2007年07月02日
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 魔書使いクリストフ・デルガルとの戦いで傷つきボロボロになって逃げて来たジネットを匿うことになったリュカ。ジネットは魔法の力で何とか存在を保っており深刻な状態ですが、このままの状態で何日か安静にしていれば少しずつ回復してそれなりに動けるようになります。しかし、動けるようになったとしても完全な回復は望めない状態なので、その後もし再び敵と戦うことになったとしたら今度こそ確実にジネットの命はありません。そして、ジネットを案じるアルト老は「ジネットが完全に回復しない原因は自分の回復以外に魔法を使い続けていることにあるから、もしもの時はその魔法を解いてもよいか」とリュカに尋ねるのです。死んだリュカの体を生かしているのはジネットの魔法なのでその魔法が解かれてしまえばリュカはそのまま死んでしまうことになります。しかし、ジネットが死んでしまえば自然とリュカにかかった魔法も解かれるので結局リュカも死んでしまいます。リュカは「このままジネットが無駄に死ぬより自分が死んでジネットが助かった方が良い」と理解しますが・・・。
 「銀月のソルトレージュ」シリーズは、有名な物語にもなっている大昔の伝説に登場する魔女、騎士、姫たちの争いに主人公のリュカ・エルモントが巻き込まれていくというストーリーです。二百年前の伝説に登場する古き王国は当時の第一王女が起こした内乱によって滅んでしまいました。その際、恐ろしい力を秘めた魔法書が流出したことで魔法書の代役・不死者(レヴナント、レヴナントは魔法書と融合した存在です)や魔法書の力を使いこなす魔書使いたちが生まれることになったのです。そうした魔法使いたちは約200ある魔法書の数だけ存在し長い年月の間互いに争っており、リュカはジネット姫と騎士レオネルの争いに巻き込まれて戦うことになります。魔法使いではないリュカですが幼馴染みの少女アリスを学院中の男から守るため膨大な決闘経験があり、自然とリュカの命を救ってくれたジネットのために戦います。また、リュカの身体には何故か最強の魔法書「ひとつめの嘘」(ソルトレージュ)が隠されていて魔法使いと戦えるようになるのです。
 ジネットを自分の家に匿うことになったリュカは、リュカが魔法と関わっていることを伯父のアルベール・エルモントと学院の魔書使いライア・パージェリーに知られてしまいます。普通なら魔法使い同士争わなくてはなりませんがジネットもアルベール、ライアも「リュカを魔法に関わらせて危ない目に遭わせたくない」ということで一致していて緊張感は漂うものの何とか戦いを回避することになります。ところがジネットを追って魔書使いクリストフが学術院に侵入することになり、戦えないジネットと「ひとつめの嘘」(ソルトレージュ)に関わるリュカたちに危機が迫るのです。1巻から続く「ひとつめの嘘」(ソルトレージュ)とリュカに隠された驚くべき謎が明かされたり、リュカの家族の秘密や今回登場するライアとの関係そしてリュカの運命など嘘と真実の交わった驚愕の展開が大変面白かったです。また、刻印した物に命令を与えて動かすことができる魔書使いクリストフとの息詰まる戦闘もとても良かったです。
 ジャンルは魔術アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>

銀月のソルトレージュシリーズ





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最終更新日  2007年07月02日 17時20分35秒
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