赤組☆へべれけ観戦記

赤組☆へべれけ観戦記

2008年10月13日
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【第88回 天皇杯全日本サッカー選手権大会 3回戦】
 ◇日時  2008年10月12日(土)13:00
 ◇場所  小瀬スポーツ公園陸上競技場
 ◇観衆  4,420人
               0-1 
  ファジアーノ岡山  0       1  ヴァンフォーレ甲府
               0-0
 ◇得点

















 小瀬スタジアムは、収容人員17,000人(メイン6,050人、バック5,950人、ゴール裏5,000人)で、すべて椅子席となっており、桃スタより多少こぢんまりとしているが、桃スタの椅子席15,589席を上回っている。
 陸上のトラックのレーンが8レーン(桃スタは9レーン)であることや、トラックとゴールの間のスペースが狭いなど、予想外にゴール裏からは、ピッチが遠くには感じられない。

今日の観客数は、天皇杯の3回戦ということで、4,420人と、いつものJリーグの熱狂的なスタジアムの風景ではなかった。










 ファジアーノ側の応援は、ゴール裏には、声出し隊80人、座って応援100人、さらにメインスタンドに20名ほどで総勢200人くらい。関東在住の岡山県出身者や他のJやJFLのクラブのサポターも随分と応援に来てくれていた。

 ダンマク設置を終え、いよいよ応援開始。
 本邦初公開の「桃太郎さんチャント」。今朝の6時半頃に、甲府へ向かう車の中で歌詞が決まったらしい。
 元歌が元歌だけに妙にかっこつけた歌詞では、かえって田舎っぽさ満載となるが、あえて、ダサダサな歌詞にしたことによって、かっこよくなるという美的センス、そしてインパクトの大きさは素晴らしいの一言につきる。(笑)
 チャント(応援コール)には、(1)選手を鼓舞するもの、(2)サポーターを鼓舞するもの、(3)両方を鼓舞するもの と3つあるが、桃太郎さんは、このいずれにも属さない不思議なもの。今後も、超アウェイな場面でしか、登場しない幻のチャントになるかもしれない。

J's Goal では、「岡山の誇りが小瀬に登場。桃太郎の歌のリズムで「おかやまけん」と連呼。奥の深そうなサポーター集団。」と紹介されていた。


 桃太郎さんチャントが終わった瞬間、われわれが、経験もしたこともないようなとてつもなく大きな声の波に飲み込まれた。さすがに、J1を経験した甲府サポ、はっきりと歌詞が聞き取れるほどの大音量。
 ファジアーノサポは、一瞬ひるみ、動揺が走った。
 しかし、「負けんなよ、負けんなよ、わざわざ来たんだぞ」の声が飛ぶ。もう、この状況では、やりきるしかない。恥ずかしさとか、そんなの忘れて、みんな覚悟を決めたのだろう。
 素晴らしく気持ちの入った、大きな声が出ていたように思う。私も、キックオフの時点で、早くも声が枯れていた。




 さて、13時キックオフ。
 立ち上がりから、甲府に圧倒的にボールを支配される展開ではなかった。もしかしたら、何とかなるという甘い期待がよぎる。
 中盤でのハイボールに対するヘディングでの競り合い、そして足元のボールの奪い合い。ファジの選手は、がむしゃらに奪いにいっていた。勝ちたいという気持ちが、スタンドからも、もひしひしと感じられる。
 中盤で、相手ボールを奪ったように見えると、さらに身体を入れられて奪い返される、これがJの実力だろうか。しかし、転びながらも、懸命にボールをキープしようとする川原選手。
 サポからは、そんな選手に対して「負けるな~」と声が飛ぶ。この言葉が、今日のサポターの気持ちを全て代弁しているように思えた。

 前半、ロスタイム1分。前半を0-0でなんとか凌げば、後半、サプライズが起こると思った瞬間、目の前での失点。右サイドからのクロスをゴール前でフリーになっていたFW大西選手に決められてしまった。
 前半のシュート数は、甲府の5本に対して、ファジアーノは3本。






 後半も、ファジの選手はよく走り、中盤でがむしゃらにボールを奪いにいった。
 サイドチェンジを繰り返し、そして、果敢に両サイドから崩す場面もあったが、なかなか正確なクロスがあがらずシュートまで至らない。
 一方、守備面では、甲府の細かいパス回しをカットし、ゴール前で何度も決定的なシュートを放たれるが、最終ラインの身体を張った守りた、GK李選手のファインセーブにより追加点を許さない。特に、甲府の強力なFWのサーレス、マラニョン選手にほとんど仕事をさせていない。
 後半17分に投入された武田選手、妹尾選手も、J相手にも通用するスピードで相手をかき回してくれた。
 後半41分、武田選手が相手GKと1対1となったが、相手GKに阻まれて、ため息がもれる。後半、甲府は7本のシュートを放ったが、ファジアーノは、これが唯一のシュートだった。





 0-1の敗戦で、はかない夢は消え去った。しかし、誰も悪くなかった。選手もサポターもみんなよく戦った。勝ちたいという気持ちは上回っていた。しかし、これが実力の差なんだろうか。
 ファジアーノの選手が控え室に戻るときに、メインスタンドの甲府サポから大きな拍手がわき起こった。健闘を讃えるものなのか、激励なのかはわからない。
 そんな光景を見ていると涙が出てきた。それは、よく頑張って力を出し切ってくれたという気持ちもからくるものもあるが、口惜し涙でもある。
 口惜しい負けではあったけれど、けっして惜敗ではなかったというのが実感だ。




  試合後、スタジアムの外で、多くの甲府サポが、「遠くからおつかれさま」、「来年Jへ上がってこいよ」と温かい声をかけてくれた。 
 大スポンサーをバックにある大都会のビッグクラブの、ギラギラした目をした好戦的なサポグループとは違った、この心地よい空気はなんだろう?こんな空気は、刈谷や仁賀保でも感じた。

 木村社長が、100年続くDNAを作ると語っていたが、われわれ地方のクラブは、大都会のクラブとはひと味もふた味も違った温かい血がながれるDNAをもつことを、目指さないといけないのかもしれない。
 初めてのJクラブとの対戦は、仮免許のわれわれが、初めて公道を走る、それもいきなり高速道路を運転するようなものだった。
 そして、ほんの少しJの世界を体験することができた。私たちは、何もかにも、まだまだ足りないものがあると気づかせてくれた意義のある試合だったと思う。








 試合後は、「清月」の イタリアンロール、フジヤマバウム を買いに寄る時間はなかったが、双葉サービスエリアで、「かぼちゃほうとう」。熱々でボリュームたっぷりで、ほんの少しだけ山梨の味を堪能できた。土産に、 信玄桃 信玄餅 も買うことができた。
 そして、25時に無事帰宅。
 運転してくださったQさんは、同行のみなさま、大変お世話になりました。






公式記録

試合動画(山陽新聞「GO! FAGIANO)





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Last updated  2021年02月07日 00時12分42秒
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