May 12, 2006
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カテゴリ: よしなしごと



子供の頃は、長いお休みと言えば、この母の実家に泊まりにいく事が私の一番の楽しみでした。

祖父は寡黙な人でしたが、若い頃の写真を見るとビックリしちゃうほどの男前(←死語?)で、亡くなった当時でも身長が180cm近くあり、棺おけにも脚を曲げなければ入らなかった程、昔の人にしては大柄でした。多くは語らないものの、訪ねた時にはいつも嬉しそうにニコニコしていたというのが祖父の印象です。祖母はと言うと、兎に角めまぐるしく動く「働き者」で、私たち孫を甚く可愛がってくれました。

可愛がって貰えば可愛がって貰った方も、やはりその分だけ可愛がってくれる人への思い入れというのは深くなるもの。子供の頃は、この祖父母の家、特に、祖母は「心の支え」的な存在でした。

今思い出せば我ながらバカだったな~と思うのですが、高校時代に両親と大喧嘩した時も家を飛び出して祖父母の家に逃げ込んだりしていました。でも、祖父母が私たち孫を可愛がってくれるのは、子供である母を思うからこそ可愛いがってくれるワケで、私と諍いのあった母とは、実は同じ考え方を持っている筈。けれどその当時は、盲目的に ・・・みたいに、唯一の心の拠り所にしていた私でした。

現在残っている祖父母の家は、市による道路拡張工事の為に移動を余儀なくされて私が成人してから新築されたもので、私が頻繁に遊びに行っていた当時の家は広い道路と化してしまいました。

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チョット分かり難いのですが、当時は黄色の丸で囲んだ辺りにワンコとヤギを飼っていた小屋が、その直ぐ横には畑があり、そして、今では道路になっている部分のところの10mほど下に家がありました。

すり鉢が片側欠けた様な地形にあり、その欠けた側には少なからぬ水量を湛えたダムから続く大きな用水路があって、思わず足が竦んでしまうような景色が広がります。
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考えてみれば、もの凄い立地条件にあった家です。

家の直ぐ脇にとても小さな沢があるのですが、その小ささにも拘わらず、大雨の際には猛威を奮うこの沢。そうなると増水ぶりで、私が高校を卒業して暫くした後、やはり大雨に因る増水の為にその祖父母の家の横にあった畑を一気にえぐり去ってしまったことがありました。幸い住宅の方は床下浸水で済みましたが、このこともあって道路拡張による移転に同意した経緯もあるようです。

昔はあんなに足しげく通った祖父母の家ですが、今となっては肝心の祖父母もいない為、なかなか訪れる機会がありませんでした。

・・・が、久々に来てみると、やっぱり、昔の思い出が色々と蘇ってきます。

祖母がよくお菓子を買ってくれたお店、一緒にふきのとうを採ったところ、たけのこを掘ったところ、わらびを採ったところ、沢蟹を採ったところ、叔母と一緒にせみの幼虫を探したところ、せみにお◎っこをひっかけられたリンゴ園、良く遊んだ競技場や田んぼの近くの川・・・etc.etc.・・・

私にとって、凄く大切な思い出の沢山詰まった場所だなぁと思います。

ウチの方はそもそも田舎ではありますが、小さな町の中心にある商家の生まれの私は、これでも 「町の子」 。同じ田舎でも、正真正銘の専業OR兼業農家が集まっている集落は「ざい=農村部」と呼ばれています。そういえば、私は幼い頃、 「ざいの子」 に憧れていたのを思い出しました。

何故かと言えば・・・

祖父母の家の隣に私と同い年のHちゃんという子がいて、祖父母の家に行く度に良く遊んだのですが、祖母に言われて同時に何かを手伝った時、祖母が、

「Hちゃんは、やっぱり、 ざいの子 だもんで凄いなぁ。●●ちゃん(←私)は 町の子 だもんでね。。。」

と言われたことが何度かあり、祖母としては特に悪気があったことではなく、身内を褒めるよりはよその家の子を褒めるべきという慣習に従ったことではあったものの、その当時の私は、自分の敬愛する祖母の口から、私の格が下なのだという宣告をされたような気になって、子供心に「どうやったら、おばあちゃんから 『●●ちゃん(←私)の方が凄い』 って言って貰えるようになるんだろう・・・と真剣に考えたものでした。

それが 「ざいの子」 への憧れに繋がっていたのでしょう。あの当時、祖母からのBest評価を貰うことが私にとっては「生涯目標」みたいなものだったんです。

でも・・・

当の祖母は恐らく、私がそんなに祖母に認められることだけを目標にしていたなんて思いも寄らないことなんだろうなぁ…。

なにはともあれ・・・

私にとっては、本当に思い出と思い入れの深い場所です。

こういう場所があること自体、とっても喜ばしく、恵まれていることなんだと思います。よって、これからも自分の心の中で大切にして行きたいな~・・・と思うのです・・・。

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新しい家の入り口に、見事な藤棚が作られていました。
チョット盛りは過ぎた感じではありますが、カメラに収めてみました。


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祖父母の家に行く途中の旧つり橋の跡地。私が子供の頃から佇まいは変わらないけれど、蔦が生い茂っているのにはビックリ!



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Last updated  May 12, 2006 08:15:30 PM
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