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ワゴンRのオーディオ部分のパネルのリペアです。
普通のパネルの修理ならば難しくないのですが(直すより買った方が安いですけどね)、
今回のパネルは柄が木目調になっているので修理の依頼となった訳です。
しかも、木目の模様はブラックウッドでした。
実に難しそうだなと思ったのでちょっと断った方がいいのかな?という
考えが頭をよぎったのですが、最終的にはこの仕事を請けたんですよ。
しかし、実際にはこの作業で思いっきり嵌ることとなってしまいました(泣)
修理前の痛んだ状況です。
パネルを外していて、痛めてしまったらしいのですが、
表面のクリアの部分が割れたり剥げたりしていて、
色が変わっていたり、剥げているのでかなり目立つ状態でした。
まずは、剥離している部分のクリアを剥ぐ作業から開始です。
出来るだけ元々の模様を残したいと思っていたので、
時間を掛けて伸張にクリアを削ってったのですが、
模様が剥離している部分も多く、結構模様が消えてしまいました。
仕方ないので、消えてしまった部分の模様の復旧から開始です。
模様の復旧までは思った以上に順調にいきました。
さて、次は表面のクリアを吹き付けて仕上げれば完了なのですが、
ココからが試練の始まりでした・・・。
今、通常に使っているクリアとサンディングシーラーを
交互に吹き付ければ塗膜の厚さは出せるだろうと思っていたのですが、
全然厚さが出せなかったんですよね。
これをやる前に、違うタイプの塗料を購入して使っていれば良かったのですが、
作業をしてしまった為にドツボに嵌ることに・・・。
サンディングシーラーをちょっと多く吹きすぎると、白く濁ってしまうので
注意していたのですが、白濁させてしまったのです。
これを修正することに始まったのですが、作業したと思ったらまた前戻ってしまうことと
なってしまいました・・・。
いくら作業しても、はかどらない状態に(泣)
もう、そこからは完全に試行錯誤の状態です。
何かすると、思わぬ所に影響が出たりして、やっては直しやっては直しの
繰り返しとなってしまいました。
当初、3日間の予定が5日間になり、お客様の都合もあったのですが
結局1週間の作業となってしまいました・・・。
しかも、出来上がりの結果はいまいちなんですよね・・・。
お客様には、受ける時にかなり難しいと説明していたので
怒られはしなかったのですが、次の仕事があるかどうかって感じです(泣)
唯一の収穫は、今回かなり嵌っていろいろ勉強出来た為、
次はもっと早く綺麗に直せると思えることです。
もっとも、次にこんな仕事が入るのはいつになるか判らないんですけどね。
仕上がりの写真は、こちらです。
全体で見ると、こんな感じです。