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「平成15年5月16日」前日に引き続き一日中病院に詰める。もう彼女はただ眠っているばかりで話はできない。先生と話をして、今日明日が山でしょうと告げられる。先生も、どうしてこんなに早く、とあまりの進行の早さに驚いている。午後、彼女の妹に付添いを頼んで仮眠をとる。でも気になって気になってあまり眠れない。夜は妹に帰ってもらい私がそばにいる。でも何もできずにじっと彼女の顔を見つめているだけ。頻繁に看護士さんが様子を見にきてくれる。この病院に入院できて本当によかったと思う。ナーバスになっていた彼女の不満や、色々な相談事をひとつひとつ丁寧に聞いてくれ、真剣に対峙してくれた。様々な思いを抱きながら、16日が終わりました。
2004年05月29日
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最後の5日間について、聞かせてくれなくてもいいんですという、本当に優しくありがたい言葉を頂きましたが、これを書かなければ何も終わらなく、何も始まらないような気がするので、最後まで書くことに決めました。「平成15年5月15日」この日だけは生涯忘れることがないであろう1日になりました。頭が混乱したまま会社に出勤し1時間ほど経った頃、病院から電話が入りました。極めて危険な状態。昨日あと1ヶ月もつかどうかと言われたばかりなのにどうして・・・。病院に駆けつけてからの状況は思い出すのもつらいので書くことができませんが、彼女の意識は既に混迷した状態でした。私はそのまま病院に泊り込み、ただそばにいることしかできません。ただただ奇跡が起こることのみを信じて。
2004年05月22日
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「平成15年5月14日」またいつものように病院に向かう。あまり話もできない状態になっていて、寝ている彼女のそばにいる。そうしているうちに主治医の先生から話があると呼ばれる。ナースセンターに入って、まず聞かされた言葉は「もう長くは生きられません」その瞬間、なにがなんだか全くわからなくなる。本当に頭の中が真っ白になる。ひざががくがくと震える。すぐに言葉が出ない。気を取り直して、あとどのくらい生きられるのかを聞く。「はっきりとは言えないが、早ければ1ヶ月くらいかもしれません」「一旦家に戻してあげたいが、おそらくその体力もないでしょう」今後のことなどについて先生と話をし終わって、ナースセンターを出る。病室に戻ると彼女がぼんやりした目で私を見つめる。頭の中がこれほどまでに混乱したのは初めてのこと。残り1ヶ月で私は彼女に何をしてあげられるだろうか。私はどいう態度でいればいいんだろうか・・・。
2004年05月20日
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この1年の間に思ったこと、感じたことを書こうかなと思ったけど、よくよく考えると、彼女の日記が12日で途切れています。だからまず彼女が亡くなるまでの、私にとって決して忘れることがないであろう5日間について書こうかなと思います。いつまでも心にとどめておくためにも。「平成15年5月13日」いつものように仕事が終わった後、病院に行く。前日までの腸拡張治療が思うようにいかず、気分は沈鬱の極み。やはりだめなのかななどと思ってしまう。彼女と話をした後、主治医の先生に呼ばれる。今の体力では正直次の治療に入るのは難しいとのこと。痛みがひどくなっているので鎮痛剤の量を増やしたいとの申し入れがあり承諾。病室に戻り彼女と色んな話をしているうちに、急に涙があふれ出て、不覚にも彼女に心配の種を植え付ける結果となってしまった。絶対に彼女の前では涙は見せないと心に誓っていたのに、なぜか涙が出て止まらない。どうしても止まらない。余命について先生から話があったわけでもないのになぜか涙があふれ出る。この日を境に彼女の気力が無くなり、わずか4日後に他界してしまったことを思うと、後悔してもしきれない。あの時もっと励ましてあげたり勇気付けてあげれば、もっともっといっぱい話ができる時間があったのではないか、手を握ってあげられる時間があったのではないかと。私にとっては悔やんでも悔やみきれない記憶として残った日です。
2004年05月19日
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1年ぶりにこの日記を書きます。正直言ってこのHPの画面を読むこと、メイン画面の音楽を聴くだけでもつらかった。今日は彼女の命日。一緒にビール飲んでます。勇気を出して彼女の日記へのみんなからのメールを読みました。そして、がんばってこの日記を書こうと思い直しました。これからは、この1年間に自分が思ったこと、感じたこと、そんなことを書こうかなと思います。毎日は無理だけど。
2004年05月17日
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