2007年07月06日
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 偽王の身代わりとして処刑される罪のない少女を救うため敵国シスタスの街ロックローズに潜入したフェンたち。シスタス側の目的は反逆者を処刑することで戦争で疲弊する民衆の怒りをそらすことと少女を救出するためにやって来た偽王を罠にかけることにあり、フェンたちは敵の内部に入って情報を操作することで少女救出の機会をうかがうことになります。ロックローズにいる兵には神殿に属する僧兵、民間から国防・侵攻のため集められた軍兵という二つの組織があってフェンたちは親密に連携しているとは言えない二つの組織の隙をつくことになるのです。そうしてフェンたちの作戦により何とか捕まっていた少女を助け出すのに成功しますが、脱出する間もなく今度は近衛隊を率いるグレッグ・アーヴィングがフェンたちの前に立ちはだかることになり絶体絶命になってしまいます。「戦わなければ何も得られない。脆弱で非力なお前に誰かが救えるか?」と問うアーヴィングにフェンは「人々が争わない方法があれば良い」と思いながらも言い返すことができず・・・。
 「フェンネル大陸 偽王伝」シリーズは、無実の罪を着せられて故郷のストライフ王国を追放された主人公の王女フェンベルク(通称はフェンです)が知り合った仲間たちとともに様々な形態の国々をめぐり旅することになるというストーリーです。偉大な王がいると言われるソルド王国でトラブルに巻き込まれたフェンは、知り合いの人々を助けるためソルド王国を侵略するためにやって来た大国シスタスと対立することになってしまいます。そして、「シスタスの皇王こそが世界で唯一の王。世界を一つにするために他に王と名乗る存在は許さない」と宣言し、他の国々を侵略するシスタスに対してフェンは自ら「偽王」と名乗り戦いを挑むことになるのです。滅亡しそうな国の危機を救ったり、小国が連携してシスタスに対抗するのを手助けすることになるフェンたちですが、根本的な解決のためシスタスに潜入して侵略戦争を始めた原因を探ることになっていきます。
 アーヴィングの言葉により、フェンは「力がなければ何も守れない」と打ちのめされてしまいます。「無力な自分に何ができるのか?」と思い悩むことになるフェンですが、各国をめぐる中で得た「腕力や権力だけが全てではない」ということを思い出し、再び自分が偽王としてできることを為す決意をします。そして、フェンは仲間たちの力を借りてシスタスの皇王のいる場所へとたどり着き、そこで思いもよらない真実を知ることになるのです。一方、ソルド王国騎士見習いのロカは、友人だったアシュレイを取り戻すため必死に奮闘します。「フェンネル大陸 偽王伝」シリーズのひと区切りです。謎めいたシスタスの事情がついに明らかになり、争いにも決着がつくことになります。王とは人の上に立つものではなく、人の間で人々を繋げていくもの。王の名に敵意があるなら受けて立ち、王の名に希望を求めるならそれを背負う。困難を乗り越えていく中で自分なりの答えを見つけ、偽王としてその信念を貫くフェンの活躍が大変感動的でとても面白かったです。またフェン、ロカ、アシュレイの友情が復活してホッとしました。
 ジャンルは冒険アクション・ファンタジー。ファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>


フェンネル大陸 偽王伝シリーズ










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最終更新日  2007年07月06日 17時30分11秒
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