resinkeyのレビューブログ

2016.10.06
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テーマ: 夏目漱石(54)
カテゴリ: 読書について


読み終えると、登場人物の後悔の念が深く感じられ いたたまれず「なんでこの終わり方なのか・・・」と自分まで後悔の念に落ちた記憶があります。

この本は昭和51年に増刷されたようで、色あせ擦り切れ日光で痛んだ状態の「新潮文庫」の本です。

こんな昔から新潮文庫の本は世に出ていたのかと感心します。

ネタバレの無いように本の中身はお伝えしませんが、なかなか読み応えがあり また面白い話でした。僕は「我輩は猫である」を半分まで読みました。この「こころ」は「我輩は猫である」の2/5くらいの分量です。

この「こころ」読んでいる間、僕は時間があればできるだけこの本を開くようにしていました。先が気になって仕方がなかったのです。

最近になってはキャラクターが立っている・立てる、とか、ここで展開を大きくすれば面白くなるからそこで展開する、などといったノウハウが出回っています。

しかし「こころ」ではそれだけでは飽き足らず、登場人物になりきって登場人物の本当の「心」を追求した作品なのでは無いかと思いました。

多分悩み抜いて描いた結果がこの作品なのでは無いかと思った次第です。

ぜひ、皆さんも夏目漱石「こころ」を読んでみてはいかがでしょうか。





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最終更新日  2016.10.06 01:50:38
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