2007年12月03日
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 卒業式が終わり、在校生の伊依は学園祭の時に仲良くなった卒業生の虚島罠奈との別れを惜しんでいました。伊依は怪造学者になるという夢を叶えて就職する予定の罠奈を祝福しながらも心強い先輩の卒業や執拗に隠蔽された宿敵ヴェクサシオンの正体とその対抗策を思い不安をつのらせることになります。そうして幾日が過ぎた三月の下旬、伊依はちょっとした口論で親友の魅神香美とケンカをしてしまいました。そして、「仲直りしなくちゃなぁ」と呟きながら歩く伊依は公園の自動販売機前で左右非対称の翼の飾りをつけた異様な格好の少女と出会うことになるのです。志田桐涼女と名乗るその少女は「お金は天下の回りもの!だったらきちんと回ってよ!投入したあたしの百二十円はどこの異空間に飛んでいったんだよぉー!最後のお金だったのにちくしょーっ!」と自動販売機相手に真面目にケンカをしています。お節介かもしれないけれど放っておけないと感じた伊依は涼女に声をかけることになるのですが、「みじめなあたしを笑いにきた神様の手先かぁっ!」「都会の人間が他人に優しくするなんて信じないんだぁっ!」と絶叫されてしまい困ってしまうのです。さらに涼女はケンカ中の親友・香美のことを知っているみたいで・・・。
 「アンダカの怪造学」シリーズは、人間と怪造生物(モンスター)との共存を夢見る主人公の空井伊依が夢を実現するために奮闘することになるというストーリーです。舞台は異世界アンダカから怪造生物(モンスター)を召喚する技術・怪造が普及する世界なのですが、多くの人々は怪造生物=危険と考えており「怪造生物は友だち」と主張する伊依の考えは全く受け入れられません。そんな中、怪造生物と友だちになることで深い絶望から救われた伊依は何としてでも「人間と怪造生物は友だちになれる」という考えを広めようと頑張ることになるのです。しかし、恩師が怪造生物に殺害される事件が起きたり、最悪の怪造生物「魔王」が伊依の力を利用しようとしたり、アンダカの怪造生物同士の戦争が人間の世界に影響したり、邪悪な怪造生物ヴェクサシオンが暗躍したり、伊依の夢の実現の前には次々と困難な試練が立ちはだかることになります。それでも伊依は困難に負けることなく「怪造生物は友だち」という自分の考えを貫き、周囲の人々にも自分の考えが間違っていないことを納得してもらえるように奮闘することになるのです。
 香美の幼馴染みだという涼女は「香美は存在自体が疫病神だからあたしが戦略兵器として役立ててあげないといけない」などと言って伊依を怒らせます。そして、考え方が根本的に合わない伊依と涼女は互いに対立することになり、新入生歓迎イベントとして開催される怪造生物のレース大会・魔王杯で勝負をつけることになっていきます。ところが涼女が取り仕切る魔王杯は涼女に圧倒的に有利になっていて、しかも召喚したモンスターに本人の精神を乗り移らせて参加するというありえないイベントだったのです。伊依は涼女の用意した恐るべき罠に苦しみながらも友人の遊に助けられて頑張ります。様々なモンスターに乗り移った生徒たちが入り乱れて地獄のような場所でレースを行うという「魔王杯」が大変面白かったです。そして、過酷なレースを通して伝わる伊依や香美たちの友情がとても感動的で良かったです。また、前巻では明かされなかったヴェクサシオンの正体も判明することになります。
 ジャンルは学園召喚友情アクション・ファンタジー。アクションやファンタジーが好きな人にお薦めです。<終>


アンダカの怪造学シリーズ


セットもあります










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最終更新日  2007年12月03日 18時08分38秒
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