風とこころ

風とこころ

~恐怖のクリスマス~

~恐怖のクリスマス~








「メリークリスマスでス。ゼロスさん♪」

大きな箱を持って現れたのはオル・ゴール。

普段オル・ゴールにあまり声をかけられないので少々、ゼロスは驚いた。

「どうしたんですか、オル・ゴールさん?」

「ア、イヤ。その~エーと;」

ちらりと大きな箱の方を見たところを見ると中に何か入っているようだ。

「・・・・・・何ですか。その箱は?」

「あ、あのっ、エーっと、コレッ、プレゼントデス!」

「はあ?」

「開けてみてクダサイッ!!」

言われた通りには箱を開けようとするゼロス。

すると・・・

「チャッラーン!!」

『ドカッ』

箱を開けようとした瞬間、ゼロスの顎に箱のふたがあたった。

それもそのはず、管理人が箱から出てきたのだ。

「はっはっはー。メリークリスマス、一生中間管理職のゼロス君♪今宵は楽しめたかな?w」

にこやかに聞いてくる管理人に眉を潜めながらゼロスは言った。

「何が楽しいんですか。」

「んっだょ。ノリわりーなあ、ゼロス。せっかく驚くかと思ってやったのに~・・・。」

「・・・あのですねえ、りなさん。僕は一応魔族なんですよ?そんなことで驚くわけないじゃないですか。」

「あ、そっか。それもそうだね~。(笑)まあ、いいけどね。(さらり)」

「・・・それに一生中間管理職って言わないでくださいよぉ。落ち込みますから。」

「へ~、あんたでも落ち込むんだあ。(笑)」

「・・・・・いい加減にしてくださいよ、りなさん。いくら僕でも、それ以上言ったら怒ります。」

「・・・・へ~、怒ったらどうするのさ?」

管理人がニヤニヤと笑いながら言った。

すると、

「オル・ゴールさん。」

「ア、ハイッ!?」

ゼロスはオル・ゴールの方を見ずに名を呼んだ。

「・・・・・この人はプレゼントとして僕にくれたんですよね?」

「え;」

「ア、ハイ。そうデスが;(管理人に命じられてゼロスを驚かすのを手伝った)」

「ちょ、ちょっと待て。いったい何を・・・・」

「では、 遠慮なく、りなさんを貰いますね。

「あ、はい;ドウゾ。」

「って、ちょっと待てー!!オル・ゴールなに了解してんのさっ!?ぜ、ゼロスあれは冗談であってなあ。(滝汗)」

必死に説明をしている管理人だけど。それも虚しく、ゼロスは話を進める。

「さて、りなさん。これであなたは 僕のもの となりました。」

「え、ちょっと?!」

ゼロスは管理人の肩に手を置いて最高の笑顔で言った。

「それでは、部屋でゆっくりと話をしましょうかね、りなさん?」

「はぃ?!( ̄口 ̄;)」

「・・・今夜は寝かせませんよ。(ぼそり)」

「!!!?(//□//)」

「さあ、行きましょうか!w」

「え、ちょ・・ぎゃーー!!!ほんと、ちょっと待てやあ!!!どこ連れてくねんっっっ!?(´Д`;)」

「洋室と和室がありますが、どちらにします?僕的には座敷がある和式の方が押し倒しても痛くないと思うんで、そちらにした方がいいと思いますけど。」

ちょっと、待て!! 押し倒すってなんだ!押し倒すってー!!!?」

「そのままの意味ですが、何か?」

「ぐはっ・・・わかってない・・わかってないょ。ぜろすぅ・・・・。(つд`)」

「とにかく行きますか。りなさん♪それでは、オル・ゴールさんまた明日w」

「え、あ、はい。お休みなサイ;」

「え、ちょっとー!!この人停めてよ、おる・ごーるぅ~(つд`)」

「・・・(無理デスから。)」





そのあと、ゼロスに引きずられていく管理人を見送りながら、管理人は何をされるのだろうと考えていたオル・ゴールでした。
(翌日、管理人は腰をさすりながら暗い顔でぶつくさ言ってたとさ。(何)











引きずられていった管理人は・・・

「初めてだから優しくしてね?(汗)」

「はい。では・・・」







ぎぃやあぁぁぁぁぁぁああぁぁああああああああ!!!!







管理人は、ゼロスにプロレス技を掛けられていた。(爆)

「ぎぶっ!ぎぶあっぷ!!(;´Д`)ギャー」

床を叩いて、必死に辛さをアピールするもゼロスには伝わらないようだ。涼しい顔で構えてる。

「もうちょっと、体力作った方がいいんじゃないですか?りなさん。」

『ギリギリギリ。』

「うぐぐ;言ってることとやってることが・・・・違うというか何というかなん・・ですけど・・・・(;´Д`)ウガッ」

管理人は死にそうな顔である。(笑)

「まあ、まあ。そういわずにvv」

そういいながら、ゼロスは管理人に卍固め(まんじがため)を掛けた。

『ギリギリギリ。』

「うがが。キブアップ、ギブアップ!!(泣)」

ゼロスの腕を叩くが効き目なし;

そして、午前3時に開放してもらったとさ。(遅っ

めでたし。めでたし。(めでたしじゃねええ!!)







© Rakuten Group, Inc.
X
Create a Mobile Website
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: