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柿崎和泉守@ Re:『天と地と』 Heaven and Earth(04/25) 映画で残念に思ったのは、まず刀八毘沙門…
背番号のないエース0829 @ Re:『ベルリン 映画「風の電話」に、上記の内容について…
Aug 2, 2008
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カテゴリ: Movie

DVDのジャケットや邦題は、まるで『トップガン』か何かのようだが、ちょっと変わった戦争物である。ジョン・ミリアス監督による1984年の作品で、当時の若手スターが多数共演していることでも知られる。

198×年秋のコロラド州カリュメット町。授業中の高校の校庭に突然パラシュート部隊が降下してきた。何事かと校庭に出て行った教師は一撃で射殺される。部隊はソ連軍だったのだ。


実はその頃、米ソの対立は頂点に達していた。ソ連は対米戦争を決意し、先手を打って空挺部隊を送り込む。ジェッド(パトリック・スウェイジ)たちのいる街はロッキー山麓の田舎町だが、近くに大陸間弾道ミサイル基地があるために狙われたのだった。ソ連軍はアラスカ経由で米北西部へ侵入しており、ソ達の影響で共産主義化した中米諸国も同調。キューバ軍はテキサスに上陸、二カラグアもメキシコ経由で米南西部に侵入した。街はソ連・二カラグア軍の共同管理下に置かれ、反抗的な市民は「再教育施設」(と言ってもただの捕虜収容所みたいな所)に送られていた。


ジェッドたち6人は山奥に逃げ、持ち込んだ食料が尽きると鹿などを狩って食いつないでいた。しかしある日、山に来たソ連兵に発見され、止む無く返り討ちにしてしまう。またその報復で自分の父親達が銃殺されたのを知ると、ジェッドたちはソ連軍に対しゲリラ攻撃を開始する・・・。


前半は「突然戦争に巻き込まれたら、君ならどうするか?」「特異な状況に置かれた若者たちが困難にどう立ち向かうか」という「もしも」のストーリーのように思えるのだが、話が進むにつれ、「ソ連が攻めてきたら、君は戦えるか?」という愛国精神を問う内容に変わってくる。さすがは夕力派監督ミリアスである。ソ連陣営が崩壊した現在ではあり得ない話だが、1980年代の制作当時は中米危機が深刻化し、第三次世界大戦を思わせる緊迫した時期であったのは確か。例えば同じ年に公開された『2010』にもその辺の事情が色濃く反映されていた。


とはいえ、本作の設定は余りにも唐突だ。特にただの高校生が対戦車ミサイルを易々と扱い、百発百中の正確な銃撃を行なえるのはどう見ても無理があろう。自国軍による救援や反撃が皆無なのも極端だ。面白いのは相変わらずミリアスならではの世界観、特に自国観で満ちているところ。ミリアスによるアメリカ(人)観は既に他の作品で登場しており、1975年の 『風とライオン』 ではブライアン・キース演じるセオドア・ルーズベルト大統領に「アメリカは孤独」と言わせ、灰色熊がその象徴としている。本作では共産主義諸国と戦っているのはアメリカだけで、欧州諸国は中立し傍観しているという設定になっているし、主人公たちは誰の援助も受けず(といっても米空軍少佐が一時参加)孤独な戦いを続けている。


さて、出演者はパトリック・スウェイジの他にトム・ハウエル、チャーリー・シーン、リー・トンプソンらの若手から、ベン・ジョンソン、ハリー・ディーン・スタントンといったベテランまでなかなか豪華である。しかし若手スター競演という点ではコッポラの『アウトサイダー』(スウェイジ、ハウエルも出演)に先を越されてしまった。 『地獄の黙示録』 で負けてしまった(?)ミリアスはここでも勝てなかった。さぞ悔しかったことだろう(それで 『戦場』 を撮ったのか?)。


結構派手な戦闘シーンもあるのだが、設定が特異すぎて今一つ盛り上がりに欠けるのが残念。銃器や戦車・戦闘機にはそこそこ凝っており、さすがは全米ライフル協会重鎮と感心する。


監督:ジョン・ミリアス
製作:バズ・フェイトシャンズ/バリー・バッカーマン/フレディ・フィールズ
脚本:ケヴィン・レイノルズ/ジョン・ミリアス
撮影:リック・ウェイト
音楽:ベイジル・ポールドゥリス

1984年・アメリカ / 114分 / 評価:3.5点 / 子供:○






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Last updated  Aug 3, 2008 12:25:03 AM
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