が揃って初めてカメラを取り出すことが出来るわけです。
そこで撮ってきました。
ブルックリン名物「空き地と犬」です。

↓見えますか?車の手前におバカなピットブルが寝ているのが・・・。
空き地

  ↓これならどお???でもこれ以上は恐くて近づけなかった・・・・。
アップ!で空き地


     ≪ ブロックパーティ ≫


以前も日記に書きましたが・・・・。
ハーレムとかブルックリンなどの黒人エリアでは良く見られる「ブロックパーティ」。
角から角までの1区間を「1ブロック」と呼んで、そのブロックごとに毎年パーティを開くのよね。
朝から車や写真のような黄色いテープで車の進入を阻止し、子供は道いっぱいに広がって絵をかいたり、スクーターに乗ったり、消火栓を勝手にひねって水を噴出させて水遊びをしたりするのである。(まぁ、水遊びに至っては普段でもよくやっているけど・・・。しかし、コレって水を出すのは簡単だけど、止めるためには消防車とかを呼ばないといけなくって、結構迷惑な感じがする・・・。)
夕方になると大人もワラワラと出てくる。
今どき売ってないだろ!と突っ込みたくなるような、畳1枚分くらいは余裕でありそうなサイズのスピーカーを外に運び出し(普段はどこに収納しているのか?というのも疑問ではある・・・。)夜中までラップだのサルサだのが大音量で展開されるのである。
迷惑極まりないこの行事ではあるが、一応地元の警察に申請して認められているので、こちらは対処のしようがない。
結局6月のプエルトリカンパレード(私がNYで最も嫌いなパレードである)と同様、関わらないことでしか対応できないので、この日は家にこもって騒音をこらえるか、夜遅くまで出かけるか、二つに一つである。
ちなみにこの写真はうちから3ブロック下がったところであった・・・。

↓やる気満々の黄色いテープ・・・・・。
ブロックパーティまで秒読み


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