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Dec 1, 2004
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 昨日はカテドラルの前で待ち合わせ、みんなで飲みに行きまし

た。夜、22時のカテドラル。若者たちで集まり、ただ、飲むだけ

なのに、少し、悪いことをするみたい。

 きっと、蝋燭のせいでしょう。ノスタルジアになりました。Sが

気合で蝋燭の火を消します。何だか魔法使いみたいに。一番、Sの

視線がするどいのです。髪は短くて、帽子をかぶってました。私の

隣の女の子なんかは真似をしていました。私もやってみたけれど、

できなかった。蝋燭の炎を見守り、手で包み込み、頭の中では、言

葉に出てこない言葉が、次々、浮かんでは消えて。おそらく、今、

原稿用紙があったら書けるかな、なんて。

 私、フランスに来て太ったらしい。日本にいたときは今より確か

に痩せてた。学校から帰ってくる途中、男友達と話していた。彼は

SやSの仲間たちと仲がいい。だから、私も飲みに合流しているよう

なものなのだ。まだ、私の性格はこの人々には認識されておず、ぼ

おーと考え事に沈みがちな私は、何度も、「気は確かか?」と、た

ずねられる。いつも、こうなのに。別のお兄さんなんか「もう、こ

れ以上、飲んじゃいけないよ。」って。

 あまり、相手してくれる人がいなかったので、少し寂しくて。お

兄さんと話し始めたときは壊れてた、な。言葉さえ上手く使えれば

、なんて、焦ってた。シンプルな言葉で満足できない私がいた。

 Sは結婚するのだよ、なんて言う。へえー、と、思いながら、そ

の言葉に無意識に疲れてくる。ずっと蝋燭の炎に揺られて、心の炎

もまた、揺れているのもある。彼は幸せだろうか?気がつくと、み

んながSを探していることがある。このグループの中で、一番、信

頼が厚いのかもしれない。日本人のつたないフランス語もしっか

り、聞いてくれる。いわゆる、がっしりとした日本通でもある。

 実は私のもう一人の友達にも結婚を約束した彼氏がいます。自分

の人生が何故、決められるのだろう?それは、一大決心ではないか

しら?なんて。

 何度も蝋燭の炎が消され、その度に、はかなくて、結婚もまた、

こういったものかもしれない、と、思われるのです。素直な祝福が

私には出来るのだろうか?日本での思い出がよみがえって、ふらふ

ら帰りたくなって。

 私の気持はどこに行くのだろう?ただ、彼を見つめていることが

あって、彼に見つめられていることがある。それは、もう、ここか

らは遠い話なのだけれど、たまに、私の中に、過去がすっぽり、よ

みがえる。はじめは、彼の指輪に気づかなかった。おそらく、気づ

いた時は遅かった。彼の目の中に吸い込まれる。私の思考回路が止

まって、気づけばもう、離れられないような感覚を覚える。言葉で

気持をごまかして、ただ、側にいて、最高の話し相手であると、と

りつくろう。

 日本を去った時は夏でした。かなり、私は自分を変えたいと思っ

ていて、短いスカートを履いたかと思うと、ひらひらのを着てみた

り、ヒールで歩いたり、無防備に、自分に自信があって、私の服装

というのは、そういう自信を表していて。しかし、さすがに少し恥

ずかしかった。というのも、彼は私が肩なんか剥き出しにしている

と、触れるのです。それが、挨拶代わりみたいで。しかも、私の大

好きなお兄さんは調子にのって、ウィンクを送ってきたり、キスを

なげたり。いつも、失神しそうになっていました。そう、毎回、会

うたび、戦いを挑むかのように、行くまでは慎重で、しかし、会っ

てしまうと、全てががたがた崩れてしまう。絶対、冷たく出来ない

人。ついつい甘くなってしまう人。私がその人への感情を別に、絶

望的な気持で誰かと寝ようと、何だか知らないけれど、守ってあげ

たくなるような。体が疲れて、いつも、うわの空でいても。

 私たちの間に何かが存在するのかしら、と、思いました。心が交

わっているような感覚が体の中にあって、微熱のように暖かくて。

 そうして、私は私の愛に泣いたのかもしれない。結婚、という言

葉の後にもしかしたら、別の愛があるかもしれない、という可能性

に。友情と呼べば、私の言葉は隠れてしまう。彼の気持に確信を持

つことはできないが。お互いに気持があってしまえば、近づいてし

まう。彼は私の先生だった為、会うことは禁じられていました。い

つも、人前で、子供のようにふざけていました。お互いにいたづら

が好きだったから。少しづつ覚えるフランス語で大いに遊びまし

た。彼は自分ではあまり、語りません。私の話しをきくばっかりで

す。どこかからかやってきて、私たちはそれぞれに帰っていく。道

で挨拶をすることも、ままならず、けれど、一年後、またね、そう

言って、別れました。彼もまた、目が潤んでいました。今は遊び歩

いているらしいが、その時の目は潤んでいて、何だか見とれてしま

った。綺麗な人ではあるが、その涙が目に宿っていると、抱きしめ

たくなってしまう。

 人間って、確かに頭で考えてもいるけれど、体でも考えている。

だから、無造作な男女の集まりにおける視線が、意識して一つ一つ

観察していると、非常にエロチックだったりね。もちろん、昨夜も

私、観察していました。お兄さんと話し始めたのも、何度も目が合

うから、というのがある。私を少し気にしてくれて、話しを聞くと

いう体制ができていたから。その間、Sと私の男友達は話しに熱中

。音楽とか剣道とか日本文化、なんて、ね。私はもう少し神秘的に

フランスのことが知りたいかもしれない。この人間と人間の集まり

、の持つ意味とか、ね。匂いみたいなものかな。匂いなんてもので

はなくて、フランス人の持つ臭さ、体臭のようなものをおそらく知

りたいと、思う。

 夜はふけていきました。話ができないジレンマもあったけれど。

私の言葉はまだまだ、完璧ではないけれど。私の話し方は私を貫こ

うと、まわっていました。たくさんの男の子、女の子。わりと、内

向的な人々なのです。そういう入りづらさはありました。相槌上手

になる必要性のようなものが。

 今日は勉強します。明日は朝、八時から授業があるし、その後、

先生とテーマについて話し合うので。けれど、今回は何かをまとめ

るということはあきらめています。頭をもう少しやわらかくした

い。今、考えていること、そんな無数ではないですか。よく本の内

容がつかめないので、余計、分裂しています。





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Last updated  Dec 1, 2004 06:18:00 PM
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cozycoach @ スペイン語 全然、頭に入んないよ、どうしよう Twitt…
康521 @ Re:出発(05/24) お久しぶりデス! アラッ、帰郷ですか?…
くーる31 @ 相互リンク 突然のコメント、失礼いたします。 私は…
cozycoach @ おめでとうございます 今年もよろしく。お互いに切り抜けましょ…
ricecocoa @ Re:仕事依存症(12/22) cozycoachさん どうやら、一人で時間を…

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