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零崎軋識は、兄の零崎双識に売られたケンカを買うため弟の零崎人識を連れてとある政令指定都市にあるマンションを訪れました。軋識は殺人鬼の一族・零崎を敵に回した報復としてマンションにいる人々を敵の組織もろとも皆殺しにするつもりなのです。そして、敵の一味8人を軋識が襲撃し、その5分後に人識が他の住人を殺害するという計画でマンションに乗り込むことになります。ところが出席日数がギリギリで中学を無事に卒業できるかどうか不安になっている人識は明らかにやる気がなく、計画を無視して勝手に殺戮を開始します。そして、その影響で軋識が敵を殲滅したにも関わらず、謎の狙撃手に狙われて二人ともマンションから出られなくなってしまうのです。狙撃手の正体は女子校にカモフラージュした傭兵育成機関・澄百合学園のエリートである「策士」萩原子荻。「正々堂々手段を選ばず真っ向から不意討って御覧に入れましょう」という子荻と彼女に狙われることになった零崎一賊の軋識、人識の対決の行方は・・・。 「零崎一賊」シリーズは、「殺し名」の第三位に列せられる殺人鬼の一族「零崎一賊」の殺人鬼たちが敵の殺し屋たちと戦ったり、一族である家族同士を互いに守るために戦うことになるというストーリーです。いつも妹を強く欲しがっているものの理性的で一見優しそうなサラリーマンに見える「自殺志願」(マインドレンデル)零崎双識、釘バットを持ち麦藁帽子を被った風変わりな恰好の「愚神礼賛」(シームレスバイアス)零崎軋識、右顔面に禍々しい刺青を施された「人間失格」零崎人識など泣く子も殺す殺人鬼集団「零崎一賊」は個性的な変わり者ばかりです。彼らは基本的に血縁関係はありませんが、どうしても人を殺してしまう殺人鬼の絆で深くつながっていて世の中に相容れない者同士互いに守り合うことになっています。しかし、今回の主人公・零崎軋識は「零崎一賊」に属していながら「暴君」の少女にも忠誠を誓っており、どちらの組織にもそのことを内緒にしているので「零崎一賊」と「暴君」が対立しないか密に心配しながら生活しています。 殺人鬼・零崎軋識の前には「策士」萩原子荻、「狂戦士」西条玉藻、「闇蜘蛛」市井遊馬、「人喰い」匂宮出夢、「暗殺者」闇口濡衣と闇口憑依、「死神」石凪萌太、赤神家に仕えるメイド・千賀てる子、そして「人類最強の請負人」哀川潤など殺し屋をはじめとする敵たちが次から次へと現れることになります。軋識は「零崎一賊」と同じくらい変わり者ですごい能力を持っている敵たちに驚きながらも釘バット「愚神礼賛」を振るって敵に立ち向かうことになるのです。このストーリーは「戯言」シリーズの外伝的な話になります。時間的には「戯言」シリーズが始まる前です。「零崎軋識の人間ノック」そのものも面白かったのですが、「戯言」シリーズでの登場人物の活躍や今後登場人物たちがたどる運命など「戯言」シリーズを思い出しながら読むと大変楽しめました。特に萩原子荻は大活躍でとても良かったです。 ジャンルは、殺人鬼アクション・ストーリー。アクションや「戯言」シリーズが好きな人にお薦めです。<終>「零崎一賊」が活躍する人間シリーズ戯言シリーズガイドブックもでてます零崎一賊の人間シリーズは、戯言シリーズと関連しているので先に戯言シリーズを読んでから読むといっそう楽しめます
2007年03月31日
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双季蓮生という老人が刑務所を脱獄しました。しかし、いつどんな方法で脱獄したのか?誰にも全く分からないのです。東澱奈緒瀬は双季蓮生が彼女の父親の死に関わっていたことと5人の囚人たちが目撃した「誰だか思い出せない」謎の人物が脱獄に関係しているという証言を知り、双季蓮生の行方を追いかけることになります。一方、家出中の17歳の少女・西秋有香は半月ほど友だちのアパートなどに泊めてもらっていたものの結局居づらくなり途方にくれていました。そして、有香は詐欺罪で服役している父親を訪ねることになるのです。しかし、父親との対面は「この文章を読んだ者の、生命と同等の価値があるものを盗む」という意味不明な詐欺の計画書が入った封筒の存在を教えてもらっただけでろくな体験ではありませんでした。そんな時、有香は公園で双季蓮生という不思議な老人に出会うことになるのです。双季は有香に「詐欺の計画書を利用してサーカム保険から多額の保証金を騙し取れる」と静に語りかけてきて・・・。 「ソウルドロップ」シリーズは、サーカム保険の調査員をしている主人公の伊佐俊一と相棒のロボット探偵・千条雅人が「生命と同価値の物」を盗む謎の怪盗ペイパーカットを追うことになるというストーリーです。ペイパーカットは見る人間ごとに別々の姿に見える能力を持っていて神出鬼没なのです。さらに「生命と同価値の宝を盗む」という予告状を出してから盗みをするわけですが、ゴミ同然の紙切れが予告状だったり本人にとっての「生命と同価値の宝」が何なのか?具体的に分からなかったり事件に関わる者たちは翻弄されることになります。しかも「生命と同価値の宝」を盗まれてしまった場合、被害者は死んでしまいます。伊佐と千条は、「ペイパーカットを捕まえたら後継者にしてやる」という言われている財閥のお嬢様・東澱奈緒瀬とも協力してペイパーカットを追うことになるのですが、正体も目的も人間かどうかも分からない謎の怪盗をなかなか捕まえることができずにいるのです。 怪盗ペイパーカットと同じような力を持っているとしか思えない神出鬼没な老人・双季蓮生と家出少女の西秋有香は、伊佐と千条そして警察や東澱家まで敵に回してお金を騙し取ろうとします。伊佐と千条、外国人の傭兵部隊やベテラン刑事・麦田康洋たちが双季と有香を追跡する中、双季の悲しい過去や東澱家の秘密などが次々と明らかになっていくことになります。悲しい過去を背負う双季と行き場のない有香の二人が互いに協力して追跡を逃れ、人生において迷っていることにまっすぐ立ち向かっていく姿がとても感動的で大変面白かったです。 ジャンルは犯罪サスペンス・ファンタジー。サスペンスやファンタジーが好きな人にお薦めです。ソウルドロップシリーズコミックもあります
2007年03月30日
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山吹早月と加部谷恵美の二人は東京から那古野へ帰るため一緒に東京発中部国際空港行きの高速バスに乗ることになりました。山吹と加部谷は、同じ大学の同じ学科の先輩後輩の間柄でアパートや実家に遊びに行く親しい関係なのですが、恋人同士のような決定的な関係ではありません。そういうわけで山吹と加部谷は二人きりという状況に少し緊張しながら発車が遅れている高速バスに乗り込むことになったのです。「研究室のみんなにお土産を持っていかないとだめかな」「買ってある東京ばななを二人のお土産ってことにしてもいいですよ」など二人は楽しくおしゃべりをすることになりますが、しだいに乗客たちの様子がおかしいことに気づきます。二人以外の乗客たちはみんな思いつめた表情でバスに乗っていて周りの雰囲気が変なのです。そんな中、山吹と加部谷の乗っているバスを運転する予定だった運転手が何者かに殺害されたことが判明し、爆弾を持った男からバスジャックすることが告げられます。さらに乗客たちが「εに誓って」という名前の謎の団体に所属していることが分かり・・・。 Gシリーズは、主人公のN大学大学院生の西之園萌絵がC大学の山吹早月、加部谷恵美、海月及介たちとともに「Φが壊れたね」「θは遊んでくれよ」などギリシャ文字が関わる奇妙な殺人事件に次々と巻き込まれていくことになるというストーリーです。殺人事件ごとにギリシャ文字の謎が明らかになることはないのですが、事件の裏に萌絵たちと因縁のある天才科学者がいることが徐々に分かることになります。今回のバスジャックは「εに誓って」という謎の団体が関係していて、この団体のメンバーたちは集団自殺のようなことをしようとしているのです。偶然バスに乗り合わせることになった山吹と加部谷の身に危機が迫りますが、バスジャックの犯人たちはバスだけでなく都市部にも爆弾を仕掛けていて警察も簡単に手が出せません。しかし、犯人たちは奇妙なことに乗客たちに携帯電話を自由に使わせており、萌絵や海月は携帯電話を通してバスの中の様子を知り事件を解決しようと奮闘することになります。 山吹と加部谷は犯人に気づかれないように注意しながら萌絵や海月の指示通りバスの中の様子を探ったり、乗客たちとコミュニケーションをとったり生き残るために頑張ります。ところが乗客たちの多くは「死んでも良い」と考えていて重い雰囲気の中でストーリーが進行していくことになるのです。さらに今までのギリシャ文字が使われている不思議な事件の連鎖についても本格的に推理されることになり、萌絵や海月たちは少しずつ事件の裏にいる犯人に迫ることにもなります。バスジャックされたバスの中、周りの乗客たちの様子はおかしい、そして爆弾の恐怖などスリルに溢れた状況に翻弄される山吹や加部谷たちが大変面白かったです。また、事件の裏にいる犯人についての考察も非常に興味深くて良かったです。 ジャンルはバスジャック・ミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>GシリーズSMシリーズ(一部)Vシリーズ(一部)四季シリーズ(一部)GシリーズはSMシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズの続編なので先にSMシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズを読んでから読むといっそう楽しめます
2007年03月29日
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何かを感じて空を見上げた神名は、突然空から落ちて来た光る物体に頭を直撃され死にそうになります。このまま死んでしまうのかと本気で考えた神名ですが、白い卵と会話している不思議な服に身を包んだ少女ナギに助けられ何とか命を救われるのです。そして、ナギは卵から「面倒なことになる前に記憶を消しておこう」と助言され神名の記憶を消してその場を立ち去ります。翌日、寝過ごした神名は自転車を爆走させ急いで学校へ向かうことになるのですが、どこかで見覚えのある少女に無理やり引き止められ迷惑することになるのです。神名は皆勤賞でもらえる図書券を手に入れるため少女を力づくで引き離して学校へ向かおうとしますが、少女も「私の話を聞いてくれたらお金払いますよ!」と怪しげなことを言いながら必死に食い下がります。お金に目がくらんだ神名は、一瞬少女の言葉に耳を傾けそうになりますが「天倉神名」を探していると聞いた途端悪い予感がして神名は少女を置き去りにして学校へ行きます。ところが学校へ着いた神名をナギが追ってきて・・・。 「死神とチョコレート・パフェ」シリーズは、主人公の高校生・天倉神名が死神の少女ナギとともに天界最強と言われる鎌「ヴァールリーベ」と関わり事件に巻き込まれることになるというストーリーです。ナギは死神としての任務で二本で一対の鎌「ヴァールリーベ」を運んでいたのですが途中で一方の鎌「エカルラート」を落としてしまいます。もう一方の鎌「ベル・フィナル」はナギと契約したため無事だったのですが、「エカルラート」は神名に激突したまま行方不明になってしまうのです。しかも「エカルラート」にぶつかった神名は死ぬ運命にあったのにナギの判断ミスで生き延びることになり、死天使長イリスは任務に失敗したナギを罰としてチョコレート・パフェに変えようとします。チョコレート・パフェにされたくないナギは一週間以内に神名を殺し「エカルラート」を回収して名誉挽回しようと頑張ることになりますが、神名も殺されたくないので必死に抵抗することになるのです。 チョコレート・パフェにされて食べられたくないナギとどうしても死にたくない神名は敵同士なのに何故か一緒の家に住み、一緒の学校に通うことになります。一緒に授業を受け、二人で楽しく食事をし、そして命をかけた死闘を繰り広げる神名とナギはしだいに心を通い合わせるようになっていきます。しかし、イリスの言う一週間の期限が迫り二人は互いに生死を賭けた決着をつけなくてはならなくなるのです。どちらも自分の命が懸かっていて殺し合わなくてはならなくなるのですが、そんな状況でも仲良く楽しく過ごす神名とナギの姿が微笑ましくて大変面白かったです。命を懸けた戦闘シーンも緊迫した状況なのに笑える要素が満載で楽しかったです。また、命の大切さが伝わるストーリーでもありラストシーンは感動的でした。 ジャンルは死神コメディ・アクション・ファンタジー。コメディやアクションが好きな人にお薦めです。<終>死神とチョコレート・パフェシリーズ
2007年03月28日
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馬車の事故で両親を亡くした貧しい貴族の娘ドリーは、伯母のバレーナに遺産をあらかた取られてしまいみすぼらしい格好で国王主催の舞踏会へ行くことになります。この舞踏会はダリド国のルフランディル王子の結婚相手を選ぶために開かれたもので他の貴族の娘たちは結婚相手に選ばれるように皆綺麗に着飾っているのです。ドリーは自身はじめての舞踏会に参加するために自分の力で精一杯お化粧をしたり髪を結ったり頑張ったのですが変な色をした貸しドレス、目立たない灰色の髪、特に良いわけでもない器量など周りの人々に比べると自分の姿がどうしてもみすぼらしく感じてしまい悲しくなってしまいます。そんな中、ルフランディル王子は「この娘たちの中で一番みっともない、やせっぽっちの、色気のない、無様な娘を妻にする」と宣言しドリーが王子の妻に選ばれてしまうのです。この屈辱的なルフランディルのプロポーズにドリーは「一番偉大で綺麗になって王子を見返してみせる」と復讐を誓うことになって・・・。 「魔王」シリーズは、魔法使いだった両親を亡くし貧乏な生活を続けていた主人公の少女ドリーが異世界の魔王と関わることになるというストーリーです。王子に復讐を誓うことになったドリーですが、どうすれば偉大な女性になれるのか全く見当がつきません。「偉大ということはみんなから尊敬されなければならないのだから、困っている人たちを助ければいいんじゃないかしら」と考え込みますが、どうすれば良いのか?ドリー自身も困っている人以上に困ってしまい頭が混乱してしまいます。そんな時、ドリーは訪ねて来た伯母バレーナから「お前なんか国境の竜にでも食べられてしまえばいいんだよ!」と罵倒され、「みんなを困らせている恐ろしい竜を退治すれば偉大な女性になれる」と思いつきます。とりあえず復讐の方法が見つかったドリーは、王様からお供として付けられた護衛のマイヨールとともにさっそく竜退治の旅に出かけることになるのです。しかし、このことを聞きつけたルフランディルは「せっかく選んだ理由がなくなるじゃないか」とドリーの旅を邪魔することになっていきます。 行き当たりばったりで竜退治の旅に出ることになったドリーは王子の妨害をものともせず護衛のマイヨール、王子の元手下で美しい女性ロージーなどの仲間たちと一緒に着実に竜のいる国境を目指します。そんな中、竜を退治する方法を教えてもらうためにナンニタ山の魔法使い「流浪の美貌の大賢者」を訪ねたドリーはそこで意外な人物と出会い転機が生じるのです。復讐をするために竜退治の旅に出るドリーと結婚したくないので無茶苦茶な理由で結婚相手を選んだルフランディル。二人はそれぞれ互いに負けてなるものかと大変な旅を続けることになるのですが、その旅の中で信頼する仲間ができたり本当に重要なことに気づくことになります。無茶な試練に一生懸命挑むドリーや旅をしながら様々なことを学び成長するルフランディルなど登場人物たちの楽しくて心温まる珍道中がとても面白かったです。また、「ちょー」シリーズでおなじみの魔法使いスマートと魔王の活躍も良かったです。 ジャンルは、竜退治コメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>魔王シリーズちょーシリーズ(一部)ちょーシリーズのガイドブックもあります「魔王」シリーズに登場する魔王や魔法使いは「ちょー」シリーズにも出ています。「ちょー」シリーズを読んでから読むといっそう楽しめます。
2007年03月27日
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元女子高生作家の菫川ねねねは、大英図書館特殊工作部見習いのウェンディ・イアハートと一緒にインドから中国へ入国するための旅をしています。ところが現在異変が起こっている状況なので飛行機を利用することができないのです。ねねねたちは仕方なくウェンディの知り合いだというインドの変人大富豪シャールク・デブガンに協力してもらいヒマラヤ山脈を越えて中国へ向かうことになります。その頃、読子は英国を支配する謎の怪人ジェントルメンを説得して読仙社の首領チャイナと和解するように交渉していました。しかし、読子は思いっきり全裸なのに平然としているジェントルメンを直視できず「何万年も生きている私には人間が決して分かり合えない存在だとを知っている」というジェントルメンの言葉にも反論することができません。そして、グーテンベルク・ペーパーに記されていた「不老不死の手段」を得るためにジェントルメンとチャイナは約束の地で激突することになります。読子も世界中を巻き込む二人の争いを止めようとしますが・・・。 「R.O.D」シリーズは、異常なほどの読書好きで紙を自在に操ることができる主人公の読子・リードマンが大英図書館の特殊エージェントとして本に関わる様々な事件を解決することになるというストーリーです。読子は日本で非常勤講師をしていましたが、英国・中国をはじめ世界中を震撼させる「グーテンベルク・ペーパー」事件が起きたため中国の謎の組織・読仙社の特殊能力者たちと戦うことになってしまいました。その上、外見が少年の謎の人物ファウストの陰謀により怪人ジェントルメンまで動き出し、事態はますます深刻な状況になっていきます。一方、読子の生徒だったねねねは故人である読子の恋人ドニー・ナカジマの残した重要なメッセージを伝えるため中国にいる読子に会いに行くことになり、また読子の上司ジョーカーは自分と大英図書館の利益のため核兵器を使おうと考えます。そんな戦いの中、読子は争いを終わらせようと頑張りますが全く成果が出ず落ち込むことになってしまうのです。 ストーリーはジェントルメンとチャイナの戦い、読子とドニーの過去、読子を助けるために駆けつける人々、ジョーカーの陰謀、そして苦悩する読子を中心に進んでいくことになります。「何億冊本を読んでも争いは止められない」「人間は決して分かり合えない」という言葉に打ちのめされる読子ですが、1冊の日記と出会ったことで勇気を再び取り戻し約束の地を目指すことになるのです。どうすれば紙を自由に操ることができるのか?人間と本が川に落ちそうな時どちらを助けるのか?そして本が人間に与えてくれるものは何なのか?とにかく本づくしの展開がとても面白かったです。また、読子の恋愛の結末や謎の遺跡など深まるばかりの謎も興味深くて良かったです。 ジャンルは読書アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>R.O.DシリーズコミックもありますDVDやドラマCDもでてます
2007年03月26日
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異世界から美少女・綾羽とロボット幼女・猫子がやって来たことで石丸文一郎は、面白くない日々を送っていました。石丸には朝凪巽という親友がいるのですが巽を護衛しているという綾羽と猫子が現れて以来、石丸は全く親友と接することができなくなってしまったのです。2人は護衛のために巽にぴったり寄り添って離れず、不用意に近づくと容赦なく攻撃してきます。特に綾羽には酷い目に遭わされていて石丸は不意打ちで気絶するほど叩きのめされました。筋肉質で体格の良い石丸はもともとケンカに自信があったのですが、一見見目麗しい少女にしか見えない綾羽に負けて悔しくてなりません。また、石丸は「女は男同士の固い友情の間に割り込み破綻に追いやる邪悪な生命体」だと考えているので何としてでも綾羽を倒そうとします。しかし、50メートルを1秒で走ったりハンドボールを1キロ以上余裕で飛ばしたり超人的な身体能力を誇る綾羽には勝てるはずがなく無残に敗れ去ることになります。それでも石丸は綾羽を倒すため修行の旅に出ることになって・・・。 「ボクのセカイをまもるヒト」シリーズは、主人公のごく普通の高校生・朝凪巽が突然異世界の人々から命を狙われるようになり、さらに別の異世界からやって来た二人の美少女・綾羽と猫子に護衛されることになるというストーリーです。巽自身にはどうして自分が命を狙われているのか?さっぱり分からず綾羽や猫子も「上の方の命令に従っているだけで理由を知らない」ので皆混乱することになります。そして巽の周囲に近寄る人々を残らず殴り倒す綾羽、巽から半径5メートル以上離れると四方半径30キロを爆散させる猫子など非常識すぎる二人に巽とクラスメイトたちは困り果ててしまうのです。しかし、現実に命を狙われていることが判明した巽は自宅が吹き飛ばされたりするなどの迷惑があっても綾羽と猫子を受け入れるより他なく仕方なく綾羽や猫子たちと仲良く生活していくことになります。 今回の「ボクのセカイをまもるヒトEX」は割とシリアスな本編とは違い、非日常で楽しい学校生活を描いたコメディ風なストーリーでした。本編では省略されていた石丸と綾羽の決闘やクラス委員・森村千夏が時折「石丸と巽が男同士で愛し合っている」妄想をするシーン、覗き騒動が起こるプール開き、滅茶苦茶な体力測定、異世界の料理が並ぶ調理実習、毎日いがみ合う綾羽と媛など奇妙で楽しい学校生活がとても面白かったです。それにしても本編を読んで授業中いつも寝ている綾羽は良いのか?と思っていましたが、積極的に授業に参加されても困ることが分かり笑えました。 ジャンルは学園非常識コメディ・ファンタジー。コメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ボクのセカイをまもるヒトシリーズ
2007年03月25日
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「折原のえる!死ね!!」と叫んで飛び出した男は拳銃を取り出し、のえるに向かって発砲します。しかし、男が暗殺者だと一瞬で見抜いたのえるは咄嗟に身を屈めて銃弾を避け、しかも追撃してくる暗殺者に対して武器を持たず反撃を開始するのです。暗殺者の男は拳銃とナイフで武装していて体格ものえるより良いのですが、のえるはそんなことを全く気にかけず瞬時に男の懐に飛び込むと強烈な回転キックを何回も叩き込み男を倒してしまいます。その間、のえるの護衛をしている警察官たちは何もできず「警護対象を守りきれなくてどうする」と隊長に叱られることになるのです。そうして総理大臣の護衛訓練が終了することになりますが「どこの世界に犯人を自分で倒してしまう総理大臣がいるんだよ!」とか「護衛が総理を守りきれていない」など問題が残ります。ところが総理大臣のえるは「結果オーライ。世の中は総理大臣が犯人を倒してしまったり予想も付かない驚きで満ちているのよ」と気にした様子も見せません。その後の学校帰り道、のえるは人質を守るため宗教団体に拉致されてしまい・・・。 「総理大臣のえる!」シリーズは、主人公の14歳の少女・折原のえるが悪魔の力で願いを叶えてもらい総理大臣になってしまうというストーリーです。総理大臣になったのえるは己の欲望のままに自由奔放に国家権力をふるい政治家や外国の要人、日本国民やクラスメイトたちを大混乱させることになります。しかし同時に悪い政治家を倒したり、日本を消滅の危機から救ったり、関わる人々を超法規的に助けたり、アメリカ大統領と対等以上に渡り合ったり、総理大臣として天衣無縫な活躍をすることになるのです。のえるの婚約者でもあり首相秘書官に任命されてしまった幼馴染みの長谷川健太は、暴走するのえるを何とか止めようと頑張りますが常識を超越したのえるを止められるはずがなくクラスメイトや国民たちと同様にのえるに振り回されることになります。 宗教団体に拉致されたのえるはリーダーシップを発揮して悩める信者を導き教祖になってしまいます。そして、のえるが教祖になったことで皆から嫌われていた宗教団体は人々に愛される団体に生まれ変わるのです。のえるを拉致した実行犯は拉致技術を生かして誘拐事件を解決し、過酷な修行に耐える修行者たちは強靭な肉体で人命救助、さらに新感覚の遊園地を作り信者たちで経営することになります。ところが無理矢理でも宗教団体を潰そうとする卑劣な黒幕が動き出し、のえるはピンチに陥ることになっていきます。総理大臣が宗教団体の教祖になってしまうとんでもないストーリー展開なのですが、神様よりも率先して強引に人々を救ってしまう破天荒なのえるの活躍が大変爆笑でとても面白かったです。また、宗教団体に属しながらも深く悩むアヤを友情の力で助けたり、クラスメイトの弥生ほのかを総理大臣の代理にして困らせたり、考えられないほどバカバカしいにも関わらずものすごく感動的で良かったです。 ジャンルは、政治コメディ・ファンタジー。コメディが好きな人にお薦めです。<終>総理大臣のえる!シリーズコミックもあります
2007年03月24日
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「九頭竜」東雲十吾が指定した最終決戦が行われる9月30日まであと10日。国見遙は生き物を傷つけると激痛がはしる「麒麟」特有の弱点を克服するため三ヶ月もの間魔物を殺し続ける修行をしてきました。「麒麟」としての最大の禁忌を犯す殺生を自ら課したことで遙は「仁獣ゆえの痛み」に慣れ、同時に霊力も向上させることに成功したのです。一方、遙の護衛である柚子も最強の存在と言われた「龍人」の霊力を自分の体に宿らせることができるようになり方具・屠龍を使いこなせるまで腕を上げていました。しかし、仲間の一人である功刀直純は弟子の死から立ち直れず無駄に三ヶ月を過ごし、同じく仲間である国見亮は卑劣な策略で敵の力を削ごうとしていたのです。そんな中、遙の命を狙う宿敵・柊弥は新たな悲しみと絶望を無理矢理味合わされて大きくパワーアップしており、また国見亮の元妻・早紀は亮への復讐を果たすため遙に恐ろしい真実を告げることになります。地球の運命を決定する最終決戦の行方とは・・・。 「麒麟は一途に恋をする」シリーズは、「黒麒麟」である主人公の国見遙が愛する女性・春原麻由と地球の未来を守るため仲間たちとともに地球を破滅させようとする「星獣」や「妖魔」たちと戦うことになるというストーリーです。「麒麟」の遙と「伴侶」の麻由が結婚して子どもを作ると地球の運命を決定づける「星の子」が誕生します。もし麻由が死んで「星の子」が誕生しなかったりすれば地球の意思によって人類は滅亡することになってしまうのです。そういうわけで世界を滅ぼそうとする「星獣」や「妖魔」たちは、「星の子」が誕生する前に麻由を殺そうとその命を狙ってきます。一方、遙とその仲間たちは麻由の命を守ろうと護衛をすることになるのですが、最大の敵である「九頭竜」東雲十吾の圧倒的な力には勝てず力の差を実感します。しかし、「強い奴と全力で戦いたい」という戦闘狂の東雲十吾の発案により、時間と場所を決めた最終決戦が行われることになって遙たちは決戦に勝つためにそれぞれ修行することになるのです。 前巻から時は流れいよいよ最終決戦が始まることになります。ところが遙は亮の元妻・早紀の言葉に心を揺るがされ麻由をまっすぐ見つめることができなくなってしまうのです。さらに遙に母親を殺されたという柊弥の事情や仲間である国見亮の暗黒面が明らかになり、決戦を前に遙の心は乱されます。しかし始まってしまった最終決戦は、そんな遙の気持ちを待ってくれるはずがなく各地で激戦が繰り広げられることになるのです。愛する者を守るため、愛する者を殺された復讐をするため、強い者と全力で戦うため、自分に課せられた使命を果たすため、自分が自分であるため、そして地球を守るもしくは滅ぼすため、愛と憎悪がうずまきそれぞれ戦うことになっていきます。苦悩の中、それぞれの思いのために激しく戦う登場人物たちの姿が大変面白かったです。 ジャンルはアクション・ラブストーリー・ファンタジー。アクションやラブストーリーが好きな人にお薦めです。<終>麒麟は一途に恋をするシリーズ月と貴女に花束をシリーズ
2007年03月23日
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それまでの記憶を全て失ってしまった少女・小谷順子は、教師であり後見人でもある名門に連れられて最近できたばかりの北四尾高校に編入することになります。この北四尾高校は遺伝子強化兵たちが集められる学校でものものしい塀と鉄条網、銃を持った警備兵たちに囲まれた異様な雰囲気の漂う場所です。小谷は、あらかじめ遺伝子強化兵がこういう場所に押し込められるものなのだろうと想像していたのですが、普通の学校とはまるで違う雰囲気にどうすれば良いのか不安になってしまいます。しかし、名門は正式な転入手続きをしなくてはならないのでその間邪魔になる小谷は校舎の昇降口で一人待たされることになるのです。そんな中、不安に耐えながら名門を待っていた小谷は、まっすぐに小谷のいるほうへ近づいてくる女生徒に「もしかして迎えに来てくれた方ですか」と声をかけます。ところが一見普通の女生徒に見える少女は突然小谷を突き飛ばし「動くんじゃない」とナイフで脅してきて・・・。 「最後の夏に見上げた空は」シリーズは、記憶を全て失った遺伝子強化兵の主人公の少女・小谷順子が死ぬまでの一年間を過ごすことになるというストーリーです。遺伝子強化兵とは、かつて起こった戦争の際に開発された非人道的な兵器で遺伝子操作によりものすごい力を発揮することができます。しかし、力を発揮できる時期は17歳になった短い期間に限られていて、その上力が発動されると副作用ですぐに死んでしまうのです。しかも戦争が終わって平和になった現在では遺伝子強化兵は迷惑な存在になっていて問題を起こさないように北四尾高校をはじめとする特別な場所に押し込められています。小谷は自分が遺伝子強化兵であることに恐れを抱き、記憶を失っていることに不安を覚えながらも面倒を見てくれる名門に感謝したり、学校へ通ったりして最後の一年間を過ごすことになります。 あと1年で遺伝子強化兵にされた小谷たちは死んでしまいます。当然、遺伝子強化兵ばかりが集められた北四尾高校では精神的に追い詰められた遺伝子強化兵の少年少女たちが暴れたり、学校から逃げ出そうとしたり様々な問題を起こすことになるのです。そうした中で小谷は不安を抱えながらも日常生活を過ごしていきます。ストーリーの登場人物たちは皆何らかの形で遺伝子強化兵と関わっていて全体的に重苦しい感じがします。しかし、あと1年しかない命だからこそ人間関係で悩んだり、ペットを飼ったり、遊んだり、普通の日常的なことがとても大切なもののように感じられ面白かったです。 ジャンルは学園ハートフル・ファンタジー。感動的なストーリーが好きな人にお薦めです。<終>最後の夏に見上げた空はシリーズ
2007年03月22日
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学術院都市国家フェルツヴェンで学生をしている17歳の少年リュカ・エルモントは、今日も決闘をしていました。フェルツヴェン学術院ではとっくの昔に廃れてしまった伝統的な貴族の風習が「校風」ということで何故か未だに残っているのです。リュカ自身は争いごとを好まない性格で特に大柄でも目つきが悪いわけでもないのですが、「お隣に住む美少女アリス」を守るため続々と現れる「アリスとの交際希望者」と決闘しています。アリスとの交際希望者数はもう53人目。腕に覚えのある生徒や灰色の青春をバラ色に変えようとする生徒たちが次々とリュカに決闘を挑んできましたが、「世話になっているアリスのために負けられない」と決意しているリュカには誰も敵わず連戦連勝が続いているのです。そして、今回も挑戦者を退けたリュカは食事の後に家に帰ることになります。しかし、その途中でリュカは突然銀髪の美少女に襲われて剣で刺し殺されてしまうのです。完璧に殺されたはずのリュカは当然意識が途切れることになりますが、翌日何事もなく生き返っていて・・・。 「銀月のソルトレージュ」シリーズは、主人公のリュカ・エルモントが昔話として伝わる伝説や歴史の裏に隠された「不死の魔法使い」たちの争いに巻き込まれて戦うことになるというストーリーです。リュカはもともと田舎の街エブリオで両親や初恋の女性フィオルたちとともに幸福に暮らしていたのですが、エブリオが突然原因不明の災厄に襲われてリュカ以外の全てが消滅してしまいました。生き残ったリュカは訳も分からないままフェルツヴェンに引越して普通に暮らすことになります。そして、「元々は姫でありながら魔女となって王国に呪いをかけた姉姫、聡明な姉に裏切られたことで復讐を誓うことになる優しい妹姫、そして二人の姫君に愛された殊更の騎士」に関する昔話と暗躍する魔法使いたちがリュカを激動の運命へと巻き込んでいくことになるのです。 最強の魔法書「ひとつめの嘘」(ソルトレージュ)をめぐり、殺されても生き返るリュカと昔話に登場する姉姫と妹姫と騎士たちの運命が交錯し、ストーリーが進んでいくことになります。全く魔法について知らなかったリュカは、死んでも生き返る自分の体や次々と現れる魔法使いたち、不思議な効力を持つ魔法などに驚愕することになりますが伝説に隠された真実・卑劣な陰謀・消滅した故郷エブリオの謎が明らかになるにしたがい自分の為すべきことを見出すことになっていきます。決闘を通して普段から「絶対に負けられない戦いなら絶望的な状況でも勝ってみせる」という覚悟をしているリュカが、圧倒的な力を持つ魔法使いたちを相手に必死に戦うことになる展開がとても面白かったです。 ジャンルは学園魔法アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>銀月のソルトレージュシリーズ
2007年03月21日
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大変な猛暑により彩雲国の朝廷では官吏たちが夏バテでバタバタと倒れていました。さらに何とか暑さに耐えて頑張っていた者たちも官吏全体の人数が少なくなったため仕事の量が多くなり次々と過労で倒れるという悪循環が続いている状況です。この危機的な人手不足を解決するため朝廷は以前後宮で王の教育係をしていた紅家のお嬢様・秀麗を呼び寄せることになるのです。しかし、女性である秀麗が後宮ではない女人禁制の外朝で官吏として働くことはできません。しかも秀麗の上司となる予定の戸部尚書・黄奇人は名前以上に変人で女性の登用にも反対しています。また秀麗が朝廷にいることがバレてしまうと王様の劉輝に求婚されて面倒なことになってしまいます。これらの問題を解決するために秀麗は仕方なく男性に変装して仕事をすることになるのですが・・・。 「彩雲国物語」シリーズは、名門貴族のお嬢様なのに貧乏で困っている主人公の紅秀麗が彩雲国の王様・劉輝に結婚を迫られることになるというストーリーです。秀麗は大金につられて後宮で王の教育係を引き受けたものの一緒に生活するうちに王様に惚れられてしまい困ってしまいます。教育係の依頼を見事果たした秀麗は実家の紅家に帰ることになったのですが、その後頻繁に王からの奇妙なラブレターや意味不明なプレゼントが届くようになり困惑することになるのです。そんな生活が続く中わけありの大男・燕青が突然居候することになったり、山賊たちが王都に続々と集まってきたり、秀麗が朝廷の変人の元で働くことになったり、次々と奇妙な事件が起きることになります。秀麗は自分の能力を生かして朝廷で働くことが夢だったので喜びますが、仕事は充実していても毎日変人や王様に遭遇することになって困ることになるのです。 秀麗の上司となる戸部尚書は仮面を被って仕事や日常生活をしている奇人変人です。また、居候することになった燕青も見た目は山賊風なのに妙に朝廷の仕事になじんでいたり正体不明の人物なのです。さらに王様の劉輝が秀麗の所に「夜這いをする」と言って大騒ぎしたり、彩雲国を支えている霄太師が人々に追い回されることになったり、紅家の門番である静蘭が山賊たちを退治することになったり、次々と事件が起きることになります。女性官吏として朝廷で働くという夢を叶えるため変人や王様などに囲まれながらも奮闘する秀麗がとても面白かったです。また、次々と起こる事件や謎とその意外な真相にビックリさせられました。 ジャンルは朝廷トラブル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>彩雲国物語シリーズコミックもありますDVDもでてます
2007年03月20日
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ゲーム好きな少年・神田俊は、国民的RPG「ドラゴンブレス3」が大好きです。なかでも純粋で気高く美しいゲームの主人公・姫勇者ロザリーにあこがれています。ある日、俊はゲームをしながら「ロザリーが本当にいたらいいな」と空想していると突然テレビ画面の中からロザリーそっくりの少女が現れ、現実では考えられない事態にビックリしてしまいます。しかも突然現れた衝撃でロザリーと俊はいきなりキスをしてしまい俊の心臓は驚きのあまり破裂しそうになるのです。俊が「これは夢なんじゃないか?」とうたがっている間に動き出したロザリーは、唐突に部屋のタンスを開けて中を覗いたりするなどゲームの勇者らしい行動を繰り広げ俊を困惑させます。さらに俊の名前がゲームの中に登場するロザリーの婚約者「竜神精シュン」と偶然同じだったことからロザリーは俊のことを婚約者だと思い込むことになって・・・。 「ラブ★ゆう」シリーズは、ゲーム好きな主人公の神田俊がゲームの世界から姫勇者ロザリーを召喚してしまい、現実世界に勇者が現れたことで大騒動になるというストーリーです。ロザリーは勇者らしくタンスを開けて中を調べたり、壺を割ったり、何かと剣を振り回したり、それから「首相は魔王だ!」というテレビの声を聞いて国会議事堂を破壊しようとしたり大変なことになります。俊はそんなロザリーをコスプレ好きな外国人の女の子ということで誤魔化そうとしますが、いつのまにか方向がそれて「俊とロザリーは結婚を前提に付き合っている」ということになって周囲の人々に勘違いされてしまうのです。俊の両親は「ロザリーちゃんは娘も同然なんだから」と変に納得したり、いつも俊を気にかけているお隣のお姉さん小鳩みことは「変な女の子に付きまとわれて俊ちゃんがニートになっちゃう」と気絶したり、俊のことが好きなお嬢様の冷泉院撫子はロザリーに決闘を申し込んだり、大混乱が起きることになっていきます。 ゲームの世界からやって来たロザリーはゲームの設定で頭が良くなかった(俊のゲームの進め方が良くなかったのが原因です)ので何か行動をするたびに大騒動が起きることになってしまいます。さらにゲーム世界の住人であるロザリーが現実世界に受け入れられるには俊と結ばれる必要があり、そのことでも大混乱が巻き起こることになるのです。とにかく勇者ロザリーが剣や魔法の力や勘違いで俊をはじめとする登場人物たちを振り回すのがとても笑えて大変面白かったです。また、最初ゲームの設定どおりだったロザリーが色々なことを学ぶうちに少しずつ成長していく展開が良かったです。 ジャンルは、勇者ラブコメ・ファンタジー。ラブコメディやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>ラブ★ゆう2巻もでてます
2007年03月19日
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身寄りのない貧乏な少年エリアスは生活していくため大人たちに混じって必死に働いていました。しかしエリアスが一生懸命真面目に働いても他の大人に比べると仕事量は少ないので、そのことを理由に仕事を解雇されてしまうのです。貯蓄のないエリアスは、次の仕事が見つかるまでパンを食べるお金もありません。どうしようもなく困り果てたエリアスはとりあえず自分の部屋に帰ることになるのですが、その途中で知り合いのロブという男に出会い「仕事が欲しいのなら俺たちと仕事をするか?金持ちを誘拐して大金が手に入るぞ」とヤバイ仕事を持ちかけられることになります。最初エリアスはロブの誘いを断りますが「誘拐は立派なビジネスなんだ。おまえが欲しがっていたラジオつき蓄音機も買えるぞ」としつこく言われ、憧れである歌姫の曲を聴きたかったエリアスは誘拐に関わることに頷いてしまいます。ところがエリアスたちが誘拐した少女には特殊な事情があって・・・。 「キノの旅」シリーズは、主人公の旅人キノとキノの相棒のしゃべるモトラド(二輪車。空を飛ばないものだけを指す)のエルメスが様々な国を旅してまわることになるというストーリーです。キノたちが立ち寄る国々は国民全員が何かペットを飼っていたり、人々にインタビューをすることに力を入れていたり、面白いホラ話をすると食事代がタダになったり、過剰に動物を保護していたり、など特徴のある奇妙な国ばかりなのです。キノたちは様々な国の変な習慣に驚きながらも上手に立ち回り楽しく旅を続けていくことになります。また、キノを追っている剣士シズ一行や若き日のキノの師匠の極悪なエピソード、そして色々と工夫を凝らした「あとがき」などユーモアにあふれた楽しい話が満載です。 国民的人気のある歌姫がいる「歌姫のいる国」へやって来たキノは、そこで誘拐された少女もろとも誘拐犯を皆殺しにするという依頼を受けることになります。お金のために容赦なく誘拐犯たちを追い詰めるキノ。一方、エリアスは「誘拐された少女サラを守り抜く」という約束のために襲い来る銃の達人キノからサラを守る戦いを始めることになるのです。キノは誘拐犯殲滅・人質抹殺という残酷な依頼にあまりやる気が出ませんが、それでもエリアスとサラはピンチの連続に陥ります。今回は爆弾好きな少女ティーを中心にしたシズ一行のストーリーや主人公のキノが悪い殺し屋同然の扱いをうける話などいつもと違う感じのストーリーが多かったように思います。ティー、エリアス、キノの師匠など魅力的な脇役たちが大活躍でとても面白かったです。それにしても「あとがき」という名称すら疑問になる「あとがき」はちょっとどうかと思いました。 ジャンルはブラックユーモア・トラベル・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>キノの旅シリーズ番外編やビジュアルノベルやイラスト集などもあります劇場版キノの旅DVDもあります
2007年03月18日
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ノリで生きている悪友ジャンと一緒にただの水道水を伝説の水と偽って売り生活しているマーガス。しかし、いつまでもインチキ商売を続けていくのに不安を感じるマーガスは「武器屋エクスガリバーの新規オーナー募集」のチラシを見て、突然武器屋になることを思い立ちます。さっそくマーガスはオーナーになるために武器屋エクスガリバーに出掛けることになるのですが、オーナー募集に集まったメンバーはマーガスと付き添いのジャンを含めて七人。そして、そのメンバーたちは見知らぬ少年ケンジを除いて幼馴染みや友人などマーガスの知り合いばかりだったので驚くことになります。当然、前オーナーのルイニが七人の中から新オーナーを審査・面接で選ぶのかと思いきや何故か「七人全員でオーナーをする」ようにという変なことを言われビックリします。しかもオーナー募集の資格は「十八歳以上の方、武器屋での勤務経験のある方、また経営に詳しい知識のある方の応募はお断り」という考えられない内容なのです。露骨に怪しい雰囲気が漂う中、マーガスをはじめとする七人は武器屋のオーナーになることになって・・・。 「七人の武器屋」シリーズは、今まで遊んで暮らしていた主人公のマーガス、ノリで生きる男ジャン、情熱的に途方も無い夢を追い続ける女イッコ、いつものんびりしている女の子ノン、物静かで心優しい大男ドノヴァン、超一流のブリッコ少女ミニィ、コンテストで優勝したことのある天才鍛冶屋少年ケンジの七人が突然武器屋「エクスガリバー」のオーナーになってしまうというストーリーです。武器屋として素人ばかりの七人は、何から何まで手探りで武器屋の経営を始めることになり大騒動になるのです。さらに他の武器屋との熾烈な商売競争や全く在庫のない厳しい状況、詐欺に巻き込まれたり、ドラゴンと戦うことになったり、何度も七人の人間関係や信頼が壊れそうになったり、次々と試練が待ち受けることになります。しかし、七人は武器屋としては素人でもそれぞれの個性や特技を活かし、力を合わせて普通では考えられないような経営努力で試練に立ち向かうことになるのです。 最初マーガスたち七人は「新しい環境で自分の可能性を探しませんか?」という台詞につられてほとんど勢いで武器屋の経営を始めることになってしまいます。ところが武器屋という仕事は七人が思っていた以上に大変で何度も挫折しそうになります。そうした厳しい状況にも関わらず決してあきらめず自分の隠れた才能を見出したり、皆で力を合わせて頑張ったり、武器屋の素人という弱点を長所にしたり、無謀な挑戦に思えることでも最後まで投げ出さずに「武器屋を経営する」という夢を叶えてしまう七人の楽しく痛快な活躍がとても面白かったです。 ジャンルはお気楽武器屋経営ファンタジー。起業ストーリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>七人の武器屋シリーズ
2007年03月17日
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年末、ドイツのアルデマール高校から東京ビアトリス総合大学附属高等学校に転入することになったエメレンツィア。ドイツでは「魔王の剣」などと呼ばれ恐れられていたエメレンツィアはずっと学校の友達ができず一人ぼっちだったので日本でのこれからの学校生活にも不安を覚えることになります。しかし、これから通う学校には親しくなった吉村護や憧れの鷹栖絢子などエメレンツィアを理解してくれる人たちがいるので不安を感じながらも彼らと一緒に楽しく素晴らしい学校生活をおくろうと心に誓うことになるのです。そして新年、護と絢子は生徒会メンバーたちとともに初詣のため神社を訪れていました。ところが生徒副会長・周藤汐音の最悪の髪型の影響でお正月らしい華やかな光景は台無しになっています。そんな障害にも負けず護たちはお正月の恒例でおみくじをひくことになりますが・・・。 「護くんに女神の祝福を!」シリーズは、魔法のような作用を実現することができるビアトリスの制御を学ぶため東京ビアトリス総合大学附属高等学校へ入学することになった主人公の吉村護が先輩であり世界的なビアトリス使いでもある鷹栖絢子と出会い恋に落ちることになるというストーリーです。そして、護と絢子は普通の恋人たちと同じように幸せな時間を過ごそうとしますが、絢子が世界でも三指に入るビアトリス使い「魔女ベアトリーチェ」であったことからテロリストに襲われたり、「魔王」と恐れられるビアトリス使いから挑戦を受けたり、とんでもない事件に次々と遭遇することになるのです。しかし、互いに愛し合う護と絢子は二人の絆の力でこうした障害を乗り越えていくことになります。 シリーズの番外編であり短編集です。初詣の際にひいた「おみくじ」の結果が影響して思わぬ事件に関わることになったり、いつも悪夢のようなヘアースタイルをしている汐音に異変が起きて学校中が大混乱することになったり、痴漢を撲滅しようとして絢子やエメレンツィアが暴れまわったり、エメレンツィアや護の妹・逸美の心情が語られたり、番外編らしくバラエティにあふれた様々な事件が起きます。特に生徒副会長が髪型を変えただけにも関わらず「世界が滅亡する」とか「人類史上かつてない絶望」とか大騒ぎすることになる「世界一えくせれんとな髪の毛」は爆笑でとても楽しく大変面白かったです。 ジャンルは学園ラブコメ・ファンタジー。ラブコメディが好きな人にお薦めです。<終>護くんに女神の祝福を!シリーズ番外編の2巻もでてますコミックやDVDもあります
2007年03月16日
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学校の遠足で虹原市郊外の虹原山にやって来た京介や豊花たち。団体行動が苦手な京介は遠足自体を欠席したかったのですが、以前遠足をさぼったため列車が壊れたりバスジャックに襲われたりとても酷い目に遭ったので災難から逃れるためにも仕方なく遠足に参加することになったのです。虹原山は大した名所などもない地味な場所なので生徒たちは各自適当に遊んだりしていて、京介も昼寝でもして適当に時間を潰す予定です。ところが京介はゴミを不法投棄するために山へ来たマナーの悪い夫婦と頼りなげな光流脈矯正術者の青年の騒動に巻き込まれてしまい、同業者の青年を助けるため元「虹原工業高校の電ノコファイター」と名乗る中年の大男と戦うことになるのです。その頃、風紀委員会の委員長・長谷常彦は突然山の中に現れた巨大な黒獅子を何故か手懐けることになって・・・。 「バイトでウィザード」シリーズは、主人公のクールで無気力な双子の兄・一条京介と騒がしくて野心的な守銭奴の双子の妹・一条豊花が光流脈矯正術者として魔法を使って様々なトラブルを解決していくことになるというストーリーです。「光流脈」とは約千八百年前の巫女が開発した特殊な力で京介や豊花など巫女の血統を継ぐ子孫たちがこの特殊な魔法の力を使うことができるのです。「本家」と呼ばれる団体が「光流脈」を管理しており、京介などのような光流脈矯正術者たちは「本家」の依頼で仕事をして報酬を得ることができます。光流脈使いたちは基本的に長い杖とマントという怪しげな魔法使いのような姿で仕事をしているので人々から胡散臭く思われたりしています。京介や豊花も「魔法を使った」ことで風紀委員たちに目をつけられていて術者、風紀委員、生徒たちの間で大騒動が起きることになるのです。 虹原山で巨大な黒獅子を拾った風紀委員長・長谷常彦は黒獅子をポチと名づけ操り、「風紀を守るため」と主張して学校中を暴れまわります。京介や豊花たちは暴走する長谷とポチを止めようとしますが、黒獅子のポチには何故か光流脈の力が通じず何度も敗北することになるのです。異常な程の強さを発揮する黒獅子のポチ、そしてポチの力を使って「風紀」の名のもとに学校を支配する長谷常彦。「風紀委員なのに自ら風紀を破壊しているのでは?」と考えるのもバカバカしいくらいに大暴走する長谷委員長がとても楽しかったです。また、何度死にそうな目に遭っても黒獅子ポチに立ち向かう京介が格好良くて面白かったと思います。 ジャンルは、学園魔法アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>バイトでウィザードシリーズドラマCDもあります
2007年03月15日
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魔王城の魔王の玉座がある謁見の間。そこでは強大な魔力を持つ魔王と魔王を倒すためにやって来た女勇者が互いに見つめあっていました。魔王は人間どもの様々な伝説にある「勇者が魔王を倒すのは絶対の理」などというバカバカしい説を自らの手で打ち砕くため手下の魔物たちを下がらせて正々堂々勇者と一騎打ちしようとします。一方、勇者は儚く憂いに満ちた表情で絶望を受け入れ、それでも必死に絶望に抗おうと決意しています。そして、勇者は突然立ち止まり「運命に遊ばれて来たわたしですが、最期に一つでも運命に抗いたい」と宣言するとその場に居る誰も予想できない行動に出ることになります。目を閉じた勇者は、魔王にもたれるように身を寄せると何と魔王の唇にキスをしたのです。その瞬間、突風が吹き荒れキスをしている勇者と魔王はもちろん周りの魔物たちにも考えられない事態が起こります。そうしてわけの分からないうちに一瞬にして魔王は勇者に敗れ去ることになって・・・。 「抗いし者たちの系譜」シリーズは、自分を倒した勇者に復讐を誓う前魔王ラジャスと魔王を倒し人間世界・魔物世界を統一して統一帝国皇帝になったサラ=シャンカーラが様々な思惑の中で戦うことになるというストーリーです。サラに敗れたラジャスは魔王としての強大な魔力を失い、剣術と少なくなった魔力のコントロールなどをひたすら磨いて再びサラに挑むことになります。一方、ラジャスを倒したサラは魔族たちを掌握し勇者にして魔王という存在になり、その後魔物軍を率いて人間世界まで征服して皇帝として君臨することになるのです。ラジャスは皇帝になったサラを倒すために帝国主催の武芸会に優勝してサラに近づこうと考えますが、急速に人間世界と魔物世界を統一したサラはいろんな者たちに命を狙われていてラジャスとサラの二人は陰謀の中で再び出会うことになります。 自分を倒した強者サラを必死に追い求めるラジャス、一目で恋におちたラジャスの真摯な思いに応えるために全身全霊をかけてラジャスと戦うことを誓うサラ。しかし、皇帝であり多くの人間や魔物たちから命を狙われていてサラといっかいの戦士に身をやつしたラジャスが正々堂々誰にも邪魔されることなく戦うことは困難です。謀略の皇帝とも呼ばれるサラはその知略で複数の陰謀と戦いながらラジャスの思いに応えようとしますが、サラを狙う陰謀は複雑で危機に陥ることになるのです。勇者と魔王という運命を越えて互いに理解し合い、互いに相手の気持ちに応えようと戦うラジャスとサラがとても素敵で大変面白かったです。それにしても魔王が一瞬で倒されてしまったり、復讐を誓うラジャスとラジャスに恋するサラなど考えられない展開にすごく驚かされました。 ジャンルは、アクション・ラブストーリー・ファンタジー。アクションやラブストーリーが好きな人にお薦めです。<終>抗いし者たちの系譜シリーズ
2007年03月14日
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永命学園の図書館。いつもなら学園一の美少女で図書部副部長の樹睦美が愛想よく応対しているのですが、その日の放課後は睦美の機嫌がものすごく悪く不穏な空気が立ち込めていました。なぜなら睦美の好きな図書部長・月詠読破が一年の女生徒・楠本綴と図書準備室にこもりきりになっているからです。睦美も異界司書を目指している綴の面倒を異界司書の先輩である読破がみているだけだと分かっていますが嫉妬心が抑えられません。そんな中、都市伝説にあるような「哀愁の漂うごつい大男が誰かを探して徘徊している」という噂が広まっていて異界司書の読破と綴も噂にある大男に遭遇し、事件に巻き込まれていくことになるのです。その大男は有名な「F」という怪奇小説と関係があって・・・。 「戒書封殺記」シリーズは、禁断の書物「戒書」を回収・管理する異界司書であり永命学園の「学園最強の図書部長」と呼ばれている主人公の月詠読破が「戒書」に関わるトラブルを解決していくことになるというストーリーです。ドラゴンなどのモンスターを召喚することのできる魔道書、読んだ人間に憑依して人間を操る本など禁断の書物「戒書」には様々な種類があり、異界司書の読破は管理している「戒書」の持つ力や知識を駆使してトラブルに立ち向かうことになるのです。さらにあらゆる「戒書」事件の裏には読破と因縁のある人物「彼」が関わっていて、読破は否応無く「彼」の陰謀に巻き込まれていきます。異界司書見習いの楠本綴はそんな読破を手助けしようとしますが実力不足なので足手まといになってばかりです。また、恋愛に疎い読破は思いをよせる美少女・睦美の気持ちに全く気づかず自らもトラブルを巻き起こすことになるのです。 今回は世界的に有名な怪奇小説がもとになって次々と事件が起きることになり、今まで姿を見せなかった「彼」がついに読破や綴の前に現れます。それとともにどうして読破が異界司書になったのか?徐々に明らかになっていき、有名な怪奇小説「F」の抱えている重い命題にも自分なりの答えを示さなくてはならなくなるのです。「彼」の登場に動揺したり、重い命題に答えるために戦う決意をしたり、恋愛に疎くてとんでもない応答をしたり同性愛者と間違えられたりする読破の活躍がとても面白かったです。 ジャンルは、ビブリオ・アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>戒書封殺記シリーズ
2007年03月13日
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とうとうエクセラの日記を読むことになったミラ。それなりに覚悟をして日記を読み始めたミラですが負の感情が綴られた日記の中の親友エクセラはミラの記憶にあるエクセラとは大きく印象が違い、ショックを受けたミラは眠ったまま意識が戻らなくなってしまいます。そして、朝になり死んだように眠っている師匠ミラを見つけたカルナは声をかけても揺すっても目を覚まさない状態のミラに呆然となります。ミラの状態が眠り病などの病気によるものではなく魔法をかけられたせいだと見破ったカルナは自分ではどうにもならないので魔法を使って病気を治す魔法医を呼ぶしかないと思いつめますが、その時ちょうど師匠の先生だったカルマン先生が訪ねてきて「ミラは私が面倒を看るからすぐに賢者の学院にいるエクセラに会う」ように言われます。行方不明だったエクセラとエクセラの弟子スターリングが「賢者の学院」に現れた理由とは・・・。 「魔法鍵師(ロックスミス)カルナの冒険」シリーズは、魔法の鍵でも開けてしまう特殊な職業・魔法鍵師を目指している主人公の少女カルナが師匠である大陸一の鍵師ミラ、ミラの親友エクセラ、そしてエクセラの魂を乗っ取っているらしい?伝説の鍵師ランキンたちの争いに巻き込まれていくことになるというストーリーです。カルナの師匠ミラの親友エクセラは、世の中にあるどんな鍵でも開けることのできる「マスターキー」を手に入れるため伝説的な鍵師ランキンの魂を自らの体に受け入れました。そしてランキンの魂を受け入れたエクセラは突然性格が変わり、そのまま行方不明になってしまったのです。親友エクセラを助けようとするミラは自分も鍵師になり、エクセラと「マスターキー」の行方を追いかけることになります。一方、カルナも師匠ミラと好きになったエクセラの弟子スターリングを助けるために魔法や鍵師の修行を頑張ることになるのです。 シリーズ完結編です。「賢者の学院」へ向かったカルナは、そこでスターリングやエクセラと再会することになります。そして、カルナはエクセラから「マスターキー」の謎やスターリングの秘密、エクセラ自身の生い立ち、エクセラとランキンの目的など衝撃の真実を知るのです。カルナはエクセラを止めるために師匠ミラの精神に入って「精神の鍵開け」をしなくてはならなくなりますが「精神の鍵開け」はランキン以外成功した者がいない非常に難しい鍵開けなのです。カルナは無謀だと思いながらも皆を助けるために今まで修行してきた全てと師匠ミラを信じて「精神の鍵開け」に挑みます。鍵を施すのは中のものを盗られたり見られたりしないためですが、同時に正しい手順を踏めば中にある大切なものに触れても良いということです。鍵を開けることで人々の心の扉を開け、心を通じ合わせようとするカルナや鍵師たちがとても素敵で感動的で大変面白かったです。 ジャンルは鍵開けハートフル・ファンタジー。感動的なストーリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>魔法鍵師(ロックスミス)カルナの冒険シリーズ
2007年03月12日
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相棒のフェリスに斬り殺されそうな夢を見たライナは、夢の中の自分の首が飛ぶ瞬間目を覚まします。そして、目が覚めてもまだ異様な気配が消えないことに気がついたライナは、現実世界でもフェリスがいつものようにライナの首に剣を突きつけているのだろうと想像するのです。ところがライナの使っている宿の部屋にいたのは、おなじみの金髪美人の相棒フェリスではなく黒い巨体にコウモリみたいな羽を持った見知らぬ化け物。ライナは性格の悪い相棒のフェリスがあまりにも性格が悪すぎて悪魔のような姿になってしまったと気が動転しますが、目の前の化け物が襲ってくるので仕方なく戦うことになります。しかし、化け物の体は異常に頑丈でライナの体術・魔法でもビクともしません。それでも化け物を取り押さえようとするライナですが何者かが新たに部屋に侵入してきて・・・。 「伝説の勇者の伝説」シリーズは、ローランド王から「伝説の勇者が使用していた強力な武器やアイテムを探すように」という命令を受けた主人公のライナが相棒の女剣士フェリスとともに各地をめぐって「勇者の遺物」を探すことになるというストーリーです。しかし「ローランド最高の魔術師」と呼ばれているライナですが一日中眠っていたいという大変な怠け者なのです。しかも相棒のフェリスも「勇者の遺物」を探すことよりも好物のだんごを食べることと変態のライナ(フェリスの頭の中ではライナは変態性欲の持ち主になってます)をこらしめることに夢中です。ライナは常にゆっくり眠っていたいと思うのですがフェリスから事あるごとに「女の敵だ」と騒がれ、仕事熱心な王には任務を果たすように言われ、知り合いの少女ミルクからは「私と将来を誓い合ったのに他の女と逃げるなんて酷い」と見当違いの非難をされます。そんな状態で当然ライナとフェリスの「勇者の遺物」集めは全く進みませんが、しだいに深刻な国々の陰謀や争いに巻き込まれていくことになるのです。 コメディ短編集7巻です。変態揃いのヒューレル一族が支配するイエット共和国にやって来たライナたちは、イエットで世界滅亡の危機に遭遇することになります。しかし、ライナ以外の人々は「変態魔王ライナが世界中の婦女子を妊娠させようとしている」とか「人間では満足できなくなったライナが動物に手を出して未知の伝染病をうつされ世界が危機になっている」とか騒ぎまくり誰も世界の危機とまじめに向き合ってくれません。的外れなことばかりしている登場人物たちが本当の世界の危機と戦ってしまう奇妙な展開がとても面白かったです。 ジャンルは世界の危機アクション・コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>とりあえず伝説の勇者の伝説シリーズ(一部) コメディ短編集です伝説の勇者の伝説シリーズ シリアスな長編です
2007年03月11日
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吸血鬼「ザ・ワン」に支配された和歌丘の町は吸血鬼になった人々や眷族の人狼たちによって完全封鎖され、コンピュータ類も吸血鬼たちに管理されて外界から引き離された状態になってしまいました。吸血鬼たちはその存在が巨大な権力と軍事力と影響力を持つ舞原家に発覚して退治殲滅されることを恐れているのです。そして、吸血鬼たちは舞原家に対抗するため和歌丘に潜伏している舞原サクラを捕まえようと吸血鬼の能力を使って包囲網と情報網を張り巡らせることになります。一方、吸血鬼の侵略を防ぐことができなかった三鷹昇、鴨音木エレナたちは強大な吸血鬼の力に一度は絶望しかかりますが、再度仲間たちと結束して吸血鬼に立ち向かいます。彼らは吸血鬼の恐怖が支配する町で生き延びながら反撃のチャンスである恵みの雨を待つことになりますが・・・。 「悪魔のミカタ」シリーズは、主人公の堂島コウが死んでしまった恋人・冬月日奈を生き返らせるため悪魔のミカタとなって悪魔と契約した人間たちの魂を集めることになるというストーリーです。しかし、悪魔と契約した者たちは願いを叶えるために悪魔から「知恵の実」と呼ばれるマジックアイテムをもらっていて、コウは魂を集めるために強力なマジックアイテムを持つ者たちと勝負しなくてはならなくなります。そんな中、コウに協力している舞原イハナは謎の多い「知恵の実」の情報を得るために長く生きていて物知りな吸血鬼「ザ・ワン」を招くことになるのです。ところが「ザ・ワン」は舞原家に協力するつもりは全くなくて舞原家の人たちを出し抜き、悪魔のミカタである堂島コウを狙い和歌丘を侵略することになります。 小学生ながらレジスタンスのリーダーである三鷹昇、吸血鬼になりかけていても「ザ・ワン」を裏切り友人たちを救うため戦う鴨音木エレナ、吸血鬼「ザ・ワン」の第二人格である三輪方遼子に執着されている木下水彩、「知恵の実」の事件に関わっている海藤重彦たちは協力して吸血鬼と戦います。しかし、吸血鬼と戦いながら吸血鬼に日常を破壊されて絶望しかかっている人々をまとめることは困難で同じ人間との間でも争いが起こることになるのです。しかもエレナが完全に吸血鬼になるといっきに形勢が傾くので時間とも戦うことになっていきます。吸血鬼が支配する町の中であらゆる手段を使って人々を勇気付け困難に立ち向かう昇、エレナ、水彩たちの姿がとても感動的で大変面白かったです。 ジャンルは吸血鬼アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>悪魔のミカタシリーズ最新刊もでてますドラマCDもあります
2007年03月10日
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2月14日のバレンタインデー。桜くんは片思いの静希ちゃんからチョコレートをもらうことを想像して異常に興奮したり、変な妖精たちが飛び回る妄想をしたり、クールに装ってないとチョコレートをもらえないかもしれないと悩んだり、いつにも増して挙動不審です。そして、男子トイレに飛び込んだ桜くんは「静希ちゃんからバレンタインチョコをもらう練習」を始めることになります。ところが「どめるべきゃッ!」という轟音とともにトイレの個室がいきなり破壊され、ドリルのように回転する鋼鉄の棘付バット「エスカリボルグ」を構えた天使の少女ドクロちゃんが登場します。桜くんは女の子であるドクロちゃんが男子トイレに入るなんてダメだと主張しますが、ドクロちゃんは全く耳を貸さずトイレに閉じこめた桜くんの腕を砕いてトイレの中に流したりバイオレンスな光景が繰り広げられることになるのです。さらに桜くんはドクロちゃんから悪趣味で恐ろしいチョコレートを食べさせられることになってしまい・・・。 「撲殺天使ドクロちゃん」シリーズは、未来の世界からやって来た可愛らしい天使の少女ドクロちゃんが将来変態的な発明をして世界を滅亡させる主人公の桜くん(フルネームは草壁桜)を鋼鉄棘付バット・エスカリボルグで撲殺するというストーリーです。ドクロちゃんは桜くんが勉強をしたり変態的なことを考えたりその他何か事あるごとに桜くんを撲殺することになりますが、本当に抹殺してしまうと桜くんが可哀相なので「ぴぴるぴるぴるぴぴるぴ~」という呪文を唱えて死んだ桜を生き返らせることになるのです。ドクロちゃんの他にも貧乏な天使の少女サバトちゃんやドクロちゃんの妹ザクロちゃんも桜くんを殺そうとしますが、今のところ桜くんは世界滅亡をたくらんでいないので何とか説得することにより桜くんは生き延びることになります。しかし、相変わらず少し変態的な桜くんをドクロちゃんが撲殺して、桜くんが死んだら呪文で復活させるという奇妙でおかしな日常が繰り広げられることになるのです。 バレンタインデー、お花見、そして修学旅行。桜くんはイベントのたびに静希ちゃんと仲良くなろうと頑張ることになりますが、その度にドクロちゃんが過激な行動で桜くんの前に立ちはだかり桜くんの野望を阻止します。しかし、ドクロちゃんは逆らう人を問答無用で魔法を使って動物に変えたり、行動が過激すぎて人々に迷惑をかけたり、暴走してしまって大変なことになります。久しぶりに読んで流血シーンが多いのでビックリさせられましたが、理不尽で何を起こすか分からないドクロちゃんが面白かったです。また、今回はものすごくトリッキーなあとがきに驚かされました。 ジャンルは学園流血撲殺コメディ。コメディが好きな人にお薦めです。<終>撲殺天使ドクロちゃんシリーズ特別編もでてますコミックもありますDVDもあります
2007年03月09日
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女王に即位して一年。仲間の盗賊たちが死んだり女王になって周囲の環境が激変したり色々なことがありましたが、ルビーウルフは女王である自分がいることでグラディウス王国の人々が平穏に暮らすことができるので王城での窮屈な生活を我慢して頑張ってきました。しかし、最近隣国の王后が懐妊したという報せが入り周囲の人々から「うちの女王陛下にも早く跡継ぎを作ってほしい」という要望が大きくなり、ルビーウルフは困ってしまいます。ルビーウルフも跡継ぎをどうするのか考えるのは女王として当然のことだと思うのですが、特に結婚したい相手がいないのに国の発展のために適当な相手と子どもを作ることには抵抗があります。そして、そんな悩みの中でルビーウルフは女王即位一周年を祝う式典に臨むことになるのです。ところが大事な式典の最中、ルビーウルフは突然空間の裂け目から現れた生白い手に王の証である神具「導きの剣」を奪われてしまって・・・。 「紅牙のルビーウルフ」シリーズは、盗賊として幸せに暮らしていた主人公のルビーウルフが突然神国グラディウス王家の血をひいているということで無理矢理女王にされてしまうというストーリーです。ルビーウルフの盗賊仲間たちはグラディウス王国内の争いによって命を落とすことになり、ルビーウルフは仲間の仇を討つためにグラディウスの女王になりました。盗賊として自由に生きて来たルビーウルフにとって窮屈な女王の生活は合いませんが、疲弊して問題ばかりのグラディウス王国を救うため盗賊の誇りを持ちながら盗賊らしく国を治めていくことになります。しかし、創造神の体の一部が変化してできた「神具」を持つ4つの神国には謎の神具「全知の書」という脅威があり、今回ルビーウルフは神具をめぐる陰謀に巻き込まれて大変な目に遭います。 「全知の書」とは多くの知識を与えてくれるという神具のことなのですが見た者は誰もいなくて伝説上のものとされています。しかし伝説には「全知の書」と4つの神具が揃うと神が復活すると言われていて、神国の王族たちは神具を失って神が復活すると世界がどうなってしまうのか分からないので過剰なまでに「全知の書」を警戒しているのです。ところが何者かの陰謀によりグラディウスの神具「導きの剣」と隣国の神具「裁きの天秤」が奪われ、「全知の書」を持つという謎の一族の存在が明らかになります。突然の神具消失、敵の本拠地である霧に包まれた謎の島ローラーティオー、「全知の書」の謎、そして思いもかけない人物の裏切りなど予測のつかない過酷な試練に挑むルビーウルフたちの活躍がとても面白かったです。 ジャンルは盗賊冒険アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>紅牙のルビーウルフシリーズ
2007年03月08日
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マモルが教室に入ると愛里が妖怪のっぺらぼうが出るという噂を広めていました。さらに日本刀を握り締めた挙動不審な椿が突然やって来て「いいから一緒に来い」とマモルを校舎裏に連れて行きます。そこでマモルは椿から「お主のよこした手紙のことで話がある」と言われるのです。ここ数年手紙を書いていないマモルは戸惑いますが、椿が手紙と主張する物体がどう見ても葉っぱなので余計わけが分からなくなります。翌日、マモルは山芽とホタルの二人からそれぞれ「昨日マモルに告白されて恋人同士になった」と唐突に思ってもみないことを当然のように言われたり、謎の忍者軍団に襲われたりします。そして、何が何だか分からなくなってしまったマモルは「自分は殿様の血筋の者を守る忍者に違いない」という自分に都合の良いことを信じ込んでしまうのです。一方、椿は何者かと結婚式を挙げようとしていて・・・。 「陰からマモル!」シリーズは、普段さえない高校生に変装しているものの実はスゴ腕忍者という主人公の陰守マモルが「お隣の紺若一家を守る」という400年前からの一族の掟により幼馴染みで天然ぼけトラブルメーカーの紺若ゆうなを秘密裡に守り抜くことになるというストーリーです。マモル自身、とっくに主君が滅んだのに現代になっても忍者の掟により一家揃ってコンニャク作り名人の子孫を守り続けるのはどうか?と思うのですが、一族の伝統となぜか常時トラブルに巻き込まれるゆうなを放っておけず必死に彼女を守り抜くことになるのです。また、格好良い忍者というマモルの真の姿を知っている剣術少女・椿、くノ一少女の服部山芽や雲隠ホタルたちはマモルのことを好きになりますが、マモルは自分がモテることに全く気づいてなくて彼女たちを戸惑わせることになります。 今回、マモルは可愛らしくもすごい能力を持つ動物たちに振り回されて女の子たちに迫られたり、幻覚を見せられたり、覗き魔に間違えられたり、とんでもない目に遭わされます。マモルも忍術を使って動物たちに対抗しようとしますが、所詮は動物という油断や人間を凌駕する能力には勝てず苦戦することになるのです。可愛い外見に似合わない能力でマモルや人々を大混乱させる不思議な動物たちの活躍が可笑しくて楽しくて大変面白かったです。そう言えばこのシリーズに登場する甲賀最強の忍者も動物でした。動物ってすごいですね。 ジャンルは忍者アクション・ラブコメディ。ラブコメディが好きな人にお薦めです。<終>陰からマモル!シリーズコミックもでてますDVDもあります
2007年03月07日
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九州を仕切っている大和嵐率いる「大和組」は、合成人間アスカの襲撃により混乱状態にありました。一方、叶省吾は行方不明の渡辺拓己を捜すため九州に渡っている如月士郎から連絡を受け九州へ行く決意をするのです。しかし、視力がほとんどない省吾一人ではとても九州に行くことができないのでバイオウェーブ増幅砲導入のためにやって来た安楽新壱に「イズミに会わせてやる」という約束で手伝ってもらうことになります。しかし、九州の関所を管理している自警集団「伊納社中」が「大和組」との争いで首領の息子を失っていて微妙な情勢にあり安全なのか危険なのか分からない状況なのです。その頃、大和嵐は自分が「大和嵐」と名乗るきっかけとなった不思議な出来事を思い出していました。嵐の記憶にある電磁シールドを破って空から落ちて来た人物・狼の正体とは・・・。 「イズミ幻戦記」シリーズは、主人公の渡辺拓己と叶省吾が「有機融合」により合体してイズミという絶対無敵のスーパーヒーローなり、暴走して人間たちを襲っているマザーコンピュータ「ジュリア」に率いられた武装アンドロイドや合成人間たちと戦うことになるというストーリーです。ストーリーが始まる数年前、マザーコンピュータ「ジュリア」のシステム暴走によって人類が築いてきた高度機械化社会文明は完全に崩壊していて、拓己や省吾たちのいる日本は全土を強力な電磁シールドで覆われ孤立化している状態です。その中で生き延びた人間たちは、武装アンドロイドなどに襲われながらもゲリラ組織として団結し何とか生活しています。そして拓己と省吾は行方不明の少女・響子を捜すために京都まで旅をすることになるのですが、「ジュリア」に創造された強敵・合成人間たちに襲われ何度もピンチになります。それでも二人は絶対無敵のイズミに変身して合成人間たちを撃退していきます。しかし拓己と省吾は京都で最強の合成人間アスカと遭遇し、イズミに変身したにも関わらず敗北してしまうのです。その後、拓己が行方不明になり仲間のサイボーグ傭兵・如月士郎が拓己を捜すため各地を旅することになります。 何年かぶりの「イズミ幻戦記」の続きです。行方不明だった拓己が見つかったことで合成人間アスカや如月士郎、合成人間を指揮する風間祥、そして拓己の相棒・省吾など重要人物たちが続々と九州に集まってきます。そんな中で渡辺拓己に何があったのか?大和嵐の過去の記憶を通して謎が少しずつ明らかになっていくのです。また、九州の人々も謎の多いイズミやアスカについて興味を持ち始めることになります。今のところイズミは登場しませんが、謎の存在イズミをめぐり徐々にストーリーが進行していき登場人物たちも出揃ってきました。たくさんの登場人物たちがイズミをめぐってどう行動するのか?予測のできない展開が面白かったです。だた、イズミ本人の活躍が見られなかったのが少し残念でした。 ジャンルはSFアクション・ファンタジー。SFやアクションが好きな人にお薦めです。<終>真・イズミ幻戦記シリーズイズミ幻戦記シリーズイズミ幻戦記の完全版もでてます真・イズミ幻戦記シリーズは、イズミ幻戦記シリーズの続編です。イズミ幻戦記シリーズを読んでから読むといっそう楽しめます
2007年03月06日
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調べ物をする予定の探偵・赤柳初朗に連れられて深い森の中にある奇妙な洋館「伽羅離館」へやって来た大学生の海月及介、加部谷恵美、山吹早月たち。バイトとして赤柳を手伝うために来た加部谷たちですが、目的地までの険しい道のりや一面壁ばかりに見える風変わりな「伽羅離館」などに驚くことになります。しかも「伽羅離館」の主である美少年・神居静哉は超能力者として一部の人々に知られていて信者たちと一緒に暮らしているのです。加部谷たちは驚くことばかりで絶句しますが、超能力者・神居静哉を取材しに来たという新聞記者・富沢健太や鈴本倫子たちとともに「伽羅離館」の中に招待されます。建物の中に入っても「写真を撮ってはならない」「いつの間にか開けられなくなっている扉」「つながらない携帯電話」など奇妙なことが次々と続くのですが加部谷自身も不思議な超能力を体験することになって・・・。 「Gシリーズ」は、殺人事件などを推理することが大好きな大学院生でありお嬢様でもある主人公の西之園萌絵が後輩の海月及介や加部谷恵美、山吹早月たちとともにギリシャ文字が関わる奇妙な事件を解決することになるというストーリーです。ストーリーの中では、どうしてギリシャ文字が使われているのか?今のところ明らかにされていませんが事件の裏にはSMシリーズから登場している天才科学者の影がちらつきます。今回、加部谷は神居静哉の超能力を体験することになり同じ部屋の中にいるはずなのに他の人から姿が見えない、加部谷側からも他の人たちの姿を見ることができないという奇妙な状態に陥ることになるのです。さらにその後、「τになるまで待って」という変な名前のラジオドラマの直後に密室殺人が起きて加部谷たちは密室殺人と超能力体験の謎を解き明かそうと知恵をしぼることになります。 深い森の中、雷鳴や豪雨、おかしな構造の建物「伽羅離館」、超能力と密室殺人、そして「τになるまで待って」というラジオドラマ。何が起きても動じなさそうな海月君はともかく加部谷たち普通の人間は次々と起こる奇妙で異常な出来事に翻弄されることになるのです。また「伽羅離館」は行き来が難しく簡単に連絡がとれない場所にあり、しかも扉が開かなくなって建物の中の人々は困ってしまいます。そんな中、事件を解決するため西之園萌絵と無理矢理同行させられた犀川先生はヘリコプターで「伽羅離館」に駆けつけることになります。どうして密室で殺人が起きたのか?二つの密室トリックを登場人物たちとともに考えるのが大変面白かったです。それにしても無理矢理ヘリに乗せられてしまった犀川先生がちょっと可哀相でした。 ジャンルは、密室殺人ミステリー。ミステリーが好きな人にお薦めです。<終>GシリーズSMシリーズ(一部)Vシリーズ(一部)四季シリーズ(一部)GシリーズはSMシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズの続編なので先にSMシリーズ、Vシリーズ、四季シリーズを読んでから読むといっそう楽しめます
2007年03月05日
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トーリアス警部に連れられてマルタ・サギー名探偵事務所にやって来たリッツ・スミスは、壊れたユニコーンの骨格標本や色の組み合わせが良くない黄金蝙蝠の凧、インチキに違いない詳細世界地図などガラクタばかり溢れた事務所の室内にビックリします。しかも部屋の主である名探偵マルタ・サギーは行儀悪く椅子を逆向きにして背もたれを抱え込み、味の無い茶色の紅茶を「不味い、不味い」と言いながら飲んでいるのです。訳あって仕方なく探偵助手をすることになったリッツは、変人全開のマルタにたいして「嫌でもおいしい紅茶を淹れてやるから覚悟しろ!」と有能な助手ぶりを見せ付けることになります。そして、頼もしい助手を得た名探偵マルタ・サギーは永遠のライバルである怪盗ドクトル・バーチが絡む事件の解決を依頼されるのです。しかし、犯行声明の「ドクトル・バーチ」の名刺はニセモノで・・・。 「マルタ・サギーは探偵ですか?」シリーズは、主人公の高校生・鷺井丸太が偶然入ったコンビニで不思議なカードゲームに関わり、異世界に飛ばされてしまうというストーリーです。丸太が奇妙なコンビニで手に入れたカードは「名探偵」のカード。異世界のオスタス市に飛ばされてしまった丸太は元の世界に帰る方法がさっぱり分からないので、とりあえず異世界で生活していくためにマルタ・サギーと名乗り「名探偵」のカードを使って探偵の仕事を始めることになるのです。今まで普通の高校生だった丸太にはどうやって探偵の仕事をすれば良いのか?分かるはずがないのですが、カードの力を借りて事件を解決してしまうという反則的な方法で仕事をしていきます。しかし、オスタスでは「カード使い」のことは秘匿しなくてはいけなかったりマルタ・サギー自身が殺人事件など恐ろしい事件と関わるのが嫌だったりして全然仕事の依頼がなく、どんな事件も解決できる「名探偵」のカードを持っているにも関わらず貧しい生活をおくることになります。 「マルタ・サギーは探偵ですか?」シリーズの短編集1巻です。マルタは貧乏や記憶喪失でピンチになりますが、マルタのことが好きな怪盗ドクトル・バーチやしっかり者の助手リッツに助けられて何とか探偵をしていくことになるのです。一方、怪盗ドクトル・バーチは変装をしたり、本来の姿である貴婦人マリアンナ・ディルベルタとして大好きなマルタを秘密裡に援助していくことになります。怪盗のドクトル・バーチが貧しい名探偵マルタを助けるため様々なプレゼントをしたり、わざわざ事件を起こしたり、懸命に奮闘する姿がとても笑えて大変面白かったです。また、探偵として問題があっても優しくて純粋なマルタの行動に心が温まりました。 ジャンルは、異世界探偵ミステリー・ファンタジー。探偵ストーリーやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>マルタ・サギーは探偵ですか?短編集2巻マルタ・サギーは探偵ですか?シリーズ(長編です)
2007年03月04日
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「みなさん こんにちは 硝子先生のよくわかるレジンキャストミルク虚軸編です」今日は「虚軸」(キャストと呼びます)の成り立ちについて勉強します。まず一限目は「仮想観測」です。「仮想観測」とは、このシリーズの基本となる考え方で「この世界における物体や事象は観測されることで成り立つ」というものです。誰にも「観測」されなかったら本当にあるものでも存在するとはいえません。逆に言うと本当は存在していなくても「仮想観測」で無いものをあると強く認識するとそれが存在するということになってしまいます。そして、この「仮想観測」により生まれた別の世界が「虚軸」なのです。二限目「虚軸」。このストーリーの登場人物たちは滅亡した別世界「虚軸」の力を取り込んだり、自身が世界にたいする固定剤となり不安定な「虚軸」を現実世界に存在させています。例えば別世界「虚軸」からやって来た硝子は、固定剤である主・城島晶の力を借りて現実世界に存在しています。その代わり硝子は晶の言うことを聞いて異能の力を使わなければなりません。最後にプリン好きな硝子が「虚軸」を作るとプリン王国を作ることも可能で・・・。 「レジンキャストミルク」シリーズは、主人公の城島晶が別世界からやって来た硝子や「虚軸」に関わっている学校の仲間たちとともに「虚軸」を操作して人々を苦しめる「無限回廊」(エターナルアイドル)と戦うことになるというストーリーです。城島晶は「虚軸」と関わったことで別世界からやって来た硝子と出会うことになりますが、「無限回廊」によって家族を殺されてしまいます。そして、晶は家族の仇を討つため平和な日常世界を守るために「無限回廊」と戦うことになるのです。しかし「虚軸」を操ることのできる「無限回廊」は晶や硝子の身近な人々を無理矢理「虚軸」に巻き込み、彼女たちの「虚軸」の異能を利用して晶たちを苦しめようと策略をめぐらします。そして、硝子の親友・姫島姫の存在を乗っ取った「無限回廊」は、ひめひめ(姫島姫のニックネーム)の身体を人質にして硝子に激しい揺さぶりをかけることになります。 別世界からやって来た硝子には普通の人間の感情はないはずですが親友・姫島姫の姿で現れた「無限回廊」に動揺を隠せません。さらに硝子はクラスメイトの男子に海へ誘われてどうすれば良いのか?分からなくなってしまいます。一方、晶の仲間である舞鶴蜜も「無限回廊」に親友の直川君子を狙われて混乱することになるのです。そして、心を揺さぶられた硝子と蜜は「無限回廊」の陰謀によって最悪の危機に陥ることになります。親友を何とか救おうと一人で「無限回廊」に立ち向かう硝子と蜜の姿がとても切なく感じられました。それからひそかに着々と陰謀が進行していく不気味な展開と驚愕のラストシーンが凄まじくて大変面白かったです。 ジャンルは学園陰謀異能アクション・ファンタジー。アクションや陰謀ストーリーが好きな人にお薦めです。レジンキャストミルクシリーズコメディのれじみる。もでてます
2007年03月03日
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猫耳宇宙人キャーティアからのクリスマスプレゼントで地球人類は気軽かつ安全に宇宙に行くことができる軌道エレベーターをもらうことになりました。軌道エレベーターとは成層圏の外の衛星軌道までゆっくり上昇・下降できる巨大なエレベーターのことです。しかし、「地球人類の皆様へ」贈ったプレゼントなのに世界中の各国は軌道エレベーターの管理・所有権をめぐり主導権争いを始めることになるのです。そんな中、キャーティアと親しくしている騎央やアオイ、アントニアたちはキャーティア母船に招待されることになります。各国の軍隊をできるだけ刺激しないようにして軌道エレベーターを使い、キャーティア母船に向かうことになる騎央たちですがアントニアが病気になり急遽行けなくなってしまいます。そして、アントニアの代わりにアントニアのアシストロイド(様々なお手伝いをする可愛らしいロボットです。宇宙人たちの間に広く普及しているものです。)「へいほん」が母船に行くことになります。しかし、「へいほん」は新しいコンセプトで開発された扱いが難しいアシストロイドで・・・。 「あそびにいくヨ!」シリーズは、猫耳宇宙人キャーティアのエリスがキャーティアの代表として地球へやって来ることになるというストーリーです。エリスは地球の人々と仲良くなるために日本の沖縄にやって来ましたが、地球の人々は宇宙人をどう扱うのか?揉めることになるのです。そして、日本政府や米軍、特殊な思想の秘密結社などはエリスをどうするのかをめぐり大混乱することになります。主人公の沖縄の高校生・嘉和騎央は、偶然知り合い友達になったエリスを助けようと地球とキャーティアの友好のため頑張ることになり、騎央の友人アオイや幼馴染みの真奈美も地球とキャーティアの友好樹立に協力することになるのです。また、猫耳教団の教祖であり大富豪のアントニアも猫耳が大好きなのでエリスたちに全面協力することになります。ところが猫耳宇宙人と敵対している犬耳宇宙人も地球に来ていてエリスたちの邪魔をすることになっていきます。 エリス、騎央、アオイ、そして「へいほん」はキャーティア母船を訪れます。地球人の騎央やアオイは、はじめて見るキャーティア母船の様子や宇宙人の生活スタイルに驚くことになるのです。一方、キャーティア母船のクーネ艦長はエリス、騎央、アオイの三角関係を進展させようと画策しています。そうした中、「へいほん」が原因でとんでもないことが起きキャーティア母船は大混乱に陥ることになっていきます。直径10キロのスペースが8つもある驚きの広さ、猫耳宇宙人が三万人も快適に暮らしている環境、そして宇宙人たちの独特な生活習慣など不思議なことがいっぱいのキャーティア円盤の中がとても面白かったです。また意外な進展を見せるエリス、アオイ、騎央の三角関係の行方も楽しかったと思います。 ジャンルは猫耳SFコメディ・ファンタジー。SFやコメディが好きな人にお薦めです。<終>あそびにいくヨ!シリーズコミックやドラマCDもあります
2007年03月02日
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奈落の悪意の糸に絡め捕られた桔梗を救うため霊廟・梓山へ向かったかごめ。しかし、桔梗を救うことができる弓を手に入れるためには山の精霊が見せるかごめ自身の心を反映させた幻に打ち勝たなくてはならず、かごめは犬夜叉たちを憎んでいた頃の桔梗の幻を見せられて心を惑わされます。それでも何とか試練を乗り越え弓を手に入れることに成功したかごめですが、その頃すでに桔梗や仲間たちの元に奈落の魔の手が迫っていて瀕死の桔梗は絶体絶命の危機に陥るのです。仲間たちは桔梗を守ろうと奈落に立ち向かうことになりますが弥勒は風穴を使うことができず、鋼牙も四魂のかけらで強化された足がいつ動かなくなるか分からず奈落に追い詰められていきます。しかし、桔梗は身動きができない状態にもかかわらず奈落をいっきに浄化する機会を狙っていて・・・。 「犬夜叉」シリーズは、妖怪たちが跳梁する戦国時代を舞台に半妖(半分人間半分妖怪)の主人公の犬夜叉が妖怪の力を増大させる宝玉「四魂の玉」を悪用する奈落を倒すため仲間たちとともに戦いの旅に出ることになるというストーリーです。犬夜叉は奈落の陰謀により恋人だった桔梗を殺され宿敵・奈落を倒そうとしています。現代からやって来た女子高生のかごめは奈落に対抗できる巫女の力があることと一緒に旅をしてきた犬夜叉を好きになったため犬夜叉を助けようと奈落に立ち向かいます。法師の弥勒は奈落からうけた呪いで妖怪など何でも吸い込む風穴を手に入れましたが奈落を倒さないと自分自身も風穴に吸い込まれてしまう運命です。家族や仲間など大切な人々を奈落に殺された妖怪退治屋の珊瑚、妖狼族の鋼牙たちも敵を討つために奈落を狙っています。また、犬夜叉の兄・殺生丸も犬夜叉と奈落の争いに巻き込まれ奈落と戦うことになっていきます。そして、術によって死から甦った桔梗は自分自身を殺した奈落に復讐するため奈落と対決することになります。しかし、狡猾な奈落は多くの人々に狙われながらも様々な陰謀をめぐらし、「四魂の玉」の力を使って犬夜叉たちを返りうちにしようとしているのです。 犬夜叉たちは桔梗を殺すためにやって来た奈落と全面対決することになります。そんな中で桔梗は全霊力をかけて奈落を浄化しようとし、奈落も邪気を集めて桔梗を倒そうとします。一方、殺生丸も奈落を倒すため天生牙を使いこなす試練を受けることになり、二度と戻ってこられないという冥界へ行くことになるのです。犬夜叉たちと奈落との凄絶な決戦がとても面白かったです。犬夜叉はその戦いで大切なものを失うことになりますが同時に今までの思いに決着がつくことにもなります。戦いが終わった後のあたたかい光が悲しいけれどとても感動的でした。 ジャンルは戦国妖怪アクション・ラブストーリー・ファンタジー。アクションやラブストーリーが好きな人にお薦めです。<終>犬夜叉シリーズ(一部)犬夜叉1~47巻セットもあります
2007年03月01日
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