ここで注目したいのは、単純かどうかは別として、SOA は「考え方」と言っている点です。SOA というと、各 IT ソフトウェアベンダは自社製品やソリューションをもって「SOA 対応」といっていることが多いので、SOA は何らかの技術と思ってしまいがちですが、サービスを中心にシステムを作りましょうという考え方ですよね、ようするに。それを実現するため、色々な技術・仕組みがあるわけですな。
例えば、旅行会社の窓口があって、そこで、宿泊施設の確保やツアーの段取り、交通手段の確保等のサービスを一括して提供しているとする。で、各サービスのやり取りがいままでは紙ベース・人間ベースであったのを完全電子化するのも立派な SOA なわけですな。極端な話、IT はまったく関与せずに各サービスをベースに業務連携効率を図るだけでも SOA なわけで。
とはいえ、単純に SOA 的な手法でシステムを作るには、ものすごい複雑なシステム基盤・仕組みが必要ですけどね。ま、そういう複雑性を隠蔽するために、各 IT ソフトウェアベンダは SOA 対応製品やソリューションを提供して日々がんばっているわけですね。とはいえ、実際の技術は、サービスを連携させるようなものが中心となりますね。
でも、サービス連携という切り口だけで考えると、SOA とあえて特別視するような用語を作り出す必要があったかはちょっと疑問。そうしなくても、手法・考え方自体は昔からあるとは思うのですよ。逆に、それだけでは終わらない何かが SOA にあると考えたいです。私はどちらかというと技術屋なので、SOA 的な手法で面白くソフトウェア開発やサービス開発ができないかと、思っています。
やっぱり、面白くないと長続きしないので…。
Web 2.0 も、技術そのものよりも、なんか名前的に好きとか、面白そうって感じありますよね。ぐふふ。