2010年08月11日
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真庭語

真庭語

価格:1,155円(税込、送料別)


 「究極的には・・・頭領など誰でもよいのだ」「・・・・・・」「人を作るのは所詮は立場、というような話でもある。我とて、頭領になる以前はただの血気盛んな若者であった。あの頃の我を知る者には、今の我は滑稽でさえあろう」「・・・かもしんないね」そう受ける狂犬の言葉がどこか弱くなったのは・・・その頃を鳳凰を知る連中のほとんどが鬼籍に入っていることとは無関係ではない。もっとも。狂犬の視点で言わせれば、真庭鳳凰は子どもの頃からすでにずば抜けた才覚を示していた。「誰でもいいってんなら、あんたがひとりでやり続ければいいだろうさ。わざわざ十二頭領制なんて導入する必要はないだろう」「それでは改革になるまいよ」突然頭領の数を一人から十二人に増やす改革をすることになってしまった真庭忍軍。この滅茶苦茶な改革は・・・。
 「真庭語(まにわがたり)」は、頭領を十二人に増やすという無茶な改革を見守ることになってしまった主人公の不死身の忍者・真庭狂犬が個性が強すぎる際物揃いの「十二頭領候補」たちの繰り広げる悲喜劇に振り回されるストーリーです。乱世であった頃、商売敵の相生忍軍との間で激しい抗争に明け暮れていた真庭忍軍は、頭領である真庭鳳凰の指示で頭領の数を十二人に増やすことになってしまいます。「戦国の乱世を生き抜くため、組織改革が必要」だと言うのですが、忍者の世界で指揮系統が無茶苦茶になってしまったら組織自体が成り立ちません。しかも真庭忍軍の忍者たちは変人揃い。頭領・鳳凰の命令で「誰が頭領にふさわしいのか?」相談された観察者・狂犬は、仕方なくこの変な任務を引き受けることになるのです。
 真庭忍軍は「刀語」シリーズに登場するやられ役の忍者集団です。今回の主人公である真庭狂犬も「刀語」シリーズに登場しており、信じられないようなすごい忍術を使って活躍していたりしますが、結局やられてしまいます。中には、活躍する間もなく一瞬で倒されてしまう不甲斐ない頭領もいるほどです。とにかく「真庭忍軍」と言えば「やられ役」なのです。この「真庭語」では、そんなやられ役の忍者たちが何と!主役として登場していて、とても意外でした。真庭忍軍の特徴は何と言っても頭領が十二人もいる「十二頭領制」です。「刀語」シリーズを読んだ限りでは、出てくる頭領たちが比較的弱い印象だったのであまり役に立つ制度ではなかったように思えます。しかし、「十二頭領制」がどうやって出来たのか?ということは、登場人物たちが変人変態揃いということもあって、その悲喜劇が大変面白かったです。全くやる気なしの者や変な平和主義者、忍者にさっぱり向いていない者、意味不明で理解し難い者、などそんな変な者たちが頭領になってしまう展開が痛快でした。
 ジャンルは、時代劇忍者アクション・コメディ・ファンタジー。アクションやコメディが好きな人にお薦めです。<終>
刀語(第1話)

刀語(第1話)

価格:1,029円(税込、送料別)

刀語(第12話)

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刀語シリーズ(全12巻)


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最終更新日  2010年08月16日 09時14分02秒
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