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June 24, 2005
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フランスで『l'annulaire』というタイトルで映画化されたので、映画を見る前に再読。
はっと絵の浮かぶ掌編なので映画もなかなか楽しみ。

勤務していたサイダー工場で薬指の先を失った少女は、その事故がきっかけで工場をやめ、町を出る。ある標本室の求人を目に留め、少女は新たな職を得る。
そこは、一人の技師と二人の老女のいる、静かな標本室。
封じ込めたい”何か”を標本にするために訪れる客たち。

”失う”とはどういうことなのか。
”何か”を失うことで、その失ったものをより強く心に留めるということは誰しも経験していると思う。
その時、その”何か”は失われたのか、今も在るのか。
読後、毎回そんなことを考える。
美しくてエロティックで怖くて、この小説を○○小説と限定すること自体が愚かかもしれないけれど、わたしは非常に良い、ぞくぞくするミステリだとも思う。

明日、映画を見に行こうと思ってたのに、今調べたらもうやってないんだって……。
ちょっと前に公開されたはずなのに。がっくり。
小さい映画館でやってるところを探すしかないか。





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Last updated  June 25, 2005 06:52:56 AM
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Re:『薬指の標本』小川洋子(06/24)  
kiyu25  さん
この話はちょっとゾクっとさせられるよね。
文庫版の装丁に惹かれて読んだなぁ。
映画化という話も聞いたことある。
なんだか雰囲気のなるミステリアスな映像をちょこっとだけみた。
どう映像化しているのか、気になる! (June 25, 2005 05:13:38 PM)

Re[1]:『薬指の標本』小川洋子(06/24)  
ReiKo  さん
kiyu25さん
>この話はちょっとゾクっとさせられるよね。
>文庫版の装丁に惹かれて読んだなぁ。
>映画化という話も聞いたことある。
>なんだか雰囲気のなるミステリアスな映像をちょこっとだけみた。
>どう映像化しているのか、気になる!
小川洋子作品の中でも、かなり好きなんだよね、この話。すごーく、映像っぽいなぁと思っていて、緒川たまきあたりで映画にならないかと思ってたの。
映画版は予告編しか観てないけど、ちょっと楽しみ。
文庫の表紙、確かに素敵だよね~。 (June 26, 2005 07:11:26 AM)

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