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いつもはミステリーが多い私の読書ですが、たまにはこんな本も読んでみました。

不都合な真実
『不都合な真実<An inconvenient truth>』(2006年原書発行)

著者は、クリントン政権時代に副大統領をしていたアル・ゴア氏です。
この本は、連動して映画も公開されました。
この本と映画の影響で、アル・ゴア氏はノーベル平和賞も受賞しています。

本のタイトルである『不都合な真実』ですが、実にアメリカ的な事情によるものです。
現在のブッシュ政権は地球温暖化はない、として京都議定書に未批准しない姿勢を打ち出していましたが、この本は、その姿勢に対して、実はこんなに温暖化があるんだぞ、という米国にとってはまさに『不都合な真実』を突きつけています。
他の国にとっては”当たり前の事実”ですが、米国にとっては”不都合な真実”だったんですね。

本の内容は、一言で言うと、人間が排出する温室効果ガスによる地球温暖化のへの警鐘(+アルゴア氏の自伝)、という感じ。
こう書くと硬い内容に感じますが、本自体はふんだんに写真やデータが掲載されており、非常に直感的に分かるように成っています。
百科事典を見ているようです。

極地方やグリーンランドなんかの氷河が、ここ30年でこれだけ溶けました、というような写真は、あぁ温暖化が進んでるんだな、と思わせます。
本の主張では、このまま行けば、氷は溶け続け、海抜は6~7mも上昇し、地球の気候もすっかり変わってしまう。今のうちに温暖化防止の手を打て、というものです。
まあ、資源は有限ですし、環境負荷をなるべく減らす生き方をしないと、人が人の首を絞めていく状況を加速する、ってことには共感できます。

最近、地球温暖化関係のTV番組やニュースを度々目にしますが、それらに出てくるデータや映像は、この本と大分重複するのではないでしょうか。
また、データの一部は、放送大学の授業でも見たことがあります。
そういう事実からも、この本の内容が疑いようの無い事実に見えます。

ただし、ちょっと醒めた見方をすると・・・
この本は、合間合間にアルゴア氏の自伝が挿入され、氏がいかに昔から環境問題に関心を寄せ、尚且ついかに家族を思って生きてきたか、ということが語られています。
素直に読んでると、なんていい人なんだ、と思えますし、こんな良い人の話だから、とその他の話も信じたくなります。
氏は政治家ですので、自分の主張する政治課題を、いかに民衆に信じさせるか、ということが使命。
そういう意味では、この本は非常に優れたプロパガンダとも言えると思います。
こんな本を書けるとは、凄い政治家です。

ただ、科学的な目線で見れば、この本の内容を100%信じてよいのか、というと、どうもちょっと違うようです。
調べると、アンチ『不都合な真実』という主張をしている方もいっぱい居られます。
先日受講した放送大学の授業(なぜか社会保障の授業でしたが・・)の中でも、そういう本は紹介されました。
いずれそういった本も読んでみたいと思います。









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最終更新日  2008.09.07 22:22:20
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