け・せらー、せらー♪

4/22 バイリンガルへの道 1


前にも何度か書きました。

一般的にここのHPで見受けるのが、日本人であって
英語とのバイリンガルを目指す子育て。

私が身近で見るのは、外国から出稼ぎに来ている両親についてきている子供たち…
バイリンガル一歩手前には違いない。

複雑なのは、子供が小学校低学年に入った場合、
一日の大半を学校で過ごすため、ほとんどの子供が外語を話さなくなる。

・親が日本語を話せたら、家でも日本語になってしまい、外語のほうを忘れる。

・親が日本語を話せなければ、家では外語を話し、学校では日本語を話す。
 この場合、日本語を覚えるのに多少時間を要する。が、使い分けのけじめをつけ ればバイリンガルになる最短の道かも知れない。

・親が片言の日本語を話せば、家では両国語を「ちゃんぽん」にして話す。
 これが一番厄介で、両国語が中途半端で覚える。
 また、「ちゃんぽん」にして、間違った覚え方をしたものは、なかなか是正でき ない。間違ったまま話すようになる。


何故、またこのテーマ?

んーっ!とね。

知り合いのブラジル人ファミリー、8歳の時に来日し、今年6年生になったお姉ちゃんがいる。
今度母親が一時帰国して、連れて行きたいらしい。
どれくらいの期間向うにいて、帰ってくるのか分からない。

で、お姉ちゃんは猛反発。猛反対。
すっかりこちらの生活や学校に馴染み、中学校や大学までの夢を持っている。
あと、何処の少女も似たようなもんで、芸能界に憧れているらしい。
オーディションやら受けたいとか・・・多分、可愛らしいハーフちゃんなので、
周りのお友達の影響もあって、そう考えるようになったみたい。

お母さんは、質素に慎ましく生きて来た、ちょっと田舎の外人さん。
娘の考えや話についていけない。
子供が馴染んだ日本の子供の考え方に対応しきれない。
外語を話さなくなり、それに対しても不安になっている。
外語のほうもしっかり学んでほしいらしい(要は、バイリンガルに…)
それで、一時帰国して向うの学校で勉強してほしいらしい。

でもね、小学校高学年になって帰国しても、向うの勉強についていけないだろうし、
数ヵ月後か一年後こっちに戻って来ても、今度はこっちの勉強についていけなくなる・・・
お母さん、それに気づかなきゃ悪循環に嵌っちゃいます。

結局、どっちも中途半端で、場合によっては子供がやる気をなくすの。

どちらかの言語を話すだけに止めたほうが、子供にとっては覚えやすいと思う。

日本にいるのですから、まずは日本語をマスターして、
先々、すでに話せる外語のほうを本格的に読み書き・文法などを勉強すれば、○なんですけどね、このセオリー説明しにくい。

各家庭、色々事情もあるだろうし・・・

でも、子供がかわいそうで心が痛む。

あ~ぁ・・・

                ・・・なんだかな~

                         ・・・



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