2008年06月23日
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 次々と解けていく十二支の「呪い」。それでも早く呪いが解けなければ一生監禁されることになる夾、十二支の「呪い」が消えれば絆もなくなり独りぼっちになってしまうと恐れる慊人、そして草摩家に関わる人々は「今までずっと解けることなく草摩家を呪縛し続けてきた呪い」が解けかかっているという信じられない変化に戸惑い焦ることになります。そして、その急激な変化は関わる人々の心を大きく揺さぶることになって病院送りになる人が激増したり、重大な秘密が明かされたり、連鎖的に波紋を広げていくことになるのです。透も殺されかけたり、大ケガで入院したり、思ってもみない母の死の真相を聞かされたり、大好きな夾から「幻滅だ」と言われてしまったり、短期間で激動の試練に見舞われます。しかし、そうした変化は悪いことばかりではなく互いの思いを強く結びつけることになったり、覚悟を決めるきっかけになったり、今まで逃げて来たものと向かい合うことによって良い方向にもつながっていきます。そんな中、大昔に叶えられなかった十二支の猫の願いがついに成就することになって・・・。
 「フルーツバスケット」シリーズは、両親を亡くし家もなく苦労している主人公の少女・本田透が「異性と抱き合うと十二支の動物に変身してしまう」という呪いに苦しめられている草摩家の人々と交流するうちに自分も草摩家の人々も救っていくことになるというストーリーです。大好きな母・今日子を失った透は、毎日バイトで働きテントで一人暮らし学校にも通うという厳しい生活ながら前向きに一生懸命頑張っていました。そんなある時、透はそれぞれねずみ・猫・犬に変身してしまう秘密を持つ草摩家の由希・夾・紫呉たちと出会い、秘密を知ってしまったことで一緒に暮らすことになるのです。突然、男性三人しかも異性に触れると動物に変身してしまうというやっかいな体質の人々と同居することになった透は多少戸惑い驚くことになりますが、すぐに動物に変身する「十二支の呪い」を受け入れクラスメイトでもある夾や由希と仲良くなります。そしてその後、他の十二支憑きの人々とも出会い大変ながら楽しい日々を過ごすことになっていきます。しかし、十二支憑きの人たちは「動物に変身する」ということで普通に生活できるはずなく、自分の家族からも草摩の一族からも忌み嫌われ迫害されていたのです。特に草摩家当主・慊人は、十二支憑きの者たちにつらく当たり苦しませます。そんな中、透は明るく優しい態度で接することで十二支憑きの人々の心を癒し、また呪いを解こうと頑張ることになります。
 かなり遅くなりましたが最終23巻まで読みました。ついに十二支全員の呪いが解けることになり、またずっと気になっていた今日子さんの死の真相についても明かされます。そして、透・夾たちの新たな旅立ちが始まるのです。とにかく全員が待ち望んでいた「十二支の呪いが全て解ける」という悲願が達成されて良かったと思います。呪いが解けたおかげで今まで束縛されていた未来が開け、登場人物たちそれぞれが自分の思ったとおりに人生を歩いていくことができるようになりました。十二支の呪いによる絆自体はなくなってしまいましたが、今まで互いに支えあい喜びも悲しみも分かち合ってきた絆は残ります。そして、それは登場人物たちそれぞれが別々の道を歩むことになっても消えることなく、その後も皆を支え続けることになるでしょう。そういうわけで私は「フルーツバスケット」という物語の終わりというよりも「登場人物たちそれぞれの幸せの始まり」という面をより強く感じました。ハッピーエンドで感動的で大変面白かったです。
 ジャンルは、ハートフル・ラブストーリー・ファンタジー。心が温かくなる感動的なストーリーが好きな人にお薦めです。<終>


フルーツバスケットシリーズ(ガイドブックも含め一部紹介)



全巻セットやTVアニメDVDなどもあります















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最終更新日  2008年06月23日 16時09分53秒
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