~ sapporo, hataraku obachan nikki ~

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2023.06.16
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「三鷹日本語研究所」。

というのが定年後に恩師が作られたホームページでした。
だいぶにアドレスを教えていただいて以来、
何度かのぞいたけれどもどうにも理解できないことだらけで…。

けれど先日久々に、本当に久々に読み直してみたら、
理解できないというのはただの思い込み、先入観で、
先生は細心の注意を払って丁寧に
誰にでも分かりやすいように、解き、語りかけてくれていたのだと気づきました。

思い上がりかもしれないけれと、もしかしたら、
「ここは(あのどうしようもない修論で無理やり学校を出た)私に
伝えようとして書いてくださったのかな」と思える箇所もあって。

そして何か所かにある「この項は、いずれまた改めて詳しく…」という記述にただ胸が痛みます。
どんなにか形に残し、書き上げてから、次の世に向かわれたかったことでしょう。


…今春私が学校に通い始めた時に、
何人もの方から「いくつになっても勉強ですね、素晴らしい!」という声掛けをいただき、
そのお気持ちは有難いと思いながらも
「いや、違う。そういうことではない」という大きな違和感がありました。

人って、自分に残された時間を意識すると、
「ここまではまとめておきたい、形としてまとめたい」と思うんですよね、たぶん。
誰かに認めてほしいわけではない。「わかってほしい」という気持ちとも違う。
上手く説明はできないけれども。

私もそうで、そのためには一度学校に行く必要があっただけ。


年を経るごとに、ぽつりぽつりと周囲の人が亡くなる場面が増えていきます。
その人が持っていた思い、知識、技術。
亡くなった後は、どこへ行ってしまうんだろう。ただ消えてなくなってしまうだけのかな。





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Last updated  2024.05.15 19:28:33
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