2007年07月12日
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 あらゆる人間に擬態し少女ばかりを虐殺している「獣」(テリオン)のオフリス・ペインキラーと戦っている日向子は、右足の負傷と出血多量で危機に陥っていました。しかも廃線になった暗い地下鉄の通路では夜目が利かず、オフリスに圧倒的有利な状況です。日向子はオフリスからの「死にたいのか?」という恐ろしい声に体が震えて止まらなくなってしまいますが、「わたしの誕生日は6月16日」と呟く独自の精神集中法を繰り返し、何とか逃げる機会を探すことになります。しかし、とうとうオフリスの触手に捕まってしまった日向子は身動きがとれず絶体絶命になってしまうのです。そんな時、突然レディ・バットと呼ばれる謎の鳥が現れ、理由も分からないうちに日向子は助かります。一方、夜中に怪しい人影の正体を探りに来ていた拓也は得たいの知れない剣を所持したセーラー服姿の美少女を発見することになって・・・。
 「天空のアルカミレス」シリーズは、子どもの時の記憶を失くしている主人公の高校生・篠宮拓也が「獣」(テリオン)と戦う少女・久慈日向子や兄妹同然に育った篠宮礼菜を守るため「獣」(テリオン)と戦うことになるというストーリーです。「獣」(テリオン)とは神話や伝説などで言われる妖魔や妖怪など闇の眷族たちのことで本来なら繁栄を続ける人類文明の陰で歴史に埋もれていくはずの存在でした。高い身体能力や様々な特殊能力を備え、古くから「人類の敵」と恐れられるテリオンでしたがそれぞれが個々バラバラに活動していたので被害が最小限に抑えられ人類の脅威とはなりえない種族です。しかもテリオンは変身することがなければ普通の人間と同じ姿で同じように生活しているので自然と人類に淘汰されるのは時間の問題でした。ところが何者かがもたらした「戦器」(オニクス)によりテリオンは本来の力を取り戻し、単独ではなく組織的に行動するようになったのです。これにより交通事故死亡者数よりはるかに少ないとは言え毎年数百人程度の犠牲者が出るようになり、人類は「未知の生物に襲撃される恐怖」を背負いながら暮らさなくてはならなくなりました。
 拓也は同じ高校に転校してきた久慈日向子に心惹かれるようになってオフリスとの戦いに巻き込まれることになってしまいます。一方、妹同然の礼菜は拓也と日向子が仲良くする状況に嫉妬しますが、同時に失われた恐ろしい記憶が少しずつ甦ることにもなり精神的に不安定になるのです。そんな中、誰にでも変身できる能力を持つ(テリオンは人間に変身できるものの基本的に一定の姿にしか変身できません。オフリスの変身能力は特別です)オフリスがひそかに拓也たちに迫り、平穏な日常生活が破壊されていきます。人知れず忍び寄るオフリスの魔の手、失われた記憶に隠された恐ろしい真実など学園ラブストーリー風の展開に忍び込む恐怖が伝わりとても面白かったです。また、ラストシーンは衝撃的でビックリしました。
 ジャンルは学園ホラー・アクション・ファンタジー。ホラーやアクションが好きな人にお薦めです。<終>

天空のアルカミレスシリーズ








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最終更新日  2007年07月12日 17時18分55秒
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